世界の新しい美術館と皇居美術館 [2/5] - 建築系ラジオ
収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:24分43秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.6MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

五十嵐さんのお話はフランク・ゲーリーによるグッゲンハイム美術館・ビルバオから始まります。「アイコン建築」という評判とは裏腹の、ビルバオの街並みの蓄積と呼応した形態の選択。ダニエル・リベスキントのデンバー美術館増築、ザハ・ハディドのローマ国立21世紀美術館などと重ねて背景を解説。グローバル都市が世界的な建築家の設計作品そのものをコレクションしているのではないか、という現況から、東京よりも元気なソウルのLeeumとソウル大学美術館を紹介し、東京大学福武ホールと比較。アジアに関連して、北京の大山子798芸術区、22院芸術区と張永和の今日美術館、Image Base、上海の莫干山路M50、また閉鎖された北京草場地芸術区などを列挙。ザハによるパフォーミング・アーツ・センター周辺にはゲーリー(グッゲンハイム・アブダビ)、安藤(海洋博物館)、ヌーヴェル(ルーヴル・アブダビ)が集結。ソウル慶煕宮前の広場でプラダが行ったトランスフォーマー展の、クレーンで吊って地面を転がす驚きの仮設建築。(天内大樹)

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。


・関連項目
グッゲンハイム・ビルバオ
Leeumサムソン美術館(設計:マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーヴェル、レム・コールハース、運営:サムスン文化財団)
ソウル大学美術館(設計:レム・コールハース)
東京大学福武ホール(設計:安藤忠雄)

(2010年9月16日公開)

連載紹介

「建築大好き」というヒコ(美術家)とアマナイ(美学者)のコーナーです。2人の年齢差が34歳、隔世遺伝的な関係の2人が美術・美学の角度から、ひと味違う建築鑑賞の討論をします。もちろん建築家も必見の面白い美術展も取り上げて、わかりやすく、鋭く、ナイーブに迫ります。
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