建築系ラジオ: 2012年1月アーカイブ

2012年1月

シネマアーキテクチャー 第二夜
映画から2011年を振りかえる

収録日時:2011年12月20日
収録場所:東北大学
収録時間:24分22秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.7MB PLAY 出演者:五十嵐太郎+佐久間雄基+三浦和徳

今年から本格的に開始される五十嵐研映画ゼミ(後半)の配信です。「2011年に上映された映画」を振り返りながら、メンバーがそれぞれの視点で映画を語っていきます。制作側の視点、歴史的背景、文化のちがいと多岐に渡る映画の見方を楽しめる内容となっています。「なるほど、確かに!」と振り返った後は、いつもと違った視点で映画を見てはいかがでしょうか。(北本直裕)

・出演者プロフィール
五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

佐久間雄基(さくま・ゆうき)
東北大学大学院五十嵐研究室博士課程在籍。

三浦和徳(みうら・かずのり)
東北大学五十嵐太郎研究室所属。
収録日時:2011年11月16日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:29分25秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:27.6MB
PLAY 出演者:菊地翔悟+遠矢善徳+南泰裕

レビュー作品:カステルヴェッキオ美術館《カルロ・スカルパ》
今回の南研デザインレビューはa+u9月号から、イタリアの建築家カルロ・スカルパの「カステルヴェッキオ美術館」です。こちらの美術館は中世のお城をリノベーションしたもので、竣工するまでとても長い時間を要しました。展示空間は格子戸によって和のテイストを感じたり、光の操作によって様々な空間が表現されています。スカルパ作品の中で一度は見てみたい作品のひとつだと思います。(都築和義)

・出演者プロフィール
菊地翔悟(きくち・しょうご)
1990年生まれ。国士舘大学南研究室学部4年。
趣味...靴磨き

遠矢善徳(とおや・よしのり)
1988年生まれ。国士舘大学南研究室学部4年。
趣味...読書。

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー。

・関連項目
新建築社
収録日時:2011年3月23日
収録場所:カフェキューブ
収録時間:18分29秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.46MB PLAY 出演者:南泰裕+菅野英人+中川晋介+栃原比比奈+彦坂尚嘉

クレーの制作の秘密に迫る美術展を見て、美術家の彦坂尚嘉と建築家の南泰裕が中心に討論を展開して、クレー芸術の芸術分析を展開した力作のラジオ収録です。(彦坂尚嘉)



・出演者プロフィール
菅野英人(すがの・ひでと)
写真家

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

南 泰裕(みなみ・やすひろ)
建築家、国士舘大学教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメーション作家

・関連項目
パウル・クレー展ーおわらないアトリエ 京都国立近代美術館(東京国立近代美術館に巡回)
収録日時:2011年11月16日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:26分57秒
PLAY 出演者:千明弘典+西川良輔+南泰裕

レビュー作品:ソニーシティ大崎 《山梨知彦+羽鳥達也+石原嘉人+川島範久/日建設計》
南研デザインレビュー、新建築9月号から「ソニーシティ大崎」です。JR大崎駅前にある地下2階、地上25階の研究開発型オフィス。東側壁面には気化熱を利用し周辺気温を下げるバイオスキンを設け建物自体を冷やすと共に都市のヒートアイランド現象を緩和する。卓越風に対する見付け面積を小さくし風が流れやすいように扁平な配置としている。駅とは2階のペデストリアンデッキで繋がっている。(西川良輔)

・出演者プロフィール
千明弘典(ちあき・ひろのり)
1989年生まれ。国士舘大学南研究室学部4年。
趣味...ゲーム

西川良輔(にしかわ・りょうすけ)
1989年生まれ。国士舘大学南研究室学部4年。
趣味...無趣味

・関連項目
新建築社

忘年会2011@神楽坂 [後半]

収録日時:2011年12月18日
収録場所:神楽坂某居酒屋
収録時間:23分29秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.0MB PLAY 出演者:天内大樹+南泰裕+五十嵐太郎+彦坂尚嘉+江藤靖子+栃原比比奈+糸崎公朗

建築系ラジオメンバーによって行われた2011年の忘年会の収録の後半です。ここでは、「メタボリズム」をキーワードに語っていきます。日本建築界発の最大のマニフェスト「メタボリズム」とはいったいなんだったのでしょうか。森美術館で行われた「メタボリズムの未来都市展」の解説から、自然、人、体と多岐のわたる濃厚な内容です。(近藤洋輔)

