ちょっとひといき:「土木系ラジオ+建築系ラジオ合同全体討議!」 - 建築系ラジオ
出演者:武智仁志

ついに始まりますね。
土木系のコアメンバーには、あの西村浩さんがいます。
そうです、 西村浩×山崎亮「自走力のデザインメソッド」 のコンテンツで山崎さんと楽しいトークを展開されていた方です。

声が明るいので、ラジオを聞いているとつられて楽しくなってくるんです。「自走力のデザインメソッド」のコンテンツは、土木系ラジオの前身として伝説のトークになるのではないでしょうか。

さて、僕の「土木系」という言葉のイメージは、
  ・規模が大きい
  ・個体としての外観がなく、大きな景色の一部
  ・外部と内部の境界がない
  ・地下
というものです。

土木系は、建築系での「個体の集まり」というイメージと違って、「分節できない大きな存在」というイメージがあります。大げさに言えば、地球に手を加えるというような。建築のように地球の上になにかを追加していくのではなくて、地球の一部を編集していくような感覚です。

ですから、個の集まりというよりは、背景になってしまうほど、そうですね、大きな「もの」ではなくて、存在とでも言いますか、無意識でも存在が感じられるという感じです。「通い慣れた」橋や道なんて良い例です。

人そのものが快適(快適さとは?という問題もありますが)に過ごせる、室内のような環境ではなく、建築や人や空気や植物などを包み込むような大きなイメージもあります。全てをひっくるめて扱うので、なにか個別のターゲットだけが満足するための「境界」が無いような気がします。

あとは、地下のイメージですね。アルゴリズムを使った建築設計ですと、現在は植物が伸びていくような繊維状の構造体が目立って来てます。境界が溶け出していくようで、これはこれで面白いのですが、地下ですと、逆に境界は強固な壁となっていき、違う方向性が見えてきます。アルゴリズム手法で地下を条件にプログラムで展開すると、どういう形態が生成されるのでしょうね。蟻の巣のようですと、ベタな感じがしますけど。木の根状に広がるのもベタですかね。地下の生物がどう過ごしているかが参考になりそうです。

地下は温度が一定ですし、地震の影響も少なくて済むし、地下水もあるし、最近では、LEDの光源で野菜も育てられるようですので、地下都市への展開も面白そうですね。地上の核の脅威も軽減されますしね・・。地下都市は、環境が密閉できるので、重力を制御できるかもしれませんね。そうすると、地上では実現しにくかった反重力的な斬新な建築ができるとか。ヴォイドの存在が人の生死に大きな影響を与えますね。

海底都市への応用も効きそうです。今後、温暖化とか氷河期がやってくるとか騒がれていますが、地下や海底で、土木と建築の力を発揮すれば問題ないですね。あれ?無責任発言・・?

配信日が待ち遠しいですね!
きっと、目から鱗のトークが展開されますよっ!

・関連項目
■「建築」を超えろ!
西村浩×山崎亮「自走力のデザインメソッド」[1/4]
西村浩×山崎亮「自走力のデザインメソッド」[2/4]
西村浩×山崎亮「自走力のデザインメソッド」[3/4]
西村浩×山崎亮「自走力のデザインメソッド」[4/4]

■r4
山崎亮インタヴュー ランドスケープ・プログラミング
(2010年10月 8日公開)

連載紹介

建築系ラジオのリスナーによる感想コーナーです。 気になってるけど、まだ聞いていないコンテンツの概要を知りたい場合に参考でどうぞ。感想文のリクエストがあれば、お答えいたします(笑)。
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