建築系ラジオ: 建築系美術ラジオアーカイブ

建築系美術ラジオ

コアトークカフェ

収録日時:2013年1月5日
収録場所:喫茶茶会記
収録時間:32分07秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.1MB PLAY 出演者:神前潤一郎+柏崎春奈+緒方勇人+坂田真奈美

四谷三丁目にあるカフェ「喫茶茶会記」にて定期的に開催されている哲学カフェ『コアトークカフェ』に参加して来ました。主催していらっしゃるお二人にこの哲学カフェを始めた理由、哲学カフェという場についてお話を伺いました。

・出演者プロフィール

神前潤一郎(こうさき・じゅんいちろう)
会社員

柏崎春奈(かしわざき・はるな)
会社員

緒方勇人(おがた・はやと)
立教大学大学院、文芸同人誌『楽』主宰

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

・関連項目


哲学カフェとは?:カフェフィロサイト内の解説ページです。

松本竣介展[1/2]

収録日時:2013年1月5日
収録場所:世田谷美術館
収録時間:32分24秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.2MB PLAY 出演者:坂田真奈美+緒方勇人+生須芳英+藤波美浪

生誕100年を迎えた日本昭和前期の作家である松本竣介の展覧会での収録です。何をもって良しとし、悪いとするのかの判断のために、松本竣介の作品を通して意見が交わされていきます。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学二年

藤波美浪(ふじなみ・みよ)
武蔵野美術大学二年

緒方勇人(おがた・はやと)
立教大学大学院、文芸同人誌『楽』主宰

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学一年



・関連項目

松本竣介展[2/2]

収録日時:2013年1月5日
収録場所:世田谷美術館
収録時間:21分00秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.8MB PLAY 出演者:坂田真奈美+緒方勇人+生須芳英+藤波美浪

生誕100年を迎えた日本昭和前期の作家である松本竣介の展覧会での収録です。何をもって良しとし、悪いとするのかの判断のために、松本竣介の作品を通して意見が交わされていきます。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学二年

藤波美浪(ふじなみ・みよ)
武蔵野美術大学二年

緒方勇人(おがた・はやと)
立教大学大学院、文芸同人誌『楽』主宰

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学一年



・関連項目

栃原比比奈が会田誠展を見る

収録日時:2012年12月24日
収録場所:森美術館
収録時間:37分09秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:17.6MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈

上海から2012年12月24日のクリスマス・イブに帰ってきた栃原比比奈と彦坂尚嘉が、森美術館で開催されている会田誠展を見て、会場を歩きながら音声録音したものです。 ビデオの部屋では禁止されましたが、会場では問題なく収録しながら歩きました。率直で生の感想が面白いです。(彦坂尚嘉)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

・関連項目

会田誠展[1/3]

収録日時:2012年12月8日
収録場所:六本木ヒルズ内のカフェ
収録時間:30分23秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.2MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+玉田俊雄+太田丈夫+神藤修治+高橋克圭+大浦一成+荒一宏+緒方勇人+アイザワヨシキ+生須芳英+坂田真奈美

ひこさかL&Hアート塾の皆さんと、今回ラジオに初参加の方を含めた総勢11名でのラジオ収録となりました。今の日本を代表する作家である会田誠さんの森美術館での回顧展を見たひとりひとりが感想を述べていきます。作品を通して見えてくる今日のアートシーン、日本文化における"低さ"の問題と、会田さんの作品につきまとう"大きさ"の問題に触れていきます。実際の作品より図版のほうがよく見えるという意見が多かったです。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

玉田俊雄(たまだ・としお)
タマダプロジェクト、Museum at Tamada Projects

太田丈夫(おおた・たけお
美術家、ひこさかL&Hアート塾事務局員

神藤修治(じんどう・しゅうじ)
美術家

高橋克圭(たかはし・かつよし)
美術家

大浦一成(おおうら・いっせい)
美術家

荒一宏(あら・かずひろ)
ひこさかL&Hアート塾事務局員

緒方勇人(おがた・はやと)
文芸同人誌『楽』主宰、立教大学大学院

アイザワヨシキ(あいざわ・よしき)
建築系美術ラジオ初参加

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

・関連項目

会田誠展[2/3]

収録日時:2012年12月8日
収録場所:六本木ヒルズ内のカフェ
収録時間:18分20秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.6MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+玉田俊雄+太田丈夫+神藤修治+高橋克圭+大浦一成+荒一宏+緒方勇人+アイザワヨシキ+生須芳英+坂田真奈美

ひこさかL&Hアート塾の皆さんと、今回ラジオに初参加の方を含めた総勢11名でのラジオ収録となりました。今の日本を代表する作家である会田誠さんの森美術館での回顧展を見たひとりひとりが感想を述べていきます。作品を通して見えてくる今日のアートシーン、日本文化における"低さ"の問題と、会田さんの作品につきまとう"大きさ"の問題に触れていきます。実際の作品より図版のほうがよく見えるという意見が多かったです。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

玉田俊雄(たまだ・としお)
タマダプロジェクト、Museum at Tamada Projects

太田丈夫(おおた・たけお
美術家、ひこさかL&Hアート塾事務局員

神藤修治(じんどう・しゅうじ)
美術家

高橋克圭(たかはし・かつよし)
美術家

大浦一成(おおうら・いっせい)
美術家

荒一宏(あら・かずひろ)
ひこさかL&Hアート塾事務局員

緒方勇人(おがた・はやと)
文芸同人誌『楽』主宰、立教大学大学院

アイザワヨシキ(あいざわ・よしき)
建築系美術ラジオ初参加

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

・関連項目

会田誠展[3/3]

収録日時:2012年12月8日
収録場所:六本木ヒルズ内のカフェ
収録時間:14分35秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:6.8MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+玉田俊雄+太田丈夫+神藤修治+高橋克圭+大浦一成+荒一宏+緒方勇人+アイザワヨシキ+生須芳英+坂田真奈美

ひこさかL&Hアート塾の皆さんと、今回ラジオに初参加の方を含めた総勢11名でのラジオ収録となりました。今の日本を代表する作家である会田誠さんの森美術館での回顧展を見たひとりひとりが感想を述べていきます。作品を通して見えてくる今日のアートシーン、日本文化における"低さ"の問題と、会田さんの作品につきまとう"大きさ"の問題に触れていきます。実際の作品より図版のほうがよく見えるという意見が多かったです。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

玉田俊雄(たまだ・としお)
タマダプロジェクト、Museum at Tamada Projects

太田丈夫(おおた・たけお
美術家、ひこさかL&Hアート塾事務局員

神藤修治(じんどう・しゅうじ)
美術家

高橋克圭(たかはし・かつよし)
美術家

大浦一成(おおうら・いっせい)
美術家

荒一宏(あら・かずひろ)
ひこさかL&Hアート塾事務局員

緒方勇人(おがた・はやと)
文芸同人誌『楽』主宰、立教大学大学院

アイザワヨシキ(あいざわ・よしき)
建築系美術ラジオ初参加

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年


・関連項目

中国王朝の至宝展[1/2]

収録日時:2012年11月30日
収録場所:東京国立博物館
収録時間:13分41秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:6.4MB PLAY 出演者:坂田真奈美+緒方勇人

12月24日(日)まで開催される『中国王朝の至宝展』にいってまいりました。展覧会全体を見て、印象に残ったことを語っていきます。比較形式で構成された展覧会自体の造り、比較の上で見えてくる王朝文化の違いについて、話が進みます。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

緒方勇人(おがた・はやと)
文芸同人誌「楽」主宰、立教大学大学院

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

中国王朝の至宝展[2/2]

収録日時:2012年11月30日
収録場所:東京国立博物館
収録時間:23分20秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.9MB PLAY 出演者:坂田真奈美+緒方勇人

展覧会をみて、創作におけるミメーシスとオリジナリティの問題に会話の主題が移って行きます。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

緒方勇人(おがた・はやと)
文芸同人誌「楽」主宰、立教大学大学院

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

文学フリマ[4/4]

収録日時:2012年11月18日
収録場所:流通センター
収録時間:10分57秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:5.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+緒方勇人+菊池彩香

2012年11月18日(日)に「第15回文学フリマ」が流通センターで開催されました。「文学フリマ」は文学作品の展示即売会です。緒方勇人さん主宰の文芸同人誌「楽vol.4」に美術ラジオのメンバーも出品しました。「文学フリマ」という空間に対する感想と、それを通したトークが展開されています。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

緒方勇人(おがた・はやと)
文芸同人誌「楽」主宰、立教大学大学院

菊池彩香(きくち・あやか)
立教大学4年

文学フリマ[3/4]

収録日時:2012年11月18日
収録場所:流通センター
収録時間:24分21秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.4MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+緒方勇人+菊池彩香

2012年11月18日(日)に「第15回文学フリマ」が流通センターで開催されました。「文学フリマ」は文学作品の展示即売会です。緒方勇人さん主宰の文芸同人誌「楽vol.4」に美術ラジオのメンバーも出品しました。「文学フリマ」という空間に対する感想と、それを通したトークが展開されています。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

緒方勇人(おがた・はやと)
文芸同人誌「楽」主宰、立教大学大学院

菊池彩香(きくち・あやか)
立教大学4年

文学フリマ[1/4]

収録日時:2012年11月18日
収録場所:流通センター
収録時間:18分50秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.8MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+糸崎公朗+坂田真奈美

2012年11月18日(日)に「第15回文学フリマ」が流通センターで開催されました。「文学フリマ」は文学作品の展示即売会です。緒方勇人さん主宰の文芸同人誌「楽vol.4」に美術ラジオのメンバーも出品しました。「文学フリマ」という空間に対する感想と、それを通したトークが展開されています。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家、写真家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年


文学フリマ[2/4]

収録日時:2012年11月18日
収録場所:流通センター
収録時間:11分53秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:5.6MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+北美紀+坂田真奈美

2012年11月18日(日)に「第15回文学フリマ」が流通センターで開催されました。「文学フリマ」は文学作品の展示即売会です。緒方勇人さん主宰の文芸同人誌「楽vol.4」に美術ラジオのメンバーも出品しました。「文学フリマ」という空間に対する感想と、それを通したトークが展開されています。(坂田真奈美)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

北美紀(きた・みのり)
1972年生まれ、元チャネラー

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

破綻と継続[2/2]

収録日時:2012年8月1日
収録場所:移動中の車内
収録時間:17分42秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.3MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+生須芳英

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

破綻と継続[1/2]

収録日時:2012年8月1日
収録場所:移動中の車内
収録時間:19分25秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+生須芳英

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

写真の現在[1/2]

収録日時:2012年7月19日
収録場所:東京国立近代美術館
収録時間:6分16秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:2.9MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+糸崎公朗

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家、写真家

写真の現在[2/2]

収録日時:2012年7月19日
収録場所:竹橋のニュートーキョー
収録時間:23分03秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.8MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+生須芳英

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

やるやらない[2/2]

収録日時:2012年7月18日
収録場所:尚ちゃんハウス
収録時間:16分56秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.9MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗+坂田真奈美