・出演者プロフィール
天内大樹(あまない・だいき)
建築系ラジオパートナー。

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
建築系ラジオパートナー。

江藤靖子(えとう・やすこ)
美術家。1987年静岡県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業。趣味:美術館めぐり。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家。1965年長野県生まれ。東京造形大学卒業。写真家・美術家。「非人称芸術」のコンセプトのもと、「フォトモ」「ツギラマ」などの独自の写真技法による作品を制作。展覧会やワークショップのほか、出版や雑誌執筆など幅広い活動を行なう。主な個展に「"FOTOMO x CITY"Multi-Perspective Sx Editions」(香港藝術中心)、「金沢をブリコラージュする。」(金沢21世紀美術館)。主な受賞にコニカフォト・プレミオ2000年度大賞、19回東川賞新人作家賞など。主な著書に『フォトモの物件』『東京昆虫デジワイド』(共にアートン新社)など。

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
建築系ラジオコアメンバー。

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー

忘年会2011@神楽坂 [前半]

収録日時:2011年12月18日
収録場所:神楽坂某居酒屋
収録時間:23分20秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.9MB PLAY 出演者:天内大樹+南泰裕+五十嵐太郎+彦坂尚嘉+江藤靖子+栃原比比奈+糸崎公朗

2011年の暮れに建築系ラジオのメンバーの忘年会が神楽坂で行われました。一行は、丹下健三氏の「東京カテドラル聖マリア大聖堂」、菊竹清訓氏の自邸である「スカイハウス」を見学した直後、この収録を開始しました。ここでは、丹下健三氏の作品を中心に、戦後の近代建築、宗教建築についても語られます。忘年会の模様は後半へつづきます。乞うご期待。(近藤洋輔)

・出演者プロフィール
天内大樹(あまない・だいき)
建築系ラジオパートナー。

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
建築系ラジオパートナー。

江藤靖子(えとう・やすこ)
美術家。1987年静岡県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業。趣味:美術館めぐり。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家。1965年長野県生まれ。東京造形大学卒業。写真家・美術家。「非人称芸術」のコンセプトのもと、「フォトモ」「ツギラマ」などの独自の写真技法による作品を制作。展覧会やワークショップのほか、出版や雑誌執筆など幅広い活動を行なう。主な個展に「"FOTOMO x CITY"Multi-Perspective Sx Editions」(香港藝術中心)、「金沢をブリコラージュする。」(金沢21世紀美術館)。主な受賞にコニカフォト・プレミオ2000年度大賞、19回東川賞新人作家賞など。主な著書に『フォトモの物件』『東京昆虫デジワイド』(共にアートン新社)など。

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
建築系ラジオコアメンバー。

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー

ジャクソン・ポロック展

収録日時:2012年12月4日
収録場所:愛知県美術館学芸員室
収録時間:47分30秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:22.3MB PLAY 出演者:大島徹也+彦坂尚嘉+南泰裕+栃原比比奈+中川晋介

ジャクソン・ポロックの生誕100年を記念して、日本でポロックの回顧展が開催されています。愛知県美術館で2011年11月11日から2012年1月22日です。なお東京では東京国立近代美術館で2012年2月10日から5月6日まで開催される予定です。展示にはポロックの生涯を回顧する作品が集められていて、すばらしい展覧会でした。愛知県美術館の学芸員の大島徹也氏のご出席をいただいて、美術系ラジオの収録が行われました。(彦坂尚嘉)

・出演者プロフィール
大島徹也(おおしま・てつや)
愛知県美術館学芸員

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

南 泰裕(みなみ・やすひろ)
建築家、国士舘大学教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメーション作家

・関連項目
生誕100年ジャクソン・ポロック展
収録日時:2012年1月8日
収録場所:アーキテクト・カフェ(汐留)
収録時間:21分01秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.9MB PLAY 出演者:松田達+天内大樹+江藤靖子+北川啓介+坂田真奈美+栃原比比奈+彦坂尚嘉+倉方俊輔+南泰裕+五十嵐太郎

第四期建築系ラジオの全貌が明かされます。その内容を耳でお確かめください。2007年に結成して、「建築系ラジオLab」、「建築系ラジオ r4」、「建築系ラジオポータルサイト」と前進してきた建築系ラジオは4年目を迎えます。今回、「第四期」開始にあたって配信編成が大きく変化します。コアメンバーの研究室ベースで配信することにより、さらに多様化し、充実のコンテンツの配信をしていきます。建築系ラジオは進化を続けて参ります。(近藤洋輔)

