建築系ラジオ: 2010年5月アーカイブ

2010年5月

収録日時:2010年2月22日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:22分11秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.2MB
PLAY 出演者:石川亮+直嶋裕之(+佐藤仁哉+進藤遼太郎)+南泰裕

レビュー作品:《湘南の家》五十嵐淳
『新建築住宅特集』の2010年2月号です。今回は五十嵐淳さんの湘南に建つ「湘南の家」について学生達と議論しています。今まで北海道を中心に活躍してきた五十嵐さんの初の関東の作品です。北海道と湘南の全く異なる環境でありながら、意図的に北海道でのコンテクストを持ち込んで設計している面白い作品です。また、後半「若手建築家という存在とは?」について話していて、学生達の今の"生"の気持ちが聞けます。(J.Sato)

・出演者プロフィール
石川亮(いしかわ・りょう)
1984年生まれ。国士舘大学研究生
趣味...シンプソンズ収集

直嶋裕之(なおしま・ひろゆき)
1987年生まれ。国士舘大学工学部建築デザイン学科
趣味...映画鑑賞

(※一部後半から)
佐藤仁哉(さとう・じんや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻
趣味...仮面ライダー,アメコミ

進藤遼太郎(しんどう・りょうたろう)
1987年生まれ。国士舘大学工学部建築デザイン学科
趣味...読書

・関連項目
新建築社
収録日時:2010年2月24日
収録場所:ワークヴィジョンズ アトリエ/東京都品川区
収録時間:30分43秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.4MB PLAY 出演者:西村浩+山崎亮+倉方俊輔

二人は地方都市のさまざまな困難な状況の現場に立ち会い、地元の人と話していくことで、街を少しずつ動かしていくという、新しいデザイナーとしての役割を担っています。上から提案を押し付けるような形ではなく、地元の人ひとりひとりが、もともとバラバラにもっていた能力を集めていくことで何が出来るのか、それをマネージメントし、コーディネートする。そして少しずつ修正していくことで、地元の人たちが街のヴィジョンを組み立てていくという形に育てていく。シナリオ・プランニングであり、それが「自走力のデザインメソッド」だともいえる。(編集部)

・出演者プロフィール
西村浩(にしむら・ひろし)
1991年東京大学工学部土木工学科卒業。1993年同大学修士課程修了。1993年gia設計入社
1999年ワークヴィジョンズ設立。日本大学理工学部非常勤講師、国土交通省東北地方整備局デザイン研修講師。

山崎亮(やまざき・りょう)

1973年生まれ。1999年大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了。2006年より東京大学大学院工学系研究科博士課程都市工学専攻在籍。京都造形芸術大学、京都市立芸術大学、近畿大学、大阪工業技術専門学校講師。studio-L代表。
共著に『震災のためにデザインは何が可能か』『マゾヒスティックランドスケープ』『都市環境デザインの仕事』など。

関連リンク
ワークヴィジョンズ
studio-L
建築浴のおすすめ

金城優インタビュー[後半]

収録日時:2009年10月28日
収録場所:沖縄某居酒屋
収録時間:26分54秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.6MB PLAY 出演者:金城優+入江徹+五十嵐太郎+南泰裕+山田幸司+倉方俊輔+松田達+森本悠義

沖縄の建築家、金城優さんへのインタビュー後半です。本土とは異なる特有の風、雨という気候条件と戦う沖縄の建築。金城さんの考えるアプローチとは。独自の視点から選ばれた沖縄おすすめの建築も教えていただきます。設計課題を受けた教え子たちの金城優評も収録。多角的に建築家、金城優へと迫ります。番組最後には、爆笑必至のモンスター学生が登場するおまけつき!(Y.Hirayama)

・出演者プロフィール
金城優(きんじょう・まさる)
1966年沖縄生まれ 。独学にて建築を学ぶ。 1993年マッシミリアーノ・フクサス事務所(ロ−マ) 。1995年門建築都市研究室設立 。2005年有限会社門に改称 。1995年インタ−ナショナルデザインアカデミー非常勤講師 。2003年 琉球大学工学部環境建設工学科非常勤講師。

入江徹(いりえ・とおる)
1974年生まれ。建築家。琉球大学工学部環境建設工学科建築コース准教授。横浜国立大学大学院修了。専門は、建築設計・現代建築理論。

出演者:武智仁志

コンペの状況を聞けるのって、エキサイティングですねっ!
まるで、自分も参加しているようで楽しんで聞けました。それにしても、最終審査まで残られた皆さんは、レベルが高いです。どれも聞いていてワクワクしました!

ラジオを聞いていると、普段は、とても視覚に頼って生活しているんだなと、認識できます。TEPCOのコンペはとても面白いものでした。視覚で得る印象と聴覚で整理した情報は、本質への近づき方が違うように思いました。
審査員の方々は、結構、耳からの情報に影響されるのですね。天井裏と言ってしまうと、「なんだ、天井裏か」って思ってしまうのですが、天井の物からジェンダーが滲みでてくると言われると、面白そうな印象になります。ラジオを聞いた後に各提案を見ると、まったく印象が違いました。僕がみると、天井案はとても楽しそうな雰囲気に見えます。
言葉が少ないプレゼン資料からは、それをどう読み取るかという感性により、読み取る人によって提案の広がり方が違ってきます。それを、言葉で説明してしまうと、「なあんだ」という反応に変わってしまうことが僕の場合はあります(苦笑)。すべてが見えていないけど、可能性が見えるという提案が、提案部門のプレゼンでは評価されるのかもしれませんね。
(知ったかぶり・・・・。)

「ジェンダーを考える家」というテーマが難しかったかどうかの質問は、参加者の・・・、もっと広い範囲で言うと、男女間のジェンダーに対する感覚が浮き彫りになりましたね。とっかかりとして男子学生がまず、することは、ジェンダーについてインターネットで調べることです。僕自身、「ジェンダーって何?」という状態から入りました。男子学生にとって、ジェンダーへの意識は多分ほとんどなくて、まずジェンダーの意味そのものを調べないといけません・・・。ところが、唯一選出の女子学生は、学食の食器サイズへの違和感(学食のおばちゃんは食器の使い分けが面倒じゃないのでしょうか?)など,経験を元にしたジェンダーへの意識をすでに持っていました。実感としてあるんです。ジェンダーへの意識を拾い集めなくてはならない人と、常に意識がある人とでは、コンセプトを導く視点が違うように思います。

まず、ジェンダーへの意識がなかった人の案は、異性との距離感や気配感、異性を意識させる物の操作、異性を意識させる空間構成、既に異性ごとに分けられていた場の再構成など、異性への直接的な態度を誘発させる提案が多いように思いました。社会や文化的に分けられた性というよりも、直接的な(生物学的な)男女の存在を核とした提案です。女の人は髪が長い方が良くて男の人は短い方が良いだとか、女の人はスカートをはくべきだとかいったジェンダー観ではなく、この距離に異性がいたら緊張するよねとか、デリケートな場が近接したら妙に異性を意識するよねといったような「女の人」や「男の人」そのものの存在を誇張させるような空間の提案です。

一方、常にジェンダーへの意識がある人の案は、社会や文化的に分けられた性への感覚を、建築的な要素に置き換えて空間を構築しています。今回は、阿部妙子さんの「違和感」がそれにあたります。プレゼンや、最後の一言を聞いていて一番説得力を感じたのが阿部さんの声でした。経験を元に話されていて、僕でも「ありそう」と納得できるものがありました。そして、建築的な要素である開口部を使って、日頃、感じている「違和感」を建築的に翻訳して提案されています。直接、異性を感じる構成ではなく、間接的なものへと変換しているんです。ジェンダーについて感じていることと同じような感覚を得ることが可能な空間構成を提案しています。それは、抱いている違和感を心地良く思っていない証だと思います。変換して扱わないと直視する度に嫌な思いをするという意識があるためでしょうか。そういう本心が見え隠れするのですが、建築言語に翻訳できているというのは、やはり他の提案よりもレベルが高いと思いました。不在の存在を意識させるという視点が面白いです。
ただ・・・、

常にジェンダーへの意識がある阿部さんがジェンダーに対して抱いている視点は、ネガティブな方向へ向いていますよね?せっかく変換しているのに、ベクトルを変えずにネガティブなまま変換してしまうと、果たして住宅として成り立つのかどうかという疑問を持ちました。コンペの題名を改めてみてみると、「第13回TEPCO快適住宅コンテスト提案部門」とあります。

プレゼンをラジオで聞く限り、この住宅は、なんだかストレスがたまりそうな雰囲気を感じてしまいます。そもそも違和感ですし。違和感が心地良く感じるという状況は、ありえないのでしょうか・・・・。こうは言ってますが、自分が一から提案できるかというと・・・・。ただ、このコンテンツを聞くことによって、一緒にコンペに参加しているような感覚になれました。本当に勉強になります。その他の学生のプレゼンも、その住宅に住んでいると常に悩んでいないといけないような印象を受けます。「ジェンダーを(楽しく)考える家」とか、「ジェンダーを(たまに)考える家」の方が「快適」という感覚につながるような気がします。

審査員の方々のお話を聞くと、あえて、お題に沿った提案ではないものを提案する手法もあるんだなと思いましたが、(でも、他のお題のコンペ案を流用した感じに見える提案があるようでしたね・・・。よほどの案でないと自爆の可能性がぁ。)個人的には、なにをもって快適と感じるかの個人差はあるにしても、住宅は快適であって欲しいと思います。「快適」という言葉を考えるだけでも、難しいですね。ジェンダーを意識させるか、無意識にさせるかも悩みますし、しかも快適である住宅。快適ってなんだぁ〜!?ぐぉぉ〜!