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)

美術家

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家、写真家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

やるやらない[1/2]

収録日時:2012年7月18日
収録場所:尚ちゃんハウス
収録時間:18分00秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.4MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗+坂田真奈美

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)

美術家

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家、写真家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

心的領域

収録日時:2012年7月4日
収録場所:尚ちゃんハウス
収録時間:32分12秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+糸崎公朗

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家、写真家

ザ・インタープリター

収録日時:2012年7月4日
収録場所:アトリエ
収録時間:14分34秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.0MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗+生須芳英

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家、写真家

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

平気でうそをつく人たち[3/3]

収録日時:2012年7月2日
収録場所:尚ちゃんハウス
収録時間:10分49秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:5.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家、写真家

平気でうそをつく人たち[2/3]

収録日時:2012年7月2日
収録場所:尚ちゃんハウス
収録時間:10分16秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:4.8MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家、写真家

平気でうそをつく人たち[1/3]

収録日時:2012年7月2日
収録場所:尚ちゃんハウス
収録時間:10分33秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:5.0MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家、写真家

マティスの下手さ[2/2]

収録日時:2012年6月24日
収録場所:栃原比比奈の実家
収録時間:30分41秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.4MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+生須芳英+坂田真奈美

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

マティスの下手さ[1/2]

収録日時:2012年6月24日
収録場所:栃原比比奈の実家
収録時間:27分57秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+生須芳英+坂田真奈美

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年
収録日時:2012年6月24日
収録場所:栃原比比奈の実家
収録時間:30分19秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.2MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+生須芳英+坂田真奈美

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年
収録日時:2012年6月24日
収録場所:栃原比比奈の実家
収録時間:22分08秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.4MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+生須芳英+坂田真奈美

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家


生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

トーマス・デマンド展[2/2]

収録場所:バーミヤン
収録時間:20分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.7MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗+生須芳英

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

糸崎公朗(いとざき・きみお)

美術家、写真家

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年

トーマス・デマンド展[1/2]

収録日時:2012年6月20日
収録場所:バーミヤン
収録時間:21分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗+生須芳英

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

糸崎公朗(いとざき・きみお)

美術家、写真家

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学1年


価値の相対化について[2/2]

収録日時:2012年6月2日
収録場所:アトリエ
収録時間:10分48秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:5.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+糸崎公朗+坂田真奈美

《価値が相対化》している現在の社会の中で、価値の問題を話し合う。むずかしい事を言っているのでは無くて、自由な精神のありようを模索する三人の鼎談。互いの違いを重視した良い話し合いです。

彦坂尚嘉

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

糸崎公朗(いとざき・きみお)

美術家、写真家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

価値の相対化について[1/2]

収録日時:2012年6月2日
収録場所:アトリエ
収録時間:27分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.7MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+糸崎公朗+坂田真奈美

《価値が相対化》している現在の社会の中で、価値の問題を話し合う。むずかしい事を言っているのでは無くて、自由な精神のありようを模索する三人の鼎談。互いの違いを重視した良い話し合いです。

彦坂尚嘉

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

糸崎公朗(いとざき・きみお)

美術家、写真家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学2年

空について

収録日時:2012年5月7日
収録場所:アトリエ
収録時間:19分30秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+糸崎公朗

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

糸崎公朗(いとざき・きみお)

美術家、写真家

シンディ・シャーマン[3/3]

収録日時:2012年5月6日
収録場所:アトリエ
収録時間:18分23秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.6MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+糸崎公朗+佐藤大輔+坂田真奈美+生須芳英

現在のニューヨーク近代美術館で開かれていてシンディ・シャーマン展を、MoMAのサイトで見て、話し合おうとしています。が、それにかこつけて、さまざまな話をしています。なんの話か分からないと言う面白い、ためになる番組です。(彦坂尚嘉)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

糸崎公朗(いとざき・きみお)

美術家、写真家

佐藤大輔(さとう・だいすけ)
美術家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学二年

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学一年

シンディ・シャーマン[2/3]

収録日時:2012年5月6日
収録場所:アトリエ
収録時間:7分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.6MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+糸崎公朗+佐藤大輔+坂田真奈美+生須芳英

現在のニューヨーク近代美術館で開かれていてシンディ・シャーマン展を、MoMAのサイトで見て、話し合おうとしています。が、それにかこつけて、さまざまな話をしています。なんの話か分からないと言う面白い、ためになる番組です。(彦坂尚嘉)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

糸崎公朗(いとざき・きみお)

美術家、写真家

佐藤大輔(さとう・だいすけ)
美術家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学二年

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学一年

シンディ・シャーマン[1/3]

収録日時:2012年5月6日
収録場所:アトリエ
収録時間:16分15秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.6MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+糸崎公朗+佐藤大輔+坂田真奈美+生須芳英

現在のニューヨーク近代美術館で開かれていてシンディ・シャーマン展を、MoMAのサイトで見て、話し合おうとしています。が、それにかこつけて、さまざまな話をしています。なんの話か分からないと言う面白い、ためになる番組です。(彦坂尚嘉)

・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

糸崎公朗(いとざき・きみお)

美術家、写真家

佐藤大輔(さとう・だいすけ)
美術家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学二年

生須芳英(なます・よしひで)
多摩美術大学一年

様態について[3/3]

収録日時:2011年12月9日
収録場所:移動中の車内
収録時間:6分50秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:3.2MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈

彦坂尚嘉が彦坂理論における様態について語ります。




・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

様態について[2/3]

収録日時:2011年12月9日
収録場所:移動中の車内
収録時間:10分19秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:4.8MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈

彦坂尚嘉が彦坂理論における様態について語ります。




・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

様態について[1/3]

収録日時:2011年12月9日
収録場所:移動中の車内
収録時間:19分7秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.0MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈

彦坂尚嘉が彦坂理論における様態について語ります。




・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

高橋堅のオープンハウス[3/3]

収録日時:2012年2月25日
収録場所:高橋堅のオープンハウス
収録時間:30分54秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.5MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗

高橋堅の作った住宅を見に行きました。 いわゆるオープンハウスですが、まだ未完成状態で高橋堅らしいこだわりに満ちた綺麗な施工でした。このコンクリート作りの家を巡って、建築家自身の解説と、その後参加者による討論をアップします。(彦坂尚嘉)


・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

糸崎公朗(いとさき・きみお)
美術家

高橋堅のオープンハウス[2/3]

収録日時:2012年2月25日
収録場所:高橋堅のオープンハウス
収録時間:24分37秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.5MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗+坂田真奈美

高橋堅の作った住宅を見に行きました。 いわゆるオープンハウスですが、まだ未完成状態で高橋堅らしいこだわりに満ちた綺麗な施工でした。このコンクリート作りの家を巡って、建築家自身の解説と、その後参加者による討論をアップします。(彦坂尚嘉)


・出演者プロフィール

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

糸崎公朗(いとさき・きみお)
美術家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学二年

高橋堅のオープンハウス[1/3]

収録日時:2012年2月25日
収録場所:高橋堅のオープンハウス
収録時間:6分56秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:3.3MB PLAY 出演者:高橋堅+彦坂尚嘉+栃原比比奈+糸崎公朗+坂田真奈美

高橋堅の作った住宅を見に行きました。 いわゆるオープンハウスですが、まだ未完成状態で高橋堅らしいこだわりに満ちた綺麗な施工でした。このコンクリート作りの家を巡って、建築家自身の解説と、その後参加者による討論をアップします。(彦坂尚嘉)


・出演者プロフィール
高橋堅(たかはし・けん)
建築家

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

糸崎公朗(いとさき・きみお)
美術家

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学一年

美術系ラジオ@京都[2/2]

収録日時:2012年2月21日
収録場所:京都タワーアネックス
収録時間:16分55秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.9MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+坂田真奈美+島田優里

京都見物をしにきた武蔵野美術大学の女子学生2人坂田真奈美と島田優里が、京都見物に来て、彦坂尚嘉と栃原比比奈と座談会をしました。金閣寺から始まって京都見物の報告がなされます。

 彦坂尚嘉

・出演者プロフィール
彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

島田優里(しまだ・ゆり)
武蔵野美術大学一年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学一年

美術系ラジオ@京都[1/2]

収録日時:2012年2月21日
収録場所:京都タワーアネックス
収録時間:30分18秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.2MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+坂田真奈美+島田優里

京都見物をしにきた武蔵野美術大学の女子学生2人坂田真奈美と島田優里が、京都見物に来て、彦坂尚嘉と栃原比比奈と座談会をしました。金閣寺から始まって京都見物の報告がなされます。

 彦坂尚嘉

・出演者プロフィール
彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

島田優里(しまだ・ゆり)
武蔵野美術大学一年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学一年

収録日時:2012年2月10日
収録場所:毎日新聞社ビル内のカフェ
収録時間:15分15秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.2MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+江藤靖子+笹山直規+安井真人+坂田真奈美+島田優里

ポロック展が東京国立近代美術館で開かれています。この企画は愛知県立美術館の立てたもので、その巡回です。展示としては愛知県立美術館能の方が数段良くて、東京国立近代美術館の展示は、ポロックの生涯の展開をとらえようとした愛知県美の大島徹雄氏の意図を切断してばらばらにして、一点の作品を祭壇に載せて神格化を図るもので、モダニズムペインティングの意図や思想を否定するもので、感心できません。しかしこういう展示傾向は東京近美だけではなくて世界的な傾向なのであって、その意味では今日的なトレンドの展示になっていると言えます。愛知県美のそれと両方を見た彦坂尚嘉が、若い作家と見ての座談会をやっています。この中には10代の美術学生も参加していますし、笹山直規さんら中堅作家も入っていて、ポロックという現代美術の希有の高みに達した作家に対する理解と無理解が交差する興味深い話が展開しています。(彦坂尚嘉)
・出演者プロフィール
彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

江藤靖子(えとう・やすこ)
美術家

笹山直規(ささやま・なおき)
美術家

安井真人(やすい・なおと)
美術家

島田優里(しまだ・ゆり)
武蔵野美術大学一年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学一年

・関連項目
生誕100年ジャクソン・ポロック展
収録日時:2012年2月10日
収録場所:毎日新聞社ビル内のカフェ
収録時間:20分4秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.4MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+江藤靖子+笹山直規+安井真人+坂田真奈美+島田優里

ポロック展が東京国立近代美術館で開かれています。この企画は愛知県立美術館の立てたもので、その巡回です。展示としては愛知県立美術館能の方が数段良くて、東京国立近代美術館の展示は、ポロックの生涯の展開をとらえようとした愛知県美の大島徹雄氏の意図を切断してばらばらにして、一点の作品を祭壇に載せて神格化を図るもので、モダニズムペインティングの意図や思想を否定するもので、感心できません。しかしこういう展示傾向は東京近美だけではなくて世界的な傾向なのであって、その意味では今日的なトレンドの展示になっていると言えます。愛知県美のそれと両方を見た彦坂尚嘉が、若い作家と見ての座談会をやっています。この中には10代の美術学生も参加していますし、笹山直規さんら中堅作家も入っていて、ポロックという現代美術の希有の高みに達した作家に対する理解と無理解が交差する興味深い話が展開しています。(彦坂尚嘉)
・出演者プロフィール
彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

