建築系ラジオ: 2010年7月アーカイブ

2010年7月

出演者:武智仁志

いつも楽しい話題をありがとうございます!美術系ラジオの方が白熱した感があって、聞いていて次回の配信が気になります。彦坂さんの美術界に対する嘆きが伝わってくるようです。

■「美術館の中で語ること」について
26Dの配信で話題となった現在の美術館のあり方は、言われてみれば、たしかに不自然ですね。なんの疑問も持っていませんでした。美術館という入れ物の中で芸術を楽しむ態度の常識は、静かに見て回るだけの環境ばかりですね。作家が作品の背景として想定しているものも、すべて真白にして並べられているだけの場所になってしまっています。

僕の場合ですと、サラリーマンとして他者にオンブして生きて来たせいか、「美術館を貸し切りにして収録しましょう」という発想しかありません。しかし、五十嵐さんは、展覧会の宣伝になるしよかろうと、真っ向ガチンコで勝負しようとしています。この戦う姿勢は、既存の美術館のあり方を、既存のまま改革できるものであり、芸術に関わってくる人の意識と展示空間のあり方を変える可能性を秘めていると思います。

子供と美術館に行くと、子供なのではしゃいだり、大声で話したりするのは普通の事なのに、それを制している自分がいます。でも、はしゃいでいる子供と芸術作品を楽しんでもいいんですよね。子供が作品をみてどう感じたか、実物を目前にしながら語り合う方が、記憶に強く残るし、美術館という場所にわざわざ出向く意味があると思います。インターネットで見る映像とはリアルさが違うという利点をもっと生かすべきですね。

また、家族だけではなく、ぜんぜん知らない他者とその場で会話することで盛り上がったり、居酒屋のようなシチュエーションもありな気がしてきました。パブリックな空間に直接的には無関係な人達が集まっているにも関わらず、お互いなんの関係性も持てないまま、ただ作品とだけ対峙する空間というのは勿体ないですね。。。しかも、わざわざ美術館に出向いても、他者の頭で作品がよく見えないということが、よくあります。特に都会の美術館はそうなのでしょうか、2007年に「東京都美術館」に行ったときは酷かったです。

美術が変れば美術館建築が変るのか、建築が変れば美術が変るのか、現在の美術館を常識として認識してしまっている僕は、「美術館の中で語る」という一言で、新しい美術館のあり方の想像を膨らませるのが楽しくなってきました(微笑)。

ますます美術系ラジオから耳が離せません。

(思ひ出のコメントー初出:2009.4.21)

・関連項目
26D: 美術系ラジオ企画編ー美術と建築のコラージュに向かって
収録日時:2010年6月27日
収録場所:大阪府大阪市北区~西区
収録時間:1時間10分13秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 32.2MB
PLAY 出演者:伊井裕子+倉方俊輔

「カリスマガールと建築デート」第3回配信は、奈良女子大学大学院の伊井裕子さんをお迎えし大阪からお送りします。御堂筋を歩き、中之島公会堂を横に見ながら、倉方さんは装飾様式について建築史の小テストをします。ゆっくりした雰囲気の奈良での生活の様子や、伊井さんの趣味について話が展開します。初夏の暑さの厳しかったこの日、機転を利かせた倉方さんはタクシーで、デザイナー・柳原照弘さん設計の日月餅新町店に移動します。RC打放しの空間で涼し気な氷とお餅の和菓子を食べながら、倉方さんは女子大学での建築設計教育の様子について伊井さんに尋ねます。担当教員の長田先生の厳しくもフランクで話しやすい様子、また尊敬しているけれど、親しみを持った関係で研究室は家族で先生はお父さんのようという伊井さんのたとえは、建築系女子学生にとって想像できたり共感できるところではないでしょうか。奈良女子大学という独特な豊かな学びの環境の中で、コンペにも挑戦し、建築がとても楽しいと語る伊井さんのお話に注目です。(赤松勝之)

・出演者プロフィール
伊井裕子(いい・ゆうこ)
奈良女子大学大学院人間文化研究科住環境学専攻1年(長田直之研究室)

・関連項目
日月餅
収録日時:2010年6月7日
収録場所:建築会館会議室
収録時間:25分44秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.4 MBMB
PLAY 出演者:羽藤英二+阿部大輔+武田重昭+松田達

松田──羽藤先生は数理の専門ですよね。都市や人の動きや建築に関して、数理的に動きを解析して認知し、応用されていると思います。そのことは建築学には欠けていたのではないかと。もちろん建築にも数理はあって、例えば私がいた研究室も、数理解析をやってますけども、人の動きをダイナミックに扱う羽藤先生の試みは、全然違う世界で(建築や都市を)認識されているのではないか...
阿部──感想になりますけれども、移動空間システムの話をされていたと思いますが、ヨーロッパの1990年以降の都市再生といわれている成功事例というのは、まず都市空間内のバリアをなくすという話と、歩行者空間をできるだけ広げていくという、いってみれば単純な方法があると理解しています。その意味で欧州の都市が目指していたのは、まさに羽藤先生のおっしゃっていたような移動空間の再生だったんだろうなと...

「時流とは関係なく本当に聞きたいこと、必要とされる知識、いま聞いておかなければ聞けなくなってしまいそうな話などを共有・継承したい」という趣旨で始まったトークシリーズであるカルチベートトーク。今回は羽藤英二氏とのディスカッション前半です。前二回のレクチャーをふまえ、各人の感想を交えながら「移動空間」を中心に議論が展開します。(吉田民瞳)

・出演者プロフィール
羽藤英二(はとう・えいじ)
1967年愛媛生まれ。東京大学准教授。専門は交通工学、ネットワーク行動学。MIT客員研究員、UCサンタバーバラ客員教授を経て現職。愛媛大学客員准教授、ネパール工科大学客員教授を兼任。世界交通学会賞などを受賞。代表的な取り組みにプローブパーソン技術の実装や市国風景づくりの会がある。磯崎新、内藤廣らとマカオ-珠海の都市コンペに参加、未来都市東京2050として都市戦略を提示するなど、建築、都市分野における多彩な実践活動も行う、注目の若手研究者。

阿部大輔(あべ・だいすけ)
1975年米国ハワイ州生まれ。都市計画家。東京大学都市持続再生研究センター助教。早稲田大学理工学部土木工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、同博士課程修了。 2003-2006年カタルーニャ工科大学バルセロナ建築高等研究院(ETSAB)博士課程に留学(この間、スペイン政府給費奨学生)。博士論文提出資格(DEA)取得。博士(工学)。専攻は都市計画・都市デザイン。政策研究大学院大学研究助手を経て2009年より東京大学都市持続再生研究センター特任助教。博士論文「スペインの歴史的市街地における保全再生戦略」により、2006年度日本都市計画学会論文奨励賞ならびに日本不動産学会湯浅賞(研究奨励賞)を受賞。

武田重昭(たけだ・しげあき)
1975 年神戸市生まれ。ランドスケープ・プランナー/兵庫県立人と自然の博物館。2000年大阪府立大学大学院修了。2001年よりUR都市機構にて都市再生における環境・景観施策のコーディネートや団地再生における屋外空間の計画・設計に携わる。2009年より現職。屋外空間のマネジメントやコミュニティデザインについて研究を行う。共著に「シビックプライド−都市のコミュニケーションをデザインする」(宣伝会議、2008)ほか。NPO法人パブリックスタイル研究所理事。兵庫県立大学政策科学研究所研究員。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。

メディア環境の変容について

収録日時:2010年5月1日
収録場所:三軒茶屋にて
収録時間:40分28秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:19.4MB PLAY 出演者:五十嵐太郎+南泰裕+北川啓介+松田達+金井良介+岸孝也+佐藤仁哉+長門亮+柊章夫+平田りか+福原一真+宮内美紀

今回は、近年雑誌が廃刊になっているという問題から、建築をめぐるメディア環境がどのように変化しているか、そして私たちがどのように関係していくのかということを中心に議論が展開されます。地方から見たメディアの存在や、情報過多の問題をどうとらえるのか。後半は、書籍とネットメディアやツイッターの時間の使い方や接し方について、学生としての立場から、思い思いの意見が語られます。(宮内美紀)

・出演者プロフィール
金井良介(かない・りょうすけ)
1989年生まれ。国士舘大学南研究室
趣味...ラグビー、スノーボード、カメラ

岸孝也(きし・たかや)
1986年生まれ 国士舘大学大学院工学研究科建設工学研究科専攻
趣味...トランプ

佐藤仁哉(さとう・じんや)
1986年生まれ 国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻
趣味...仮面ライダー全般、アメコミ全般

長門亮(ながと・りょう)
1989年生まれ 国士舘大学南泰裕研究室所属
趣味...ガラクタ集め

柊章夫(ひいらぎ・あきお)
1987年生まれ 国士舘大学工学部建築デザイン学科
趣味...スポーツ

平田りか(ひらた・りか)
1987年埼玉県生まれ 桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属
趣味...DVD鑑賞、音楽鑑賞、散歩

福原一真(ふくはら・かずま)
1987年生まれ 国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻
趣味...釣り

宮内美紀(みやうち・みき)
1989年生まれ 九州大学芸術工学部環境設計学科所属
趣味...旅行、カメラ、水玉模様を集めること
出演者:武智仁志

残念ながら、4回目の配信は聞けなかったのですが、どこからでもダウンロードできるコンテンツが、最終回は特定の場所に行かないと聞けないという仕掛けが面白いです。

個展で問題(?)のコンテンツを流すと、その音声で空間が包まれるので、その場所の雰囲気を変えてしまう恐れもあったと思います。視覚で捉えられる映像が同じでも、映像と音楽の組み合わせによって全体的に受ける印象がまったく違ってくると思うので、個展に漂う雰囲気が気になりました。

さて、松田さんの中庭論。飲みながら収録されたということで、話が脱線気味だったように思いますが、やっぱりくすぐられるお話でした。
中庭ということで、なにかに囲まれた輪郭の内側にある空間ですよね。中庭が存在するには外側の存在が必要ですね。松田さん自身もトーク中に、中庭を復権しようとはしていないとおっしゃっていましたので、中庭という言葉に意識をさせておいて、実はその外側、つまり建築本体であるとか、あるいは中庭を囲む何か(交通網とか田畑とか。『建築家なしの建築』の本にでてくるやつです。)に面白い提案があるのではないかと期待が膨らみました。建築があって相対的に存在できるものが中庭ですもんね。ですから、中庭の可能性を限定したくないということですね。「括弧つきの中庭」とおっしゃっていました。つまり建築の存在が大きいと。
打撃系の格闘技で言えば、ロー(中庭)打って、またロー(中庭)打って、相手にロー(中庭)を意識させておいて、ハイキック!(建築)という展開ですね。でも、ただのハイキックですとベタですしリスクが伴うので崩し技を入れてのハイ!これなら花もあるし確実・・・
おっと、すみません、勝手に興奮してしまいました(笑)。

建築と「中庭」が補完し合う関係を考えると、なんだか面白そうです。
中庭が都市と接続するのではなく、建築が中庭を通して接続するのが大切だと思いますので、ヴォイドとは違う第三の概念に期待します。

都市と言いますと、道路との関係も気になるところです。<中庭ー建築ー道路>という空間の並びが僕の頭には浮かんでくるのですが、「都市組織としての中間領域」という松田さんが言われた言葉から考えると、<建築ー中庭ー道路>という空間の配列がイメージされます。
この平面的な配列のままですと、中庭にはなれないので、空中にしつらえられた中庭ということも可能性として想像できます。僕は、中間領域というものに興味がありまして、単純に言えば縁側のような領域が好きです。建築を勉強する前でもなんとなく縁側は気持ちが良いという感覚を抱いていました。でも、縁側のようなものを日本的なイメージの中庭に拡張するとただのデッキになってしまうんですよね。ですから、それは松田さんの提案される中庭とは大きく違うと思います。

