建築系ラジオ再開!「新型コロナウイルスが変える建築状況をめぐって」(3/3) - 建築系ラジオ

建築系ラジオ再開!「新型コロナウイルスが変える建築状況をめぐって」(3/3)
新型コロナウイルス状況下における都市と建築

収録日時:2020年4月25日
収録場所:オンライン収録
収録時間:41分11秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:54.3MB
PLAY 出演者:山口晋作+今村謙人+五十嵐太郎+倉方俊輔+北川啓介+松田達+天内大樹

建築系ラジオ初のオンライン収録を行った。2019年に行われた第1回山田幸司賞を受賞した山口晋作さん、山田幸司賞特別賞を受賞した今村謙人さんを迎えて、久々に建築系ラジオコアメンバーらが集まった。建築系ラジオらしく、オンライン飲み会を行いながらの収録である。
第3部では、新型コロナウイルス状況下における建築が具体的に語られる。ほとんどすべての仕事が止まったけれども、発注なしに屋台をつくる今村謙人さんと、逆にコロナの影響をほとんど受けずにいまも多くの仕事が動いている山口晋作さん、対照的な二人の話が語られます。北川啓介さんからは、新しい仕組みに寄る建築空間構築の準備について、松田は集団免疫後にもとに戻る世界と小さな自粛の繰り返しによる2つの未来と空間の変容について、倉方俊輔さんは、フランク・ロイド・ライトのDensity vs. Dispersal(密集か分散か)というMoMAの展覧会を挙げつつ、密集と分散という対極的な都市の理想像について、天内大樹さんは、ペストの衝撃と「死の舞踏」との関係をメタファーから、制度に支えられた美術と表現意欲の先立つ美術のうち後者への注目を、それぞれ語る。さらに、卒業設計の変化、秋学期入学の可能性、急速なIT化・オンライン化、学生はいつ授業を聞くべきか?など複数の問題が並列的に議論されていく。


・出演者プロフィール

山口晋作(やまぐち・しんさく)
1975年岡山県生まれ。1996年高松高専土木工学科卒業。2002年豊橋技術科学大学大学院修了。同年「倉敷建築工房 楢村徹設計室」入社。2009年に独立し「倉敷建築工房 山口晋作設計室」として活動中。2015年一般社団法人クリエイターズラウンジ理事。2019年建築系ラジオ「第1回 山田幸司賞」受賞。

今村謙人(いまむら・けんと)
建築家。1985年静岡県生まれ。2011年大阪市立大学大学院修士課程修了。2011年株式会社オープン・エー、2012年一級建築士事務所八百光設計部、2012-2014年株式会社ビデオインフォメーションセンター、2017年カモメ・ラボ設立。受賞=山田幸司賞・特別賞受賞(2019年)

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年パリ生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
1971年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
1974年愛知県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

天内大樹(あまない・だいき)
1980年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

(2020年5月 1日公開)

連載紹介

建築系ラジオがいま最も注目しているテーマについて、討議を行います。ゲスト数人を交え、主要なメンバーが集まっての熱い討議です。過去の収録回も是非お聞き下さい。
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