江藤靖子(えとう・やすこ)
美術家

笹山直規(ささやま・なおき)
美術家

安井真人(やすい・なおと)
美術家

島田優里(しまだ・ゆり)
武蔵野美術大学一年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学一年

・関連項目
生誕100年ジャクソン・ポロック展
収録日時:2012年2月10日
収録場所:毎日新聞社ビル内のカフェ
収録時間:27分56秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+江藤靖子+笹山直規+安井真人+坂田真奈美+島田優里

ポロック展が東京国立近代美術館で開かれています。この企画は愛知県立美術館の立てたもので、その巡回です。展示としては愛知県立美術館能の方が数段良くて、東京国立近代美術館の展示は、ポロックの生涯の展開をとらえようとした愛知県美の大島徹雄氏の意図を切断してばらばらにして、一点の作品を祭壇に載せて神格化を図るもので、モダニズムペインティングの意図や思想を否定するもので、感心できません。しかしこういう展示傾向は東京近美だけではなくて世界的な傾向なのであって、その意味では今日的なトレンドの展示になっていると言えます。愛知県美のそれと両方を見た彦坂尚嘉が、若い作家と見ての座談会をやっています。この中には10代の美術学生も参加していますし、笹山直規さんら中堅作家も入っていて、ポロックという現代美術の希有の高みに達した作家に対する理解と無理解が交差する興味深い話が展開しています。(彦坂尚嘉)
・出演者プロフィール
彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

江藤靖子(えとう・やすこ)
美術家

笹山直規(ささやま・なおき)
美術家

安井真人(やすい・なおと)
美術家

島田優里(しまだ・ゆり)
武蔵野美術大学一年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学一年

・関連項目
生誕100年ジャクソン・ポロック展

美術系ラジオ

収録日時:2012年2月3日
収録場所:アトリエ
収録時間:61分39秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:28.9MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈+島田優里+坂田真奈美+松村知幸


建築系ラジオが、第4期になって、組み替えになります。それに伴って、建築系美術ラジオも、大幅に新しくなって、若い武蔵野美術大学の学生が参加するとなって、美術系ラジオという名前に変わって、新しく出発することになりました。一つの時代、それも明治維新以来の日本の近代・現代という時代が終わって、新しい過渡期になっています。それは美術雑誌などのメディアも同様です。学生参加の新しいメディアとして美術系ラジオ、さらには美術テレビジョンが始まります。批評と言うものがなくなって、時間が経ってきています。現在の公募展の審査員にしても絵画や美術、芸術がわかるのでしょうか。美術批評史を振り返れば、それは制作する美術家自身の自己批判、自己批評、美術家自身による自己省察としての批評であったのであって、作品も作れず、絵画も描けない素人の戯言では無かったのです。再び、美術家自身の批評の再開として、美術系ラジオと美術テレビジョンは始まるのです。(彦坂尚嘉)


・出演者プロフィール
彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

島田優里(しまだ・ゆり)
武蔵野美術大学一年

坂田真奈美(さかた・まなみ)
武蔵野美術大学一年

松村知幸(まつむら・ともゆき)
武蔵野美術大学一年

収録日時:2011年3月23日
収録場所:カフェキューブ
収録時間:17分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.3KB PLAY 出演者:南泰裕+菅野英人+中川晋介+栃原比比奈+彦坂尚嘉

パウル・クレー展ーおわらないアトリエの収録の最終回 です。
クレーの制作の秘密に迫る美術展を見て、美術家の彦坂尚嘉と建築家の南泰裕が中心に討論を展開して、クレー芸術の芸術分析を展開した力作のラジオ収録です。(彦坂尚嘉)



・出演者プロフィール
菅野英人(すがの・ひでと)
写真家

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

南 泰裕(みなみ・やすひろ)
建築家、国士舘大学教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメーション作家

・関連項目
パウル・クレー展ーおわらないアトリエ 京都国立近代美術館(東京国立近代美術館に巡回)
収録日時:2011年3月23日
収録場所:カフェキューブ
収録時間:13分46秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:6.5MB PLAY 出演者:南泰裕+菅野英人+中川晋介+栃原比比奈+彦坂尚嘉

パウル・クレー展ーおわらないアトリエ [1/3]の続きです。
クレーの制作の秘密に迫る美術展を見て、美術家の彦坂尚嘉と建築家の南泰裕が中心に討論を展開して、クレー芸術の芸術分析を展開した力作のラジオ収録です。(彦坂尚嘉)



・出演者プロフィール
菅野英人(すがの・ひでと)
写真家

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

南 泰裕(みなみ・やすひろ)
建築家、国士舘大学教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメーション作家

・関連項目
パウル・クレー展ーおわらないアトリエ 京都国立近代美術館(東京国立近代美術館に巡回)
収録日時:2011年3月23日
収録場所:カフェキューブ
収録時間:18分29秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.46MB PLAY 出演者:南泰裕+菅野英人+中川晋介+栃原比比奈+彦坂尚嘉

クレーの制作の秘密に迫る美術展を見て、美術家の彦坂尚嘉と建築家の南泰裕が中心に討論を展開して、クレー芸術の芸術分析を展開した力作のラジオ収録です。(彦坂尚嘉)



・出演者プロフィール
菅野英人(すがの・ひでと)
写真家

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

南 泰裕(みなみ・やすひろ)
建築家、国士舘大学教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメーション作家

・関連項目
パウル・クレー展ーおわらないアトリエ 京都国立近代美術館(東京国立近代美術館に巡回)

ジャクソン・ポロック展

収録日時:2012年12月4日
収録場所:愛知県美術館学芸員室
収録時間:47分30秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:22.3MB PLAY 出演者:大島徹也+彦坂尚嘉+南泰裕+栃原比比奈+中川晋介

ジャクソン・ポロックの生誕100年を記念して、日本でポロックの回顧展が開催されています。愛知県美術館で2011年11月11日から2012年1月22日です。なお東京では東京国立近代美術館で2012年2月10日から5月6日まで開催される予定です。展示にはポロックの生涯を回顧する作品が集められていて、すばらしい展覧会でした。愛知県美術館の学芸員の大島徹也氏のご出席をいただいて、美術系ラジオの収録が行われました。(彦坂尚嘉)

・出演者プロフィール
大島徹也(おおしま・てつや)
愛知県美術館学芸員

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
美術家、立教大学特任教授

南 泰裕(みなみ・やすひろ)
建築家、国士舘大学教授

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメーション作家

・関連項目
生誕100年ジャクソン・ポロック展
収録日時:2011年8月27日
収録場所:横浜トリエンナーレ新港村・建築系ラジオブース/横浜市中区
収録時間:22分50秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.7MB PLAY 出演者:栃原比比奈+太田丈夫+彦坂尚嘉+天内大樹

お久しぶりの建築系美術ラジオです。東京電力の原発事故の後京都に「疎開」なさっていた彦坂さん、栃原さん、中川さんたちが横浜トリエンナーレの特別連携プログラム「新・港村」にいらして、ほんの一週間ですが展示をなさっています(2011年8月31日まで)。場所はみなとみらい線馬車道駅を降りて万国橋・新港埠頭方面へ一直線に海まで行った突端の新港ピアです。入口を入ってすぐがAゾーンですが、建築系ラジオブースはその次に展開するBゾーンの向かって左奥にあります。太田丈夫さんが語る「手裏剣アート」、栃原比比奈さんによるキャラクター絵画の展開、また栃原さんと彦坂さんが語る、松田達さん設計の建築系ラジオブースを素材に、美術展示のための空間を作り上げる格闘(トイレットペーパーのリサーチと配置)、また展示の概要などが主な内容です。美術家にとっての展示における「空間」感覚が詳細に語られます。実際にもぜひブースへお立ち寄り下さい。

・出演者プロフィール
栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アト リエ展)、ギャラリー山口にて個展。

太田丈夫(おおた・じょうゆう)
1954年生まれ群馬大学教育学部美術科卒業。1985年より半透明構造をテーマに群馬県を主にイ ンスタレーション作品を発表「向こう側の視える作品展」など。90年代に身体の半透明性に興味を持ち、古武術の領域を研究。2000年代に絵画を中心に発表を再開。半透明構造が孕む光をテーマにかねこあーとギャリー等で個展。現在は線描を通して量子論的な「図と虚の同時表示」に関心を持ち、探求している。

・関連項目
BankART LifeIII "新・港村"
収録日時:2011年1月3日
収録場所:都内某所
収録時間:18分4秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.5MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈

2010年11月27日から2011年2月27日まで、森美術館で小谷元彦展「幽体の知覚」が開催されました。前回に引き続き作品の幽体性について、栃原さんの見解から始まります。話は展開し、直接性の強い作品の限界や結末についても語られ、今回の展覧会から感じたことを再び振り返ります。彫刻を中心に近代の芸術に関する彦坂さんの解釈は注目の内容です。(近藤洋輔)


・出演者プロフィール
栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
小谷元彦展 幽体の知覚 Odani Motohiko − Phantom Limb − 
収録日時:2011年1月3日
収録場所:都内某所
収録時間:21分27秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.1MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+栃原比比奈

2010年11月27日から2011年2月27日まで、森美術館で小谷元彦展「幽体の知覚」が開催されました。金沢21世紀美術館をはじめとする美術館のアミューズメントパーク化をテーマに今回の作品を振り返ります。彦坂さんは今回のタイトルでもある「幽体」について問いかけています。その中で、日本においての彫刻の捉えられかたを、仏像を題材にして説明しています。展示作品の工芸性について話は展開し、第2回に続きます。(近藤洋輔)


・出演者プロフィール
栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
小谷元彦展 幽体の知覚 Odani Motohiko − Phantom Limb − 
収録日時:2011年02月06日
収録場所:国立近代美術館内レストラン/アクア
収録時間:26分19秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.3MB
PLAY 出演者:上原誠勇+安座間安司+中川晋介+栃原比比奈+彦坂尚嘉

2011年1月に沖縄県立博物館・美術館でひらかれた安谷屋正義の回顧展についての討議、第二回目です。具象美術・抽象美術の系譜、またグローバリズムとオリエンタリズムの流れを追うことによって安谷屋の美術がどのように位置づけられるのかを語っていきます。(吉田民瞳)

・出演者プロフィール
上原誠勇(うえはら・せいゆう)
画廊沖縄

安座間安司(あざま・やすし)
美術評論家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメション作家、美術家

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
建築系ラジオコラボレーター

・関連項目
沖縄県立博物館・美術館

収録日時:2011年02月06日
収録場所:国立近代美術館内レストラン/アクア
収録時間:38分51秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:18.2MB
PLAY 出演者:上原誠勇+安座間安司+中川晋介+栃原比比奈+彦坂尚嘉