こうやって考えて行くと、住宅ってリラックスするべき場所なのでしょうか?それとも、楽しい方が良い?それとも、ただ安全に寝れる場所であれば良い?せっかくお金を払って住む住居であれば、ユートピアのような世界がそこにあって欲しいですよね。でも、そういう目標はあるのだけれど、善は悪の存在で際立つのと同じで、違和感と同居させる幸福感を導ける住宅が理想でしょうか。文化的なジェンダーに気づいて見つめたあとに、どう対処するのか。日本の建築は、日本のジェンダー観が抱える問題を見つけ、そして解決できるのか。ここからまた、一歩先に進んでいけるといいですね。

・関連項目
第13回 TEPCO快適住宅コンテスト提案部門
TEPCOインターカレッジデザイン選手権公開審査会 1
プレゼンテーション前編
第13回 TEPCO快適住宅コンテスト提案部門
TEPCOインターカレッジデザイン選手権公開審査会 2
プレゼンテーション後編

第13回 TEPCO快適住宅コンテスト提案部門
TEPCOインターカレッジデザイン選手権公開審査会 3
公開討議 前編

第13回 TEPCO快適住宅コンテスト提案部門
TEPCOインターカレッジデザイン選手権公開審査会 4
公開討議 後編


特集展示|岡﨑乾二郎

収録日時:2010年02月21日
収録場所:東京都現代美術館/江東区
収録時間:28分25秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.0MB PLAY 出演者:新堀学+栃原比比奈+田嶋奈保子+彦坂尚嘉+天内大樹

東京都現代美術館・常設展示室での「特集展示|岡﨑乾二郎」(前期:2009.10.31-2010.04.11/後期:01.26-04.11)の批評です。新堀さんは「TO邸」における建築家・長田直之さんとの「協働」に着目。海市展(NTT ICC、1997年)や奈義町現代美術館などから、文脈に介入するアーティストという岡﨑さんの特徴に言及されまます。一方「あかさかみつけ」シリーズや絵画作品において、同一の形態やタッチに異なる色彩やタイトルを施す岡﨑さんの手法に対し、装飾やインテリアを超えた「絵画としての造形」を問う美術家陣。展示会場のコントロールは美術家の戦いだという彦坂さん。「建築系美術ラジオ」第2回収録シリーズです。(D. Amanai)

*番組中思い出せなかった名前は「Atopic Site + On Camp/Off base」展(東京ビッグサイト、1996年)と、画面に白いタッチを施す画家ロバート・ライマンです。

・出演者プロフィール
新堀学(しんぼり・まなぶ)
1964年生まれ。建築家。安藤忠雄建築研究所を経て、新堀アトリエ一級建築士事務所主宰。NPO地域再創生プログラム副理事長。「明月院桂橋」「小金井K邸」 「天真館東京本部道場」「松田邸」など。著書に、『建築再生の進め方』(共編・共著、市ヶ谷出版、2008年都市住宅学会賞受賞)「リノベーション・スタディーズ」(共著、INAX出版)「リノベーションの現場」(共著、彰国社)。

田嶋奈保子(たじま・なほこ)
1982年千葉県生まれ。05年武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科ガラス専攻卒業。09年立教大学大学院文学研究科比較文明学彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生単位修得。08年第1回個展「燃えゆる家」展(深川Labo、東京)。09年グループ展「行儀の悪い額縁」展(深川 Labo、東京)。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
東京都現代美術館
岡﨑乾二郎
長田直之
出演者:武智仁志

「僕の建築系ラジオの聞き方」

 ただ単にラジオとして聞くのではなく、講義に参加したつもりで毎回自分の感想を書いていくことを課すようにすれば、考察力の向上に繋がるかなと思い、感想というかラジオを聞いて考えた事を書いてみました。レポートではないので、根拠など具体的なデータは明示していませんが、クチをポカ〜と開けて毎日を過ごしていた僕が建築系ラジオから刺激を受けていることは間違いありません(笑)
感想を書いていると、藤村龍至さんのライブ編集の神業のすごさが痛い程よく分かりました・・・。


「第5回 無限、その3」の感想

 参加学生の意見として、「無限」には、連続する・繰り返すなどの種類があるという意見がありました。無限を理解しようとする場合に、対象を種別化する行為は分析に役立つと思いますが、「無限」に関しては種別化すると、本質的な「無限」とは違ってくるように思われます。
種別化の行為によって導かれたものは、それ自体に限度があるように思われるからです。無限という表現は、宇宙の「黒」と似ており、存在しているのだけれども存在していないようなものをイメージさせます。

 では、そのようなイメージを人がどう認識しているかを考えると、「視覚」が重要な役割をしているのではないかと思いました。建築を体験する人は普通、五感というものを無意識に使っています。空間を認識する場合、最も簡単で情報を得やすい「視覚」をまず使っうことになります。
もし、「視覚」を抑制された状態、もっと言えば、「視覚」という感覚を生まれた時から知らない状態で建築の空間に立った時に建築という存在を、今我々が認識している空間と同じものとして捉えられるのだろうか?という疑問を持ちました。決して同じである必要はないのですが、建築に対する感動や想いの深さが変ってくるのではないかと思います。

 ヌーベルの言う「目に見えるもの以上のもの」は、視覚を前提としたもので、目で認識するという建築の基準が崩れると現在の建築が成り立たないのではないかと思いました。現代の建築を構成する物質は、無機質なものを使って自然などから身を守る存在ですが、目を閉じると(光の無い場所で)無機質なものとの関係性を読み取るのが難しくなります。
部屋のこの辺には本棚があって、扉があってという読みは、体験に基づく学習の成果であってリアルに自分の身体との関係性を読み取れるわけではありません。対照的に、ペットなどの動物で同じことを試みると、息づかいや、足音、熱などの情報によって位置関係が伝わってきます。
目を閉じた、ある意味無限に広がっている空間に突如としてペットとの関係性を持った別の空間を含有する状態になります。対象が植物でも同様に、葉が擦れる音や、足の裏から伝わる根の盛り上がりなどによって位置関係が導き出されます。
こうして考えていくと、「目に見えるもの以上のもの」とは、松田さんが言う、有限化や限度化、抑制化によって、視覚以外の感覚が研ぎすまされることによって得られるものだという気がします。壁の向こう側が少し見えたり、扉が少し開いたままであったりすると、視覚で捉えてから、皮膚の感覚を研ぎ澄まして「気配」を感じようとします。
視覚に限度を与えることで気配を感じようとする非物質的な世界に入り込む訳です。人間を考えると、身体という有限の物質内に心という無限の非物質が入っているわけですから、建築家の仕事は、この身体に閉じ込められた無限性のある心に影響を与え得る、非常に興味深いものだと考えるようになりました。

 山田さんが嫌う「ポコポコ系」や石上純也さんの植物を内包した建築は、視覚を抑制されても無限世界に入れるスイッチとしての建築に近づいているのかな?と思いましたが、山田さんが言う通り、皆が皆、同じ建築を志すと多様性の無くなった生命と同様に滅びるしかないのでしょう。そこは気をつけないといけませんが。

小難しい事を書いていると、脳が沸いて来ました(笑)。長々と感想を書いてすみません。文章力も鍛える必要があります(泣笑)。

また、思いついたら感想を書かせていただきます。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

2008年12月16日
脳が沸いた学生 武智仁志

・関連項目
15B: 第5回「無限、その3」
収録日時:2010年1月22日
収録場所:信州大学工学部総合研究棟5階
収録時間:34分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.8MB
PLAY 出演者:坂牛卓+梅干野成央+松田達+新雄太+武智靖博+香川翔勲+立松裕規+松本知佳+鍋田莉江+大山勇斗+土屋健太+春本賢志+松村政彦+室井祐弥+横山仁美

坂牛卓さんが教鞭を執る信州大学工学部建築学科での設計製図講評会の後(ゲスト講師:松田達、新雄太)、今回の講評で見えてきたものをめぐって、講評を受けた学生らも参加して、ディスカッションが行われました。学生の作品をもとに、自由と拘束、自律と他律という二つの軸をめぐる討議が展開します。そして信州大学にて、坂牛さんが行っている建築教育の一端が、次第に明らかになってきます。(編集部)