・出演者プロフィール
天内大樹(あまない・だいき)
建築系ラジオパートナー。

江藤靖子(えとう・やすこ)
美術家。1987年静岡県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業。趣味:美術館めぐり。

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学油絵学科 1年。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
建築系ラジオパートナー。

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
建築系ラジオコアメンバー

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
建築系ラジオコアメンバー

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
建築系ラジオコアメンバー

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー

収録日時:2012年1月8日
収録場所:アーキテクト・カフェ(汐留)
収録時間:36分47秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:17.2MB PLAY 出演者:松田達+天内大樹+江藤靖子+北川啓介+坂田真奈美+栃原比比奈+彦坂尚嘉+倉方俊輔+南泰裕+五十嵐太郎

2011年1月8日、建築系ラジオのコアメンバーが集まりの新年会をかねたミーティングが行われました。今後の建築系ラジオの方針を決める大きな節目となりました。前半では、2011年の建築系ラジオを、メンバーそれぞれが振り返ります。思えばたくさんの出来事があった昨年をどのように感じたのでしょうか。2011年の建築系ラジオの軌跡を確かめられる回となっています。そして第四期建築系ラジオについて語られる後半へつづきます。乞うご期待。(近藤洋輔)

・出演者プロフィール
天内大樹(あまない・だいき)
建築系ラジオパートナー。

江藤靖子(えとう・やすこ)
美術家。1987年静岡県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業。趣味:美術館めぐり。

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学油絵学科 1年。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
建築系ラジオパートナー。

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
建築系ラジオコアメンバー

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
建築系ラジオコアメンバー

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
建築系ラジオコアメンバー

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー

シネマアーキテクチャー 第一夜
映画から2011年を振り返る

収録日時:2011年12月20日
収録場所:東北大学
収録時間:35分40秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:17.1MB PLAY 出演者:五十嵐太郎+佐久間雄基+三浦和徳

今年から本格的に開始される五十嵐研映画ゼミ(前半)の配信です。その第一回目となる今回は、五十嵐先生と映画に詳しい三浦さん(B4)、佐久間さん(D2)を交えて2011年に観た映画について語ってもらいます。映画製作に興味のある三浦さんの独自の視点や、佐久間さんのより建築に焦点を当てた見方など、三者三様の映画論が展開されています。映画に詳しくない人も、もっと知りたいという人も、少しでも興味のある人であれば楽しめる内容になっていると思います。(塩田一弥)


・出演者プロフィール 
五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年生まれ。建築系ラジオコアメンバー。 

佐久間雄基(さくま・ゆうき)
東北大学大学院五十嵐研究室博士課程在籍。

三浦和徳(みうら・かずのり)
東北大学五十嵐太郎研究室所属。

タイ百年市場再生保存ワークショップ
ワークショップをふりかえって

収録日時:2011年09月11日
収録場所:タイ,百年市場
収録時間:16分49秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.8MB
PLAY 出演者:Parisson Pantarakphong+Pisoot Fangseekham+佐藤美希+松井紀莉子+鈴木大輔+鈴木晴香+松宮かおる+奥村誠一+村上心+南泰裕+五十嵐太郎

今回は9月5日~12日に他大学、タイの学生とタイスパンブリー県サムチュックの百年市場で再生保存のワークショップを行い、その最終プレゼン後に収録したものです。ワークショップを通じて日本、タイそれぞれの文化の違い、そして建築教育の違いなど大変な部分もありましたが、作業をしていく中で今回得たものはたくさんありました。(都築和義)

・出演者プロフィール。
Parisson Pantarakphong
Belong to Sripatum University.

Pisoot Fangseekham
Belong to Chulalongkorn University.

佐藤美希(さとう・みき)
椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科4年。

松井紀莉子(まつい・きりこ)
首都大学東京大学院都市環境科学研究科都市環境科学専攻修士1年。

鈴木大輔(すずき・だいすけ)
国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻修士1年。

鈴木晴香(すずき・はるか)
東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻修士2年。

松宮かおる(まつみや・かおる)
立命館大学大学院理工学研究科総合理工学専攻博士課程1年。

奥村誠一(おくむら・せいいち)
1976年福岡県生まれ。2000年近畿大学大学院博士前期課程修了(小川晋一研究室)。2000年~青木茂建築工房勤務。2009年CASBEE建築評価委員。2011年~首都大学東京大学院博士後期課程在籍(角田誠研究室)。現在、日本建築学会建築計画委員会各部構法設計小委員会委員。

