建築系ラジオ: 2010年8月アーカイブ

2010年8月

収録日時:2010年8月28日
収録場所:ヴェネツィア・ビエンナーレ会場
収録時間:6分24秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:3.1MB
PLAY 出演者:謝宗哲+平塚桂+たかぎみ江+五十嵐太郎

現在ヴェネツィアで開催されている建築ビエンナーレの会場から、おすすめの展示についての生の声を速報でお届けします。平塚さんはオランダ館、たかぎさんはベルギー館をお薦めします。謝さんは台湾館を解説、五十嵐さんは日本館とルーマニア館にも言及しました。(吉田民瞳)

・出演者プロフィール
平塚桂(ひらつか・かつら)
1998年京都大学工学部建築学科卒業、2001年同大学院工学研究科環境地球工学専攻修了。建築ライター/ぽむ企画
twitterアカウント @pomukatsura

たかぎみ江(たかぎ・みえ)
1998年京都大学工学部建築学科卒業、2001年同大学院工学研究科環境地球工学専攻修了。ライター・イラストレーター/ぽむ企画
twitterアカウント @pomumie

謝宗哲(しゃ・そうてつ)
2000年台湾成功大学建築学修士課程終了。2003年台湾東海大学大学院建築設計専攻修士課程単位取得退学。2007年東京大学大学院建築学専攻博士課程修了。現在、台湾亜洲大学、東海大学勤務。

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
建築系ラジオコアメンバー。

・関連項目
ヴェネツィア・ビエンナーレ


建築系ラジオ全体討議「書物の現在と未来──選書家、書店員とともに建築本を考える」
(非公開の収録となります)
日時:2010年9月3日(金)18:00-20:00
会場:南洋堂書店
ゲスト:幅允孝(BACH)、阪根正行(ジュンク堂書店)、中沢雅子(南洋堂書店)
コアメンバー:五十嵐太郎、南泰裕、倉方俊輔(未定)、松田達
主催:建築系ラジオ http://architectural-radio.net/
問い合わせ先:info@architectural-radio.net

お知らせ:今回の収録は、建築系ラジオの全体討議としては、はじめて非公開にて行ないます。公開の場とは異なる議論の展開になることを期待してのことです。そのため、申込み頂いても今回は参加して頂くことができませんので、その点、どうぞご了承頂けましたら幸いです。配信をどうぞお待ちください。

当日、何らかの形で外部から様子が分かる形にするかどうかは、現在検討しています。
収録日時:2010年7月22日
収録場所:南研究室
収録時間:20分18秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:18.7MB
PLAY 出演者:南泰裕+大日向幸治+堀上明達

レビュー作品:《ポンピドー・センター・メス》 坂茂
新建築2010年7月号では、フランスにある分館のポンピドー・センター・メスを取り上げています。この宇宙的な造形をした建物は2003年の国際コンペティションで坂茂が最優秀を取り、2010年に完成しました。巨大な建造物にもかかわらず、実験的で仮設的にも感じられる坂茂らしい作品となっています。(佐藤仁哉)

・出演者プロフィール
大日方幸治(おびなた・こうじ)
1982年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
 趣味...音楽,広く浅く時々深く

堀上明達(ほりかみ・めいたつ)
1988年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
趣味...音楽,自転車


・関連項目

新建築社

収録日時:2010年8月20日
収録場所:池袋某居酒屋
収録時間:18分39秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB
PLAY 出演者:近藤洋輔+吉田民瞳+品田悠希+鈴木京平+尾崎龍一+天内大樹

天内──今回ミーティングに合わせて東京に来ていたりとか、いろいろな事情があると思うので、東京論をやってみようかなっていう気がするんですよ。例えば、東京に来て毎度思うのが"なんでこんな事やっているんだろう?"とか、あるいは、"こういうのを見た時に東京だな"って思う、そういう何か東京のイメージについて、いろいろと語ってもらうと楽しいかなと思ってはじめてみたんですが...