・出演者プロフィール
坂牛卓(さかうし・たく)
1959年東京生まれ。1983年東京工業大学工学部建築学科卒業(スチュワート研究室)。1985年カリフォルニア大学修士課程修了。1986年東京工業大学建築学専攻修士課程修了(篠原一男研究室)1998年O.F.D.A.associates建築設計事務所共同設立。2005年信州大学工学部社会開発工学科建築コース助教授。2009年信州大学工学部建築学科教授。

梅干野成央(ほやの・しげお)
1979年生まれ。信州大学工学部建築学科助教。博士(工学)。専門は、再生建築、仮設建築、山岳建築など。

新雄太(しん・ゆうた)
1982年生まれ。2006年熊本大学工学部卒業。東京芸術大学大学院美術研究科建築学専攻修了。

テン年代の建築を考える[5/7]

収録日時:2010年3月14日
収録場所:建築サロンTENZO(典座)/東京都狛江市
収録時間:20分39秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.7MB PLAY 出演者:前田紀貞+403 architecture+能作文徳+建築系ラジオコアメンバー+彦坂尚嘉

前田紀貞アトリエが取り運ぶもてなしの店TENZOにて行われた全体討議。玉砕覚悟の質問を大西さんが投げかけたところから始まった話は、自己と自我、自己実現というキーワードを含んだ議論に発展していく。水商売と建築の関係性とは?ケンカすることの重要性とは?前田さんの持論が展開し、それに対し大西さんが反論する。(M. Matsuoka)

・出演者プロフィール
前田紀貞(まえだ・のりさだ)
1985年京都大学工学部建築学科卒業。1985~1990年大成建設設計本部。1990年前田紀貞アトリエ一級建築事務所主宰。1995~1996年芝浦工業大学システム工学部非常勤講師。現在、日本大学理工学部非常勤講師、法政大学工学部非常勤講師、東京理科大学工学部非常勤講師。

403 architecture
原崎寛明+橋本健史+田所雄大+辻琢磨+永田賢一郎+彌田徹。設計事務所所員、Y-GSA、東京大学、筑波大学に所属する6人で構成。「現場合わせ」をキーワードに実現化の照準を見極める活動を展開中。

能作文徳(のうさく・ふみのり)
1982年富山県高岡市生まれ。2005年東京工業大学卒業。2007年東京工業大学大学院修了。2008年Njiric+Arhitekti勤務。2008年より東京工業大学大学院建築学専攻博士課程在籍。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔+松田達+大西麻貴

・関連項目
建築サロン TENZO

収録日時:2010年2月22日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:17分27秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.0MB
PLAY 出演者:佐藤仁哉+進藤遼太郎+南泰裕

レビュー作品:《アトリエ・ビスクドール》前田圭介
『新建築』2010年2月号です。今回は国士舘大学を卒業され広島県福山市を拠点とする若手建築家・前田圭介さんが大阪に設計した平屋鉄骨造のアトリエ兼住宅「アトリエ・ビスクドール」を取りあげます。ミースのようでもありライトのようでもあるファサード、壁で分節する点で西洋的とも、曖昧な境界という点で東洋的とも言えるような中庭への意識...身近にありそうでどこか新しいこの建築のどこに着目するのか? 南研究室が奥深く分解していきます。(J.Sato)

・出演者プロフィール
佐藤仁哉(さとう・じんや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻
趣味...仮面ライダー, アメコミ

進藤遼太郎(しんどう・りょうたろう)
1987年生まれ。国士舘大学工学部建築デザイン学科
趣味...読書

・関連項目
新建築社
UID一級建築士事務所(前田圭介さん)


収録日時:2010年2月24日
収録場所:ワークヴィジョンズ アトリエ/東京都品川区
収録時間:25分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.7MB PLAY 出演者:西村浩+山崎亮+倉方俊輔

西村浩さんと山崎亮さんの対談3回目は、西村さんの「岩見沢複合駅舎」、山崎さんの「マルヤガーデンズ」のプロジェクトを通して、まちや地域に風をおこすことのできる建築の可能性について語ります。使う側に建築が愛されることで生まれる持続性についても触れながら、仕事の細分化された現代において、統合して行くアーキテクトの職能が求められることについて話が展開していきます。終盤では、公共建築のこれからの可能性とは民間を刺激する建築をつくることであり、その力は地域活性化の糸口へとどのように関係するのかと、説き進めていきます。(編集部)

・出演者プロフィール
西村浩(にしむら・ひろし)
1991年東京大学工学部土木工学科卒業。1993年同大学修士課程修了。1993年gia設計入社
1999年ワークヴィジョンズ設立。日本大学理工学部非常勤講師、国土交通省東北地方整備局デザイン研修講師。

山崎亮(やまざき・りょう)

1973年生まれ。1999年大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了。2006年より東京大学大学院工学系研究科博士課程都市工学専攻在籍。京都造形芸術大学、京都市立芸術大学、近畿大学、大阪工業技術専門学校講師。studio-L代表。
共著に『震災のためにデザインは何が可能か』『マゾヒスティックランドスケープ』『都市環境デザインの仕事』など。

関連リンク
ワークヴィジョンズ
studio-L
建築浴のおすすめ

収録日時:2009年01月29日
収録場所:東北大学
収録時間:30分42秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.1MB

PLAY 出演者:市川紘司+菊地尊也+加藤拓郎+五十嵐太郎

今年の始めに出版された「ANY conference」をまとめた書籍二冊、『Any:建築と哲学をめぐるセッション 1991-2008』(彰国社)及び『ビルディングの終わり、アーキテクチュアの始まり』(彰国社)を取りあげています。 日本において、少なくとも若い学生のあいだでは、もはやほとんど忘れ去られていると言ってもよいANYシリーズですが、それでは「なぜ今まとめられたのか」「いやアメリカでは理論面では脈々と引き継がれて読んでいたりするらしいよ」などということが、話し合われています。帯には書かれているものの、書中ではまったく触れられていない「クラウド・アーキテクチュア」とはいったい・・・(K. Ichikawa)

聴けば読んだ気になるブックレビュー第3回、発表時のスライド

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建築系ラジオ全体討議「藤村龍至の批判的工学主義を問う!」公開収録のお知らせ


 <日時>
2010年6月20日(日)17:30-19:00
(15:00頃から別途、各コーナーの収録も行う予定です)

<会場>
するところ
http://www.surutokoro.net/
設計:近藤哲雄(近藤哲雄建築設計事務所)
住所:東京都墨田区石原1の36の8
(新建築2010年3月号に掲載されています)
(アクセス方法は、下記を御覧ください)

<テーマ>
「藤村龍至の批判的工学主義を問う!」

<出演者>
ゲスト/藤村龍至、松田達、シークレットゲストあり
新コアメンバー/北川啓介
コアメンバー/五十嵐太郎、南泰裕、倉方俊輔、松田達
司会=北川啓介

<スケジュール>
15:00~17:30
・するところの見学
・建築系ラジオを随時収録
 建築系ラジオインタビュー『近藤哲雄さん設計 するところ』
 北川啓介の無批判的行動主義『建築人に効く北川啓介の抱くだけダイエット!』
 ほか
17:30~19:00
・建築系ラジオ公開収録
 「藤村龍至の批判的工学主義を問う!」
19:30~
・両国駅界隈で懇親会

<参加申込み>
参加無料、聴講自由、予約無しでどなたでも聴きに来れます。
直接会場にお越し下さい。

<定員>
50名

<アクセス>
するところ アクセス
・都営大江戸線「両国駅」徒歩6分、JR「両国駅」徒歩12分
・会場に駐車場がございませんので、交通機関でお越し頂くか、
 施設周辺のパーキングをご利用ください。

<するところ>
紙や印刷を活かしたワークショップを通じて、こどもや地域の方々、
クリエイターをつなげる地域貢献プログラムとして運営する施設です。
活動拠点となる施設は、2009年秋に、建築家の近藤哲雄氏がリノベーションした
築40年の古い工場(総床面積200平米/2階建て)です。

<主催>
建築系ラジオ
http://www.architectural-radio.net/

<問い合わせ先>
info@architectural-radio.net
収録日時:2009年11月29日
収録場所:深川ラボ/江東区
収録時間:28分45秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.1MB
PLAY 出演者:白濱雅也+田嶋奈保子+糸崎公朗+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

深川ラボにて開催された「行儀の悪い額縁」展(2009.11.13-29)でのギャラリートークです。後半は額縁をテーマに話が進みます。元は建築の一部だった美術が建築から分離し、自立していくプロセスで、継ぎ目を隠す幅木から生まれたのが額縁です。「ヤンキー系」森田恭通さんが多用する額縁、額縁という強い形象を含めて絵画を描く困難。彦坂さんが学生からの質問に答え、「彦坂尚嘉ミュージアム」空想や歴史的経緯を含め、今後の美術館のあり方について熱く語ります。(Y.Kondo) 