僕が都市の最小単位(住居)からイメージするのは、狭小とか、圧迫感という言葉です。中庭のようなもの=外部という認識であるならば、すべてが閉ざされた内部だけの空間よりも開放感とか空間の広がりを得られると思います。うーん、ただ、松田さんが言う中庭のようなものとは、個人宅で閉ざされた庭ではなくて、外部と接続する庭ですから、開放感が得られるとか、そういう単純な話ではないですよね・・・。

今回の話の流れでは、コミュニティ空間という話で終わらせたくはないとおっしゃっていましたが、最終的には中庭を解放すること(公共空間化)くらいしか僕には思いつけません・・・。
小さな町の商店街の、立ち話している店頭の空間のように、買い物をしてもしなくてもそこに居られるような空間。あるいは道路にまで拡張しているカフェ空間。あーそうかっ!道路をもっと緩和して道路を移動空間だけで終わらせなければ中庭といい感じでつながりそうですねっ!車さえ家の前を通らなければ、安心して歩けるのに・・。

『彦坂尚嘉のエクリチュール』という本を読んでいるのですが、都市と建築の関係を思うと、幻像絵画の項のジョゼッペ・アルチンボルドやルビンの絵画が思い出されます。中庭は建築の一部であり、都市の一部でもあるという2面性を持っているものが、同時存在するという。ある視点の存在とまた別の視点の存在、そして全体への視点(都市+建築+自然)の3つの面白さがあります。かつての「庭」と違う、なにかヴォイドとは違う存在ということは、断面的な操作の可能性が面白そうです!松田さんの今後のご活躍が楽しみです!

途中、南さんの感想や、最後の松田さんの社会と影響力のお話も聞きごたえありますよっ!

・関連項目
都市建築へ(中庭をめぐって)[1/3] ― なぜ中庭なのか?
都市建築へ(中庭をめぐって)[2/3] ― 緩衝領域としての中庭空間
都市建築へ(中庭をめぐって)[3/3] ― 社会というイシューを超えて

収録日時:2010年2月11日
収録場所:広島市内/広島県広島市新天地近辺
収録時間:16分03秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.34MB
PLAY 出演者:土井一秀+小川文象+西尾通哲+北川啓介

朝から夕方は現場を精力的にまわり、夕方から夜は図面や模型の作業を精力的にこなし、何かとあ〜っという間に一日が過ぎてしまう建築界の皆様へお届けする、ちょっとだけ日常の見方をかえるだけで、生活が豊かになった気がしてしまう四方山トークです。今回は、仕事の方も家庭の方も両立している質実剛健なイケメンパパが多い、と専ら話題の広島建築男子へのインタビューを通して、理想的な奥さん像を逆照射します。建築に携わりの無い奥さんをもつ土井一秀さん、小川文象さん、西尾通哲さんと、建築家の奥さんをもつ北川啓介さんが、奥さんとの馴初めや結婚までの経緯、家族の存在が自身に与える影響を語っています。(kitalab + 編集部)

・出演者プロフィール
土井一秀(どい・かずひで)
1972年広島生まれ。1997年広島大学大学院工学研究科環境工学専攻修了。2001年まで小川晋一都市建築設計事務所勤務。2001年Reiach and Hall Architects(英国)、2002年Diener & Diener Architekten(スイス)、2002-2003文化庁芸術家在外研修員としてforeign office architects(英国)。2004年より土井一秀建築設計事務所主宰。近畿大学工学部非常勤講師。

小川文象(おがわ・ぶんぞう)
1979年山口県生まれ。私立修道高校卒。芝浦工業大学工学部建築学科卒業後、渡英。英国ロンドン大学バートレット建築学校大学院を経て、アトリエ ジャン・ヌーヴェル ロンドン事務所にて勤務。フォスターアンドパートナーズとの共同チーム Atelier Foster Nouvel に参加。帰国後独立し、2008年 FUTURE STUDIO を設立。次の時代の建築の姿を模索する日々を送る。現在、FUTURE STUDIO一級建築士事務所主宰、広島国際大学非常勤講師、穴吹デザイン専門学校非常勤講師。

西尾通哲(にしお・みちあき)
1969年生まれ。広島工業大学工学部建築学科卒業後、広島大学大学院工学研究科博士課程前期修了。同大学院博士課程後期単位取得後退学。1995-1997年 大学院在籍中、小川晋一都市建築設計事務所、1997年-穴吹デザイン専門学校講師。2003年より240design・西尾通哲建築研究室主宰。2002-2005年 山口大学教育学部非常勤講師、2005年より近畿大学工学部非常勤講師。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
建築系ラジオコアメンバー。
収録日時:2010年7月22日
収録場所:グラナダスィート福岡
収録時間:28分10秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.5MB
PLAY 出演者:松岡恭子+末廣香織+山本直+深田享佑+倉方俊輔

MATfukuoka(Modern Architecture Tour in fukuoka)とは、8月6日から8日におこなわれる福岡市内にある優れた近現代建築を一般に紹介する、ツアーとレクチャーからなるイベントです。それに先立って7月22日に開催されたパーティイベントにて、松岡恭子氏、末廣香織氏、スタッフの学生に、MATfukuokaの特徴や見所について語っていただきました。建築関係の方だけでなく、小学生から80代の方まで、幅広い参加者が集うMATfukuoka の魅力とは!?(宮内美紀)
MATfukuokaツアーの最終受付は7月28日。お早めに!!

・出演者プロフィール
松岡恭子(まつおか きょうこ)
福岡市生まれ。建築家。1987年九州大学工学部建築学科卒業、1990年東京都立大学大学院修士課程修了、1991年コロンビア大学大学院修士課程修了。1992年NYにマツオカ・ワン・アーキテクツを設立。アメリカ、日本、台湾で活動。2000年より福岡を拠点とする。2002年スピングラス・アーキテクツに改称。2007年より東京電機大学未来科学部建築学科准教授。

末廣香織(すえひろ かおる)
1961年大分県生まれ。建築家。有限会社エヌ・ケイ・エス・アーキテクツ主宰。1986年九州大学大学院建築学専攻修士課程修了。1986-90年SKM設計計画事務所勤務。1990-91年EAT一級建築士事務所代表。1991-94年ベルラーヘ・インスティテュート建築学大学院在学。1993年ヘルマン・ヘルツベルハー建築設計事務所勤務。1994-98 九州大学工学部建築学科助手。1998年NKSアーキテクツ共同主宰。2005年より九州大学大学院人間環境学研究科准教授

山本直(やまもと なお)
1987年生まれ。九州大学人間環境学府空間システム専攻末廣研究室修士1年 

深田享佑(ふかた きょうすけ)
1988年生まれ。九州大学人間環境学府空間システム専攻末廣研究室修士1年

倉方俊輔(くらかた しゅんすけ)
建築系ラジオコアメンバー。

・関連項目
収録日時:2010年5月13日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:16分42秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8MB PLAY 出演者:南泰裕+金井良介+鈴木大輔

レビュー作品:《鎌倉山の家》甲村健一/KEN一級建築士事務所
『素材の魅せ方 家の質感をつくりあげる手法』というテーマの5月号の住宅特集です。神奈川県鎌倉市に建つ田の字プランの家。外国人が住む日本的な家ということですが、すっきりとした設計がされていると南先生も絶賛です。 2009年12月号の住宅特集でも『水廻り特集 部分詳細図』で取り上げられていました。違った種類の物をまとめる事は難しい事なのに、和風と洋風をもっている住宅についてのレヴューです。(田畠あゆみ)

・出演者プロフィール
金井良介(かない・りょうすけ)
1989年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
趣味...写真・家電


鈴木大輔(すずき・だいすけ)
1988年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
趣味...自転車

収録日時:2010年6月7日
収録場所:田町某居酒屋
収録時間:34分05秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:16.0MB
PLAY 出演者:小野悠+阿部大輔+武田重昭+松田達+羽藤英二

阿部──おそらく都市工学科でも初めてアフリカの都市を対象に、現地に入りながら研究をされている小野さんに、なかなか想像できないアフリカの都市について話を聞ければと思っています。いかがでしょうか武田さん?
武田──日本の都市計画は、イギリスとかドイツとかアングロサクソン系の都市計画しか導入してこなかったことに対し、(ラテン系など)今まで日本に導入されて来なかった都市計画理論を、どのようにして導入していくのか。そこに人間的な都市計画の新しいヒントがあるんじゃないかという話を感じています。アフリカにも日本の都市計画に役立つところあるんじゃないか...

第5回カルチベートトーク後の懇親会における収録。ザンビアのルサカを中心にアフリカを15~20カ国まわられたという東京大学M1の小野悠さんが感じたアフリカの現状から、阿部大輔氏ら都市計画系の人たちが、既存の都市計画に対するアフリカの都市の可能性について展開します。(尾崎龍一)

・出演者プロフィール
小野悠(おの・はるか)
東京大学国際都市計画・地域計画研究室 大西・城所研究室所属。

阿部大輔(あべ・だいすけ)
1975年米国ハワイ州生まれ。都市計画家。東京大学都市持続再生研究センター助教。早稲田大学理工学部土木工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、同博士課程修了。 2003~2006年カタルーニャ工科大学バルセロナ建築高等研究院(ETSAB)博士課程に留学(この間、スペイン政府給費奨学生)。博士論文提出資格(DEA)取得。博士(工学)。専攻は都市計画・都市デザイン。政策研究大学院大学研究助手を経て2009年より京大学都市持続再生研究センター特任助教。博士論文「スペインの歴史的市街地における保全再生戦略」により、2006年度日本都市計画学会論文奨励賞ならびに日本不動産学会湯浅賞(研究奨励賞)を受賞。

武田重昭(たけだ・しげあき)
1975 年神戸市生まれ。ランドスケープ・プランナー/兵庫県立人と自然の博物館。2000年大阪府立大学大学院修了。2001年よりUR都市機構にて都市再生における環境・景観施策のコーディネートや団地再生における屋外空間の計画・設計に携わる。2009年より現職。屋外空間のマネジメントやコミュニティデザインについて研究を行う。共著に「シビックプライド−都市のコミュニケーションをデザインする」(宣伝会議,2008)ほか。NPO法人パブリックスタイル研究所理事。兵庫県立大学政策科学研究所研究員。

羽藤英二(はとう・えいじ)
東京大学准教授。専門は交通工学、ネットワーク行動学。MIT 客員研究員、UC サンタバーバラ客員教授を経て現職。愛媛大学客員准教授、ネパール工科大学客員教授を兼任。世界交通学会賞などを受賞。代表的な取り組みにプローブパーソン技術の実装や四国風景づくりの会がある。磯崎新、内藤廣らとマカオ-珠海の都市コンペに参加、未来都市東京2050として都市戦略を提示するなど、建築、都市分野における多彩な実践活動も行う、注目の若手研究者。
出演者:武智仁志

 建築系ラジオは、会社の昼休みに半分寝ながら聞いていました。ですので、本当に記憶に残っていない配信もあって、これでは勿体ないと思い、小遣いはたいて「ipodShuffle」を購入しました!自転車通勤中に聞いてます。

