建築系ラジオ: 2011年6月アーカイブ

2011年6月

震災で思う事

出演者:武智仁志


プレートがぶつかり合う日本において、災害に気をつかえない生き方はかなり危険だと認識させられた今回の震災。
かつて、同じ地に津波が来てつらい目にあったのに、なぜ同じ土地に人々が住まなくてはならなかったのかという疑問があります。人間は、地球上で賢い動物と思い込んでいましたが、争い事の結果や、自然災害に対する経験を生かしきれない歴史をみると、そうでもないもんだと感じずにはいられません。

なにが原因なんだろう。

やっぱり、現代人の価値観が狂ってきているのでしょうか。すべては「お金」です。いや、大事な存在だし、ブツブツ交換を立替えてくれる便利なしくみなのは理解できます。でも、ほとんどの人は、これをより多く得るために、寝る間も惜しんで働いています。電気は便利です。暗くなっても働けますから。各個人の意識はそうではないと言う人もいるでしょう。でも、企業の基本は、儲ける事。前年度と比べていくら儲けたかに腐心しています。やっぱり、このしくみに取り憑かれています。従業員がより良い生活を送れるようにと呪文を唱えながら。

いや待てよ、と思わされたのが、災害の度に建てられる「仮設住宅」。早ければいいんです。お金がかからないから。でも、仮設住宅に入っている自分を想像すると、状況がよくなっていると諸手を挙げて喜べないと思います。家を失った野宿同然の環境と、見慣れた生活環境に似た仮設住宅を比べると、そりゃあ、外からみると改善しているように見えます。

でも、それは、支援者側が一段落つけるための手段に過ぎない。俺はやったよ、良いことをしたよと言い聞かせるために。仮設住宅に住む事になった方たちは、ふるさとを失い、家族も失い、住む家や仕事がないから、またローンを組んであくせくと働かざるを得ない。国は助けると言いますが、結果的に税金をあげる方法しか思いつかない。いや、国も大変な事は分かります。助け合わなければ良くならないことも分かります。

言いたい事は、お金が基準になって、安易な手段をとりやすい体質になっているような気がするんです。日本は。

住まいって、そもそも、他人に任せっきりで建てていいもんなのかなあと思います。建築を目指している僕が言うのもなんですが、住宅メーカーや、建築家に自分の住まいを任せっきりでいいのだろうかと。しかも、ローンというお金を吸い取る掃除機のようなしくみで当たり前に購入をします。で、ローンを返し終わる頃には、体は老いで動けなくなり、家もボロボロ。他人に建ててもらったから、なにをどうさわれば家を修理できるかが分からない。で、また専門家に頼んでお金を払う。でも、働ける年齢を過ぎているから、まず、建て替えなどは難しかったりします。どう考えても、お金にいいように操られているとしか思えません。

じゃあ、どうすれば良いか。
これから書く事は、常識的な頭の良い方達から鼻で笑われるかもしれませんが、とにかく、思ったことを書いてみます。

かつての日本の主な住まいであった、地域の人々の技術が集結した民家。民家の作り方は、電気の消費を見直そうとしている日本のこれからの住まいに大きなヒントを与えてくれると思います。日本の環境にあった工夫の積み重ねは継承して、それを続けることでさらにより良い家になります。お金を出すのではなくて、近所の人どうしがそれぞれの知識を持ち寄って、お互い様で文字通り家をつくるのです。

今では、近所にそんなおじさん達いないでしょ。そうなんですよね。しかも、歴史的に継承していないから、もう知識がゼロになってしまっています。無理矢理やっても日曜大工の延長になってしまう。そこで、教育から見直そうという話が出てきます。人が生きていくのに住まいは、必ず必要です。なのに、専門家ではない人(ほとんどの人)は、住まいに関する知識がありません。これって、本当は異常な事ですよ。必要なのですよ、住まいは。なのに知識が一切無い。ビーバーだって、自分で家を作れます。賢すぎる人間は、効率(お金)を求めて、住まいさえも他人に委ねてしまった。

災害国日本では、建築に関する知識を義務教育から叩き込んでおく必要があると思います。たとえ、既存の建築家という職業がなくなるとしても。(家族単位の住まいは扱わなくなるというだけだと思いますが。)家をつくるのに、お金を払うのではなくて、自分が作った野菜をお裾分けするかのように、家づくりを手伝うという環境。車の免許を当たり前に取るように、建築関係の免許をとる環境。これが実現すれば、じれったい市役所の専門家の都市計画を待つ事無く、自分達で計画が立てられるし、仮設という突貫工事の手順を踏む事無く迅速に動けるようになるのではないかと思います。誤解を恐れずに言えば、本当は、自分を守れるのは自分達しかいないです。