・出演者プロフィール
白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

田嶋奈保子(たじま・なほこ)
1982年千葉県生まれ。05年武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科ガラス専攻卒業。09年立教大学大学院文学研究科比較文明学彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生単位修得。08年第1回個展「燃えゆる家」展(深川Labo、東京)。09年グループ展「行儀の悪い額縁」展(深川 Labo、東京)。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
1965年生れ。東京造形大学卒業。非人称芸術のコンセプトを提唱し、ツギラマ、フォトモ、2コマ写真、デジワイドなど、写真を素材とした独自の着想による作品を制作。東京を中心に、個展、グループ展を開催。特に2000年以降は毎年多くの展覧会を開催しているほか、書籍の発表、科学誌、写真誌での連載、講演やワークショップなど、多岐に渡る積極的な活動を展開。

・関連項目
「行儀の悪い額縁」展
深川ラボver1.5
行儀の悪い額縁展(加筆画像追加5) (彦坂尚嘉の〈第41次元〉アート2)

出演者:武智仁志

 以前、映像がないということが、かえって「声」に集中できるということを書きました。最近、建築系ラジオを聞いていて感じるのは、コアメンバーは、講師や教授というプレゼンのプロであるということもありますが、回を重ねる毎にトークの切れが増してきたように思います。
そして、なによりもアーキソフィアに出演している学生のトークがしっかりしてきました。すばらしい!その場で聞いた情報の感想を、その場で発言するという行為が参加学生のプレゼン能力を向上しているような気がします。
 建築設計は、現場で得た情報をどう処理するかで得られる解法が変ってくると思いますが、プレゼン能力の向上は、情報処理能力向上による建築設計能力アップにも繋がってくるように思いました。
 グループインタビューを聞いていると、男性よりも女性の方がしっかりした発言ができているように感じます。女性の方がおしゃべりで鍛えられているからでしょうか・・。それとも、いまだに社会的地位の差別感が残っている日本で、建築家を目指す女性は普段からの覚悟が違うのでしょうか。
 人どうしのコミュニケーション不足が指摘されている現代において、瞬時に「言葉」として変換する能力はデジタル化によるコミュニケーション手法のアナログ的回帰に役立ち、もしかすると、大げさかもしれませんが、秋葉原の事件の例のような無差別殺人をなくせることに繋がるかもしれません・・・。
映像としての文字をネットで見たことが事件の動機になっているようですが、声がもつ力というか、音で一瞬覆われる空間は、諭す空間、許す空間、やさしい空間など、映像だけでは伝えられないものを持っている気がします。映像としての文字だけを見る事で勘違いや思い込みを誘発しているように思います。
・・・今思ったのですが、文字という最小限の情報から広げられる真意というものを読み取る能力も欠けてきているのでしょうか。俳句を読んで頭に景色が広がるような情報処理能力の欠如です。
 なんでもそうですが、小さな部分の集まりが全体をつくっていますから、声にだしてコミュニケーションするという小さな事が無差別殺人をなくすという発想は、あながち的外れではないような気がしています。建築系ラジオが日本を救う!?

 それでは、また感想を書かせていただきます。今後ますます、建築系ラジオのファンになりそうです。

2008年12月13日
未来に希望を持つ学生 武智仁志
収録日時:2010年2月11日
収録場所:広島国際大学
収録時間:37分02秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:17.4MB PLAY 出演者:土井一秀+松岡聡+北川啓介+松田達

広島建築系学生団体scale主催の建築系フォーラム、第二部ディスカッション「海外経験は地方活動とどう関係しているのか?」の後編です。本セッションでは、松岡さんの事務所に対する北川さんの印象から始まり、海外にて経験された各事務所のワークスタイルや役割分担のあり方、多国籍事務所ならではのスタッフの国民性、(もしあるとすれば)日本人の特性などの話を軸としながら、地方で活動するということを「アウトプットをすることでインプットすること」として相対化していきます。質疑では4人の建築家による海外体験のエッセンスも語られ、経験者のみぞ知る情報満載の収録となっています。(Y.Hirayama)

・出演者プロフィール
土井一秀(どい・かずひで)
1972年広島生まれ。1997年広島大学大学院工学研究科環境工学専攻修了。2001年まで小川晋一都市建築設計事務所勤務。2001年Reiach and Hall Architects(英国)、2002年Diener & Diener Architekten(スイス)、2002-2003文化庁芸術家在外研修員としてforeign office architects(英国)。2004年より土井一秀建築設計事務所主宰。近畿大学工学部非常勤講師。

松岡聡(まつおか・さとし)

1973年愛知県生まれ。2000年東京大学大学院修士修了。2001年コロンビア大学大学院修士修了、デルフト工科大学研究員。2001年-2005年までUN Studio, MVRDV, SANNA勤務。2005年松岡聡田村裕希設立。2007年から京都造形大学専任講師。

テン年代の建築を考える[4/7]

収録日時:2010年3月14日
収録場所:建築サロンTENZO(典座)/東京都狛江市
収録時間:35分50秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:16.8MB PLAY 出演者:前田紀貞+403 architecture+能作文徳+建築系ラジオコアメンバー+彦坂尚嘉+中田千彦

前田紀貞アトリエが取り運ぶもてなしの店TENZOにて行われた全体討議。第4回となるこの配信では、建築系ラジオコアメンバーの考えるテン年代の建築が述べられた後、前田さんは自身が目指す建築家とはどんなものかを語りはじめる。テクニックや技術はすぐに手に入る時代だが、魂は簡単には手に入らない。前田さんがテン年代に生きる若者に対してメッセージを伝える。(M. Matsuoka)

・出演者プロフィール
前田紀貞(まえだ・のりさだ)
1985年京都大学工学部建築学科卒業。1985~1990年大成建設設計本部。1990年前田紀貞アトリエ一級建築事務所主宰。1995~1996年芝浦工業大学システム工学部非常勤講師。現在、日本大学理工学部非常勤講師、法政大学工学部非常勤講師、東京理科大学工学部非常勤講師。

403 architecture
原崎寛明+橋本健史+田所雄大+辻琢磨+永田賢一郎+彌田徹。設計事務所所員、Y-GSA、東京大学、筑波大学に所属する6人で構成。「現場合わせ」をキーワードに実現化の照準を見極める活動を展開中。

能作文徳(のうさく・ふみのり)
1982年富山県高岡市生まれ。2005年東京工業大学卒業。2007年東京工業大学大学院修了。2008年Njiric+Arhitekti勤務。2008年より東京工業大学大学院建築学専攻博士課程在籍。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔+松田達+大西麻貴

・関連項目
建築サロン TENZO

収録日時:2010年1月25日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:20分02秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.2MB
PLAY 出演者:石川亮+佐藤仁哉+福原一真+南泰裕

レビュー作品:《伊東豊雄ミュージアム》伊東豊雄
先週に引き続き『a+u』の2010年1月号です。後半戦は愛媛県今治市に建つ伊東豊雄ミュージアムについてです。新築の「スチールハット」と移築・再建の「シルバーハット」とが同敷地内に明瞭かつ複数のコントラストを持ちながら存在しています。設計プロセスへの注目、ユニットの集合/集積としての両建物、傾斜のついた立体形状の効果、少し話がそれて重量鉄骨と軽量鉄骨の違いなど。伊東さんの考えを「推理小説を読み解くように」解釈します。(J.Sato)

  ・出演者プロフィール
石川亮(いしかわ・りょう)
1984年生まれ。国士舘大学研究生
趣味...シンプソンズ

佐藤仁哉(さとう・じんや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻
趣味...仮面ライダー

福原一真(ふくはら・かずま)
1984年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻
趣味...釣り

・関連項目
伊東豊雄講演会新建築社
収録日時:2010年2月11日
収録場所:広島市内某所
収録時間:13分34秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.2MB
PLAY 出演者:松田佳奈+北川啓介

広島国際大学を中心とする、広島建築系学生団体scaleのメンバー、紅一点の松田佳奈さんに、北川啓介さんが強引にインタビューします。なぜか別の人物の名前が騙られていますが、インタビュアーは北川啓介さんです(強調)。松田佳奈さんは、設計も頑張っている、広島国際大学のなかのカリスマ的な存在の女の子です。住宅設計における奥さんの重要性から、格好いい建築家の話まで。建築デート(?)番外編の配信です。(編集部)

・出演者プロフィール
松田佳奈(まつだ・かな)
1989年生まれ。広島国際大学工学部住環境デザイン学科。広島建築系学生団体scaleメンバー。中国地方建築系女子学生団体ひなちく主宰。

金城優インタビュー[前半]

収録日時:2009年10月28日
収録場所:沖縄某居酒屋
収録時間:16分11秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.6MB
PLAY 出演者:金城優+入江徹+五十嵐太郎+南泰裕+山田幸司+倉方俊輔+松田達