 今時のウォークマンはスゴイですね!曲名の日本語を僕よりも流暢に語りかけてくれます。人名はさすがに苦手のようで、五十嵐淳さんを「いがらしあつし」、磯崎新さんを「いそざきしん」と読んでいました。「?」は、語尾を上げて読みます。感動。山本理顕さんはきちんと読んでいました。さすが、建築家2.0の方ですね。機械もシャッキ!とします(笑)。
 今度、宮脇壇さんと武智仁志を読ませてみようと思います。はたして、「まゆみ」と読めるか!(僕は読めませんでした。)、武智は建築家2.0になれるか!?(苦笑)

さて、中山英之さんのインタヴューの感想です。
建築家が建築の計画を決定しているようで、実は、他の条件などが建築の誕生に影響しているというお話でしょうか?建築家が「決定」することにより、新しい何かへのリンクを「切断」してしまうのではなく、柔軟に水を受け入れる海岸線のように臨機応変さが必要ということでしょうか。積極的に他の作用力を利用することで、自分の能力を引き出してくれたり、補助してくれる力になるという話だと理解しました。

 このお話の一部と関連しそうな本を書店で見つけました。(コアメンバーの方は何でもご存知ですが、僕には発見です(笑)。)『環境ノイズを読み、風景をつくる。』(宮本佳明 編著)です。古墳の配置と活断層の形が実は関係があるという発見など、目に見えない過去の力、土地が持つ歴史が現在に与えている影響をまとめた本です。宮本さんがこの「環境ノイズエレメント」と名付けたものを扱う活動とほぼ同時期に、中谷礼仁さんが古墳の影響で街が形づくられているという大阪を発見し、「確かにそこに居るものの存在」を感じてつくられた「歴史工学」という学問も、中山さんがいう「建築家以外が決定すること」の要素の一部に影響がありそうだと思いました。

 中山さんがお話されるのは、環境的なものばかりでなく、施主の意見はもちろん、施主がその住居で過ごす生活の仕方や施工者の意見、出来てから気づいた事も含めて建築の設計作業に組み込む方が良いということでしょうか。生活を豊かにする為のスタート地点が竣工の時で、竣工で建築が完成した訳ではないと。形式上は完成しているが、実際は未完成であって成長する建築が良い建築ということでしょうか・・・。

 ふと、その場の成り行きに任せて図面レスで建築をつくるという試みをイメージしました。それと、藤森照信さんが扱う、素材を活かした建築が、全てをコントロールできないという点で見ると、中山さんがおっしゃっている「決定」の比重を大きく変える原因となり、藤森ワールドをつくりあげているという事も考えました。

文章にしていくと、だんだん解らなくなってきました・・・。感覚だけで考えているせいですね。

 こうして建築系ラジオの皆さんに向けて自分が考えた事を文章にしていくと、頭で解ったつもりでいたのが、よく理解していないことに気づきます。正解を求めずに模索しつづけることが大事なのだと言い聞かせて、月日が経った時に、「そういうことか!」と気がつける人間になりたいと思います(笑)。日本の伝統的な文化は、基本練習といって同じ動作を反復する文化があります。ipodで反復すれば、少しは咀嚼できてくると思います。良い意味で、頭をスポンジ状にしなければいけませんね。(笑)

(思ひ出のコメントー初出:2009.3.28)

・関連項目
中山英之インタヴュー
絵に描いた空間(前半)

中山英之インタヴュー
絵に描いた空間(後半)

収録日時:2010年5月1日
収録場所:ひまゆい カフェ/宮崎県延岡市土々呂町
収録時間:33分30秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.4MB PLAY 出演者:稲田博保+稲田万智代+山内利秋+山崎亮

宮崎県延岡市。いわゆる地方都市において精力的な活動を行われている稲田夫妻、山内利秋さんと建築系ラジオパートナー山崎亮さんによる対談です。M.ヴォーリズの設計による住宅を、稲田夫妻が自らの手でリノベーションを行った店舗(雑貨屋コニファー)や住宅についてのお話、「まち」における人々の生活環境や、日常的な暮らしの中で地域空間を作ること、その速度についてなど、建築だけではないことを知ることができる収録になっています。(平郡竜志)
 
・出演者プロフィール
稲田博保(いなだ・ひろやす)
家具職人。いなだ木工

稲田万智代(いなだ・まちよ)
CONIFER、PetanPatan、ひまゆい。雑貨屋、洋服屋、カフェのオーナー

山内利秋(やまうち・としあき)
九州保健福祉大学社会福祉学部臨床福祉学科准教授。1994年國學院大学文学研修科日本史学修了(考古学)。専門分野、伝統的社会とまちづくり、歴史的環境と情報化、デジタルアーカイブ。

建築系ラジオパートナー
山崎亮

・関連項目
コニファー生活♪(稲田万智代氏ブログ)
収録日時:2010年6月7日
収録場所:建築会館会議室
収録時間:33分02秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.2MB
出演者:羽藤英二
PLAY 出演者:羽藤英二

羽藤──街づくりのネットワークというのも、どちらかというとこういう(上に書いているような)ツリー構造のようなものでやっていくとですね、なかなか無駄が多かったりとか、そんなには余裕がないというようなことで、会社じゃないんだからとかそういう表現はいろいろあると思うのですが、なかなかうまくいかないと。どちらかというとセミラティス型で...

「時流とは関係なく本当に聞きたいこと、必要とされる知識、いま聞いておかなければ聞けなくなってしまいそうな話などを共有・継承したい」という趣旨で始まったトークシリーズであるカルチベートトークにおける、羽藤英二氏のレクチャーの後半です。前半に引きつづき、「交通」から見た都市空間について話を展開します。(花房佑衣)


・出演者プロフィール
羽藤英二(はとう・えいじ)
東京大学准教授。専門は交通工学、ネットワーク行動学。MIT客員研究員、UCサンタバーバラ客員教授を経て現職。愛媛大学客員准教授、ネパール工科大学客員教授を兼任。世界交通学会賞などを受賞。代表的な取り組みにプローブパーソン技術の実装や市国風景づくりの会がある。磯崎新、内藤廣らとマカオ-珠海の都市コンペに参加、未来都市東京2050として都市戦略を提示するなど、建築、都市分野における多彩な実践活動も行う、注目の若手研究者。

収録日時:2010年6月12日
収録場所:国士舘大学
収録時間:23分08秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.8MB
PLAY 出演者:伊東豊雄+松田達+大西麻貴+杉浦久子+南泰裕

松田──大きな話になるかもしれませんが、いまの日本の建築界を伊東さんが見られて、どういう風に考え、どういったところに面白さを感じ、また伊東さんからみて今後の建築界がどういう方向に向かうのかというところを、お話し頂ければと思います...
伊東──今日もレクチャーで話をしたんですけれども、日本の建築はものすごく精度が良いですね。例えば、誤差が日本で5ミリだとすると、海外にいくと一桁くらい誤差が違うような気がするんですね。その誤差のなさが何に向かうかというと、高層ビルのガラスが何の歪みもなく入っているとか、そういうところで頑張って自慢をしあうことが一体何になるんだろう、と。そのことに僕は疑問を感じていて、もっと技術というものを別の新しい建築を作ることに向かってエネルギーを集中していくべきだ、そのためには建築の概念を変えていくことに集中できないか、ということを思っていますね...

先日、国士舘大学で行われた伊東豊雄さんの講演会「呼吸する建築」。その後の懇親会でのインタビューの模様です。世界を代表する建築家、伊東さんの考える建築の概念とは?(大木翔太)

・出演者プロフィール
伊東豊雄(いとう・とよお)
1941年京城市(現・ソウル市)生まれ。1965年東京大学工学部建築学科卒業。1965-69年菊竹清訓建築設計事務所勤務。71年アーバンロボット設立(79年伊東豊雄建築設計事務所に改称)。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「TOD'S表参道ビル」、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム」などがある。日本建築学会賞、日本芸術院賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ「金獅子賞」、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、朝日賞など受賞。現在、「今治市伊東豊雄建築ミュージアム(仮称)」、「バルセロナ見本市 グランヴィア会場拡張計画(スペイン)」、「台中メトロポリタンオペラハウス(台湾)」などのプロジェクトが進行中である。
出演者:武智仁志

いよいよ最終回です。
最後は参加されたみなさんからの討議の感想です。

北川さんの質問に対して藤村さんが、愛なき力と力なき愛が切れているのが現代社会だと思っていて、2項対立を乗り越えるためには愛と力をつながなきゃいけない。それこそが批判的工学主義である。とおっしゃっていました。愛ある建築家が力を持てば風景が変わるということですね。

でも・・・、そうなのでしょうけれども、今のプロセスではスピード重視に偏ってしまって、結局は力でねじ伏せることも可能な組織力になってしまう可能性も否定できないと思います。反復をやめるタイミングをどう決めるのかは利害関係が出尽くして、体力的、物理的な限界がきたらということなので、その限界が本当に限界であり得るものなのかという疑問も残ります。特に大きな組織になっていくと藤村さんの意図が末端まで行き届くのかどうか。かと言ってなにもやらないでいると想像の世界で終わってしまうのでしょうけれども・・・。

五十嵐さんは、議論の場にでるのは必要で、既存のメディアがもはや議論ができないことに危機感をもっているとおっしゃっていました。「建築女子批判」の話題とも通じるお話ですね。藤村さんが議論の場を建築業界だけでなく、批評家であり哲学者でもある方達と接続した行動力はすばらしいと思います。この討議シリーズの展開は、建築系ラジオのメイン活動になっていますね。決して情報を流しているだけではないところが、新しいメディア足りうるということですね。

彦坂さんの感想が印象的で、主張には共感するが、作品が主張と結びついているわけではないとおっしゃっていました。方法論の落としどころが、無理をしなくてもすでに工務店等が落とし込んで成立しているものだと。落としどころと方法論が微妙に違うと。そこがどうも引っかかるところです。藤村さんの論理の建築家は石上純也さんのつくり方ではないかという事も。五十嵐さんが部分的には含めているけど普遍解にはなり得ないとおっしゃっていました。藤村さん自身も新体制としての組織の形態とは違うとおっしゃっています。なるほど、どんな新しい建築が生まれてくるのかという期待だけで見ていると、既存のものがもしかしたら対応しているのかもという視点が抜けますね。建築界の外からの目線の大切さを思いました。

倉方さんは、藤村さんの建築をどう捉えるかということをおっしゃっていました。作品論か、存在論か、方法論か。存在論を語って欲しかったと。これは、次回への前振りですね。

永山さんは、この先の展開をものでみせて欲しい。違うその先があるのかなという期待と疑問をもっている。次の作品でみせて欲しいとおっしゃっていましたね。やはり、彦坂さんの疑問点と同じ感想を持っているようです。

多分、若い人達が飛びつくのは、だれでも同じような手法ですばらしい建築ができるといううたい文句と、この手法がまだ未知のもので自分がうまくやれるかもという期待と、結果を導く手法が理解しやすいということなのではないでしょうか。でも、考えてみてください。反復をやめるタイミングをどう決めるのかは利害関係が出尽くして、体力的、物理的な限界がきたらということです。やっぱり、経験を積んだ実力者でしか良い建築ができないのではと思います。当たり前ですけど。軽い気持ちで飛びつくと危険な匂いがするのは僕だけでしょうか。藤村さんは実力があるので良いのでしょうけれども、安易に真似をするのだけは危険な気がします。要は、結果だけを求めずに、必死に頑張る方が確実だということです。

僕はギャンブルしない人間なので、しんどい方法がどうしても信頼できます。古い人間なのですね。時代に取り残されるかもしれませんね。誰にでもできるというのは難しいと思うのですが、皆さんはこのシリーズを聞いてどう思われましたか?