独特の魅力を持つ東京。今回はそんな東京のイメージについて話し合います。東京の街や地理、人との関わりや時間について、また、東京と地方について議論を展開します。あなたの東京のイメージはどういうものですか?(近藤洋輔)


・出演者プロフィール
近藤洋輔(こんどう・ようすけ)
静岡文化芸術大学空間造形学科。建築系ラジオスタッフ。

吉田民瞳(よしだ・みんと)
東京工業大学第6類建築学科。建築系ラジオスタッフ。

品田悠希(しなだ・ゆうき)
金沢工業大学建築学科。

鈴木京平(すずき・きょうへい)
豊田工業高等専門学校。

尾崎龍一(おざき・りゅういち)
多摩美術大学環境デザイン学科。建築系ラジオスタッフ。

天内大樹(あまない・だいき)
建築系ラジオパートナー。
updated 2010年8月28日 収録日時:2010年2月24日 収録場所:京都府 烏丸御池 旅館杉長にて 収録時間:18分43秒 ファイル形式:MP3形式 ファイルサイズ:8.9MB PLAY 出演者:村上心+南泰裕+池田翔太+今西拓槙+柊章夫+福原一真+相田奈保子+田中菜月

椙山女学園大学村上研究室、名古屋工業大学北川研究室、国士館大学南研究室の合同ゼミによる建築研修旅行にて、学生たちが語った「人間・五十嵐太郎」についての収録です。日本の建築界のファーストシーンを牽引してきた五十嵐太郎氏。学生たちは彼にどのようなイメージを抱いているのでしょうか。リスナーのみならず本人も気になるであろう、彼の人間性に迫ります。評論家・五十嵐太郎ではなく、人間・五十嵐太郎をあぶり出そうという試みです。(吉田民瞳)

・出演者プロフィール
村上心(むらかみ・しん)
1960年生まれ。椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科教授。博士(工学)。写真家・建築家。1985年東京大学工学部建築学科卒業。1992年同大学工学系研究科博士課程満了。1997年蘭・デルフト工科大学OBOM研究所客員研究員。著書に「The Grand Tourー世界の建築風景」「建築再生の進め方」(都市住宅学会著作賞受賞)、訳書に「サステイナブル集合住宅」など。

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー

池田翔太(いけだ・しょうた)
1987年生まれ。国士舘大学工学部建築デザイン学科
趣味...釣り

今西拓槙(いまにし・たくま)
1985年生まれ。名古屋工業大学大学院工学研究科卒。現在、某地方ハウスメーカー勤務。趣味、水木しげる。

柊章夫(ひいらぎ・あきお)
1987年生まれ 国士舘大学工学部建築デザイン学科
趣味...スポーツ

福原一真(ふくはら・かずま)
1987年生まれ 国士舘大学大学院工学研究科建設工学専攻
趣味...釣り

相田奈保子(あいだ・なほこ)
1987年名古屋生まれ、名古屋育ち。椙山女学園大学生活環境デザイン学科で建築を学ぶ。今は同大学で研究生。お酒があれば、とにかく幸せ。趣味は現代美術をみること。

田中菜月(たなか・なつき)
1988年愛知県生まれ。椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科4年。
収録日:2010年8月22日
収録場所:大同大学白水製図室1階
収録時間:25分05秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB
PLAY 出演者:松田達+森本悠義+倉知香奈+久保祐里子+松岡佑実+榎本真希+関谷拓巳+椚座基道+福田朱音

名古屋で行われた建築学生団体1/0(ゼロワン)主催の「でらa展」に、愛知県外から参加した学生を中心に、審査員を務めたコアメンバーの松田達さんがインタビューをしました。参加した経緯や感想を聞くと、県外からの参加者のほとんどが、twitterによって「でらa展」を知ったということでした。また、多くの学生から参加して他大学のやっている事を知れて刺激になってよかったというようなポジティブな感想が得られました。(伊東一馬)