建築系ラジオ沖縄旅行の最終日。沖縄を拠点に活動する建築家、金城優さんへのインタビューです。金城さんは、石の文化をイタリアに求めマッシミリアーノ・フクサス事務所で修行されました。一旦外部の視線を持ったことで見えてくる沖縄や、建築家である父、金城信吉さんに対する想いも語っていただきました。(Y.Hirayama)

・出演者プロフィール
金城優(きんじょう・まさる)
1966年沖縄生まれ 。独学にて建築を学ぶ。 1993年マッシミリアーノ・フクサス事務所(ロ−マ) 。1995年門建築都市研究室設立 。2005年有限会社門に改称 。1995年インタ−ナショナルデザインアカデミー非常勤講師 。2003年 琉球大学工学部環境建設工学科非常勤講師。

入江徹(いりえ・とおる)
1974年生まれ。建築家。琉球大学工学部環境建設工学科建築コース准教授。横浜国立大学大学院修了。専門は、建築設計・現代建築理論。
出演者:武智仁志

「ラヂオは友」で配信されるタイトルの最後に、"-[ ]-"で囲まれた部分がありますが、これはどのコンテンツに対してのコメントかが分かるようにしたものです。
一応、読んでいただいている人に分かるようにご説明させていただきます。

-[radio]-
 「建築系ラジオ ポータルサイト」から配信されたコンテンツへのコメントです。
-[r4]-
 「建築系ラジオ r4」から配信されたコンテンツへのコメントです。
-[Lab]-
 「建築系ラジオ Lab」から配信されたコンテンツへのコメントです。
-[ひとりごと]-
 建築系のひとりごとです。
-(思ひ出のコメント:〜)-
 過去に建築系ラジオコアメンバーの皆さんに送らせていただいたコメントです。

それでは、今回は2008年11月に初めて建築系ラジオにコメントさせていただいたものをお送りします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 いつも楽しく拝聴させていただいています。
私は、30歳を過ぎた頃に建築を勉強し始めて、サラリーマンをやりながら通信で勉強しています。学校が企画した講演会に参加したくても旅費や時間の関係でなかなか聴講できない状況にいます。
そんな中、松田さん率いるラジオ番組の存在を知り、しかも無料で気軽に建築系の講演・講義が聞けるので、すごく幸せです!MP3ファイルなので、いつでもどこでも聞けるという形式に大賛成です。世の中、金・金、言い過ぎですよね。

 山田さんは、VectorWorksの本で知っていましたが、巻末の著者紹介で使用している写真と文章からイメージできる軽い感じそのままなので「おーっ」と感動してしまいました。でも、第14回の配信で実は、実力派ということを知り「カッコいい」と思いました!
できる人が僕達のところまで降りてきてもらってる感じが好感を持てます。そのところが山中さんとの違いでしょうか(笑)
 南さんのアーキソフィアは、難しいですが固定観念のようなものを柔軟にしてくれるようで、ありがたく拝聴させていただいています。天才ですね。建築を勉強し始めてから倫理学や心理学も興味が沸いてきていたのですがリアルタイムにプロの考えを生の声で聞けるので、これまた幸せです!
「濃度」(密度?)や「始まり」という境界の扱いに関して考えるキッカケとなりました。

 文章からも、ある程度の人格が読み取れるものですが、著名な建築家の声が聞ける環境というのは、現代に不足していたコミュニケーション不足解消につながる試みのようにも感じます。一部の学生とのやりとりの例のように、テレビのような一方通行ではないことも良いと思います。
パソコンが普及し匿名的な振る舞いが横行している中、「声」をキーとしてコミュニケーションする方法に人間味を活かす可能性を感じています。映像がないということが、かえって「声」に集中できます。声って魂の本質が表れるのかもしれません。
このラジオから、アイドルのような存在も生まれることも期待しています。(すでに山田さんかも・・・笑)

これからも、一般人にやさしい番組を放送してください。
感謝しています!

2008年11月 苦学生 武智仁志

・関連項目
14A: その2「若手の登竜門はいかに機能しているのか?」
(YSSK TIMEメッセージ/archi-radio登場/基調報告--山田幸司)
08B: 第1回「はじまり」
収録日時:2009年11月29日
収録場所:深川ラボ/江東区
収録時間:36分59秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:16.9MB
PLAY 出演者:白濱雅也+伊東直昭+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

深川ラボにて開催された「行儀の悪い額縁」展(2009.11.13-29)は、実業家・美術家の牧井優(マキイマサル)さんが中国から大量に購入した「キッチュな」額絵に、作家が手を加えて現代のアートとして蘇らせることを試みた展覧会です。彦坂さんが自身のブログで紹介し、普段から額縁やキッチュに関心を持つという五十嵐さんがブログを見て興味を持ち、急遽ギャラリートーク「キッチュとアートをめぐって」が開催されました。トークは、ブルーノ・タウト、石子順造、ロバート・ヴェンチューリ、クレメント・グリーンバーグ、トム・ウルフに代表されるキッチュ(と関連する「キャンプ」「クィア」)論の歴史と、展示意図・出品作家の話、音楽の趣味との関連などに展開していきます。(Y.Kondo)
*言及される映画は「The Texas Chain Saw Massacre」(邦題「悪魔のいけにえ」,米1974)です。


・出演者プロフィール
白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

伊東直昭(いとう・なおあき)
1959年生まれ。1985年多摩美術大学美術研究科修了。海外のレジデンスを重ね、絵画、インスタレーションなど多様な制作を見せるベテラン作家。近年、虫への擬人や駄洒落の採用など、その特異な世界観を露出する作風で注目を集める。

・関連項目
「行儀の悪い額縁」展
深川ラボver1.5
行儀の悪い額縁展 (彦坂尚嘉の〈第41次元〉アート2)


建築系ラジオ公開収録
「建築」を越えろ! 藤原徹平×西村浩「下関市川棚温泉交流センター」をめぐって

■日時
2010 年5月16日(日) 16:00開場 16:15開始 18:00頃終了予定
(その後、18:45頃まで出演者と懇談の時間を持ちます)

■ 出演者
藤原徹平(建築家、隈研吾建築都市設計事務所設計室長、フジワラテッペイアーキテクツラボ代表)
http://fashionjp.net/highfashiononline/blog/fujiwara/
http://twitter.com/fujiwalabo
西村浩(建築家、株式会社ワークヴィジョンズ代表)
http://www.workvisions.co.jp/wao_content.html
http://twitter.com/wao_nishimura
司会:倉方俊輔(建築史家、西日本工業大学准教授、建築系ラジオ共同主宰)
http://kntkyk.blog24.fc2.com/
http://twitter.com/kurakata

■ 主旨
括弧付きの「建築」を越えましょう! 人工環境のデザインで為すべきことはまだまだあります。それが今ほど求められている時は無いのですから。
では、何を? どこから? どうやって?
今回は、今年1月にオープンした「下関市川棚温泉交流センター」(山口県下関市川棚温泉、設計:隈研吾建築都市設計事務所)をめぐって考えていきます。同建築は単体の作品ということを越えて、今後の建築への思想を内包させているように思われるからです。
設計を担当した藤原徹平さんをお招きして、背景と意図を伺い、現地を訪れた西村浩さんが質問する形で対話がスタートします。
ライブですので、議論がどこに伸びていくかは予想つきませんが、景観をどう捉えるか、時間のスケールをいかに設定するか、まちの文脈に対応するとはどういうことか、設計と施工のプロセスはどこを握れば良いのか、といったテーマが展開されるのではないでしょうか。「建築」のど真ん中からそれが越えられるとしたら、大変にスリリングなことです。(倉方俊輔)

■ 場所
品川区東品川1-5-10 丸長倉庫B号室 株式会社ワークヴィジョンズ
(大きな平家の倉庫で、北側に入口があります)

■ 注意事項
聴講無料、事前申し込みは必要ありませんが、収録の関係上、できるだけ開始時刻前にお越し下さい。場所が分かりづらいので、余裕を持ったご来場をおすすめします。

■主催
建築系ラジオ
http://www.architectural-radio.net/
収録日時:2010年2月11日
収録場所:広島国際大学
収録時間:26分27秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.4MB PLAY 出演者:土井一秀+松岡聡+北川啓介+松田達

建築系フォーラムの第二部ディスカッション「海外経験は地方活動とどう関係しているのか?」です。国際的に有名な海外の事務所で勤務した経験が、四者それぞれの活動スタンスにどのような影響を与えているのか。当時の状況をもとに、論点は経験談を飛び越え、フランク・ゲーリーに代表されるアイコン建築とその都市の関係、設計している都市とプロジェクトのある都市、グローバルとローカルの対立的ではない関係などへと広がっていきます。(Y.H)