北川さんから、次回討論の前振りがありましたね!
まだまだ興味が尽きないシリーズですよ。

・関連項目
藤村龍至の批判的工学主義を問う!(藤村龍至vs松田達)[5/5]
収録日時:2010年6月20日
収録場所:するところ(設計:近藤哲雄)/東京都墨田区
収録時間:30分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.5MB
PLAY 出演者:藤村龍至+松田達+永山祐子+北川啓介+建築系ラジオコアメンバー

北川──今日の二人を見ていて、あんまり格好よくないなと思いました。松川昌平さんではなく、一流の建築家の目として、永山さんに見てもらいたい、判断してもらいたいと思うのですが、どうでしょうか、今日のお二人?
永山──もう少しスパッとした議論が聴けるかなと思ったんですけど。まず声が小さくてよく聴こえなかった。もう少し何か具体的に、先を目指した議論が、議論の意味だと思うので、何かそれぞれの良くない点とか疑問点とかではなくて、せっかく共通点があるのなら、その先を一緒に目指す議論をしてもらいたかったなというのが正直な感想です...

・出演者プロフィール
藤村龍至(ふじむら・りゅうじ)
1976年東京生まれ。2000年東京工業大学工学部社会工学科卒業後、2002年同大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。2002年より1年間ベルラーヘ・インスティテュート(オランダ)へ留学。 2002年から2005年までISSHO建築設計事務所共同主宰、2003年から2008年まで東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻博士課程に在籍し、2005年には藤村龍至建築設計事務所設立。2010年より東洋大学理工学部建築学科専任講師。

松田達(まつだ・たつ)
1975年生まれ。建築家。松田達建築設計事務所主宰。京都造形芸術大学・桑沢デザイン研究所非常勤講師。隈研吾建築都市設計事務所を経て、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリにて研修後、パリ第12大学パリ・ユルバニスム研究所にてDEA取得。作品=《第一回リスボン建築トリエンナーレ帰国展会場構成》《フラックスタウン・熱海》ほか。受賞=第10回タキロン国際デザインコンペティション3等ほか。共著=『20世紀建築研究』(INAX出版)、『建築・都市ブックガイド21世紀』(彰国社)ほか。

永山祐子(ながやま・ゆうこ)
1975年東京生まれ。98年昭和女子大学生活美学科卒業。98年青木淳建築計画事務所入所。2002年永山祐子建築設計設立。05年、ロレアル賞「芸術と科学の色の賞」奨励賞、中之島新線駅企画デザインコンペ優秀賞、つくば田園都市コンセプト住宅実施設計競技ニ等。06年、AR Awards(UK)「Highly Commended賞」。06年東京理科大学非常勤講師。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
1974年3月26日名古屋市内の和菓子屋生まれ。建築家、研究者。専門は、建築設計計画、建築意匠、現代建築、都市計画、情報空間論、サブカル論、ナゴヤ論。1996年国立名古屋工業大学工学部卒業。1999年ライザー+ウメモト事務所など。2001年同大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。同大学大学院助手、講師、助教授を経て、現在、国立大学法人名古屋工業大学大学院工学研究科准教授、名工大ラジオ局長。論文=『映画の中の都市と建築』、『和菓子と建築』など。報文=『マンガ喫茶白書 社会問題に先行するひとり一畳の聖域』(日本建築学会建築雑誌、2008年4月号)、『もうひとつの建築設計資料集成』(日本建築学会建築雑誌、2009年12月号)など。著書=『ハイパーサーフェスのデザインと技術』(彰国社、2005年)など。受賞=日本建築学会東海賞、名古屋市都市景観賞など。

建築系ラジオパートナー
彦坂尚嘉、天内大樹

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔
収録日時:2010年4月18日
収録場所:ヨコハマアパートメント
収録時間:19分22秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.87MB
PLAY 出演者:平塚桂+石川翔平+栗生えりな+辻琢磨+山崎亮+建築系ラジオコアメンバー他

twitter討議の最終回は、会場に来て頂いた多くの方にマイクを渡し、それぞれのツイッターの使い方や、ツイッターに対する考えなどについて語って頂きました。後半はツイッターと以前にあった「掲示板」との違いについても触れられます。2時間10分に及ぶ長丁場のなかで、まだまだ語り尽くせないツイッター......。続きは、参加者皆さんのツイッターでのつぶやきを、ぜひチェックしてみられてはいかがでしょうか。(長久保麗子)

・出演者プロフィール
平塚桂(ひらつか・かつら)
1998年京都大学工学部建築学科卒業、2001年同大学院工学研究科環境地球工学専攻修了。建築ライター/ぽむ企画。twitterアカウント @pomukatsura

石川翔平(いしかわ・しょうへい)
1982年愛知生まれ。2006年東京工業大学建築学科卒業、2007-2008年スイス連邦工科大学留学、2010年東京工業大学大学院建築学専攻修士課程修了。現在、建設会社勤務。twitterアカウント @siskw

栗生えりな(くりゅう・えりな)
1988年生まれ。東京大学工学部建築学科4年。twitterアカウント @ryu_t

辻琢磨(つじ・たくま)
1986年生まれ。2010年横浜国立大学建築都市スクールY-GSA修了。403 architecture共同主宰。twitterアカウント @tsujitakuma

入江徹(いりえ・とおる)
1974年生まれ。建築家。琉球大学工学部環境建設工学科建築コース准教授。横浜国立大学大学院修了。専門は、建築設計・現代建築理論。twitterアカウント @keropag

平田りか(ひらた・りか)
1987年埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味はDVD鑑賞。音楽鑑賞。散歩。twitterアカウント @hirattaira

建築系ラジオパートナー
彦坂尚嘉 @hikosaka
山崎亮 @yamazakiryo
天内大樹 @d_amanai

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎 @taroigarashi
南泰裕 @minamilab
倉方俊輔 @kurakata
北川啓介 @kitalab
松田達 @tatsumatsuda
出演者:武智仁志

すごいですね。
石川さんのトークの力強さ。
感情的ではありますが、コアメンバーの皆さんにも全然臆せず語れるトーク力は、なにか、磨けば光る原石のような存在ですね。

建築系ラジオの配信と、石川さんの熱いUSTも録画ですが拝見させていただきました。僕がそれらを受けて、いろいろと考えさせられたことを書かせていただきました。
建築系ラジオがリスナーのフィードバックを、ネット上で受けていないのは、議論は相手の目を見て語るべきという信念があるのではないでしょうか。それがあたらしい討論会につながって、業界に新しい風を取込もうという思惑。受け付けないのではなくて、会って話したいと。新しいと言いながら閉じた世界の住人となっている人達を健全な議論の場に誘い込むという作戦ですね。そして、生身の人間が議論する場で建築系の「系」に業界以外の人達を巻き込んでいこうとしている意図が見えます。新しいメディアなのですが、根本には本質的な、生身の人間どうしの語らい、コミュニケーションを促しているといえます。名前が建築系ラジオなのですが、ラジオで終わらない、生身の人間どうしで語り合いたいというのが根本にある気がしますよ。

ネット上でフィードバックを受けていない(現状ですけど)ということは、これから建築系ラジオに匹敵できるようなサイトが生まれる可能性も秘めています。既にある先輩サイトの「archi-radio」さんや、「YSSK TIME」さんのようなサイト、そして、もしかすると石川さん自身が運営するポッドキャストのサイトやまたは今までの人が思いつかなかったような、これら以上のものが生まれる事を、実は期待されているようにも見えます。

建築女子が、かわいそうという意見もありましたが、僕から見ると、まったく可哀想ではないんです。すごい!学生で展覧会をやってのけた!という尊敬の気持ちです。そして、建築女子というネーミングへのご批判、石川さんがラジオでおっしゃていた負の想像をしてしまうと、大人の気まぐれに学生がつきあわされているようにみえてしまうかもしれません。でも、純粋に彼女達はチャンスをいただいたのだと思います。それをどうするかは、チャンスを与えられた彼女達が今後、どう行動するかにかかっています。彼女達も展覧会の会場にいて、批評してほしい、意見を聞きたいとラジオでも言っていました。彼女達にとって、展覧会はゴールではなくて、道のスタート地点に立てたという状態でしょう。石川さんが展覧会に行っても相手にされなかったとおっしゃっていましたが、疑問に思うことは、その場で彼女達に投げかけてみたらよかったように思います。

建築系ラジオの関係者は、コンテンツの無編集をモットーに建築系ラジオの活動をされているので、リスナー側が配信側の意図を誤解するようなことにはなっていないと思います。というか、コンテンツへの反応に対して、「君のは間違っている」、「君のは正しい」という評価はできないと思うのです。受け取り側の感性によっていかようにも応用できると思うのです。

僕にとって最悪だったコンテンツ「建築人に効く北川啓介の剃るだけダイエット!」なんて、そのまま聞いたらあほらしくて聞いてられません(笑)。でも、笑って聞けるという人も中にはいます。ただ、剃ることと、ダイエットを結びつけるなんて発想は、他の人には思いつきません。そう、そして、実践しないと決して共感できないのです。タイトルにもあるとおり、無批判的に行動しなければ理解できない内容でしょう。僕はこの件に関しては行動できませんが・・・。

こんな風に、受け取る人それぞれの感性でいかようにも素材を料理できるのです。答えを教えて欲しいではなくて、教えられた事=正解!でもないと思います。応用が肝心ですね。世の中の事において、たった一つの正解はないんじゃないでしょうか。過去の歴史も発見の度に日々変わっていますし、算数でさえ、1+1=2ではないかもしれません。(1という箱の中には複数の数字が入っているとか・・・ひねくれていますか・・・?)テレビや一般のラジオでは編集が入りますので、無意識でも事実が間違って伝わってしまうことは否定できないです。

松田さんの言葉から「実験」という言葉がでましたね。実験という言葉がもつイメージから良くない印象を持ってしまった人は多いかもしれません。でも、社会に出ると、人は常に評価されています。パブリックな場で発言したり、提示すると、他人の目に触れる限り、当たり前に批評されます。会社にいても、給料と見合う働きができているかと監視されています。家でお父さんをしていても、いっしょによく遊んでくれる楽しいお父さんかどうか、子供達から批評されています。たぶん・・・。つまり、結果は後からついてくるんです。

テレビゲームをするように、失敗したらやり直して、成功の経歴だけを書き込んでいくことは、人生においてできません。失敗の経歴も沢山書き込んでこそ人生だと思います。何事も無く成功している人なんていないと思うんです。事前にシナリオを伝えて欲しいというような希望は、彼女達のためにならないのです。

僕が担当させていただいているコーナーは、建築系ラジオで配信されたコンテンツに対する感想なので、配信あってのコーナーです。そう、相対的に存在できるコーナーなんですね。石川さんの発言は、建築系ラジオに対して、やはり相対的なものです。でも、強い主張力がありますので、ネガティブな反応に対して責任がとれていないと思うならば、対抗するサイトを立ち上げてみるのも面白いのではないでしょうか。新しいムーブメントが起こる可能性もあります。

五十嵐さんは、新しい人を発掘したいだけだと思うんです。石川さんが権力を感じているという現在の五十嵐さんも、学生時代から新しい視点を模索し続けて活動されてきた結果、五十嵐さんの文章なり発言に共感したり、驚いたりすることが積み重なって、多くの人が五十嵐さんはすごい!という風になったのだと思います。活動を続けている結果がそうなったということです。それが石川さんには結果だけが現れた脅威=権力のようなものに見えるというだけではないでしょうか。石川さんが発言されたことに共感される人達がどんどん増えて大きな力を持ってくると、それが新しい脅威になります。それは、石川さんが恐れている権力と違わないでしょう。松田さんが言う「数の多数性を味方につける」と得られる権力ですね。