・出演者プロフィール
倉知香奈(くらち・かな)
椙山女学園大学3年

久保祐里子(くぼ・ゆりこ)
名古屋市立大学3年、建築学生団体1/0(ゼロワン)代表

松岡佑実(まつおか・ゆみ)
長岡造形大学3年

榎本真希(えのもと・まき)
長岡造形大学3年

椚座基道(くぬぎざ・もとみち)
東北大学3年 仙台建築都市学生会議代表

関谷拓巳(せきや・たくみ)
東北大学3年 ヴォーカルグループFAVEのビートボクサーANHELOとして活動中、Tシャツブランドinfantil edificio 代表

福田朱音(ふくた・あかね)
日本大学理工学部3年

森本悠義(もりもと・ゆうき)
琉球大学3年

収録日時:2010年8月22日
収録場所:大同大学白水製図室
収録時間:25分55秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:27.3MB
PLAY 出演者:橋本雅好+水越麗奈+伊藤史哉+早川貴大+平塚直也+西村大地+長谷川慎也+堀江未知裕+松田達

8月22日に名古屋の大同大学で開催されたでらa展の、企画・運営を行った1/0(ゼロワン)のスタッフと、審査員として参加されていた橋本雅好先生へのインタビュー収録回です。でらa展の実行に至った経緯や苦労した話、「でらa展」というネーミングの理由やロゴに秘められたデザインの逸話など、気になる真相が次々と明かされていきます。今回の展覧会の反省点や今後の方向性など、松田達さんの鋭いコメントとともにインタビューが進められていきます。全国の建築系の団体に所属している学生さんたちにも必聴の収録です。(松田佳奈)
 
でらa展

・出演者プロフィール
橋本雅好(はしもと・まさよし)
椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科准教授。博士(工学)。専門:環境心理学、建築計画、感性デザイン。1973年群馬県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了/2001。日本建築学会奨励賞/2003、第4回雪のデザイン賞佳作/2007などを受賞。共著に「設計に活かす建築計画」/学芸出版社/2010など。

水越麗奈(みずこし・れな)
椙山女学園大学4年。
 
伊藤史哉(いとう・ふみや)
大同大学4年。
 
早川貴大(はやかわ・たかひろ)
大同大学4年。
 
平塚直也(ひらつか・なおや)
大同大学4年。
 
西村大地(にしむら・だいち)
大同大学4年。
 
長谷川慎也(はせがわ・しんや)
大同大学4年。
 
堀江未裕(ほりえ・みゆ)
大同大学4年。
 
松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。

 
 
出演者:武智仁志

建築系の本は高いので、泣きながら毎月のように購入しています。この配信のような情報はありがたいです。

地元では専門書を扱う本屋は限られていたうえ、つい最近、閉店することになってしまいました。中心街にあって駐車場代がかかるので、送料が無料になるAmazonでの購入が普通になっていました。ポイントも付きますしね。カードで購入して、カードポイントもたまり、重宝しています。

本を選ぶ基準は、Amazonのレビューが基準になっています。建築系ラジオを聞くようになってからは、情報が多くなったので、欲しい本が沢山ありすぎて、経済的に困っています(笑)。特に南洋堂さんの紹介番組で紹介された本は、あますことなく購入しています。ラジオでお世話になっていますし、建築系の本は、特別な理由がないかぎり、エクスナレッジ経由で買うように切り替えました(送料無料なので・・)。ラジオ効果バッチリです(笑)。Amazonにはない特典も魅力の一つです。

残りわずかとか、絶版などの売り文句に弱いのです。古い本で流通していない本が欲しくなるので病気ですね。

紹介された『建築をめざして』や、『錯乱のニューヨーク』は一年次か2年次の時に購入したのですが、頭にまったく入ってきませんでした。建築系ラジオを聞いて、また読み返そうと思います。今まで読んだ建築系の本で面白かったのは、セシル・バルモンドの著書『informal』です。
思考のプロセスが伝わり、吸い込まれました。アイデアを実現させる構造家はスゴイ人種だと思います。