村上心(むらかみ・しん)
1960年生まれ。椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科教授。博士(工学)。1985年東京大学工学部建築学科卒業。1992年同大学工学系研究科博士課程満了。1997年蘭・デルフト工科大学OBOM研究所客員研究員。建築系ラジオアドバイザー。

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー。

「SDレビュー2011入選者によるラブな空間論」の感想です。
「北川さんの多視点のすすめ」、「所有感と所有権」

ご挨拶が遅くなりました。
本年もよろしくお願いいたします。

久しぶりの感想です。2011年は、仕事も震災の影響が大きい一年でした。間接的ではありますが仕事を通して復興のお手伝いをさせていただいたのかなあ。直接的ではないので、あまり実感はないですね・・・。
明日もあるとは限らない精神で生きたいところですが、根がノンキなようで。
今年は、平凡でもいいから幸せを感じられる毎日が過ごせますように。

それでは、2012年の感想一発目です。
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「北川さんの多視点のすすめ」

何も知らない僕が(?)、誰かに、「これはラブホです。」と言われ、「ああ、そうですか。で、どうやって使うのですか?」と聞くとしましょう。使い方を教わってからは、素直にそういう使い方しかしない。「いや、まてよ・・」と疑ってかかる事は、まずなかったでしょう。情報を与えられて、皆がそう使ってるから特になんの疑いも無く、そういうものなんだと「素通り」してしまいがちだと思うのです。常識なんて、なんともったいないコダワリだろうと。知らないあいだに、流されて生きているんだなあと、ふと考えちゃいました。

そういえば、僕は使い方を教わっていないはず・・。なのに、どうやって利用方法を知ったのだ?ここで、強引かもしれませんが、「視覚的無意識」に関する五十嵐さんの論考を見つけました。(こういうの大好きです。面白い。もっとちゃんと理解したいですね。)ロザリンド・E・クラウスが言っている言葉のようですが、ひとつの情報を繰り返し与えられ続けることで習慣化し、無意識としてすり込まれるのでしょうかね。

僕が住んでいる辺りは、東京とは違ってラブホは人里離れた場所にあるものでした。それが、いつの間にか街中に浸食といっては失礼かもしれませんが、存在しているようです。ラブホがやってきたのではなくて、街が広がっていったのかもしれませんね。詳しく調査したわけではないのですが、田畑の減少を見ているとそんな気がします。

普通に目にするようになったとはいえ、先入観があって、家族でラブホを利用するには抵抗があるかなと。「先入観」と標準的な誰かと自分を相対化してしまって・・、あ〜要するに、人の目が気になってしまいます。こちらのは、車でこっそり入って、こっそり出て行くので、なんだか悪事を働いているような気分にさせられます(笑)。意気地なし。
無批判的行動主義には、ほど遠い毎日です(笑)。

こうあるべきと思っている事に対して、スッと違う視点で見られたら生きていく上でもすごく便利なんでしょうね。うまくいかない時って、だいたい、まず間違いなく、思い込んでいたり、一部しか見えない場所から見ていたりしていますからね。ピカソの絵画のような見方が大切なんだなあと思いました。


「所有感と所有権」

これもまた、興味のあるお話でして、しかし、異性に対する所有何々は経験値的によくわからないですが、建築に置き換えると、まだ分かるような気がします。

法律上の敷地のお話。
お隣さんと親しくさせてもらっていますが、現在の親しみ度をふまえると、敷地境界にある色気のないブロック塀は取り払ってしまいたいとまで思っています。そうすれば、法律で認められた所有権によって区切られた、せまーい庭をもう少し広くできて、お互いの子供達をもっと自由に走らせることができるからです。(特に晩ご飯の準備中は、子供達に外で走り回ってもらう方がお母さんが助かります。)現状でも、庭でバーベキューや餅つきをやったりしてますので、ブロック塀さえ気にしなければ、お隣さんの庭には所有感を抱いています。そして、お向かいの広めのご近所さん家の庭も、季節によって様々な花が咲き、我々家族や、ご近所さんの目を楽しませて頂いてます。所有権はないのですが、とても所有感がありますね。ただ、お隣さんは借家ですので、お隣さんによってはブロック塀の主張が強く感じられるようになるでしょう。