沖縄における美術は昔と今ではだいぶ変わってきているようです。外からの影響を受けながら、現代アートとして変化をしていきますが、それが肯定的に受け入れられるのかということを問います。沖縄に近代美術館が建つということが、何を意味しているのか、話を聞いていくにつれて深い歴史と今の関係が分かっていきます。(香野あゆみ)

・出演者プロフィール
上原誠勇(うえはら・せいゆう)
画廊沖縄

安座間安司(あざま・やすし)
美術評論家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメション作家、美術家

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
建築系ラジオコラボレーター

・関連項目
沖縄県立博物館・美術館

収録日時:2011年02月06日
収録場所:沖縄県立博物館・美術館近くのファミリーレストラン
収録時間:25分00秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.7MB
PLAY 出演者:上原誠勇+安座間安司+中川晋介+栃原比比奈+彦坂尚嘉

2011年1月に沖縄県立博物館・美術館でひらかれた安谷屋正義の回顧展についての討議を全三回でお送りします。今回は第二次世界大戦後に活躍した画家、安谷屋正義がどのような人物かを時期は異なるが戦後の沖縄で活躍したロックバンド、紫(むらさき)と比較しながら語っていきます。(伊東一馬)

・出演者プロフィール
上原誠勇(うえはら・せいゆう)
画廊沖縄

安座間安司(あざま・やすし)
美術評論家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメション作家、美術家

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展

・関連項目
沖縄県立博物館・美術館

収録日時:2011年1月29日
収録場所:国立近代美術館内レストラン/アクア
収録時間:29分21秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.4MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+江藤靖子+角田博英+和田守+太田丈夫+中川晋介+栃原比比奈

東京国立近代美術館での「日本画」の前衛展の批評の前回の続きです。この展覧会では、1938年に結成された「歴程美術協会」の日本画家たちの作品を中心にとりあげ、戦前から戦後にかけての前衛的な絵画表現を紹介していました。吉岡堅二と福田豊四朗の戦争画の比較から、主題と作品の関係について語られた後に、戦争画に話題が移ります。そこで、社会権力とどう向き合うかによって芸術の質が変わると彦坂さんは指摘します。横山大観の戦争協力など、なかなか論じられることの難しい戦争画について語られた本コンテンツは貴重であると思います。(江藤靖子)

・出演者プロフィール
角田博英(つのだ・ひろひで)

コレクター、広告代理店勤務

和田守(わだ・まもる)
美術愛好家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメ作家、美術家

太田丈夫(おおた・じょうゆう)
1954年生まれ群馬大学教育学部美術科卒業。1985年より半透明構造をテーマに群馬県を主にインスタレーション作品を発表「向こう側の視える作品展」など。90年代に身体の半透明性に興味を持ち、古武術の領域を研究。2000年代に絵画を中心に発表を再開。半透明構造が孕む光をテーマにかねこあーとギャリー等で個展。現在は線描を通して量子論的な「図と虚の同時表示」に関心を持ち、探求している。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
東京国立近代美術館「日本画」の前衛展
収録日時:2011年1月29日
収録場所:国立近代美術館内レストラン/アクア
収録時間:27分52秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.7MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+江藤靖子+角田博英+和田守+太田丈夫+中川晋介+栃原比比奈

東京国立近代美術館での「日本画」の前衛展の批評です。この展覧会では、1938年に結成された「歴程美術協会」の日本画家たちの作品を中心にとりあげ、戦前から戦後にかけての前衛的な絵画表現を紹介していました。彦坂さんはこの展覧会をこれまでの日本美術史を塗り替えるものであると評価します。同時代の、日本美術院などに代表される日本画は近代絵画とはいえないのに対し、この展覧会で紹介されていた作品は近代絵画がもつアヴァンギャルドとキッチュの分離をあらわしています。こうした作品はこれまで展覧会で取り上げられることは稀でしたが、前衛が終わった現代になってようやく学問対象とされたといえます。(江藤靖子)

・出演者プロフィール
角田博英(つのだ・ひろひで)

コレクター、広告代理店勤務

和田守(わだ・まもる)
美術愛好家

中川晋介(なかがわ・しんすけ)
アニメ作家、美術家

太田丈夫(おおた・じょうゆう)
1954年生まれ群馬大学教育学部美術科卒業。1985年より半透明構造をテーマに群馬県を主にインスタレーション作品を発表「向こう側の視える作品展」など。90年代に身体の半透明性に興味を持ち、古武術の領域を研究。2000年代に絵画を中心に発表を再開。半透明構造が孕む光をテーマにかねこあーとギャリー等で個展。現在は線描を通して量子論的な「図と虚の同時表示」に関心を持ち、探求している。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
東京国立近代美術館「日本画」の前衛展
収録日時:2010年12月17日
収録場所:都内某所
収録時間:20分41秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.46MB
PLAY 出演者:大谷省吾+藤原えりみ+太田丈夫+糸崎公朗+山口俊郎+栃原比比奈+彦坂尚嘉

東京国立近代美術館での「麻生三郎展」の批評です。この展覧会は、東京国立近代美術館での展示は終了してしまいましたが、京都国立近代美術館(開催中~11.2.20)と愛知県美術館(11.4.29~6.12)に巡回します。麻生三郎の作品は特に晩年の作品が賛否両論分かれるようです。しかし、一回見てわかないものも、何度も見ればわかるようになるというお話があるように、このコンテンツを聞いて麻生三郎に対する理解を深めてから、大谷さんのおっしゃるように、晩年の作品が光に満ち溢れたような傑作であるのかを展覧会に足を運んで確かめてみるのはいかがでしょうか。(江藤靖子)

・出演者プロフィール

大谷省吾(おおたに・しょうご)
1960年生まれ。筑波大学大学院博士課程芸術学研究科中退。現在、東京国立近代美術館主任研究員。

藤原えりみ(ふじはら・えりみ)
美術ジャーナリスト。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(専攻/美学)。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)、共著:『西洋美術館』『週刊美術館』『週刊 日本の美をめぐる』(小学館)、『現代アート事典』(美術出版社)など。訳書:H・リード『近代彫刻史』(言叢社)、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版会)、R・アスコット『アート&テレマティークス』(NTT出版)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)ほか。武蔵野美術大学・女子美術大学・東京藝術大学非常勤講師。

太田丈夫(おおた・じょうゆう)
1954年生まれ群馬大学教育学部美術科卒業。1985年より半透明構造をテーマに群馬県を主にインスタレーション作品を発表「向こう側の視える作品展」など。90年代に身体の半透明性に興味を持ち、古武術の領域を研究。2000年代に絵画を中心に発表を再開。半透明構造が孕む光をテーマにかねこあーとギャリー等で個展。現在は線描を通して量子論的な「図と虚の同時表示」に関心を持ち、探求している。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家。1965年長野県生まれ。東京造形大学卒業。写真家・美術家。「非人称芸術」のコンセプトのもと、「フォトモ」「ツギラマ」などの独自の写真技法による作品を制作。展覧会やワークショップのほか、出版や雑誌執筆など幅広い活動を行なう。主な個展に「"FOTOMO x CITY"Multi-Perspective Sx Editions」(香港藝術中心)、「金沢をブリコラージュする。」(金沢21世紀美術館)。主な受賞にコニカフォト・プレミオ2000年度大賞、19回東川賞新人作家賞など。主な著書に『フォトモの物件』『東京昆虫デジワイド』(共にアートン新社)など。

山口俊郎(やまぐち・としお) 
美術家。1977年兵庫県生まれ。2001年倉敷芸術科学大学卒業、2003年広島市立大学大学院修了後、2004年~2010年倉敷芸術科学大学非常勤講師を務める。2009年  立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻 彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生として単位取得。2008年 アートガーデン(岡山)にて個展

栃原比比奈(とちはら・ひいな) 
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
京都国立近代美術館(開催中~11.2.20)愛知県美術館(11.4.29~6.12)
収録日時:2010年12月17日
収録場所:都内某所
収録時間:17分36秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.05MB
PLAY 出演者:大谷省吾+藤原えりみ+太田丈夫+糸崎公朗+山口俊郎+栃原比比奈+彦坂尚嘉

東京国立近代美術館での「麻生三郎展」の批評の続きです。麻生三郎の独特の赤い画面は関東大震災で焼け出された経験がもとになっていることや、バラバラに構成されているように見える人物像も、実際にモデルをスケッチしていることなどが語られます。この展覧会は、東京国立近代美術館での展示は終了してしまいましたが、京都国立近代美術館(開催中~11.2.20)と愛知県美術館(11.4.29~6.12)に巡回します。(江藤靖子)

・出演者プロフィール

大谷省吾(おおたに・しょうご)
1969年生まれ。筑波大学大学院博士課程芸術学研究科中退。現在、東京国立近代美術館主任研究員。

藤原えりみ(ふじはら・えりみ)
美術ジャーナリスト。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(専攻/美学)。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)、共著:『西洋美術館』『週刊美術館』『週刊 日本の美をめぐる』(小学館)、『現代アート事典』(美術出版社)など。訳書:H・リード『近代彫刻史』(言叢社)、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版会)、R・アスコット『アート&テレマティークス』(NTT出版)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)ほか。武蔵野美術大学・女子美術大学・東京藝術大学非常勤講師。

太田丈夫(おおた・じょうゆう)
1954年生まれ群馬大学教育学部美術科卒業。1985年より半透明構造をテーマに群馬県を主にインスタレーション作品を発表「向こう側の視える作品展」など。90年代に身体の半透明性に興味を持ち、古武術の領域を研究。2000年代に絵画を中心に発表を再開。半透明構造が孕む光をテーマにかねこあーとギャリー等で個展。現在は線描を通して量子論的な「図と虚の同時表示」に関心を持ち、探求している。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家。1965年長野県生まれ。東京造形大学卒業。写真家・美術家。「非人称芸術」のコンセプトのもと、「フォトモ」「ツギラマ」などの独自の写真技法による作品を制作。展覧会やワークショップのほか、出版や雑誌執筆など幅広い活動を行なう。主な個展に「"FOTOMO x CITY"Multi-Perspective Sx Editions」(香港藝術中心)、「金沢をブリコラージュする。」(金沢21世紀美術館)。主な受賞にコニカフォト・プレミオ2000年度大賞、19回東川賞新人作家賞など。主な著書に『フォトモの物件』『東京昆虫デジワイド』(共にアートン新社)など。

山口俊郎(やまぐち・としお) 
美術家。1977年兵庫県生まれ。2001年倉敷芸術科学大学卒業、2003年広島市立大学大学院修了後、2004年~2010年倉敷芸術科学大学非常勤講師を務める。2009年  立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻 彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生として単位取得。2008年 アートガーデン(岡山)にて個展

栃原比比奈(とちはら・ひいな) 
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
京都国立近代美術館(開催中~11.2.20)愛知県美術館(11.4.29~6.12)
収録日時:2010年12月17日
収録場所:都内某所
収録時間:24分40秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.2MB
PLAY 出演者:大谷省吾+藤原えりみ+太田丈夫+糸崎公朗+山口俊郎+栃原比比奈+彦坂尚嘉