それに、五十嵐さん自身が自分は権力がないとおっしゃっていたのは、ある一人の個人の設計や活動を代わりにやってあげることはできないということです。どんなに五十嵐さんがフォローしようと、どんなに期待の星を持ち上げたとしても、建築を考えて実現するのは建築家自身ですので、それを他人がどうこうすることは不可能です。つまり、建築家の人生を他人が代わりに歩んであげることはできないという意味ではないでしょうか。

すみません。長々と偉そうな事を言って。
でも、石川さんは感情をコントロールできるようになれば、面白い人だと思います。今後のご活躍を期待しております。失礼しました。

・関連項目
51A:建築女子批判?石川翔平が大いに吠える![1/2]
収録日時:2010年4月13日 収録場所:国士舘大学南研究室 収録時間:15分49秒 ファイル形式:MP3形式 ファイルサイズ:7.24MB PLAY 出演者:南泰裕+石川知弘+佐藤仁哉

レビュー作品:《給水塔の中の瞑想センター》ロシャ・トンバン・アーキテクテン
       《生活する場としての給水塔》Zeccアーキテクテン
『a+u』2010年4月号はベルギーとオランダ建築の特集です。都市の歴史が刻まれた遺産のような建築にも、時代の移り変わりのなかでその要素や形態においての変化が求められます。そんな変貌著しいベルギーとオランダに建つ、ロシャ・トンバル・アーキテクテン、Zeccアーキテクテンの作品を通して「リノベーション」について語っていきます。建築家によって作り出された給水塔の中の不思議な世界は必見です。(Y.Tomotsune)

・出演者プロフィール
石川知弘(いしかわ・ともひろ)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学研究科専攻
 趣味...バスケ,潮干狩り

佐藤仁哉(さとう・じんや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学研究科専攻 
趣味...仮面ライダー(平成),仮面ライダーグッズ収集 


・関連項目

新建築社

収録日時:2010年5月17日
収録場所:ワークヴィジョンズ アトリエ/東京都品川区
収録時間:30分22秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.9MB PLAY 出演者:藤原徹平+西村浩+倉方俊輔

藤原徹平さんと西村浩さんの対談の第5回目は、藤原徹平さんが担当した戸畑区役所での経験から、今回の現場での成長について語られます。4色で塗り分けるために、複数のメディアを使用しながら領域性を理解し、身体的に納得できるまでスタディし続けていく。しかし、現場へ行ってみると........。軌道修正の瞬発力や、学生時代に手に入れた武器について、藤原さんから赤裸々に語られていきます。終盤には、これからの建築の方向性についての話が展開し、「建築」を超えていくための、建築に秘められた可能性について議論されていきます。(松田佳奈)

・出演者プロフィール
藤原徹平(ふじわら・てっぺい)
1975年横浜生まれ。横浜国立大学大学院修了。2001年より隈研吾建築都市設計事務所勤務、現在同事務所設計室長。2008年より横浜国立大学非常勤講師、2009年よりフジワラテッペイアーキテクツラボ代表、2010年よりNPO法人ドリフターズインターナショナル理事、東京理科大学非常勤講師。

西村浩(にしむら・ひろし)
1967年生まれ。1991年東京大学工学部土木工学科卒業。1993年同大学修士課程修了。1993年gia設計入社1999年ワークヴィジョンズ設立。日本大学理工学部非常勤講師、国土交通省東北地方整備局デザイン研修講師。2007年土木学会デザイン賞、2009年グッドデザイン大賞、2010年日本建築学会賞など受賞。

日本の美術運動[2/2]

収録日時:2010年06月26日
収録場所:板橋区立美術館
収録時間:20分17秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.3MB PLAY 出演者:弘中智子+彦坂尚嘉+天内大樹

板橋区立美術館で開かれた館蔵品展「日本の美術運動」(2010.05.15-06.27)について、同館学芸員の弘中智子さんを迎えてお話を伺っています。彦坂さんは展示内容から発展して、野見山暁治など戦中と戦後の美術の断絶、アンフォルメル以降の美術、麻生三郎など風刺画の帰趨などをお話しなさいます。同館また弘中さんの活動となっている軸となっている新人画会(1943−44)については、造形的特徴を捉える西洋型の芸術運動理解ではすくい取れないという指摘。これは分離派建築会(1920−28)などプレ・モダニズムの建築運動とも共通します。今年の秋は、シュールレアリスムとの関わりが考えられてきた福沢一郎や山下菊二にも注目。「建築系美術ラジオ」第4回収録シリーズです。(天内大樹)

・出演者プロフィール
弘中智子(ひろなか・さとこ)
1979年山口県生まれ。板橋区立美術館学芸員。専門は日本近代美術。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在学(休学)中。展覧会に「池袋モンパルナスの作家たち」(2007年)「新人画会」(2008年)「日本のシュルレアリスム」(2009年)他。現在は「福沢一郎絵画研究所」(2010年11月20日より2011年1月10日)の準備中。

・関連項目
板橋区立美術館(2008年新人画会展/2010年日本の美術運動展)
出演者:武智仁志

 「アーキソフィア」のレクチャーコーナーでは、「はじまり」「水」「無限」「単位」「空気」と、区切りにくくて、扱いが難しい題材について話が進んでいますね。

人が家を欲する理由は、安全・安心が第一であって、今の建築が持っている床、柱、壁、天井、屋根、窓などは安心感に付いてくる物なのかなと思いました。極端な環境、例えば宇宙空間ですと、体の周りに必要なのは呼吸できる環境です。呼吸できる環境をどうつくるかというのは、技術的な面が大きく、現在では堅牢な素材で空間を囲んでいますが、本当は、空気を重力のような機能によって体の周辺に集められるような装置でコントロールできれば良いのです。

もし、呼吸できる環境を壁や膜などのハードな要素でコントロールするのではなく、流体力学を駆使して外皮がなくても環境をコントロールできるならば、建築がなくなるのだろうか?ということを考えました(笑)。

建築を考えると、体を包んでいる空間が、連続して一つの建築となっているか、それとも、森山邸のように個人の体を包む空間が集まっているか、という環境のつくり方で、壁などの各要素を集めて構成していますね。体を包めない程の小さな単位で集まった空間というのを考えると、なんだか面白そうです。

石上純也さんの、「神奈川工科大学KAIT工房」は、「場」を家具や柱の隙間でつくって「見えない境界線」で体を包む単位を扱っています。ただ、やはり外壁はガラスです。ガラスに映る樹木の虚像の存在が、ガラスの存在をあいまいにしていて、面白い効果を出していますが、快適な空気環境を守るには、本当はなくてもいいんだけどガラスが入ってしまいます。映像を映すスクリーンとして見ると面白いですけど。2005年のミラノで行われたTOYOTAのLEXUS展は、会場を霧で満たしていましたね。体を包めない微粒子を集めて体を包んでいます。視界をコントロールして境界線をつくっています。発想が面白いです。

日本の環境が育てた空間である、縁側や軸組構造は壁のような「立面」を少なくすることで領域の単位に広がりを持たせています。ただ、冬は寒いです。日本の伝統的な空間が、やはり気持ちがいい空間だと僕は感じています。環境を区別するのではなく、環境を受け入れるが、まったく新しい空間はできないものでしょうか。服を厚着して我慢しますか(笑)。なんだかアーキソフィアコーナーが想定していない感想になった気がします・・・(笑)。

(思ひ出のコメントー初出:2009.4.9)

・関連項目
19B: レクチャー編 第6回「単位、その1」
21B: レクチャー編 第7回「単位、その2」
24C: レクチャー編 第8回「空気、その1」
29B: アーキソフィア・レクチャー編 第9回「空気、その2」
収録日時:2010年6月7日
収録場所:建築会館会議室
収録時間:40分59秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:18.8MB
PLAY 出演者:羽藤英二(+松田達)

羽藤──私自身の専門はもともとは交通工学ということでやってきているのですが、最近になって少し建築家の方々と一緒に仕事をする機会があったりして、移動空間をどういう風に仕立てていくのか、もちろんそこの中にはプログラム的なものがありますが...

カルチベートトークは、「時流とは関係なく本当に聞きたいこと、必要とされる知識、いま聞いておかなければ聞けなくなってしまいそうな話などを共有・継承したい」という主旨で始まった建築文化事業委員会主催のトークシリーズです。交通工学から出発し、現在多彩な分野において活動をされている羽藤英二氏によるレクチャーの前半で、「交通」という視点から「都市」と「建築」への、様々な新しい視点が次々と提示されていきます。(花房佑衣)

・出演者プロフィール
羽藤英二(はとうえいじ)
東京大学准教授。専門は交通工学、ネットワーク行動学。MIT 客員研究員、UC サンタバーバラ客員教授を経て現職。愛媛大学客員准教授、ネパール工科大学客員教授を兼任。世界交通学会賞などを受賞。代表的な取り組みにプローブパーソン技術の実装や四国風景づくりの会がある。磯崎新、内藤廣らとマカオ-珠海の都市コンペに参加、未来都市東京2050として都市戦略を提示するなど、建築、都市分野における多彩な実践活動も行う、注目の若手研究者。
収録日時:2010年6月13日
収録場所:三宿某BAR
収録時間:32分04秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:24.6MB
PLAY 出演者:深谷美波+近藤佑子+天内大樹+南泰裕+松田達

松田──国士舘大学で伊東豊雄さんの講演会がありまして、そのあと三宿で少しお酒を交えながら話をしていたところ、南さんから何か収録をせよと指示がでましたので、さっきの話の続きを固くならずに話していければと思います。
──先ほど、キャラクターとしての「S」と「M」について話していたけれど、僕らは日々仕事をしていて、ある種の人と人とのコミュニケーションを、組み上げるうえでのある力学関係は確かにあるわけですよ。では、深谷さんから見た建築家とはどういう風に見えているのかな?
天内──建築家で、この人はSだ、この人はMだとか、何か思うことはありますか?
深谷──建築家って方は、わたしが個人的に思うのは、自分に自信がある方だと思うんですね。じゃないとやっぱり自分の意見を通せないっていうか...
(近藤佑子+深谷美波)

・出演者プロフィール
近藤佑子(こんどう・ゆうこ)
1986年生まれ。京都大学卒。現在、京都工芸繊維大学研究生。院浪中。建築キュレーターを目指しているぬるヲタさん。

深谷美波(ふかや・みなみ)
1989年富山県生まれ。昭和女子大学生活科学部環境デザイン学科杉浦久子研究室所属。趣味はアニメ、サッカー、コスプレ、お酒。。
出演者:武智仁志

個人的に、このシリーズに期待していたことは、批判的工学主義とはどういうもので、その方法論はこうで、その結果こうなるという概要があって(第1回の配信)、それを踏まえて、違う視点や共感等の意見を交わすものかと思っていました。『思想地図vol.3 特集・アーキテクチャ』に書いてあるその先の議論なのかと。

ところが、第2回、今回の第4回の配信を聞いてみると、プレゼン戦略についての松田さんのするどい突っ込みがありました。
例えば、
・話を単純化する
・話の3点セット化
この2点については、プレゼン手法として有効だと思っていましたが、情報を削ると情報を間違って伝える可能性の怖さも潜んでいるのですね。僕も建築系ラジオの皆さんのご好意により、コメントを書かせていただいていますが、自分の思いとは違って伝わっているとすると、このコメントコーナーの存在意義さえも危うくしてしまうのですね・・・。

話にでてきた危険な内容が、
・知名度について
・機械に見立てる
の発言についてです。その場にいなかったので、なんとも言えない立場なのですが、この点でも、情報を発信する側と受ける側の認識が違ってくる可能性があるのですね。ラジオ中でも、議論があったのですが、語尾ひとつで意味が変わってしまっている過去の発言事例もありました。

批判的工学主義のプロセスが単線的であるという松田さんの指摘は、僕も共感します。単線的にすると、一つのことを洗練させられる上に余計なことをしなくて済むから、スピードもアップするという理屈は理解できますが、果たして良いものができるかどうか。可能性を狭めてしまって効率のみ優先されるような気がします。あっ、でもとことんまでそれをやった事が無い僕が偉そうに言えないです・・・。想像するより実践ですよね。

藤村さんが、「知らないで批判する人が多い。印象批判が終わったあとで議論ができる。」とおっしゃっていました。松田さんはもちろん、よく理解されているとおっしゃっていたので、僕のような人がちゃんと勉強しないといけませんね・・・。
こういった、熱い議論を何度も聞けるというのも、建築系ラジオの魅力ですね!