所有権という言葉からは、「モノ」に対する自分の立ち位置を自他ともに「認めさせる」ためのルールや秩序というものを感じます。所有感という言葉からは、境界線がゆる〜く、あるようでないような自己満足でも成り立つ、個人的な価値観(共有もできます)で対象をみている感じを受けます。所有感を刺激する建築なり、敷地を工夫できれば都市や街はもっと過ごしやすい環境になるような気がします。建築は輪郭を持っているため、庭にある樹木のような所有感を持たせるためには、建築のスキマを共有できればいいのでしょうか。スキマというのは建築の間、庭や道路や建築の上空などのことですね。あるいは、屋内の一部かもしれません。時間帯によって使われていない空間とか。パブリックとプライベートみたいな話になると、やっぱり樹木の所有感とは違ってくるような・・。建築は輪郭を持っているが、空間を含んでいるので、この空間と建築のスキマをうまくリンクさせると・・・。あ〜、言葉では色々と妄想できるのですが、絵にしようとすると全然違う!「視覚的無意識」になるくらい何度も描き続けなければ答えのようなものは出てこないかぁ。

おっ。ここで、コロンブスの卵のような疑問が浮かんできました。
所有感をもっと広げるためには、前提としてご近所さん達に対して心許せる人間関係を築いていなければキツいですよね。建築の力で、ご近所さん達との人間関係を築いていけるものなのか、それとも、北川さんのラブホ話のようなソフト面の工夫でご近所さん達との人間関係を改善し、それに伴って建築のカタチを変えていく方が良いのか。住宅街に多い家屋は、一戸建てと言いますから、オモイっきり区切られてますからね。そもそも、建築家が建築を「作品」と読んでいること自体が都市を分断させているのかも・・。「ここまでは俺が考えたやつ。こっからあっちは他の誰かが考えたやつ。」って境界を主張したがってるってことですもんね。メーカーの家でも、敷地分譲でここはうちが売ってる領域ってやってますね。とは言え、都市計画とリンクするには並大抵ではない時間を要しそうです。この時間を惜しむか、そうでないか。

自分がコントロールしきれないスキマ領域をどう捉えられるかが所有感を左右するかも。DIYレベルで家をさわった経験で言うとですが(プっ!)、設計者がコントロールできない要素をデザインに組み込む可能性も面白いかもしれません。土木的でランドスケール的な樹木の成長を待つような設計手法です。一般的な人が、一生を左右する程の金額を家にかけて「買う」のではなくて、今持っているお金を使って、少しづつ完成に近づけるという工程を計画に組み込むのです。一人の人間の作品とは言えなくなります。芸術と言えるかどうかの視点で言うと難しいかもしれませんが。しかし、皆が日常的に家をつくる行為を身につけたら芸術的な出来映えになると思います。自分の家をつくるのですから、現在のような家づくりの素人のままではいけないような気がします。ここまでくると街のスキマ領域が活かされると思います。無計画でも芸術的な美意識を伴ってスキマが活用されるなんて、ある意味、アルゴリズミックな手法なんですかね?話が脱線したような、つながっているような・・。やっぱり、前田さんの「ビー玉」的意識をあらゆる人達がもてる事が大切な気がします。すみません、エラそうな事を言いました・・・。

家族単位や、一戸単位で区切られてしまうというのは、色々あるのでしょうけど、「異性」との関わり方も大きいのでしょう。あらゆる行為を大胆にご近所さん達に披露するわけにもいきません。かと言って、ガチガチに分断していくと結局は引きこもり家族が増えるばかりで・・・。コンテンツで話されていたクリスマス時期のロビー話は、所有感をコントロールできるヒントがあるような気がしました。

一室空間だけれども、建築の使い方が状況を生んで、仲間意識に影響を与える・・か。物理的には境界がなくて、カップルという分節ができています。しかし、北川さんは一歩踏み込んで、このカップルまでシャッフルしようと?(笑)。家族単位とか、近所単位に置き換えると、建築のありかたを変えられる視点だと思います。このコンテンツ内容と、『建築と日常 特集:建築の持ち主』(長島明夫 編集・発行)が妙に自分の中でリンクしました。(この本で紹介されている『生きられた家』多木浩二著 をネットで見つけました!読むのが楽しみです。)

北川さんのコンテンツは、色々と物議を醸し出す要素が強いかもしれませんが、よくよく聞いてみると表面的な会話の奥に本質が隠されているような気がしています。
ジェンダーのコンペも聞き直して、いろいろと考えてみようっと!