東京国立近代美術館で行われた「麻生三郎展」について、展覧会を企画された学芸員の大谷省吾さんをお招きしての批評です。彦坂尚嘉さんは、麻生三郎は晩年になるほど作品がよくなると指摘しますが、その一方で大谷さんから、商品としての絵画として見ると、50年代の赤い絵がもっとも人気があり、価格が高く、それ以降の作品は一般家庭の壁に掛けるには適さないとのお話がありました。また、糸崎さんが汚くてわからないと思った絵を栃原さんが 色がきれいで澄んでいると指摘するという対立に、芸術作品を鑑賞し、理解することの難しさが表れているように見えます。この展覧会は、東京国立近代美術館での展示は終了してしまいましたが、京都国立近代美術館(開催中~11.2.20)と愛知県美術館(11.4.29~6.12)に巡回します。(江藤靖子)

・出演者プロフィール

大谷省吾(おおたに・しょうご)
1969年生まれ。筑波大学大学院博士課程芸術学研究科中退。現在、東京国立近代美術館主任研究員。

藤原えりみ(ふじはら・えりみ)
美術ジャーナリスト。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(専攻/美学)。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)、共著:『西洋美術館』『週刊美術館』『週刊 日本の美をめぐる』(小学館)、『現代アート事典』(美術出版社)など。訳書:H・リード『近代彫刻史』(言叢社)、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版会)、R・アスコット『アート&テレマティークス』(NTT出版)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)ほか。武蔵野美術大学・女子美術大学・東京藝術大学非常勤講師。

太田丈夫(おおた・じょうゆう)
1954年生まれ群馬大学教育学部美術科卒業。1985年より半透明構造をテーマに群馬県を主にインスタレーション作品を発表「向こう側の視える作品展」など。90年代に身体の半透明性に興味を持ち、古武術の領域を研究。2000年代に絵画を中心に発表を再開。半透明構造が孕む光をテーマにかねこあーとギャリー等で個展。現在は線描を通して量子論的な「図と虚の同時表示」に関心を持ち、探求している。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家。1965年長野県生まれ。東京造形大学卒業。写真家・美術家。「非人称芸術」のコンセプトのもと、「フォトモ」「ツギラマ」などの独自の写真技法による作品を制作。展覧会やワークショップのほか、出版や雑誌執筆など幅広い活動を行なう。主な個展に「"FOTOMO x CITY"Multi-Perspective Sx Editions」(香港藝術中心)、「金沢をブリコラージュする。」(金沢21世紀美術館)。主な受賞にコニカフォト・プレミオ2000年度大賞、19回東川賞新人作家賞など。主な著書に『フォトモの物件』『東京昆虫デジワイド』(共にアートン新社)など。

山口俊郎(やまぐち・としお) 
美術家。1977年兵庫県生まれ。2001年倉敷芸術科学大学卒業、2003年広島市立大学大学院修了後、2004年~2010年倉敷芸術科学大学非常勤講師を務める。2009年  立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻 彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生として単位取得。2008年 アートガーデン(岡山)にて個展

栃原比比奈(とちはら・ひいな) 
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
京都国立近代美術館(開催中~11.2.20)愛知県美術館(11.4.29~6.12)
収録日時:2011年1月8日
収録場所:日本郵船歴史博物館
収録時間:24分04秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.4MB
PLAY 出演者:海老名熱実+天内大樹+五十嵐太郎

日本郵船歴史博物館の学芸員、海老名熱実さんによる「船→建築。ル・コルビュジエがめざしたもの」の解説の第2回目です。建築は船に憧れる一方で、船は陸上建築をめざす──そんな相思相愛の二者の関係が明かされます。ル・コルビュジエやモダニズム建築家が密かに思いを寄せた船の魅力とはどのようなものだったのでしょうか。本展示は日本郵船歴史博物館で4月3日まで開催中です。船と建築を探る貴重な企画展です。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。(吉田民瞳)

・出演者プロフィール
海老名熱実(えびな・あつみ)
日本郵船歴史博物館 学芸員 

・関連項目
船→建築。ル・コルビュジエがめざしたもの
収録日時:2011年1月8日
収録場所:日本郵船歴史博物館
収録時間:25分35秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB
PLAY 出演者:海老名熱実+天内大樹+五十嵐太郎

日本郵船歴史博物館の学芸員、海老名熱実さんによる「船→建築。ル・コルビュジエがめざしたもの」の解説の第1回目です。巨匠コルビュジエや、日本武道館や京都タワーを設計した事で知られる山田守をはじめ、多くのモダニストを虜にした船の魅力とは。当時の船のデザインや設備とモダニズム建築の共通点についても話題は展開します。横浜港大さん橋にもほど近い日本郵船歴史博物館で4月3日まで開催中です。船と建築を探る貴重な企画展です。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。(近藤洋輔)

・出演者プロフィール
海老名熱実(えびな・あつみ)
日本郵船歴史博物館 学芸員 

・関連項目
船→建築。ル・コルビュジエがめざしたもの
収録日時:2010年10月15日
収録場所:千代田区某喫茶店
収録時間:14分35秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:6.6MB
PLAY 出演者:藤原えりみ+糸崎公朗+山口俊郎+栃原比比奈+彦坂尚嘉+天内大樹

国立近代美術館での「上村松園展」の批評の最終回です。冒頭で糸崎さんから蛍の描写の不正確さが指摘され、栃原さんからは腕の位置の不自然さが指摘されます。そのことから松園が社会的通念で描いているために少女漫画的であることに話がおよび、松園の作品の持つ女性的な面について語られます。そこで宝塚歌劇団の様式的、装飾的な部分との類縁性などが話題となりました。最後に、藤原さんが松園をはじめとした当時の女性作家は大変な時代を生きてきた、現代の女性作家は自分たちの課題を見つけなければならないとまとめられました。(江藤靖子)

・出演者プロフィール
藤原えりみ(ふじはら・えりみ)
美術ジャーナリスト。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(専攻/美学)。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)、共著:『西洋美術館』『週刊美術館』『週刊 日本の美をめぐる』(小学館)、『現代アート事典』(美術出版社)など。訳書:H・リード『近代彫刻史』(言叢社)、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版会)、R・アスコット『アート&テレマティークス』(NTT出版)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)ほか。武蔵野美術大学・女子美術大学・東京藝術大学非常勤講師。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家。1965年長野県生まれ。東京造形大学卒業。写真家・美術家。「非人称芸術」のコンセプトのもと、「フォトモ」「ツギラマ」などの独自の写真技法による作品を制作。展覧会やワークショップのほか、出版や雑誌執筆など幅広い活動を行なう。主な個展に「"FOTOMO x CITY"Multi-Perspective Sx Editions」(香港藝術中心)、「金沢をブリコラージュする。」(金沢21世紀美術館)。主な受賞にコニカフォト・プレミオ2000年度大賞、19回東川賞新人作家賞など。主な著書に『フォトモの物件』『東京昆虫デジワイド』(共にアートン新社)など。

山口俊郎(やまぐち・としお) 
美術家。1977年兵庫県生まれ。2001年倉敷芸術科学大学卒業、2003年広島市立大学大学院修了後、2004年~2010年倉敷芸術科学大学非常勤講師を務める。2009年  立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻 彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生として単位取得。2008年 アートガーデン(岡山)にて個展。

栃原比比奈(とちはら・ひいな) 
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展

・関連項目
東京国立近代美術館上村松園展
収録日時:2010年10月15日
収録場所:千代田区某喫茶店
収録時間:13分52秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:6.5MB
PLAY 出演者:藤原えりみ+糸崎公朗+山口俊郎+栃原比比奈+彦坂尚嘉+天内大樹

国立近代美術館での「上村松園展」の批評のつづきです。作品の保存状態の良さに注目し、人々に愛され、丁寧に保存される作品の共通点に話題は移ります。松園の作品は絹本という高価な支持体に高価な岩絵の具で工芸的ともいえる精緻な描きかたがされているために所有者も保存に力を注ぐのではないかとの指摘がありました。その他に大衆に愛される理由として、代表作である「序の舞」も女性が立っているように描かれていないことを例に、芸術的価値とは別のキッチュ絵画としての価値があり、彦坂さんはそれを挿絵的なものの極限と表現します。前回に引き続き、大衆に愛される松園の作品の本質に迫ります。(江藤靖子)

・出演者プロフィール
藤原えりみ(ふじはら・えりみ)
美術ジャーナリスト。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(専攻/美学)。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)、共著:『西洋美術館』『週刊美術館』『週刊 日本の美をめぐる』(小学館)、『現代アート事典』(美術出版社)など。訳書:H・リード『近代彫刻史』(言叢社)、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版会)、R・アスコット『アート&テレマティークス』(NTT出版)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)ほか。武蔵野美術大学・女子美術大学・東京藝術大学非常勤講師。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家。1965年長野県生まれ。東京造形大学卒業。写真家・美術家。「非人称芸術」のコンセプトのもと、「フォトモ」「ツギラマ」などの独自の写真技法による作品を制作。展覧会やワークショップのほか、出版や雑誌執筆など幅広い活動を行なう。主な個展に「"FOTOMO x CITY"Multi-Perspective Sx Editions」(香港藝術中心)、「金沢をブリコラージュする。」(金沢21世紀美術館)。主な受賞にコニカフォト・プレミオ2000年度大賞、19回東川賞新人作家賞など。主な著書に『フォトモの物件』『東京昆虫デジワイド』(共にアートン新社)など。

山口俊郎(やまぐち・としお) 
美術家。1977年兵庫県生まれ。2001年倉敷芸術科学大学卒業、2003年広島市立大学大学院修了後、2004年~2010年倉敷芸術科学大学非常勤講師を務める。2009年  立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻 彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生として単位取得。2008年 アートガーデン(岡山)にて個展。

栃原比比奈(とちはら・ひいな) 
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展

・関連項目
東京国立近代美術館上村松園展
収録日時:2010年10月15日
収録場所:千代田区某喫茶店
収録時間:21分6秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.9MB
PLAY 出演者:藤原えりみ+糸崎公朗+山口俊郎+栃原比比奈+彦坂尚嘉+天内大樹

東京国立近代美術館での「上村松園展」の批評です。上村松園(1875~1949)は女性として初めて文化勲章を受章した日本画家です。展覧会を見たあと、彦坂尚嘉さんから美人画は、横山大観の「屈原」のような近代日本画の反動で江戸への追憶で生まれたものであり、近代国家としての日本が終わろうとしている現代に、骨董としての価値が生まれ、鑑賞しやすくなっていると説明がありました。そして同時代の鏑木清方などの他の美人画家は身体の構造が描けているのに対して松園は描けていないために芸術絵画ではなくイラストレーションであると指摘し、イラストレーションだからこそ多くの人を魅了する、と上村松園の人気の理由に迫ります。(江藤靖子)