・出演者プロフィール
土井一秀(どい・かずひで)
1972年広島生まれ。1997年広島大学大学院工学研究科環境工学専攻修了。2001年まで小川晋一都市建築設計事務所勤務。2001年Reiach and Hall Architects(英国)、2002年Diener & Diener Architekten(スイス)、2002-2003文化庁芸術家在外研修員としてforeign office architects(英国)。2004年より土井一秀建築設計事務所主宰。近畿大学工学部非常勤講師。

松岡聡(まつおか・さとし)

1973年愛知県生まれ。2000年東京大学大学院修士修了。2001年コロンビア大学大学院修士修了、デルフト工科大学研究員。2001年-2005年までUN Studio, MVRDV, SANNA勤務。2005年松岡聡田村裕希設立。2007年から京都造形大学専任講師。

テン年代の建築を考える[3/7]

収録日時:2010年3月14日
収録場所:建築サロンTENZO(典座)/東京都狛江市
収録時間:32分26秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.8MB PLAY 出演者:前田紀貞+403 architecture+能作文徳+建築系ラジオコアメンバー

前田紀貞アトリエが取り運ぶもてなしの店TENZOにて行われた全体討議。第3回となるこの配信では、建築家はどのように建築をつくるのか、その本質的な部分についての議論が熱く交わされる。建築は建築家である「私」が作るものであると発言する大西さんに対し、建築は本当に「私」がつくるものなのか、まずそもそも「私」とはいったいどんなものなのか、哲学的な話も交えつつ議論が展開されていく。

・出演者プロフィール
前田紀貞(まえだ・のりさだ)
1985年京都大学工学部建築学科卒業。1985~1990年大成建設設計本部。1990年前田紀貞アトリエ一級建築事務所主宰。1995~1996年芝浦工業大学システム工学部非常勤講師。現在、日本大学理工学部非常勤講師、法政大学工学部非常勤講師、東京理科大学工学部非常勤講師。

403 architecture
原崎寛明+橋本健史+田所雄大+辻琢磨+永田賢一郎+彌田徹。設計事務所所員、Y-GSA、東京大学、筑波大学に所属する6人で構成。「現場合わせ」をキーワードに実現化の照準を見極める活動を展開中。

能作文徳(のうさく・ふみのり)
1982年富山県高岡市生まれ。2005年東京工業大学卒業。2007年東京工業大学大学院修了。2008年Njiric+Arhitekti勤務。2008年より東京工業大学大学院建築学専攻博士課程在籍。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔+松田達+大西麻貴

・関連項目
建築サロン TENZO

収録日時:2010年1月25日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:18分50秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.6MB
PLAY 出演者:石川亮+佐藤仁哉+福原一真+南泰裕

レビュー作品:《台中オペラハウス》伊東豊雄
南泰裕先生と南研究室の学生が『a+u』2010年1月号について議論します(収録は先週・先々週配信分よりも先でした)。前半では伊東豊雄特集の中でも台中オペラハウスについて取り上げます。伊東豊雄さんへの学生たちの印象が語られた後、模型制作も施工も困難な「台中」の形状、身体のスケールに調整されたアルゴリズム、ファサードのプロポーションなどに触れます。(J.Sato)

・出演者プロフィール
石川亮(いしかわ・りょう)
1984年生まれ。国士舘大学研究生 
趣味...シンプソンズ

佐藤仁哉(さとう・じんや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻 
趣味...仮面ライダー

福原一真(ふくはら・かずま)
1987年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻
趣味...釣り

・関連項目
新建築社
収録日時:2010年2月24日
収録場所:ワークヴィジョンズ アトリエ/東京都品川区
収録時間:18分54秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.8MB
PLAY 出演者:西村浩+山崎亮+倉方俊輔

西村浩さんと山崎亮さんの対談の第2回目は、具体的な二人の経験を交えつつ、既存の職能では括れないようなタイプのデザインについて、話が展開します。精度のあるデザインではなくそのオルタナティブになるようなデザイン、そして「生成」を生むような完成度を持つデザインへ。司会の倉方さんのナビゲートにより、デザインの新しい可能性が見えてきます。(編集部)

・出演者プロフィール
西村浩(にしむら・ひろし)
1991年東京大学工学部土木工学科卒業。1993年同大学修士課程修了。1993年gia設計入社
1999年ワークヴィジョンズ設立。日本大学理工学部非常勤講師、国土交通省東北地方整備局デザイン研修講師。

山崎亮(やまざき・りょう)

1973年生まれ。1999年大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了。2006年より東京大学大学院工学系研究科博士課程都市工学専攻在籍。京都造形芸術大学、京都市立芸術大学、近畿大学、大阪工業技術専門学校講師。studio-L代表。
共著に『震災のためにデザインは何が可能か』『マゾヒスティックランドスケープ』『都市環境デザインの仕事』など。

関連リンク
ワークヴィジョンズ
studio-L
建築浴のおすすめ
収録日時:2010年2月28日
収録場所:新潟市内某所
収録時間:18分07秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.6MB
PLAY 出演者:松田達+小林紘大+須藤浩志+田辺健人+會澤裕貴+野口剛正+坂本萌

新潟の三大学合同卒業設計展 Session! 2010の打ち上げ会場にて、運営にあたった学生スタッフの皆さんに話を聞きました。今年は、新潟大、新潟工科大、長岡造形大に加え、富山大、金沢大も参加し5大学33作品が出展という大きなイベント。近年、規模を拡大し始めている地方都市で行なわれる合同卒業設計展の裏側に迫ります。「せんだい日本一決定戦」という頂点をつかみ取る舞台に対し、新潟で用いられた講評方式は順位を決めないというものであり、一人の人が複数回発表のチャンスがあるという独特のものでした(仮称「新潟方式」)。その講評会とイベント全体についての学生から率直な意見です。後半には、世代交代をして積み重ねていこうとする、学生運営の熱き思いが垣間みられます。(H.Hirano)

ウィリアム・ケントリッジ展

収録日時:2010年02月14日
収録場所:新丸の内ビルディング/千代田区
収録時間:23分50秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.9MB PLAY 出演者:栃原比比奈+彦坂尚嘉+天内大樹+五十嵐太郎

東京国立近代美術館で開かれた「ウィリアム・ケントリッジ」展(2010.01.02-2010.02.14;2009.09.04-10.18/京都,2010.03.13-05.09/広島)についての批評です。五十嵐さんは、美術の出どころが西洋の「外部」に求められてきた近年の流れの中で、南アフリカ出身のケントリッジが受容されてきたことを指摘。欧米ではネルソン・マンデラ氏(元南ア大統領)が釈放された1990年から大統領を辞任する1999年まで、ほぼ同時代にケントリッジが紹介されたのに対し、日本では紹介が少し遅れてしまい、政治的文脈が読み取りにくくなっているとのことです。一方彦坂さんと栃原さんは彼のドローイングが「空間」を描けているかを問います。日本の美術系大学受験では許されない描き方!? 東京都現代美術館「MOTアニュアル2010:装飾」にも触れられました。文様やハイパー・リアリズムなど「手法でデビューした作家は、その後どう展開するのか」?「建築系美術ラジオ」第1回収録シリーズです。
*途中触れられる「ケントリッジ展」企画者の河本信治氏は、京都国立近代美術館の前学芸課長で、前館長(岩城見一氏)ではありません。(D.Amanai)

・出演者プロフィール

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。


・関連項目
京都国立近代美術館
東京国立近代美術館
広島市現代美術館(ケントリッジ展を2010.3-5に開催)
東京都現代美術館(MOTアニュアルを毎年開催)
出演者:武智仁志

めちゃくちゃ面白いです(笑)。
梅林さんの登場人物に合わせた声色がその人の人格を表していて、特に高松さんの迫力が伝わってきました(笑)。時折、山田さんが差し入れるツッコミが梅林さんを動揺させる場面があって、やりとりが最高です。まるで、お二人が舞台の上で漫才されているようです。

聞いていて、すごく楽しくなってくるのですが、梅林さんが上手に話されるからであって、語り部がもし違う方でしたら、高松さんが極悪人のように聴こえるかもしれません(笑)。
高松さんのアバウトというか、豪快な人格が表れてきます。マーク2の話は、まさに刑事ドラマ。本当は、手足を縛られているんじゃないかと聞いていてヒヤヒヤものです(笑)。
でも、どうなんでしょう。高松さんがそこまでされるということは、梅林さんがぜひ欲しい人材だったということですね。でなければ、そんな無茶なことしませんよね。

出会いというのは不思議ですね。
若い時代の彼女のちょっとした一言で人生が決まったといえますもんね。一言がなければ、高松さんとの出会いも無かったですからね。そして、彼女が建築に興味を抱いていなければ条件がそろっていなかったですし。こうやって自分の歴史をたどるというのは、面白いですね。人のつながりが浮き彫りになります。建築でよくプライベート空間とか言いますが、ほとんどの場面で人と関わり合って生きているんですね。ありがたいことです。