本の紹介もありがたいですが、松田さんの「本の読み方」もありがたいです。課題に追われるし、建築と無関係の仕事もしなければならない社会人大学生にとって、「時間」をどう有効に使うかは大きな問題です。速読ができるようになるという本を買いましたが、この本を読むことが苦痛となって結局、身に付いていません(笑)。定期購入は、大学の先生に勧められて『DETAIL JAPAN』を購入していましたが、残念ながら休刊してしまいましたね。そのまま英語版の『DETAIL』を定期購入していますが、英語なのでチンプンカンプンです・・・。でも、定期購入は有効な方法だと思います。友達と本について語り合うのは、なるほどと思いました。人に伝えるにはある程度の理解が必要ですし、理解しきれていない箇所を互いに補い合えますね。ナナメ読みが、性格上なかなかできなくて、巻頭から順番に読んでしまいますが・・・。

村上さんが紹介された、五十嵐さんの本も気になります。自分で電子化して、ipodで聞こうかな・・・これまた、時間がないですね(笑)。

これからも、どんどん紹介をお願いします。楽しみにしています。

(思ひ出のコメントー初出:2009.6.28)

・関連項目
全体討議 建築書1
建築の基本図書

韓国建築ツアー番外編 [後半]

収録日時:2010年8月19日
収録場所:東北大学
収録時間:24分11秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.1MB
PLAY 出演者:五十嵐太郎+佐久間雄基+加藤拓郎

韓国建築系ラジオツアー番外編の後半。パジュ・ブックシティ、ヘイリ芸術村など、韓国では都市レベルで大量の建築群を複数の建築家が設計するという羨ましい事例が見られる。韓国映画における建築家や建築、舞台描写なども紹介しながら、韓国の都市・建築状況を俯瞰する。(加藤拓郎)

・出演者プロフィール
五十嵐太郎(いがらし・たろう)
建築系ラジオコアメンバー

佐久間雄基(さくま・ゆうき)
東北大学 五十嵐太郎研究室 博士1年

加藤拓郎(かとう・たくろう)
東北大学 五十嵐太郎研究室 修士1年

韓国建築ツアー番外編 [前半]

収録日時:2010年8月19日
収録場所:東北大学
収録時間:18分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.6MB
PLAY 出演者:五十嵐太郎+佐久間雄基+加藤拓郎

建築系ラジオのツアー行程の後、東北大と昭和女子大のメンバーを中心に、主にソウル市内の現代建築を巡りました。ゼロ年代以降、ソウルでは日本と異なりザハ・ハディドやOMA、ドミニク・ペローなど有名建築家による優れた作品が数多く竣工しています。ソウルの都市構造を読み解きながら、ソウルでの外国人建築家をとりまく状況や作品について焦点を当てます。(加藤拓郎)

・出演者プロフィール
五十嵐太郎(いがらし・たろう)
建築系ラジオコアメンバー

佐久間雄基(さくま・ゆうき)
東北大学 五十嵐太郎研究室 博士1年

加藤拓郎(かとう・たくろう)
東北大学 五十嵐太郎研究室 修士1年
収録日時:2010年6月13日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:20分36秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.42MB
PLAY 出演者:南泰裕+鈴木大輔+長門亮

レビュー作品:《国際仏教学大学院大学》槇 文彦
新建築2010年6月号の特集は『環境オフィス』。自然環境を配慮した更なる技術の向上が求められる現在ですが、自分の身近な空間のについて省みることもまた必要なことではないでしょうか。今回レビューは槇文彦さんの国際仏教学大学院大学です。ある種特殊な環境であるキャンパスとその周辺環境との繋がり方やそのあり方など、日々のキャンパス生活を通しての思いを赤裸々に学生と南先生とのお話が進んでいきます。(友常由貴子)

・出演者プロフィール
鈴木大輔(すずき・だいすけ)
1988年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
趣味...自転車
 
長門亮(ながと・りょう)
1989年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
趣味...人間観察・ガラクタ集め
 
 

・関連項目
新建築社

収録日時:2010年8月9日
収録場所:大韓民国・仁川広域市・江華郡
収録時間:9分00秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:4.2MB
PLAY 出演者:二井佑佳子+高橋ゆきの+森本悠義+高間英里+天内大樹