・出演者プロフィール
藤原えりみ(ふじはら・えりみ)
美術ジャーナリスト。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了(専攻/美学)。著書『西洋絵画のひみつ』(朝日出版社)、共著:『西洋美術館』『週刊美術館』『週刊 日本の美をめぐる』(小学館)、『現代アート事典』(美術出版社)など。訳書:H・リード『近代彫刻史』(言叢社)、C・グルー『都市空間の芸術』(鹿島出版会)、R・アスコット『アート&テレマティークス』(NTT出版)、M・ケンプ『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(大月書店)、C・フリーランド『でも、これがアートなの?』(ブリュッケ)ほか。武蔵野美術大学・女子美術大学・東京藝術大学非常勤講師。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
美術家。1965年長野県生まれ。東京造形大学卒業。写真家・美術家。「非人称芸術」のコンセプトのもと、「フォトモ」「ツギラマ」などの独自の写真技法による作品を制作。展覧会やワークショップのほか、出版や雑誌執筆など幅広い活動を行なう。主な個展に「"FOTOMO x CITY"Multi-Perspective Sx Editions」(香港藝術中心)、「金沢をブリコラージュする。」(金沢21世紀美術館)。主な受賞にコニカフォト・プレミオ2000年度大賞、19回東川賞新人作家賞など。主な著書に『フォトモの物件』『東京昆虫デジワイド』(共にアートン新社)など。

山口俊郎(やまぐち・としお) 
美術家。1977年兵庫県生まれ。2001年倉敷芸術科学大学卒業、2003年広島市立大学大学院修了後、2004年~2010年倉敷芸術科学大学非常勤講師を務める。2009年  立教大学大学院文学研究科比較文明学専攻 彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生として単位取得。2008年 アートガーデン(岡山)にて個展。

栃原比比奈(とちはら・ひいな) 
美術家。1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展

・関連項目
東京国立近代美術館上村松園展
収録日時:2010年9月18日
収録場所:川村記念美術館内レストラン
収録時間:22分12秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.4MB
PLAY 出演者:栃原比比奈+江藤靖子+彦坂尚嘉+天内大樹

川村記念美術館での「バーネット・ニューマン展」(開催中~10.12.12まで)の批評の最終回です。冒頭では、バーネット・ニューマンの彫刻作品について語られます。相変わらず彦坂さんからは厳しいコメントが続出です。本シリーズを聞いて頂ければ、作品の解説だけでなく、バーネット・ニューマンの人物像がわかります。遅咲きで、苦労人だったバーネット・ニューマン。この番組を聴いてから作品を鑑賞すると、また違った見方ができるかもしれません。番組の最後では川村記念美術館の建物や環境にも触れられています。(編集部)

・出演者プロフィール
栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

江藤靖子(えとう・やすこ)
東北芸術工科大学美術科日本画コース4年。

・関連項目
川村記念美術館バーネット・ニューマン展
収録日時:2010年9月18日
収録場所:川村記念美術館内レストラン
収録時間:15分08秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.1MB
PLAY 出演者:栃原比比奈+江藤靖子+彦坂尚嘉+天内大樹

川村記念美術館での「バーネット・ニューマン展」(開催中~10.12.12まで)の批評の続きです。引き続き、彦坂さんから、一見、ニューマンの作品はピエト・モンドリアンの作品に見られる、厳密な面分割のといったデザイン的要素があるようで、実際に鑑賞してみると実はデザイン的要素や画面の構築性といったものは見られないとの感想が。これについては、戦後アメリカ美術、特に、抽象表現主義というのは、同時代のマーク・ロスコにも見られるように、戦前のヨーロッパの抽象美術を通俗化を図ったもので、バーネット・ニューマンの作品も漏れなく当てはまっているという解説をして頂きます。また、話題は作品の「大きさ」へと再び戻りますが、作品の巨大化には、プロパガンダの要素がとても大きいという背景があり、明治以降に誕生した西洋画に対する日本画にも共通して作品が巨大化する傾向があったのでした。(編集部)

・出演者プロフィール
栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

江藤靖子(えとう・やすこ)
東北芸術工科大学美術科日本画コース4年。

・関連項目
川村記念美術館バーネット・ニューマン展
収録日時:2010年9月18日
収録場所:川村記念美術館内レストラン
収録時間:15分50秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.4MB
PLAY 出演者:栃原比比奈+江藤靖子+彦坂尚嘉+天内大樹

川村記念美術館での「バーネット・ニューマン展」(開催中~10.12.12まで)の批評です。作品を鑑賞後、それぞれの感想を述べてる中で、彦坂さんからは絵画作品の大きさについて言及がありました。それは絵画作品が大きくなるに従い、美術作品としての芸術性を維持することの困難さについてであり、建築についても同様の指摘がなされているように、作品の大きさは大きければ大きいほど良いというものではない、というものが、絵画作品にも該当しうるということでした。また、歴史的にも絵画は建築との一体化して壁画として巨大な作品を残していますが、やはり芸術性の高いものを見出すのは難しいという、美術家ならではの厳しい指摘が続々と展開します。(編集部)

・出演者プロフィール
栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

江藤靖子(えとう・やすこ)
東北芸術工科大学美術科日本画コース4年。

・関連項目
川村記念美術館バーネット・ニューマン展
収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:20分44秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.7MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

浅草橋にある画廊マキイマサルファインアーツで開催中の彦坂尚嘉さんの個展『HISTORY LESSONS/皇居美術館』に併せ、暮沢剛巳さんと五十嵐太郎さんをお呼びして「世界の新しい美術館と皇居美術館」というディスカッションを収録しました。ヴェネツィアでの石上純也さん、妹島和世さん、篠原一男さんの話題から始まりましたが、途中で機器のトラブルにより一部お聞きいただけない箇所があります。(憲法にせよ芸術にせよ)歴史的な蓄積を参照すること、特に日本の美術界が(より世界的に成功しているように見える)日本の建築界を参照することの重要さが強調されています。質疑応答のあたりは少し音量を上げていただけると幸いです。(天内大樹)

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。

・関連項目
ヴェネツィア・ビエンナーレ(英語)
収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:15分55秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.5MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

浅草橋の画廊マキイマサルファインアーツでの彦坂尚嘉さんの個展『HISTORY LESSONS/皇居美術館』に併せた「世界の新しい美術館と皇居美術館」という暮沢剛巳さんと五十嵐太郎さんとのディスカッションです。バーゼルという小都市にある現代建築の豊かさと比べた、日本における建築家という存在の耐えられない軽さ。ディコンストラクションの席捲がバブル期と重なってしまったために、バブル期とともに切り捨てられてしまった東京と、今でもディコンストラクションが息づくメルボルン。ザハ・ハディド、レム・コールハース、アルヴァロ・シザの「造形」に対する彦坂さんの理解も聞くことができます。(天内大樹)

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。

・関連項目
ジャン・ティンゲリー美術館(バーゼル)
収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:25分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

彦坂さんが「皇居美術館・空想」の背景を語ります。今回の収録の前に西部邁氏や峯村敏明氏とお話しになったことが前提になっています。現代が出版革命にも比すべき「識字革命」であり、産業構造が大きく転換しており、その余波は美術館にも「指定管理者制度」として襲いかかっているにもかかわらず、報道はそのことに触れず、一般にも広く気付かれていないことへの危機意識から、誰でも気付く変革の象徴として構想された皇居美術館。歴史や国家の表象として建築を考え、その中身として「誰も見ていない」という日本の美術の蓄積を揃える、という「空想」です。世界経済、中国経済の話は「鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」(北京国家体育場の設計と建設を描いた映画)の話に流れ、「ベスト・キッド」(原題:The Karate Kid)の話題が五十嵐さんから出ます。椹木野衣氏のような「リセット」、タブラ・ラサ(磨かれた石版)への白紙還元を批判しつつ、日本の何を蓄積として保存するのか、何を維持するのかという問題に触れます。

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。

収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:24分43秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.6MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

五十嵐さんのお話はフランク・ゲーリーによるグッゲンハイム美術館・ビルバオから始まります。「アイコン建築」という評判とは裏腹の、ビルバオの街並みの蓄積と呼応した形態の選択。ダニエル・リベスキントのデンバー美術館増築、ザハ・ハディドのローマ国立21世紀美術館などと重ねて背景を解説。グローバル都市が世界的な建築家の設計作品そのものをコレクションしているのではないか、という現況から、東京よりも元気なソウルのLeeumとソウル大学美術館を紹介し、東京大学福武ホールと比較。アジアに関連して、北京の大山子798芸術区、22院芸術区と張永和の今日美術館、Image Base、上海の莫干山路M50、また閉鎖された北京草場地芸術区などを列挙。ザハによるパフォーミング・アーツ・センター周辺にはゲーリー(グッゲンハイム・アブダビ)、安藤(海洋博物館)、ヌーヴェル(ルーヴル・アブダビ)が集結。ソウル慶煕宮前の広場でプラダが行ったトランスフォーマー展の、クレーンで吊って地面を転がす驚きの仮設建築。(天内大樹)

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。


・関連項目
グッゲンハイム・ビルバオ
Leeumサムソン美術館(設計:マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーヴェル、レム・コールハース、運営:サムスン文化財団)
ソウル大学美術館(設計:レム・コールハース)
東京大学福武ホール(設計:安藤忠雄)

収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:23分25秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.0MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉

浅草橋にある画廊マキイマサルファインアーツで開催中の彦坂尚嘉さんの個展『HISTORY LESSONS/皇居美術館』に併せ、暮沢剛巳さんと五十嵐太郎さんをお呼びして「世界の新しい美術館と皇居美術館」というディスカッションを収録しました。初回は暮沢さんのお話です。"Chefs-d'œuvre?"展のカタログを見せながら、ポンピドゥーセンター・メス(設計:坂茂+ジャン・ドゥ・ガスティーヌ)の客の入り、展覧会の規模や出品作品について。ストラスブールを挟んで同じくらいの距離にあるスイス・バーゼルの近代美術館拡張(設計:レンゾ・ピアノ)とカールスルーエのZKMの映像センター増設、バーゼルに戻ってシャウラガー(設計:ヘルツォーク&デ・ムーロン)、ストラスブール近現代美術館、リヨンのコンフリュアンス(設計:コープ・ヒンメルブラウ)について。(天内大樹)

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。

松田達展[3/3]

収録日時:2010年7月14日
収録場所:深川いっぷく/江東区
収録時間:18分36秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 8.9MB
PLAY 出演者:白濱雅也+高橋堅+星裕之+小寺亮+栃原比比奈+天内大樹+彦坂尚嘉+松田達

松田達展その3。前回配信分までに寄せられた質問に松田さんが答えます。模型の規模については人体がきちんと入っている点、「都市でも建築でもない都市建築」というアイディアと中庭というテーマについてなど。アルド・ロッシの名も初めて出てきました。白濱雅也さんは松田さんの「引き裂かれ」を指摘しながら、アンビルトのままで提案や発表を重ねながら建築家として名を上げていくレム・コールハース、ダニエル・リベスキント、ザハ・ハディドのような例が日本にあるかどうかを問います。松田さんはその答えから美術と都市の関係に言及。松田さんの観念的な面を指摘する高橋堅さん。建築系美術ラジオ第5回収録です。(天内大樹)