金銭的な話題になると、もう別世界です!
小説かマンガにでてきそうなレベルで、憧れました。建築をやっている人は、密かに金銭的な夢も持っているのではないでしょうか?吉本工業ではないですけど、当たれば大きいと(笑)。僕が、建築をやろうかと思った動機が実は金銭面です(笑)。今は逆に家計を圧迫してますけどね(苦笑)。

梅林さん、明るく話されていますけど、本当に苦労されたんだろうなと思います。
黙々と仕事をされている時代は、建築が好きだから乗りこえられたのでしょうね。でなければ苦痛です。一日の最後に宴会があるんで、乗りこえられたということもあるでしょう。
建築系ラジオを聞いていても、皆さん頻繁に飲み会をされている気がします。学生時代のアイデア作りや、模型作りは楽しいですが、建築を生業にして詳細図面を書き始めてから、向き不向きが出てくのではないかと思います。細かいですからね。この段階で向かない人が多いのではないかと思います。細かい作業をしていると、最後はやっぱりパーっと飲んでリセットしたくなりますね。
しかし、つくづく皆さんの財力を見せつけられます。そんなに飲みに行けないですよー。今の僕の財力では。

面白い人には、話のネタになるエピソードが必ずあるものなんですね。笑いの神様が降りて来ています(笑)。梅林克さんと山田幸司さんのトークは、まさに化学反応です。建築界のケミストリー!!
あれっ?(前半)ということは、後半もあるのですね?まだネタがあるのですかっ!どんな話が聞けるのか楽しみですー。豪快すぎて本当に笑えますから、落ち込んだ時に皆さんもどうぞっ!落ち込んでいるのがアホらしくなるくらいに元気な気持ちになって笑えますよ(笑)。

・関連項目
44C: 伝説のトーク「梅林克 x 山田幸司」(前半)
46C: 伝説のトーク「梅林克 x 山田幸司」(後半)

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ラヂオは友の
「でしゃばり目次」
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44C: 伝説のトーク「梅林克 x 山田幸司」(前半) 
〜建築家がいかに建築家になったか〜

00:00〜「コーナー紹介」
01:02〜「自己紹介(肩書きとフルネーム)」
01:30〜「高校時代。梅林さんの夢とカノジョ」
03:44〜「海外の大学をめざして」
04:40〜「おいおい、話ちゃうやん!」
05:51〜「大学へ。ええとこやないか!」
06:40〜「高松伸さんとの出会い。えっ?拉致ですか?」
07:48〜「マーク2にて。えっ?そこ、乗れるんですか?」
08:20〜「高松伸さんの人材調達手法・・・」
08:48〜「えっ?ちょ、懲役っすか?」
09:19〜「クサい飯を食った仲間とは?同じ手口で・・・」
11:35〜「思い出のしだれ桜・・・」
12:39〜「事務所時代の苦労話」
13:54〜「当時の高松事務所。急成長!すごいです。」
15:01〜「5人時代のエピソード。ブライアン・イーノが・・・」
15:40〜「俺を殺す気かっ!」
16:50〜「外出できるのは・・・」
17:19〜「0時の、あのラジオ番組が合図です!」
18:23〜「バーボンが飲めると良いことが」
19:22〜「音がします!」
20:24〜「高松さんのボーナス支給の方法」
21:25〜「うお〜!そんなにですかっ!」
22:03〜「ボーナスの使い道。むふふっ。」
22:20〜「経費を月に・・・え"〜!マジですかっ!うそ〜!」
23:15〜「高松さんの移動手段は・・・!えっ?」
23:32〜「出張先で発表がありました。」
24:40〜「お三方の担当系列」
25:29〜「いよいよ発表です!」
26:20〜「パートナーなのに!」
(全 28:06)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
収録日時:2010年2月11日
収録場所:広島国際大学
収録時間:26分53秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.4MB
PLAY 出演者:土井一秀+松岡聡+北川啓介+松田達

広島国際大学の学生企画団体scale主宰の「建築系フォーラム2010」第二部ディスカッション「地方建築家のロールモデルを考える」の後半です。異なるロールモデルを想定している建築家4人による議論は白熱して展開します。論点は地方都市の地域性から発展し、むしろ東京の地域性や特殊性という問題を浮上させることで、都心対地方という構図がもつ問題の核心へと迫っていきます。(T.Masaki)

・出演者プロフィール
土井一秀(どい・かずひで)
1972年広島生まれ。1997年広島大学大学院工学研究科環境工学専攻修了。2001年まで小川晋一都市建築設計事務所勤務。2001年Reiach and Hall Architects(英国)、2002年Diener & Diener Architekten(スイス)、2002-2003文化庁芸術家在外研修員としてforeign office architects(英国)。2004年より土井一秀建築設計事務所主宰。近畿大学工学部非常勤講師。

松岡聡(まつおか・さとし)

1973年愛知県生まれ。2000年東京大学大学院修士修了。2001年コロンビア大学大学院修士修了、デルフト工科大学研究員。2001年-2005年までUN Studio、MVRDV、SANNA勤務。2005年松岡聡田村裕希設立。2007年から京都造形大学専任講師。

出演者:武智仁志

ゴールデン・ウィークということで、感想を2日連続でお届けしようと思います(笑)。
いやー、あのー、暇ではないですよ・・・。

「座・高円寺」に行くと、ipodを聞きながら幸せそうな顔でウロウロしている男子がウヨウヨいそうです(笑)。一人なのに、幸せそうな顔でウロウロしている男子を見かけたら、それは、間違いなく建築系男子であり、間違いなく建築系ラジオのリスナーです!(笑)。

さて、そんな皆さんは、このコンテンツを聞いて、倉方さんに対してうらやましいという感情を持ったり、妬みの感情を持ったのではないでしょうか?
しかーし!
建築学生たるもの、表層的なものにのみ気を取られていてはいけません(笑)。
あの、伝説の建築家、山田幸司さんの熱い言葉を思い出してください!
そう、それは・・・

「〜そこに本質が隠されてることがある〜」
(43A: 建築系ラジオ新春企画「YSSK TIMEとの合同収録」より)

建築系ラジオが一番伝えたい根本的なことが、このコンテンツの奥深くに隠されているはずです(多分・・・)。この言葉の意味を噛み締めないまま、このコンテンツを聞いてしまえば、あなたはただのオタク系男子になってしまいます(笑)。
倉方さんとカリスマ建築ガール、なんだかすごく初々しいですよね。これがまた、今回のカリスマ建築ガールの声が、声優さんみたいで、ipodで聞くと、まるで耳元で・・・。
おっとー、僕も今、ただのオタク系オヤジになっていました。失礼しました・・・。

気を取り直して、伝説の建築家、山田幸司さんの言葉を噛み締めながら聞いてみると、倉方さんの「座・高円寺」の楽しみ方が示されていることに気がつきます。

まず、中央線からどんな風に見えるかという会話がありましたね。建築単体へのみ注意するのではなく、交通機関と建築、街と建築の関係から建築に対して自分がどういう気持ちになったかを分析しようということでしょうか。
その建築に行ってみたくなったかどうかという気持ちは、その場所に座・高円寺という建築があるという前提の知識に左右されない、人を誘う力が建築から感じるかどうかがポイントになりますね。
これは、写真や地図だけでは絶対に読み取れないことですね。そして、道中は、わりと寂しい場所とも。そんな場所であえて閉じた建築とした伊東豊雄さんの思惑とは?そういったことに思いを馳せると、謎解きのようで楽しくなってきますね。

そして、座・高円寺ができるまでの歴史はどうか。『建築ノート』でカンニングすると、なぜ徳島の阿波踊りがこの土地で専用のホールをつくる程メジャーなのかも垣間みれます。街の人に話を聞いたり、実際に踊りに参加するともっと楽しく勉強ができそうですよね。
ファサードからみるという場面では、建築単体と周辺環境との対比、どんな印象でみえるかを分析することで、近景との関係にある建築の存在感が浮き彫りになってきますね。公共系の建築は人を引きつけるファサードが必要かどうか、またこの建築が人を引きつけるものになっているか。
近隣には鉄道の高架や車が走っていて、劇場としての防音対策が厳しい条件だと倉方さんは読み取られています。おー、ここで、あえて建築を閉じた理由になんとなくつながったような。後ろが住宅街なのも、閉じた形態の理由の一つかもしれません。

その他、劇場の芸術監督の要請によるプログラムでつくられたとか(コンテンツ中に「サトウシン」さんとありましたが、「サトウマコト」さんの誤りです。)、この建築で特徴的な光の濃淡による効果、入口と光の演出の関係、左官仕上げの壁と光の関係、素材、階段の魅力、コラボした安東陽子さんの話、屋根の形状が建築内部に現れていることなど、この建築をみるポイントが語られています。
閉じた建築では色も重要なポイントのような気もします。光の色、光を受ける壁や床の色、光と壁の色って混ざるのでしょうか。

なぜ、本物をみないとわかんないかという問いがありました。言葉にしがたいものがあるからだと。図面にも、写真にも、建築家の言葉にも現れないもの・・・。これは、すっごく魅力的なものですね。視覚だけでは人に伝わらず、五感を通してでないと得られない情報というものに好奇心がくすぐられます。