・関連項目
藤村龍至の批判的工学主義を問う!(藤村龍至vs松田達)[4/5]
収録日時:2010年6月20日
収録場所:するところ(設計:近藤哲雄)/東京都墨田区
収録時間:30分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.5MB
PLAY 出演者:藤村龍至+松田達+永山祐子+北川啓介+建築系ラジオコアメンバー

松田──多分、北川さんが望む話の展開というのは、違う方向にあるんじゃないかと。何故こういうことをやるかというと、誰かが問題を感じていることを、いろいろな人が共有していて、そこに対して何かやってみないと面白くないじゃないか、というところもあると思うんですよ。五十嵐さんの話もありましたが、今日わざわざこういう会を設定したのだったら、ちゃんと期待されているところを突っ込まないといけないなという気持ちもあります...
藤村──おっしゃって頂いたことは確かにその通りで、話を単純化させるクセがあるので、その単純化に対する問題意識を松田さんが持たれていることはわかるので、その違和感というのは確かによくわかる話です。「考えるな」というのは現場的な方法論で、「考えるな」といった方が、学生がよく考えるようになるわけですよね。だからそういう逆説を含んでいて、実際に手を縛ることによって議論はすごく盛り上がるという経験が...

・出演者プロフィール
藤村龍至(ふじむら・りゅうじ)
1976年東京生まれ。2000年東京工業大学工学部社会工学科卒業後、2002年同大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。2002年より1年間ベルラーヘ・インスティテュート(オランダ)へ留学。 2002年から2005年までISSHO建築設計事務所共同主宰、2003年から2008年まで東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻博士課程に在籍し、2005年には藤村龍至建築設計事務所設立。2010年より東洋大学理工学部建築学科専任講師。

松田達(まつだ・たつ)
1975年生まれ。建築家。松田達建築設計事務所主宰。京都造形芸術大学・桑沢デザイン研究所非常勤講師。隈研吾建築都市設計事務所を経て、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリにて研修後、パリ第12大学パリ・ユルバニスム研究所にてDEA取得。作品=《第一回リスボン建築トリエンナーレ帰国展会場構成》《フラックスタウン・熱海》ほか。受賞=第10回タキロン国際デザインコンペティション3等ほか。共著=『20世紀建築研究』(INAX出版)、『建築・都市ブックガイド21世紀』(彰国社)ほか。

永山祐子(ながやま・ゆうこ)
1975年東京生まれ。98年昭和女子大学生活美学科卒業。98年青木淳建築計画事務所入所。2002年永山祐子建築設計設立。05年、ロレアル賞「芸術と科学の色の賞」奨励賞、中之島新線駅企画デザインコンペ優秀賞、つくば田園都市コンセプト住宅実施設計競技ニ等。06年、AR Awards(UK)「Highly Commended賞」。06年東京理科大学非常勤講師。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
1974年3月26日名古屋市内の和菓子屋生まれ。建築家、研究者。専門は、建築設計計画、建築意匠、現代建築、都市計画、情報空間論、サブカル論、ナゴヤ論。1996年国立名古屋工業大学工学部卒業。1999年ライザー+ウメモト事務所など。2001年同大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。同大学大学院助手、講師、助教授を経て、現在、国立大学法人名古屋工業大学大学院工学研究科准教授、名工大ラジオ局長。論文=『映画の中の都市と建築』、『和菓子と建築』など。報文=『マンガ喫茶白書 社会問題に先行するひとり一畳の聖域』(日本建築学会建築雑誌、2008年4月号)、『もうひとつの建築設計資料集成』(日本建築学会建築雑誌、2009年12月号)など。著書=『ハイパーサーフェスのデザインと技術』(彰国社、2005年)など。受賞=日本建築学会東海賞、名古屋市都市景観賞など。

建築系ラジオパートナー
彦坂尚嘉、天内大樹

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔
収録日時:2010年4月18日
収録場所:ヨコハマアパートメント
収録時間:24分59秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.4MB
PLAY 出演者:平塚桂+石川翔平+栗生えりな+入江徹+彦坂尚嘉+建築系ラジオコアメンバー

twitter討議の第5回目は、ツイッターが建築にどう関係していくのか、そして建築は変わっていくのか、という討議が続きます。加えてmixiやblogのコミュニケーションの取り方の違いや、文字を表象したツイッターの世界が現実の世界で私たちに新しい出会いやつながりを生む、バーチャルと現実を結ぶツイッターについてなど語られます。後半はツイッターで注目している人や、情報源としてのツイッター、会場にいる皆さんからツイッターに対する考え方について語られていき、様々な観点からtwitterの本質に迫ります。(長久保麗子)

・出演者プロフィール
平塚桂(ひらつか・かつら)
1998年京都大学工学部建築学科卒業、2001年同大学院工学研究科環境地球工学専攻修了。建築ライター/ぽむ企画。twitterアカウント @pomukatsura

石川翔平(いしかわ・しょうへい)
1982年愛知生まれ。2006年東京工業大学建築学科卒業、2007-2008年スイス連邦工科大学留学、2010年東京工業大学大学院建築学専攻修士課程修了。現在、建設会社勤務。twitterアカウント @siskw

栗生えりな(くりゅう・えりな)
1988年生まれ。東京大学工学部建築学科4年。twitterアカウント @ryu_t

入江徹(いりえ・とおる)
1974年生まれ。建築家。琉球大学工学部環境建設工学科建築コース准教授。横浜国立大学大学院修了。専門は、建築設計・現代建築理論。twitterアカウント @keropag

建築系ラジオパートナー
彦坂尚嘉 @hikosaka
山崎亮 @yamazakiryo

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎 @taroigarashi
南泰裕 @minamilab
倉方俊輔 @kurakata
北川啓介 @kitalab
松田達 @tatsumatsuda
収録日時:2010年4月13日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:16分54秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.1MB
PLAY 出演者:進藤遼太郎+田畠あゆみ+南泰裕

レビュー作品:《バルセロナ見本市グランビア会場拡張計画+トーレス・ポルタ・フィラ》伊東豊雄 
新建築4月号の表紙を飾った作品である。バルセロナの都市を表しているかのような計画。ゲートのように高層のツインタワーが建ち、低層棟と1kmものセントラルアクシス(通路)バルセロナのグリッド、不定形、大通りという要素を持ち、それを再計画したように感じられる計画である。伊東豊雄さんの今までの建築と絡めて今回の建築について南先生と学生が討議しています。伊東豊雄さんの講演会が国士舘大学で6月12日に行われるので、勉強し直さなければいけないなぁ思いました。講演会は皆さんも是非いらして下さい。(田畠あゆみ)

・出演者プロフィール
進藤遼太郎(しんどう・りょうたろう)
1987年生まれ。国士舘大学南研究室研究生
趣味...読書

田畠あゆみ(たばたけ・あゆみ)
1988年生まれ。。国士舘大学理工学部理工学科建築学系
趣味...バイク・ちびっ子ライダー

・関連項目
新建築社
収録日時:2010年5月17日
収録場所:ワークヴィジョンズ アトリエ/東京都品川区
収録時間:46分28秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:21.2MB PLAY 出演者:藤原徹平+西村浩+倉方俊輔

藤原徹平さんと西村浩さんの対談の第4回目は、藤原徹平さんから「下関市川棚温泉交流センター」の現場での裏話について語られます。モックアップをつくることの重要性や、日本の地方の施工会社が持つ能力、これからの建築家に必要な能力とは。現場で起こる問題や発見について議論していきながら、話が展開されていきます。今回のプロジェクトへのこだわりについて、熱く語る藤原さんに注目です。(松田佳奈)

 

・出演者プロフィール
藤原徹平(ふじわら・てっぺい)
1975年横浜生まれ。横浜国立大学大学院修了。2001年より隈研吾建築都市設計事務所勤務、現在同事務所設計室長。2008年より横浜国立大学非常勤講師、2009年よりフジワラテッペイアーキテクツラボ代表、2010年よりNPO法人ドリフターズインターナショナル理事、東京理科大学非常勤講師。

西村浩(にしむら・ひろし)
1967年生まれ。1991年東京大学工学部土木工学科卒業。1993年同大学修士課程修了。1993年gia設計入社1999年ワークヴィジョンズ設立。日本大学理工学部非常勤講師、国土交通省東北地方整備局デザイン研修講師。2007年土木学会デザイン賞、2009年グッドデザイン大賞、2010年日本建築学会賞など受賞。
収録日時:2010年7月4日
収録場所:神保町某居酒屋
収録時間:36分27秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.9MB
PLAY 出演者:松田達+五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔+片田江由佳+深谷美波+天内大樹

松田──中庭の種類はフランスとドイツとで違っていて、例えばドイツとかオランダのホフ(Hof)の概念とは、一つの街区の外側を建物で覆い、内側には小学校や公園を置く広い空間になっているものです。フランスは、街区を区画(パルセル)で分割し、パルセル一つに対して中庭が一つあるという形になっています。簡単にいうと桁が違っていて(フランスの中庭は)ドイツの1/10くらいの大きさでしかないわけですよ。基本的には同じ中庭といっても、Hofとcourと名前が違うように、完全に違うものであると僕は思っています...
(深谷美波)

註:この収録には続きがあり、第4回目が存在します。しかし4回目は、内容的に内部からも配信反対の声が大きかったため、いったん建築系ラジオからの配信は保留し、下記の展覧会場でのみ、公開することになりました。どうかご了承お願いするととともに、展覧会にも足を運んで頂ければ幸いです(2010年7月15日まで)。

・出演者プロフィール
片田江由佳(かたたえ・ゆか)
1986年福岡生まれ。福岡大学卒。東京理科大学大学院 伊藤香織研究室所属。福岡の都市戦略を研究中。地方都市と市民と建築に斬りこむ研究職を目指しています。趣味はアニメ、宝塚、百人一首。
 
深谷美波(ふかや・みなみ)
1989年富山県生まれ。昭和女子大学生活科学部環境デザイン学科杉浦久子研究室所属。趣味はアニメ、サッカー、コスプレ、お酒。。
 
関連項目
出演者:武智仁志

藤村さんは、元は建築の専門外ということで、大学院の時に図面が描けなかった時代があったということをお聞きし、びっくりしました。まあ、描ける・描けないというレベルが違うのでしょうけれども。

効率性と固有性を両立させるにはどうするべきか。ものづくりをしている人達にとって、この課題はいつもつきまといます。でも、昔から「二兎追うものは一兎をも得ず」ともいいます。新しい方法論は常に刺激的ですが、本当に両立が可能なのかは、今後の活動を注目していくしかありません。