・関連項目
・北川啓介の無批判的行動主義
 SDレビュー2011入選者によるラブな空間論 [1/3]

・北川啓介の無批判的行動主義
 SDレビュー2011入選者によるラブな空間論 [2/3]

・北川啓介の無批判的行動主義
 SDレビュー2011入選者によるラブな空間論 [3/3]

・第13回TEPCO快適住宅コンテスト提案部門
 TEPCOインターカレッジデザイン選手権公開審査会 1 プレゼンテーション前編

・第13回TEPCO快適住宅コンテスト提案部門
 TEPCOインターカレッジデザイン選手権公開審査会 2 プレゼンテーション後編

・視覚的無意識としての近代都市──三つの都市の展覧会をめぐって
 五十嵐太郎

収録日時:2011年11月12日
収録場所:昭和女子大学
収録時間:25分14秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:17.7MB PLAY 出演者:杉浦久子+遊佐加奈子+木下美紀+住吉翔子+中村成美+沓澤麻美+松田達

2011年11月12日、13日に昭和女子大学にて「秋桜祭」が開催されました。杉浦久子研究室では、「海月(くらげ)」と称する、浮遊するアルミのバールンを用いた幻想的な空間を企画しました。「新・港村」(横浜トリエンナーレ2011)の建築系ラジオブースにて行われたビデオテープを使った展示のバージョン2として更なる進化がなされました。また、こどもたちに大人気ゆえの波瀾もあったようです。終始なごやか収録をお楽しみください。
「BankART LifeIII "新・港村"」の展示の様子が10+1 web site | Photo Archives」にてアーカイブされています。こちらも是非チェックしてみてください。(近藤洋輔)

・出演者プロフィール
杉浦久子(すぎうら・ひさこ)
1958年東京都生まれ。1987年早稲田大学大学院(建築)修了。1992年フランス国立建築学校(バリ・ラ・ヴィレット校)修了(1994年D.P.L.G. 取得)。現在昭和女子大学生活環境学科(建築)教授

遊佐加奈子(ゆさ・かなこ)
昭和女子大学3年杉浦久子研究室所属。

木下美紀(きのした・みき)
昭和女子大学3年杉浦久子研究室所属。

住吉翔子(すみよし・しょうこ)
昭和女子大学3年杉浦久子研究室所属。

中村成美(なかむら・なるみ)
昭和女子大学3年杉浦久子研究室所属。

沓澤麻美(くつざわ・まみ)
昭和女子大学3年杉浦久子研究室所属。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー

・関連項目
昭和女子大学杉浦久子研究室
収録日時:2011年11月6日
収録場所:新・港村建築系ラジオブース内
収録時間:17分26秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.3MB PLAY 出演者:前田紀貞+白石隆治+黒瀬直也+辻真悟+三浦奈々子+轡田真波+村越千紗+松下建太+松田達

「横浜トリエンナーレ2011特別連携プログラム新・港村」にて行われた建築系ラジオブースのフィナーレを前田紀貞アトリエのみなさんに飾って頂きました。本格バーが展開されムードある空間と、建築を広く捉えるためのこれまでの活動が展示されました。今回はスタッフ、塾生のみなさんにも感想を語っていただきました。笑いあり、名言ありの内容をお楽しみください。
「BankART LifeIII "新・港村"」の展示の様子が10+1 web site | Photo Archives」にてアーカイブされています。こちらも是非チェックしてみてください。(近藤洋輔)

・出演者プロフィール
前田紀貞(まえだ・のりさだ)
1985年京都大学工学部建築学科 卒業。1985〜1990年大成建設設計本部。1990年前田紀貞アトリエ一級建築事務所主宰。現在、法政大学工学部非常勤講師、国士舘大学建築学系非常勤講師。

白石隆治(しらいし・りゅうじ)
前田紀貞アトリエ スタッフ。

黒瀬直也(くろせ・なおや)
前田紀貞アトリエ スタッフ。

村越千紗(むらこし・ちさ)
前田紀貞アトリエ スタッフ。

辻真悟(つじ・しんご)
前田紀貞建築塾 第3期生。

三浦奈々子(みうら・ななこ)
前田紀貞建築塾 第6期生。

轡田真波(くつわだ・まなみ)
前田紀貞建築塾 第7期生。

松下建太(まつした・けんた)
前田紀貞建築塾 第6期生。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー

・関連項目
前田紀貞アトリエ
BankART LifeIII "新・港村"

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