カフェに入ると、カリスマ建築ガールが、どうやら食べ物の写真を撮っていました。カフェにだされる料理と建築内部の雰囲気の関係って、実際に建築をつくる建築家にとって実は、重要なことのような気がします。学生の間は形のかっこよさに気が向きますけど。
遅くまでカフェをやっているということですから、割と寂しい道中がカフェからどんな風に見えるかが気になります。閉じてるから見えないのでしょうか。圧迫感はないのか・・・。うーん、見てみたい。

そして、なんといっても座・高円寺をみる時は、建築デートでカノジョやカレシと一緒にみる。決して一人でipod付けてみないことですね(笑)。
カリスマ建築ガールも、さすがの発言があります。最後に、建築界の女性の立場についても言及があり、そういう意味でも、この「カリスマガールと建築デート」のコーナーへの出演意義が語られたことはヌカリがありません。

コンテンツの最後の方、倉方さんは、好きでこのコーナーをやっているのでは決して無い!ということを感じ取りました・・・。つらい。そんな気は無いにしても言われると、寂しい。本当に、そんな気は無いにしてもヘコみます。ここまで聞いていた建築男子は、倉方さんへの妬みの感情が解消されて、一気に倉方さん側へと近づきます(笑)。
僕も何度か言われたことのあるニュアンスのセリフ。このセリフに耐えながら、今後も収録をするのかと思うと、倉方さんの精神力の強さを痛感します。うーむ、さすがはカリスマ建築ガール。大人の対応だ・・・。

三十ん〜年間の薄っぺらい僕の人生ですけど、この人生で気付かされたことがあります。
このコンテンツを聞いて、その気付いたことを、やっと言語化できました。いままでの、僕のラジオをなぞっただけの話は、この言葉にたどり着くためにあったようなものです(笑)。
伝説の建築家、山田幸司さんの熱い言葉には遠く及ばないヌルい言葉ですが・・・。
言っていいですか?それは・・・、

「他人のものは良さげに見える。」

これです!

電車内で隣人が雑誌を読んでいると、妙にその本に書かれていることが魅力的に見えることってありませんか?なんだか面白そうだなと、いつも思うんです。
っで、その本を手にしてみると、たいして面白くなかったという経験があります。
他人が読んでいるのを目にしているときは、興味がわくんです(笑)。

戦争の原因でも、金銭に対しても、カップルの喧嘩の原因も、すべてに当てはまる、的を得た言葉だと思うんです・・・。

さあ、皆さんご一緒に、
please repeat after me

「他人のものは良さげに見える。」


・関連項目
首都大学東京 高橋千尋さんとデート@座・高円寺
槻橋修インタヴュー 建築ノートという試みと、その最新号について
43A: 建築系ラジオ新春企画「YSSK TIMEとの合同収録」

テン年代の建築を考える[2/7]

収録日時:2010年3月14日
収録場所:建築サロンTENZO(典座)/東京都狛江市
収録時間:18分16秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.8MB PLAY 出演者:前田紀貞+大西麻貴+403 architecture+能作文徳+建築系ラジオコアメンバー

前田──俺は自分がこれから何作るとかどう作るとかいうよりも、大西さんには今きついことを言ったかもしれないけども、大学の後輩はかわいいからなにかして欲しいんですよ。だから今、ちょっとでも道を間違えてたりとか何か少しでも違うことをやっているのなら少しでも肥しになってやりたいんですよ...
能作──2010年代の建築に関して、自分がまず経験してやったことが起点になるなだろうと思い、今、塚本研究室で窓の研究を行っているんですが、世界中の窓を見てきて、いいなと思えるものを実測して写真を撮ってインタビューして、窓まわりの生活、塚本先生が「ふるまい」という言葉を使っていますが、窓まわりの「ふるまい」というものを実際に行って紹介する「Behabier Around Windows」という本を作っています...
五十嵐──僕の立場からは歴史的な考え方で、100年くらいのスパン、30年くらいのスパン、10年くらいのスパンといった枠組みから話をしていきたいと思います。100年くらいの大きなスパンから言うと技術とかの話で、モダニズム以降、鉄とコンクリートとガラスなど基本的には我々が使う素材というものは大きく変わっていない...

・出演者プロフィール
前田紀貞(まえだ・のりさだ)
1985年京都大学工学部建築学科卒業。1985~1990年大成建設設計本部。1990年前田紀貞アトリエ一級建築事務所主宰。1995~1996年芝浦工業大学システム工学部非常勤講師。現在、日本大学理工学部非常勤講師、法政大学工学部非常勤講師、東京理科大学工学部非常勤講師。

403 architecture
原崎寛明+橋本健史+田所雄大+辻琢磨+永田賢一郎+彌田徹。設計事務所所員、Y-GSA、東京大学、筑波大学に所属する6人で構成。「現場合わせ」をキーワードに実現化の照準を見極める活動を展開中。

能作文徳(のうさく・ふみのり)
1982年富山県高岡市生まれ。2005年東京工業大学卒業。2007年東京工業大学大学院修了。2008年Njiric+Arhitekti勤務。2008年より東京工業大学大学院建築学専攻博士課程在籍。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔+松田達+大西麻貴

収録日時:2010年2月4日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:18分27秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.4MB PLAY 出演者:岸孝也+池田翔太+南泰裕

レビュー作品:《多面体の屋根・館山》横河健
『新建築住宅特集』の2010年1月号のレビューです。今回は横河健さんが設計した「多面体の屋根・館山」を取り上げます。敷地に合わせたL字型プランをデッキが貫通するシンプルなプランニング、それとは裏腹に施工が困難なはずの多面体金属屋根、テラスの環境に対する向かい方。各層の素材や構造の違いが素直に現れています。複雑な条件が単純な形態にたどり着く、「大人の設計」が伝わってくる作品です。(J.Sato) 

・出演者プロフィール
岸孝也(きし・たかや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻
趣味...トランプ

池田翔太(いけだ・しょうた)
1987年生まれ。国士舘大学工学部建築デザイン学科
趣味...釣り

・関連項目
新建築社
収録日時:2010年2月24日
収録場所:ワークヴィジョンズ アトリエ/東京都品川区
収録時間:24分53秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.6MB PLAY 出演者:西村浩+山崎亮+倉方俊輔

括弧つきの「建築」がもつ定義を超えた、諸問題を解決する職能の求められる現在。「建築」を熟知した上で、それを越える考えを秘めた二人、西村浩さんと山崎亮さんをお迎えし、倉方俊輔さんの司会でお送りする「『建築』を超えろ!」の初回。西村浩さんは住宅から土木スケールの設計までを手がけ、昨年「岩見沢複合駅舎」でグッドデザイン大賞に輝きました。山崎亮さんは各地でランドスケープデザインやコミュニティデザインに関わりながら、新たな公共とデザインの関係について積極的に発言しています。4回に分けてお送りする第1回目は、土木と農学という、建築以外の出身である二人の「建築」との関係を中心に、領域を超えることになった理由など、そのきっかけからトークが進行します。(K.Akamatsu)

・出演者プロフィール
西村浩(にしむら・ひろし)
1991年東京大学工学部土木工学科卒業。1993年同大学修士課程修了。1993年gia設計入社
1999年ワークヴィジョンズ設立。日本大学理工学部非常勤講師、国土交通省東北地方整備局デザイン研修講師。

山崎亮(やまざき・りょう)

1973年生まれ。1999年大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了。2006年より東京大学大学院工学系研究科博士課程都市工学専攻在籍。京都造形芸術大学、京都市立芸術大学、近畿大学、大阪工業技術専門学校講師。studio-L代表。
共著に『震災のためにデザインは何が可能か』『マゾヒスティックランドスケープ』『都市環境デザインの仕事』など。

・関連項目
収録日時:2010年1月18日
収録場所:神保町某所
収録時間:19分08秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.2MB PLAY 出演者:大西麻貴+五十嵐太郎+高橋千里+天内大樹+島矢愛子+赤松勝之+南泰裕+倉方俊輔+松田達

第二期からコアメンバーとして加わる大西麻貴さんへの質問コーナーです。2006年の卒業設計日本一決定戦でデビューを果たした大西さん。普段、どのようなメディア媒体を経て建築の知識を得ているのか?もしも建築をめざしていなければ?建築をやろうと思ったきっかけや、大西さんの嫌いな建築まで・・・。まだまだ謎の部分も多い大西さんに、建築的な質問からニュートラルな質問まで、様々な視点から疑問を投げかけていきます。(K.Matsuda)

・出演者プロフィール
大西麻貴(おおにし・まき)
1983年愛知県生まれ。2006年京都大学工学部卒業。2008年東京大学大学院建築学専攻修了。同年より同大学院博士課程藤井明研究室所属。大西麻貴+百田有希共同主宰。

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