日本国憲法第25条で、『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』と言っています。でも、実際は、ある程度は補助するけど、もう一度ローン組んで家を買い直してねと言っています。根本的な生活を営むのに必要な家を自分達の手でつくりあげることが出来なくなっている国民は、実は、お金を生み出す道具と化しているかのようです。家電頼みの生活もそうです。結局は、高気密、高断熱と繰り返し脳裏にすり込まれていて、電気が絶対必要な生活の仕方が当たり前だと植え付けられているのです。少し前まで、冷蔵庫さえも電気レスでしたからね。地震国日本は、たった一つの手段を持つのではなく、あらゆる他の手段も用意しておくべきでしょう。

被災地の方は、市や県の計画を待つのはじれったくて、自力で危険な地域に店を再会させた方も多くいると、報道で聞きました。知識があれば、正確な判断と行動力が伴うのではないか、近所で助け合える環境になりやすいのではないかと考えます。自分達で行動ができるようになれば、家の再ローン問題と、無職状態の問題がある程度改善されると思います。しかも、消滅しつつある近所付き合いも、普段から協力し合うことで復活します。やっぱりおかしいんですよ、仕事に忙殺されて、家族と一緒にいられなかったり、ご近所とも付き合いができないなんて。電気不足問題も、「夜は暗いから仕事はできない」という当たり前の日常になれば、自殺者の問題も減るかもしれません。これら、書いていることは、大げさに希望的観測に寄っていっているかもしれません。でも、お金の価値以外の価値を認めて、実践できる社会が実現できたら、なんだか幸せそうな気がするのです。いい歳のおっさんがこんな事を考えるのは、あまいですか?

考えるだけでは、ただの思考ゲームでしかないですが、いつの日か行動を起こせるよう様々な準備をすることは大切ではないかと思います。お金と本質を、まずは分けて考えてみるとよりよい答えが返ってくるかもしれませんね。

皆さんは、今回の震災でどのような事を考えられましたか?

震災以後の建築系ラジオをめぐって
2011年の建築系ラジオ

収録日時:2011年6月19日
収録場所:本郷某居酒屋
収録時間:29分19秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:21.1MB PLAY 出演者:近藤洋輔+江藤靖子+都築和義+天内大樹+北川啓介+五十嵐太郎+南泰裕+松田達

6月19日、東京大学の美学芸術学研究室で打ち合わせ後、某飲み屋でラジオ収録しました。建築系ラジオがはじまって3年、3.11の震災から3か月が経ちました。そのことをふまえ参加メンバーそれぞれ建築系ラジオに対する熱い思いを語っています。内容は2011年の抱負、UIA、横浜トリエンナーレなど様々です。とても楽しい会話が展開されているので、ぜひみなさん聴いてください。(都築和義)


・出演者プロフィール
近藤洋輔(こんどう・ようすけ)
1990年愛知県生まれ。静岡文化芸術大学空間造形学科3年。趣味は食事、知らない街を散歩すること。

江藤靖子(えとう・やすこ)
1987年静岡県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業。現代アート制作会社ペイントスタッフ。趣味:美術館めぐり。

都築和義(つづき・かずよし)
1987年愛知県生まれ。豊橋技術科学大学卒業後、現在国士舘大学大学院南研究室修士1年。今の目標は関東の友達を探すこと。

天内大樹(あまない・だいき)
建築系ラジオパートナー。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
建築系ラジオコアメンバー。

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
建築系ラジオコアメンバー。

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。

・関連項目
UIA2011東京大会
横浜トリエンナーレ

大西麻貴+百田有希《二重螺旋の家》をめぐって
オープンハウス後のトーク

収録日時:2011年5月3日
収録場所:上野
収録時間:22分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.9MB PLAY 出演者:五十嵐太郎+南泰裕+松田達+加藤拓郎+長久保麗子

2011年5月3日に行われた、大西麻貴さん+百田有希さんによる「二重螺旋の家」オープンハウスを終えての感想です。中央のコアにチューブが螺旋状に巻きつくような構成の住宅。またそのチューブの上も歩けるようになっており、まさに二重螺旋。この空間を実際に体験した感想や、形式の新しさ・素材感など、大西さん+百田さんの作品の魅力に迫ります。(宮内美紀)

・出演者プロフィール
加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

長久保麗子(ながくぼ・れいこ)
1988年7月4日生まれ。昭和女子大学生活科学部環境デザイン学科杉浦久子研究室所属。趣味、写真、パソコン、お酒、空。

収録日時:2008年9月18日
収録場所:広島女学院大学
収録時間:19分22秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.87MB
PLAY 出演者:山田幸司+小野育雄+折口麻美+新堀学+南泰裕