個人的な例で申し訳ないのですが、実務経験のない建築ではなく、今の仕事でも効率性と固有性の壁を実感できます。早く正確に出すことを目標に、標準化やデータのユニット化を今まで何回も改善プロジェクトでやってきましたが、なかなかうまくいっているとは言えない状態です。より良い完成度を目指してこだわっているとどうしても時間がかかってしまい、そうこうしているうちに工程日限を迎えて、良くもないけど悪くもない、問題はないからこれでいこう!となってしまいます。
(こんなこと言っていいのか・・・。)

僕なんかはこの程度なのですが、一人すごい人物がいます。
実装するべき用品リストをじぃ〜っと眺めていたかと思ったら(けっこうな時間にらめっこしています)、マウスをおもむろに動かし始めるやいなや、ババーっと図面を描き上げてしまうのです。しかも、現場でも後戻りがほとんどない。普通の人(僕)なんかは、描きもって、あーでもない、こーでもないとCAD上で配置移動を繰り返してやっとましな図面ができるのですが、道具がCADなのにやり直しを前提とせずに頭の中だけで設計してしまいます。こういう人達が多分、アトリエ派に多いと思うのですが、こういう能力を高める手法では日本の風景を今の社会では変えられないということですね?でも、時代が経つとアトリエ派のは、味のある建築になると思うのですが、完成した後のたたずまい感や気配感が「BUILDING K」からは漂ってこないような気がします。(建築を建てた事ない人間なので、むなしいセリフです。建築そのもので語れる存在に強く憧れます・・・。)

批判的工学主義のプロセスに対してするどい突っ込みが永山祐子さんからありました。
超線形設計プロセスに対して、反復をやめるタイミングをどう決めるのか?というご質問でした。利害関係が出尽くして、体力的、物理的な限界がきてタイミングが決まるとおっしゃっていたことが、結構、ショックで、批判的工学主義のプロセスとしては、まだ完成形ではないんだなと感じました。
批判的工学主義では、皆が共有できる明確な手法を使うのが良しとしているとはいえ、あまりにも普通の出来事で・・・。この説明は藤村さんらしくないというか、藤村さんも人の子なんだなと少し安心?しました・・・。

気になったのが、超線形設計プロセスのデータは、フォーマットなるものが存在するのかどうかということです。すべてゼロの状態で敷地条件から要望までを拾っていくのか、それともある程度までは定型のものが存在して、検討中に項目を付け足していくのか。スタートの地点が違ってくるのでスピードに影響があると思うのですが、ここでも相反する存在どうしを調整していかなければならず、ゼロからだと時間がかかるし、フォーマットがあると、導かれる答えがある程度限定されてきそうですね。

ここで思い出されたのが、宮脇檀建築研究室の建築設計調書です。与条件を整理分析してプランを具現化していくための基礎データだそうです。(出典:『建築知識2006年6月号』P104)
細かな情報を調査して、設計に望むという点では同じだと思うのですが、こういったデータと藤村さんがおっしゃるデータの違いがよく分かりません。与条件と建築模型のアーカイブを対応させているだけではないのかなと思いました。

討議に参加された皆さんも、疑問の声がいろいろとありましたね。五十嵐太郎さんがご指摘されたように、厳しい戦いになりそうです。

でも、今回のような討議の場自体が、藤村さんのデータベースに取込まれている気がします。次回の講演会等では、今回指摘された部分が分析されて、さらに隙のないマシンガントークが炸裂しそうですね(笑)。

・関連項目
藤村龍至の批判的工学主義を問う!(藤村龍至vs松田達)[3/5]
収録日時:2010年7月4日
収録場所:神保町某居酒屋
収録時間:35分41秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:17.1MB
PLAY 出演者:松田達+五十嵐太郎+天内大樹+片田江由佳

松田──中庭というのは、単純に僕にとって何かというと... フランスにいた時に感じたのは、「建築空間」──例えばパリだとアパルトマンとか普通の住宅とか、一つの建物を構成している原理、それをまあ建築空間と簡単にいっていますけれども──それと「都市空間」、つまり街路の側から見える都市、その中間領域が「中庭空間」だと思ったんですよね。要するに都市空間と建築空間をうまくつないでいるものの一つが中庭空間であると、僕はフランスにいた時に思ったわけです...

松田達展「都市建築へ」を巡る議論、第2回はパリの4区とアトリエ・ワンによる13区分析の比較、建築プランの言語化、そして松田さんが中庭に興味をもったきっかけへと話題は移ります。(片田江由佳)

・出演者プロフィール
片田江由佳(かたたえ・ゆか)
1986年福岡生まれ。福岡大学卒。東京理科大学大学院 伊藤香織研究室所属。福岡の都市戦略を研究中。地方都市と市民と建築に斬りこむ研究職を目指しています。趣味はアニメ、宝塚、百人一首。

関連項目

収録日時:2010年7月4日
収録場所:神保町某居酒屋
収録時間:32分28秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.6MB
PLAY 出演者:松田達+五十嵐太郎+片田江由佳+天内大樹

片田江──今回、松田さんが初個展をされたということで、わたしも今日見に行ったんですけれども、正面に宣言文として「都市建築へ」とあって,その中に中庭が重要であるということを書かれていました。どういった意味で中庭の話とつながっているのかよく分からなかったので、建築系ラジオの場として説明してほしいと申し出たところ、それは嫌だと言われたんです。松田さんとしては建築系ラジオに関わっている身として、建築系ラジオというメディアを私物化したくないという考えがあって、もちろん理解は出来るんですが、建築家松田達として、建築界に対してどういうメッセージを持って今回の展示を行ったのか、今後どういったことをしていきたいのか、一度じっくりお話を聞きたいと思っていたのです...

・出演者プロフィール
片田江由佳(かたたえ・ゆか)
1986年福岡生まれ。福岡大学卒。東京理科大学大学院 伊藤香織研究室所属。福岡の都市戦略を研究中。地方都市と市民と建築に斬りこむ研究職を目指しています。趣味はアニメ、宝塚、百人一首。

関連項目

収録日時:2010年6月20日
収録場所:するところ(設計:近藤哲雄)/東京都墨田区
収録時間:29分09秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.0MB
PLAY 出演者:藤村龍至+松田達+永山祐子+北川啓介+彦坂尚嘉+建築系ラジオコアメンバー

彦坂──『建築雑誌』ではなくて、アーキテクチャって『思想地図』の(論文は)面白かったですし、一番最初に説明されていた現代の風景が変わったというのは、私もすごく気になるところです。しかも建っている建物のレベルが違いますよね。高さも高くなったけれども、視覚的に見てもずいぶん違うんですよね。簡単に見れば軽くなったわけですけれども。そういうものがたくさん建ってきて、根本的な変化なんじゃないかということがあって...
藤村──コメント頂きましてありがとうございます。ご質問頂いた内容ですが、機能主義が立ち上がった時の、モダニズムが生まれて来るまでというのは、それなりに時間がたったと思うんですけれども、理論的に考えていって、いま情報化があるからこれが立ち上がるはずだというよりは、いまある変化を整理していくと、こういう風に言えるんではないかと、そういうのが基本的にありまして...

・出演者プロフィール
藤村龍至(ふじむら・りゅうじ)
1976年東京生まれ。2000年東京工業大学工学部社会工学科卒業後、2002年同大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。2002年より1年間ベルラーヘ・インスティテュート(オランダ)へ留学。 2002年から2005年までISSHO建築設計事務所共同主宰、2003年から2008年まで東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻博士課程に在籍し、2005年には藤村龍至建築設計事務所設立。2010年より東洋大学理工学部建築学科専任講師。

松田達(まつだ・たつ)
1975年生まれ。建築家。松田達建築設計事務所主宰。京都造形芸術大学・桑沢デザイン研究所非常勤講師。隈研吾建築都市設計事務所を経て、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリにて研修後、パリ第12大学パリ・ユルバニスム研究所にてDEA取得。作品=《第一回リスボン建築トリエンナーレ帰国展会場構成》《フラックスタウン・熱海》ほか。受賞=第10回タキロン国際デザインコンペティション3等ほか。共著=『20世紀建築研究』(INAX出版)、『建築・都市ブックガイド21世紀』(彰国社)ほか。

永山祐子(ながやま・ゆうこ)
1975年東京生まれ。98年昭和女子大学生活美学科卒業。98年青木淳建築計画事務所入所。2002年永山祐子建築設計設立。05年、ロレアル賞「芸術と科学の色の賞」奨励賞、中之島新線駅企画デザインコンペ優秀賞、つくば田園都市コンセプト住宅実施設計競技ニ等。06年、AR Awards(UK)「Highly Commended賞」。06年東京理科大学非常勤講師。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
1974年3月26日名古屋市内の和菓子屋生まれ。建築家、研究者。専門は、建築設計計画、建築意匠、現代建築、都市計画、情報空間論、サブカル論、ナゴヤ論。1996年国立名古屋工業大学工学部卒業。1999年ライザー+ウメモト事務所など。2001年同大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。同大学大学院助手、講師、助教授を経て、現在、国立大学法人名古屋工業大学大学院工学研究科准教授、名工大ラジオ局長。論文=『映画の中の都市と建築』、『和菓子と建築』など。報文=『マンガ喫茶白書 社会問題に先行するひとり一畳の聖域』(日本建築学会建築雑誌、2008年4月号)、『もうひとつの建築設計資料集成』(日本建築学会建築雑誌、2009年12月号)など。著書=『ハイパーサーフェスのデザインと技術』(彰国社、2005年)など。受賞=日本建築学会東海賞、名古屋市都市景観賞など。

建築系ラジオパートナー
彦坂尚嘉、天内大樹

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔
収録日時:2010年4月18日
収録場所:ヨコハマアパートメント
収録時間:25分18秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.5MB
PLAY 出演者:平塚桂+石川翔平+栗生えりな+彦坂尚嘉+建築系ラジオコアメンバー

ツイッター時代に建築に何が可能か? ツイッター討議の第4回目はいよいよ本題に入っていきます。コミュニケーションツールとしてのツイッターが、建築にどう影響を与えていくのかを討議しています。李明喜さんのpinpong project(ピンポン・プロジェクト)は、ツイッターと建築の関係を変えることができるのか?参加者のツイッターに対する考えや、メディアとしてのツイッターなど、ツイッターの本質や情報化社会との関係を解きほぐしながら、次第に白熱した討議に発展していきます。特に、後半の反ツイッター論からの展開は、聴き逃せません。(長久保麗子)

・出演者プロフィール
平塚桂(ひらつか・かつら)
1998年京都大学工学部建築学科卒業、2001年同大学院工学研究科環境地球工学専攻修了。建築ライター/ぽむ企画。twitterアカウント @pomukatsura

石川翔平(いしかわ・しょうへい)
1982年愛知生まれ。2006年東京工業大学建築学科卒業、2007-2008年スイス連邦工科大学留学、2010年東京工業大学大学院建築学専攻修士課程修了。現在、建設会社勤務。twitterアカウント @siskw

栗生えりな(くりゅう・えりな)
1988年生まれ。東京大学工学部建築学科4年。twitterアカウント @ryu_t

小泉瑛一(こいずみ・よういち)
Y-PAC主宰。横浜国立大学卒業。twitterアカウント @yoichikoizumi

建築系ラジオパートナー
彦坂尚嘉 @hikosaka
山崎亮 @yamazakiryo

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎 @taroigarashi
南泰裕 @minamilab
倉方俊輔 @kurakata
北川啓介 @kitalab
松田達 @tatsumatsuda
収録日時:2010年4月13日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:20分03秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.2MB
PLAY 出演者:南泰裕+岸孝也+松本雅伸