・出演者プロフィール
白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所・フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

星裕之(ほし・ひろゆき)
1969年生まれ。93年宇都宮大学卒業後、阿世建築設計室、各種建築構造設計監理を経て98年STUDIO POH設立。宇都宮大学非常勤講師、東北大学大学院五十嵐研究室博士課程後期在籍。

小寺亮(こでら・りょう)
2010年室蘭工業大学大学院修了。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

松田達展[2/3]

収録日時:2010年7月14日
収録場所:深川いっぷく/江東区
収録時間:14分42秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 6.9MB
PLAY 出演者:磯達雄+星裕之+高橋堅+小寺亮+栃原比比奈+天内大樹+彦坂尚嘉+松田達

松田達展その2。前回の配信で様々に挙がった疑問、特に規模をめぐる磯さんの質問から松田さんが答えます。星裕之さんは構造だけを示している「下田・皇居美術館」計画の模型に対し、現実社会に着地する建築かどうかを問い、実際に松田さんが現実の中で建てていった場合の構想の変化などに期待します。小寺さんは展示場所「深川ラボ」に好感、美術家の栃原さんは松田さんを「こっち寄り」の「アーティスト」と位置づけます。模型の示す規模について話が集中。これらに対する松田さんの答えは、次回配信をお楽しみに。建築系美術ラジオ第5回収録です。(天内大樹)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所・フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

星裕之(ほし・ひろゆき)
1969年生まれ。93年宇都宮大学卒業後、近藤春司建築事務所や構造設計事務所を経て98年STUDIO POH設立。コンシューマー誌への作品発表の他、専門誌への技術的寄稿多数。著書に『建築学生の「就活」完全マニュアル』他。宇都宮大学非常勤講師、東北大学大学博士課程後期在籍。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

小寺亮(こでら・りょう)

1985年北海道生まれ。2010年室蘭工業大学大学院修了。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

松田達展[1/3]

収録日時:2010年7月14日
収録場所:深川いっぷく/江東区
収録時間:17分35秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 8.1MB
PLAY 出演者:白濱雅也+高橋堅+磯達雄+天内大樹+彦坂尚嘉+松田達

建築系美術ラジオはこれまで美術展を中心に見てきましたが、松田達展を外すわけにはいきません。「都市建築」をめぐる深夜の五十嵐太郎さんたちとの対話も配信された後、改めて訪れました。白濱雅也さんが運営する「深川ラボ」で展示が開かれるに至った経緯(『皇居美術館・空想』とタマダプロジェクトでの展示、模型への視点とアンビルトの面白さ)。彦坂さんはリスボン建築トリエンナーレ帰国展(OZONE)での松田さんの印象から語り始めます。展示への費用のかけ方、細部への意識。高橋堅さんはやはり宣言文「都市建築へ」から下田皇居美術館計画の規模に言及。通りがかった磯達雄さんをつかまえたら、60年代フランスの建築家のアプローチとの関連についてお話がいただけました。建築系美術ラジオ第5回収録です。(天内大樹)

・出演者プロフィール

白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所・フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

・関連項目
リスボン建築トリエンナーレ帰国展(mosakiさんによる記事、松田さんの会場構成が解ります)

高橋堅さんと装飾を語る

収録日時:2010年7月14日
収録場所:某喫茶店/千葉県浦安市
収録時間:21分07秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 10.1MB
PLAY 出演者:高橋堅+天内大樹+彦坂尚嘉

高橋堅さんと装飾的な壁紙の張られた浦安駅前の喫茶店に移動し、高橋さんがモノクローム写真を撮りながら考えていらっしゃる「階調」についてお聞きしました。モダニズム建築やその流れの上にある現代建築を人類史的な視点から「反/非建築」と評価する彦坂さん。ミースとル・コルビュジエの「遡行性」に基づく比較、「崩壊建築」としてのタワーマンション。対して高橋さんは建築家の立場から、コルビュジエの評価ほかいくつかの点に異論を唱えます。「装飾」に悩む天内に彦坂さんは「言語判定法」を提案。カンディンスキーとクプカ、モンドリアンの違い。建築系美術ラジオ第5回収録、またも装飾について語ります。(天内大樹)

・出演者プロフィール
高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。
収録日時:2010年7月14日
収録場所:落合クリニック/千葉県浦安市
収録時間:21分07秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 10.1MB
PLAY 出演者:高橋堅+天内大樹+彦坂尚嘉

『新建築』2010年3月号「リノヴェーション」特集に掲載された「BRASS CLINIC」を設計者の高橋堅さんにご案内いただきました。真鍮と漆喰塗りの壁、12mm厚のガラス板とモルタルの床で構成された病院です。彦坂さんは高橋さんと出会ったときの建築と美術の関係についての会話を「鑑賞構造」をキーワードに再現、鈴木了二さんやリチャード・セラに言及。長い時間見つめられる=鑑賞に堪える性質のことです。しかし高橋さんはこの真鍮という素材の選択が合理の追求であるとも主張。一方、真鍮の輝きを抑制する工夫には手造りの側面も。病院という与件から設計を強く束縛する計画学を踏まえながら、計画学の専制を避けた設計です。最後にはガラススクリーンと、床とのとり合いで壁を浮かせるということとの連関、つまり収まりについて。建築系美術ラジオ第5回収録、ついに建築そのものに踏み込みます。(天内大樹)

・出演者プロフィール
高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

・関連項目
『新建築』2010.3
松田達さんによるレビュー(artscape、09.10.24)

日本の美術運動[2/2]

収録日時:2010年06月26日
収録場所:板橋区立美術館
収録時間:20分17秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.3MB PLAY 出演者:弘中智子+彦坂尚嘉+天内大樹

板橋区立美術館で開かれた館蔵品展「日本の美術運動」(2010.05.15-06.27)について、同館学芸員の弘中智子さんを迎えてお話を伺っています。彦坂さんは展示内容から発展して、野見山暁治など戦中と戦後の美術の断絶、アンフォルメル以降の美術、麻生三郎など風刺画の帰趨などをお話しなさいます。同館また弘中さんの活動となっている軸となっている新人画会(1943−44)については、造形的特徴を捉える西洋型の芸術運動理解ではすくい取れないという指摘。これは分離派建築会(1920−28)などプレ・モダニズムの建築運動とも共通します。今年の秋は、シュールレアリスムとの関わりが考えられてきた福沢一郎や山下菊二にも注目。「建築系美術ラジオ」第4回収録シリーズです。(天内大樹)

・出演者プロフィール
弘中智子(ひろなか・さとこ)
1979年山口県生まれ。板橋区立美術館学芸員。専門は日本近代美術。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在学(休学)中。展覧会に「池袋モンパルナスの作家たち」(2007年)「新人画会」(2008年)「日本のシュルレアリスム」(2009年)他。現在は「福沢一郎絵画研究所」(2010年11月20日より2011年1月10日)の準備中。

・関連項目
板橋区立美術館(2008年新人画会展/2010年日本の美術運動展)

日本の美術運動[1/2]

収録日時:2010年06月26日
収録場所:板橋区立美術館
収録時間:25分43秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB
PLAY 出演者:弘中智子+彦坂尚嘉+天内大樹

板橋区立美術館で開かれた館蔵品展「日本の美術運動」(2010.05.15-06.27)について、同館学芸員の弘中智子さんを迎えてお話を伺います。池袋モンパルナス(詩人・小熊秀雄の命名)という30年代の芸術家たちの動きを継承する、個性的な同館において、大正期から戦後の日本アンデパンダン/読売アンデパンダンの時期までをカバーする展示を拝見しました。彦坂さんが「ブログにも書けないほど感動した」という新人画会(1943−44、松本竣介、靉光、井上長三郎ら)を中心に発掘作業を続ける弘中さん。学芸員の地道で貴重な仕事をフィーチャーしながら、難波田龍起など戦中・戦後の芸術家たちを見ていきます。終盤、視覚や他の知覚と絵画の関係も語られます。「建築系美術ラジオ」第4回収録シリーズです。(天内大樹)

・出演者プロフィール
弘中智子(ひろなか・さとこ)
1979年山口県生まれ。板橋区立美術館学芸員。専門は日本近代美術。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在学(休学)中。展覧会に「池袋モンパルナスの作家たち」(2007年)「新人画会」(2008年)「日本のシュルレアリスム」(2009年)他。現在は「福沢一郎絵画研究所」(2010年11月20日より2011年1月10日)の準備中。

・関連項目
板橋区立美術館(2008年新人画会展/2010年日本の美術運動展)

アートフェア東京2010

収録日時:2010年04月02日
収録場所:東京国際フォーラム/千代田区
収録時間:34分29秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.7MB PLAY 出演者:彦坂尚嘉+天内大樹+松田達+五十嵐太郎

東京国際フォーラムにて開催されたアートフェア東京2010(2010.4.2-4)を見ての収録です。昨年のアートフェア東京2009との比較をしつつ、アートフェア東京は初めてという会社員の小山さんや松田達さんからも話を伺います。その後、アートフェアの出品作品(というよりも出展された商品)をめぐる評論、以前開かれていたNICAF(日本国際コンテンポラリーアートフェスティバル)と比べての、アートフェア東京の日本での位置づけや目的、またアートフェアの空間において美術を展示するという条件を設計する、その設計の必要性についてなどに話が展開していきます。(Y. Kondo)

・関連項目
アートフェア東京

あらためて「装飾」展

収録日時:2010年02月21日
収録場所:深川いっぷく/江東区
収録時間:17分40秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.1MB PLAY 出演者:松下和歌子+栃原比比奈+田嶋奈保子+彦坂尚嘉+天内大樹

東京都現代美術館で開かれた「MOTアニュアル2010:装飾」展(2010.02.06-2010.04.11)についての批評です。都現美の巨大な空間との戦いとして「若手作家の登竜門」と本展を位置づける田嶋さん。しかし彦坂さんがおっしゃるように、造形的には80年代のパターン・ペインティングの再来であるとすれば、今アーティストたちは何を見せているのか? 「装飾」という言葉の使い方にも注目です。工芸のように技をつくして作品を構成する方法として、ご自身の点描についても小谷元彦さんと同じように「装飾」といわれがちだという栃原さん。一般的に多くの人々が「装飾」をしているので、そうした人々を展示に呼び込むための言葉だとする松下さん。建築における「装飾」という語法とは異なっています。装飾という言葉が、どういう対立語との関係で使われているのかがポイントでしょう。「建築系美術ラジオ」第2回収録シリーズです。

*赤坂見附にあるストライプの建築は「赤坂エクセルホテル東急」です。

・出演者プロフィール
田嶋奈保子(たじま・なほこ)
1982年生まれ。05年武蔵野美術大学/工芸工業デザイン学科ガラス専攻卒業。03年「メランコリア」展パフォーマンス、04年This Gray(AURORAパフォーマンスユニット)出演。同年個展「Float Dream」(Pepper's Loft Gallery)、05年「あんにゅいか」展(喫茶シントン)、08年「燃えゆる家」展(深川ラボ、個展とロングヘアーパフォーマンス)。「燃えゆる家」を主題に絵画、パフォーマンス、ガラス作品を展開。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