今回は初期の建築系ラジオ(建築系ラジオLab)で配信された山田幸司の「説教するダイ・ハードポストモダン」 第2回の「石井和絋について」の内容を再放送する回です。2008年の配信を聞いて直島に行った方も多いのではないでしょうか。復習に、予習に、是非お聞き下さい。(堀川佳奈)

*

01B:第2回「石井和絋について」
コーナー名:山田幸司の「説教するダイ・ハードポストモダン」 
オリジナル配信日:2008年9月26日
オリジナルテキスト:

山田幸司さんが学生に向けてポストモダンを紹介します。第2回目は師匠である石井和紘さんについて。54の秘密、直島の建築、ロバート・ヴェンチューリとの関係など、いくつもの側面から迫ります。最近の直島しか知らないという方はぜひお聞きください。聞き役として、広島の建築学生、小野育雄さん、南泰裕さん、新堀学さんら。司会は折口麻美さん(2008年9月18日、広島女学院大学にて)。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:26分49秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.9MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+植松千明+小野寺佑美+彦坂尚嘉+南泰裕+松田達

「建築系文学フリマ」の最終回です。今回は、大学や学生団体から自費出版の刊行物が増えている中、学生達はどのように時間を充てながら作業をしているのか、今後の展開などがそれぞれの視点で語られていきます。そして、商業誌と自費出版との境目とはどこなのか。また、彦坂尚嘉さんによる紙媒体とブログとの比較と展開していきます。最後には、今後展開される媒体のマーケットがどのようになっていくかについて議論されます。これから、大学や学生団体などで自費出版の刊行物を制作しよう考えている方にぜひおすすめしたい内容になっています。(百田圭廣)

・出演者プロフィール
植松千明(うえまつ・ちあき)
1987年神奈川生まれ。信州大学坂牛研究室卒業。現在、日比野設計 幼児の城勤務。幼稚園、保育園の設計を専門に行う事務所にて、念願のこどもの施設に携わる仕事をしています。

小野寺佑美(おのでら・ゆみ)
日本女子大学 家政学部住居学科建築デザイン専攻 3年。

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
建築系ラジオパートナー。

磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:27分33秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.7MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

「建築系文学フリマ」第2部の2回目です。今回はそれぞれの雑誌の編集やデザインはどういうメンバーで分担をしているか、制作の裏側について迫ります。また、建築ジャーナリストの磯達雄さんからのコメントでは、雑誌を作るだけでは終わらせず、その先に現れる雑誌ならではの醍醐味とは一体何なのかを聞くことができます。目的は何であれ、雑誌を作ってみたい、雑誌づくりに興味があるという人には必聴の内容です。(正木哲)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:26分04秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.2MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

今回から「建築系文学フリマ」の第2部(後半討議)の配信になります。大学や学生団体から自主出版の刊行物が増えている現代とはどのような時代なのでしょうか。また、ブログやTwitterといった手軽な情報交換が可能な時代に、あえて出版する目的とはどのようなものなのでしょうか。そして、これらの現象から何が言えるのかについて議論は展開していきます。さまざま葛藤から生まれたそれぞれの刊行物を、実際に手にとって読みたくなる内容になっています。(近藤洋輔)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:20分20秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.8MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

建築系文学フリマと題して行われた全体討議。建築の同人誌を実際に編集、発行している方々に集まって頂き、話をして頂きました。南洋堂書店にて行った収録を全6回にわけてお送りします。その第3回目となる今回は、どうして同人誌発行へ踏み出したのか、発行した同人誌をどのように広めるかについてそれぞれ視点から語られます。(松岡舞)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:17分23秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.5MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

「建築系文学フリマ」をテーマとした討議の第2回目。東日本大震災の前日に行われたこの収録では、実は偶然にも仙台発のメディアが多く紹介された。宮城大学から積極的に情報発信している『DECADE』、東北大学建築学報であるタブロイド版の『トンチク』、若手の書き手を集めた『ねもは』など。それらに加え、東京芸術大学の石川里見さんが編集する一風変わった雑誌『アーキテキタ』などが紹介される。あらためて、東北発の情報に耳を傾けてほしい。(編集部)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:20分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.5MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

「建築系文学フリマ」をテーマとした討議を行った。学生による自費出版、そしてそれに類する新しい紙メディアが増え始めている。今回の建築系ラジオでは、それらの紙メディアを実際に編集している学生らに全国から来てもらい、建築ジャーナリストの磯達雄さんをコメンテーターとして、南洋堂書店を舞台に、新時代のメディアをめぐって討議を行った。第一回目では、せんだいスクール・オブ・デザインの五十嵐スタジオにて生まれた『S-meme』、そして京都大学の学生が発刊したばかりの『super nova』が話題にあがります。(編集部)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。


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