藤村龍至の批判的工学主義を問う!(藤村龍至vs松田達)[4/5] - 建築系ラジオ
収録日時:2010年6月20日
収録場所:するところ(設計:近藤哲雄)/東京都墨田区
収録時間:30分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.5MB
PLAY 出演者:藤村龍至+松田達+永山祐子+北川啓介+建築系ラジオコアメンバー

松田──多分、北川さんが望む話の展開というのは、違う方向にあるんじゃないかと。何故こういうことをやるかというと、誰かが問題を感じていることを、いろいろな人が共有していて、そこに対して何かやってみないと面白くないじゃないか、というところもあると思うんですよ。五十嵐さんの話もありましたが、今日わざわざこういう会を設定したのだったら、ちゃんと期待されているところを突っ込まないといけないなという気持ちもあります...
藤村──おっしゃって頂いたことは確かにその通りで、話を単純化させるクセがあるので、その単純化に対する問題意識を松田さんが持たれていることはわかるので、その違和感というのは確かによくわかる話です。「考えるな」というのは現場的な方法論で、「考えるな」といった方が、学生がよく考えるようになるわけですよね。だからそういう逆説を含んでいて、実際に手を縛ることによって議論はすごく盛り上がるという経験が...

・出演者プロフィール
藤村龍至(ふじむら・りゅうじ)
1976年東京生まれ。2000年東京工業大学工学部社会工学科卒業後、2002年同大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。2002年より1年間ベルラーヘ・インスティテュート(オランダ)へ留学。 2002年から2005年までISSHO建築設計事務所共同主宰、2003年から2008年まで東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻博士課程に在籍し、2005年には藤村龍至建築設計事務所設立。2010年より東洋大学理工学部建築学科専任講師。

松田達(まつだ・たつ)
1975年生まれ。建築家。松田達建築設計事務所主宰。京都造形芸術大学・桑沢デザイン研究所非常勤講師。隈研吾建築都市設計事務所を経て、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリにて研修後、パリ第12大学パリ・ユルバニスム研究所にてDEA取得。作品=《第一回リスボン建築トリエンナーレ帰国展会場構成》《フラックスタウン・熱海》ほか。受賞=第10回タキロン国際デザインコンペティション3等ほか。共著=『20世紀建築研究』(INAX出版)、『建築・都市ブックガイド21世紀』(彰国社)ほか。

永山祐子(ながやま・ゆうこ)
1975年東京生まれ。98年昭和女子大学生活美学科卒業。98年青木淳建築計画事務所入所。2002年永山祐子建築設計設立。05年、ロレアル賞「芸術と科学の色の賞」奨励賞、中之島新線駅企画デザインコンペ優秀賞、つくば田園都市コンセプト住宅実施設計競技ニ等。06年、AR Awards(UK)「Highly Commended賞」。06年東京理科大学非常勤講師。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
1974年3月26日名古屋市内の和菓子屋生まれ。建築家、研究者。専門は、建築設計計画、建築意匠、現代建築、都市計画、情報空間論、サブカル論、ナゴヤ論。1996年国立名古屋工業大学工学部卒業。1999年ライザー+ウメモト事務所など。2001年同大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。同大学大学院助手、講師、助教授を経て、現在、国立大学法人名古屋工業大学大学院工学研究科准教授、名工大ラジオ局長。論文=『映画の中の都市と建築』、『和菓子と建築』など。報文=『マンガ喫茶白書 社会問題に先行するひとり一畳の聖域』(日本建築学会建築雑誌、2008年4月号)、『もうひとつの建築設計資料集成』(日本建築学会建築雑誌、2009年12月号)など。著書=『ハイパーサーフェスのデザインと技術』(彰国社、2005年)など。受賞=日本建築学会東海賞、名古屋市都市景観賞など。

建築系ラジオパートナー
彦坂尚嘉、天内大樹

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔
(2010年7月14日公開)

連載紹介

建築系ラジオがいま最も注目しているテーマについて、討議を行います。ゲスト数人を交え、主要なメンバーが集まっての熱い討議です。過去の収録回も是非お聞き下さい。
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