松下和歌子(まつした・わかこ)
1978年生まれ。2004年多摩美術大学大学院卒業。2002年Pepper's Gallery「ASIAN STYLE III」展以降、2004年「ASIAN STYLE IV」、2008年「ASIAN STYLE IX」出展。2010年深川ラボ「春分点・ヒルコ」個展開催。

・関連項目
東京都現代美術館MOTアニュアル展を開催)
深川いっぷく

国宝土偶展

収録日時:2010年02月21日
収録場所:深川ラボ/江東区
収録時間:22分55秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB PLAY 出演者:白濱雅也+栃原比比奈+田嶋奈保子+彦坂尚嘉+天内大樹

東京国立博物館での「国宝土偶展」(09.12.15-10.02.21)の批評です。岡本太郎が激賞した縄文中期の火焔土器よりも、後期の方が一流だという彦坂さん。ハーバート・リードを引きながらアフリカ芸術との比較を行い、白濱さんのいう〈上位土偶/下位土偶〉とともに、その"作品"の大きさ、縮尺の問題に踏み込みます。ミニアチュールのように小さくなると「かわいい」という言葉が出現。栃原さんのキャラクター会社勤務時代のエピソードとともに、スペクタクルと(正統な美術の)鑑賞と愛玩の対象とで、それぞれ大きさが異なる点に注目。まだ学問としての美学は「かわいい」を持て余している状況ですが、〈美/崇高〉を対立させたバークにとっての「美」は示唆的でしょう。「建築系美術ラジオ」第2回収録シリーズです。(D. Amanai)

・出演者プロフィール
白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

田嶋奈保子(たじま・なほこ)
1982年千葉県生まれ。05年武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科ガラス専攻卒業。09年立教大学大学院文学研究科比較文明学彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生単位修得。08年第1回個展「燃えゆる家」展(深川Labo、東京)。09年グループ展「行儀の悪い額縁」展(深川 Labo、東京)。


栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
東京国立博物館
大英博物館(日本語可 "The Power of Dogu"を開催)
深川ラボ

特集展示|岡﨑乾二郎

収録日時:2010年02月21日
収録場所:東京都現代美術館/江東区
収録時間:28分25秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.0MB PLAY 出演者:新堀学+栃原比比奈+田嶋奈保子+彦坂尚嘉+天内大樹

東京都現代美術館・常設展示室での「特集展示|岡﨑乾二郎」(前期:2009.10.31-2010.04.11/後期:01.26-04.11)の批評です。新堀さんは「TO邸」における建築家・長田直之さんとの「協働」に着目。海市展(NTT ICC、1997年)や奈義町現代美術館などから、文脈に介入するアーティストという岡﨑さんの特徴に言及されまます。一方「あかさかみつけ」シリーズや絵画作品において、同一の形態やタッチに異なる色彩やタイトルを施す岡﨑さんの手法に対し、装飾やインテリアを超えた「絵画としての造形」を問う美術家陣。展示会場のコントロールは美術家の戦いだという彦坂さん。「建築系美術ラジオ」第2回収録シリーズです。(D. Amanai)

*番組中思い出せなかった名前は「Atopic Site + On Camp/Off base」展(東京ビッグサイト、1996年)と、画面に白いタッチを施す画家ロバート・ライマンです。

・出演者プロフィール
新堀学(しんぼり・まなぶ)
1964年生まれ。建築家。安藤忠雄建築研究所を経て、新堀アトリエ一級建築士事務所主宰。NPO地域再創生プログラム副理事長。「明月院桂橋」「小金井K邸」 「天真館東京本部道場」「松田邸」など。著書に、『建築再生の進め方』(共編・共著、市ヶ谷出版、2008年都市住宅学会賞受賞)「リノベーション・スタディーズ」(共著、INAX出版)「リノベーションの現場」(共著、彰国社)。

田嶋奈保子(たじま・なほこ)
1982年千葉県生まれ。05年武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科ガラス専攻卒業。09年立教大学大学院文学研究科比較文明学彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生単位修得。08年第1回個展「燃えゆる家」展(深川Labo、東京)。09年グループ展「行儀の悪い額縁」展(深川 Labo、東京)。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
東京都現代美術館
岡﨑乾二郎
長田直之
収録日時:2009年11月29日
収録場所:深川ラボ/江東区
収録時間:28分45秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.1MB
PLAY 出演者:白濱雅也+田嶋奈保子+糸崎公朗+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

深川ラボにて開催された「行儀の悪い額縁」展(2009.11.13-29)でのギャラリートークです。後半は額縁をテーマに話が進みます。元は建築の一部だった美術が建築から分離し、自立していくプロセスで、継ぎ目を隠す幅木から生まれたのが額縁です。「ヤンキー系」森田恭通さんが多用する額縁、額縁という強い形象を含めて絵画を描く困難。彦坂さんが学生からの質問に答え、「彦坂尚嘉ミュージアム」空想や歴史的経緯を含め、今後の美術館のあり方について熱く語ります。(Y.Kondo) 

・出演者プロフィール
白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

田嶋奈保子(たじま・なほこ)
1982年千葉県生まれ。05年武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科ガラス専攻卒業。09年立教大学大学院文学研究科比較文明学彦坂尚嘉ゼミ 科目等履修生単位修得。08年第1回個展「燃えゆる家」展(深川Labo、東京)。09年グループ展「行儀の悪い額縁」展(深川 Labo、東京)。

糸崎公朗(いとざき・きみお)
1965年生れ。東京造形大学卒業。非人称芸術のコンセプトを提唱し、ツギラマ、フォトモ、2コマ写真、デジワイドなど、写真を素材とした独自の着想による作品を制作。東京を中心に、個展、グループ展を開催。特に2000年以降は毎年多くの展覧会を開催しているほか、書籍の発表、科学誌、写真誌での連載、講演やワークショップなど、多岐に渡る積極的な活動を展開。

・関連項目
「行儀の悪い額縁」展
深川ラボver1.5
行儀の悪い額縁展(加筆画像追加5) (彦坂尚嘉の〈第41次元〉アート2)

収録日時:2009年11月29日
収録場所:深川ラボ/江東区
収録時間:36分59秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:16.9MB
PLAY 出演者:白濱雅也+伊東直昭+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

深川ラボにて開催された「行儀の悪い額縁」展(2009.11.13-29)は、実業家・美術家の牧井優(マキイマサル)さんが中国から大量に購入した「キッチュな」額絵に、作家が手を加えて現代のアートとして蘇らせることを試みた展覧会です。彦坂さんが自身のブログで紹介し、普段から額縁やキッチュに関心を持つという五十嵐さんがブログを見て興味を持ち、急遽ギャラリートーク「キッチュとアートをめぐって」が開催されました。トークは、ブルーノ・タウト、石子順造、ロバート・ヴェンチューリ、クレメント・グリーンバーグ、トム・ウルフに代表されるキッチュ(と関連する「キャンプ」「クィア」)論の歴史と、展示意図・出品作家の話、音楽の趣味との関連などに展開していきます。(Y.Kondo)
*言及される映画は「The Texas Chain Saw Massacre」(邦題「悪魔のいけにえ」,米1974)です。


・出演者プロフィール
白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

伊東直昭(いとう・なおあき)
1959年生まれ。1985年多摩美術大学美術研究科修了。海外のレジデンスを重ね、絵画、インスタレーションなど多様な制作を見せるベテラン作家。近年、虫への擬人や駄洒落の採用など、その特異な世界観を露出する作風で注目を集める。

・関連項目
「行儀の悪い額縁」展
深川ラボver1.5
行儀の悪い額縁展 (彦坂尚嘉の〈第41次元〉アート2)

ウィリアム・ケントリッジ展

収録日時:2010年02月14日
収録場所:新丸の内ビルディング/千代田区
収録時間:23分50秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.9MB PLAY 出演者:栃原比比奈+彦坂尚嘉+天内大樹+五十嵐太郎

東京国立近代美術館で開かれた「ウィリアム・ケントリッジ」展(2010.01.02-2010.02.14;2009.09.04-10.18/京都,2010.03.13-05.09/広島)についての批評です。五十嵐さんは、美術の出どころが西洋の「外部」に求められてきた近年の流れの中で、南アフリカ出身のケントリッジが受容されてきたことを指摘。欧米ではネルソン・マンデラ氏(元南ア大統領)が釈放された1990年から大統領を辞任する1999年まで、ほぼ同時代にケントリッジが紹介されたのに対し、日本では紹介が少し遅れてしまい、政治的文脈が読み取りにくくなっているとのことです。一方彦坂さんと栃原さんは彼のドローイングが「空間」を描けているかを問います。日本の美術系大学受験では許されない描き方!? 東京都現代美術館「MOTアニュアル2010:装飾」にも触れられました。文様やハイパー・リアリズムなど「手法でデビューした作家は、その後どう展開するのか」?「建築系美術ラジオ」第1回収録シリーズです。
*途中触れられる「ケントリッジ展」企画者の河本信治氏は、京都国立近代美術館の前学芸課長で、前館長(岩城見一氏)ではありません。(D.Amanai)

・出演者プロフィール

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。


・関連項目
京都国立近代美術館
東京国立近代美術館
広島市現代美術館(ケントリッジ展を2010.3-5に開催)
東京都現代美術館(MOTアニュアルを毎年開催)

No Man's Land展

収録日時:2010年02月14日
収録場所:新丸の内ビルディング/千代田区
収録時間:21分35秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.9MB PLAY 出演者:栃原比比奈+彦坂尚嘉+天内大樹+五十嵐太郎

フランス大使館旧庁舎で開かれた「No Man's Land」(2009.11.26-2010.02.18)についての批評です。美術展示が美術館の外に出てくるという、かなり以前からの美術の流れをうけているものの、与えられた場をそのまま受け取るのではなく、その場の成り立ちをトータルに考えることで新たな(美術的)解を生みだすことが重要、と彦坂さんと栃原さん。清々しいモダニズムの建物で何も展示物を置かない方が建築としてはよかった、という五十嵐さん。以前配信したアートフェア東京との比較や、パリの現代美術スペース「Palais de Tokyo(パレ・ド・トキオ、築1937)」の紹介も挟まれます。「建築系美術ラジオ」第1回収録シリーズです。(D.Amanai)

・出演者プロフィール

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

・関連項目
フランス大使館(画面右上で日本語が選べます)
アートフェア東京(この後2010年4月に開催済)
ユダヤ博物館(独・英語,仏・伊・西語は概要のみ)
Palais de Tokyo(仏・英語のみ)

連載紹介

「建築大好き」というヒコ(美術家)とアマナイ(美学者)のコーナーです。2人の年齢差が34歳、隔世遺伝的な関係の2人が美術・美学の角度から、ひと味違う建築鑑賞の討論をします。もちろん建築家も必見の面白い美術展も取り上げて、わかりやすく、鋭く、ナイーブに迫ります。
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