レビュー作品:《House inTATEYAMA》布施茂 / fuse-atelier + 武蔵野美術大学布施スタジオ 
千葉県館山市に建つ、近隣との境界を設けないオープンな住宅である。この作品を見て行くと、スラブにレベル差を設けて地形のような空間をつくり、周囲との綺麗な統一感・距離感を生み出している。また境界壁がない分、外壁に重厚感を持たすことにより、開く・閉じるという曖昧さが絶妙な関係を生み出し、両義的な住空間となっている。ラジオ内ではプランについても話をしているので、住宅特集を見ながら聞いて頂きたいです。(長門亮)

・出演者プロフィール
岸孝也(きし・たかや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学研究科専攻 趣味...トランプ

松本雅伸(まつもと・まさのぶ)
1989年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学系
趣味...読書,つぶやき,人間観察

・関連項目
新建築社
収録日時:2010年4月23日
収録場所:ROOMS/福岡県福岡市中央区
収録時間:31分43秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.6MB
PLAY 出演者:井手健一郎+末光弘和+平瀬有人+藤村龍至+藤原徹平+加藤孝司+倉方俊輔

2010年4月21日から25日の5日間、福岡でDESIGNING2010展が開催されました。トークイベント「TRANSMISSION/トランスミッション」シリーズの最終回、ディスカッション後半の議論の中心は、今、若手建築家が持っている危機意識のひとつ、「建築家は都市にコミットしているのか」に移っていきます。建築家は都市を成り立たせている構造にどれだけ関与することができているのか、都市で活躍する建築家として隈研吾氏を例として示しながら、これからの建築家の手法やロールモデルについて議論します。今後、日本の都市は成熟し、緩やかな縮小を迎えます。その時、建築家は都市にどのようにコミットできるのでしょうか?また、福岡のDESIGNING展の役割とは?第一線で活躍している若手建築家の都市と建築に対するスタンスや考え方が明らかになる貴重な回ですのでお見逃しなく!(正木哲)

・出演者プロフィール
井手健一郎(いで・けんいちろう)
1978年福岡県生まれ。2000年福岡大学工学部建築学科卒業後、渡欧。2001年に有限会社 IMOTOアーキテクツ勤務。2003年には松岡祐作都市建築計画事務所勤務後、rhythmdesign /リズムデザインを設立。

末光弘和(すえみつ・ひろかず)
1976年生まれ。1999年東京大学建築学科卒業後、2001年同大学院終了。2006年まで伊東豊雄建築設計事務所に勤務後、2007年一級建築士事務所SUEP.を設立。2008年に東京電機大学非常勤講師を勤め、2009年からは横浜国立大学大学院Y-GSA設計助手、2010年からは首都大学東京非常勤講師を勤める。

平瀬有人(ひらせ・ゆうじん)
1976年生まれ。1999年早稲田大学理工学部建築学科卒業後、同大学院博士後期課程単位満了。早稲田大学理工学部建築学科助手・非常勤講師を経て、平瀬アトリエ代表。2007年より文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてスイスに滞在、2008年に佐賀大学理工学部都市工学科(建築・都市デザインコース)准教授に就任。

藤村龍至(ふじむら・りゅうじ)
1976年東京生まれ。2000年東京工業大学工学部社会工学科卒業後、2002年同大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。2002年より1年間ベルラーヘ・インスティテュート(オランダ)へ留学。 2002年から2005年までISSHO建築設計事務所共同主宰、2003年から2008年まで東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻博士課程に在籍し、2005年には藤村龍至建築設計事務所設立。2010年より東洋大学理工学部建築学科専任講師。

藤原徹平(ふじわら・てっぺい)
1975年横浜生まれ。横浜国立大学大学院修了。2001年より隈研吾建築都市設計事務所勤務、現在同事務所設計室長。2008年より横浜国立大学非常勤講師、2009年よりフジワラテッペイアーキテクツラボ代表、2010年よりNPO法人ドリフターズインターナショナル理事、東京理科大学非常勤講師。

加藤孝司(かとう・たかし)
執筆家。東京浅草生まれ。建築・デザインを横断的に探求、執筆。デザイン誌や建築誌などへの寄稿をはじめ、2005年より始めたblog『FORM_story of design』では、建築、デザイン、映画や哲学など、独自の視点から幅広く論考中。目下の楽しみは日本各地をめぐり、さまざまな出来事と出会うこと。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
建築系ラジオコアメンバー。
出演者:武智仁志

2007年7月に、米田明さんの講演を大学の特別講義で聞いた事がありました。当時、「建築と野生」という題で講演されていて、過去のことが現在の建築にどんな影響を与えたかという内容でした。岡本太郎とコルビュジェ。つながっていないようでも、民族学の視点が二人に同じような行動を促し、各界に影響を与えていることを知りました。コルビュジェ最期の作品である「ヴェニスの病院」は幼少時代の経験がもとになったという分析でした。岡本太郎氏が万博で制作した太陽の塔の黒い過去の顔が、万博のお祭り広場に向かって立っていたのは、岡本太郎の思惑だったのではないかという話も面白かったです。講演当時の個人的な議事録を読み返しますと、

・日本の建築→多義的なもの→現代建築へどう生かすか?
・庭に興味がある。
・現代へどう生かすかは常に考えている。
・過去を考え尽くしたら、現代へ。
・先人の教えはなんだったのか、常に過去のものにせず新しいもの
 として考える。
・過去のものを意図的に現代建築へ→尺度(とリンクして材料)尺
 度ありき。
・日本の庭に感じる尺度。緻密に設定されている。距離感。
・体の感覚のなぜを常に考える。

と、建築系ラジオで述べられていたことに通じる内容をすでに言われていました。最後は、「K-Clinic」という当時の最新作の写真を見せていただいて、すさまじいキャンチの様子が、それまで静かだった会場をどよめかせたことを覚えています。

さて、今回のお話も、非常にワクワクする話でした。MP3のラジオだから聞き直せるのも頭に入ってきやすく得した気分になります。
 枯山水を例に出されて、「見立て」による具象的な側面と抽象性、そして日本的な構成原理への還元のお話。僕は、日本的な、自然と背筋をシャキッとさせたくなるような凛とした空間と、閉じこもった感覚が少ない空間が気持ち良いと思っていましたが、それが何故かはまったく考えきれていません。それを、2つの配信を併せて40分程で「プチ崇高(=凛)」と「やぶれ(=開放感)」というモヤモヤが残らない分析を展開されるので聞いていてスッキリしました。具体的な建築空間としての事例は、これからの米田さんの作品を楽しみに待つだけです。

その他にも気になるキーワードがありました。
・石のような(存在の)建築
・目で見ているもの、体で感じているもの、思考
・スケールが無限大のものとリンクし、重層している感覚
 (孔の多重化?)

あり過ぎて書ききれないくらいです。「借景」という言葉はよく使いますが、遠くのものを近くに呼び込む孔という見方は斬新でした。
 それから、京都御所の松に対して、ここまで考え抜く人は他にいるでしょうか?都心にあって外から見ると景色としてとけ込んでいるのに、中からみると別の空間にある松。外からみる松と内から見る松は違う、と。松は松として、そこに突っ立っているだけなのに、ある境界のあちらとこちら側では、その松がまったく別の存在に見えるというのは、スゴイ発見ですね。そこに石のような存在の建築がつながっていくのですね。狭小住宅のお話がでましたが、日本の住宅事情を問題としない、逆に日本的で特徴的な空間に変える方法が見つかる可能性大ですね。それは、同じような都市への普遍性を持っている可能性がありますね。外部を取り込むのか、それとも、隣の内部空間を引き寄せるのか、孔は上か下か、虚像か、それともまったく違う手法か・・。テクノロジーの真行草も気になります。

ぜひ、また米田さんのインタヴューをお願いいたします。

(思ひ出のコメントー初出:2009.2.15)

・関連項目
米田明インタヴュー
日本の建築空間・その1〈やぶれる空間〉について

米田明インタヴュー
日本の建築空間・その2〈プチ崇高〉について

日本の美術運動[1/2]

収録日時:2010年06月26日
収録場所:板橋区立美術館
収録時間:25分43秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB
PLAY 出演者:弘中智子+彦坂尚嘉+天内大樹

板橋区立美術館で開かれた館蔵品展「日本の美術運動」(2010.05.15-06.27)について、同館学芸員の弘中智子さんを迎えてお話を伺います。池袋モンパルナス(詩人・小熊秀雄の命名)という30年代の芸術家たちの動きを継承する、個性的な同館において、大正期から戦後の日本アンデパンダン/読売アンデパンダンの時期までをカバーする展示を拝見しました。彦坂さんが「ブログにも書けないほど感動した」という新人画会(1943−44、松本竣介、靉光、井上長三郎ら)を中心に発掘作業を続ける弘中さん。学芸員の地道で貴重な仕事をフィーチャーしながら、難波田龍起など戦中・戦後の芸術家たちを見ていきます。終盤、視覚や他の知覚と絵画の関係も語られます。「建築系美術ラジオ」第4回収録シリーズです。(天内大樹)

・出演者プロフィール
弘中智子(ひろなか・さとこ)
1979年山口県生まれ。板橋区立美術館学芸員。専門は日本近代美術。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在学(休学)中。展覧会に「池袋モンパルナスの作家たち」(2007年)「新人画会」(2008年)「日本のシュルレアリスム」(2009年)他。現在は「福沢一郎絵画研究所」(2010年11月20日より2011年1月10日)の準備中。

・関連項目
板橋区立美術館(2008年新人画会展/2010年日本の美術運動展)
収録日時:2010年6月1日
収録場所:池袋駅周辺某居酒屋
収録時間:30分58秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.2MB
PLAY 出演者:片田江由佳+平田りか+平野晴香+佐藤仁哉+野上広幸+入江徹+天内大樹+松田達

第2回となる建築系ラジオスタッフコンテンツの配信。今回は女子スタッフ3名による建築系ラジオとの出会い、そしてスタッフとしてのバイタリティのよりどころについて話は展開していきます。後半では、ラジオリスナーとして打ち上げに参加した国士舘大学の皆さんから、さらには入江徹さんから、建築系ラジオの方向性を問う方向に話がずれていきます。誰をリスナーと考えているか? リスナーを絞る必要はあるのか? オルタナティブなメディアとして、ここでしかできない議論を提供する場として、さらなる変革を迎えようとしている建築系ラジオ。この機会に、あなたもラジオスタッフになってみませんか? ご質問、ご応募などはこちらまで。(平野晴香)

・出演者プロフィール
片田江由佳(かたたえ・ゆか)
1986年福岡生まれ。福岡大学卒。東京理科大学大学院 伊藤香織研究室所属。福岡の都市戦略を研究中。地方都市と市民と建築に斬りこむ研究職を目指しています。趣味はアニメ、宝塚、百人一首。

平田りか(ひらた・りか)
1987年埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味はDVD鑑賞。音楽鑑賞。散歩。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA関東出展。企画、編集関係の仕事を目指しています。

佐藤仁哉(さとう・じんや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院南泰裕研究室所属。趣味、仮面ライダー。

野上広幸(のがみ・ひろゆき)
1986年生まれ。国士舘大学大学院国広ジョージ研究室所属。趣味、サッカー。

入江徹(いりえ・とおる)
1974年生まれ。建築家。琉球大学工学部環境建設工学科建築コース准教授。横浜国立大学大学院修了。専門は、建築設計・現代建築理論。

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