建築系ラジオ韓国ツアー3日目では、すでにかなりの人が抜けていますが、金壽根が主宰したソウルの建築系雑誌『空間』社屋、ソウル北郊のヘイリ芸術村、パジュ出版都市などを見学した後、椙山女学園大学の村上心先生のご案内で、韓国都市建築病理研究所の染成旭先生が実践活動を続けている江華島(仁川市街や仁川空港とはかなり離れていますが、合併後は仁川広域市に属しています)に入りました。江華島がどのような島か、特に自然風景の美しさや多様さについてのプレゼンテーションを受けたあと、郡役所近くの焼肉屋さんで収録したものです。(天内大樹)

・出演者プロフィール

二井佑佳子(ふたい・ゆかこ)

椙山女学園大学2年。


高橋ゆきの(たかはし・ゆきの)

椙山女学園大学2年。


森本悠義(もりもと・ゆうき)

琉球大学3年。


高間英里(たかま・えり)

椙山女学園大学大学院修士1年。


天内大樹(あまない・だいき)

建築系ラジオパートナー。

出演者:武智仁志

いつも興味深い話題をありがとうございます。

「アルゴリズミック・デザイン」というカタカナの時点で尻込みしてしまうのですが、何回か聞いているうちになんとなくイメージできだしたかなーという感じです。(正確に把握しきれてないですが。)「何回も聞ける」というのが、建築系ラジオのすばらしいところですね。

 他者性を設計手法に加えて、自分の頭で考えられること以上の成果を期待することですよね。こう書いてしまうと、なんだか手抜きのように聴こえてしまい、手抜きして成果を得ようとする現代らしいやり方(コスト、納期優先。しょうがないですが。)なのかな、なんてしょうもないことを考えたりもします。

身近な例でも、複数のメンバーで、ある建築を考えることは自分の能力を超えた成果を期待するためでもありますから、超能力という意味では、アルゴリズミック・デザインの一つと言えるのかもしれません。

「アルゴリズミック・デザイン」の他者性の他者とは何者か?を考えると、

・他の設計者
・コンピュータプログラム
・建築を利用する人々(建築の使い方の発見)

などが、挙げられますが、これらは、あるルールや条件を必要としています。作為のないデザインを目指しているが、実は、作為を促す必要があるということです。「他の設計者」が主設計者の思惑を無視して勝手に設計するわけにはいかないでしょうし、「コンピューター」は与えられた条件を無視して物事を計算できないでしょうし、「建築を利用する人々」も、暗黙のうちに制御されています・・・。

人智を超えた身近な存在、作為のない偉大な設計者を「自然」と言うとすると、自然を構成する存在はどんなものか?を考えると何か見えてくるかもしれません。

自然は、
・多様な生命体がそれぞれの思考で生活空間をつくっている。
・多様な生命体のそれぞれの思考が相違してくると、自然を形づく
 っているバランスが崩れる。
・現在成り立っている自然に受け入れられない存在は、自然淘汰さ
 れる。

という条件が見えてきます。

実は、作為がないように思われる自然も、多様な生命体それぞれが思考する作為と作為のぶつかり合いで成り立っているように思います。単体の思考ではなく、全体を成り立たせている多様な思考を指して「作為がない設計」と言えるのではないでしょうか。

1人の設計者が作為を消すには、ほったらかしの空間をつくるか、人工知能(条件を発見できる知能)を利用するしかないのかもしれません。

ああ、僕って夢のないやつ・・・。(笑)
やっぱり、正解は、全ての答えを求めるのではなく、徳山知永さんがつくる設計補助ソフト的なもので止めておくのが良いのかもしれません。そういえば、徳山さんもそういう内容を語っておられた気がします。

でも、色々やってみないと、何がいいのか判りませんね。続きの配信を楽しみにしています!

(思ひ出のコメントー初出:2009.6.25)

・関連項目
テーマ討議 アルゴリズミック・デザインをめぐって1
アルゴリズミック・デザインとは何か?
収録日時:2010年8月7日
収録場所:ソウル、へイリ
収録時間:18分25秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.43MB
PLAY 出演者:南泰裕+白木理紗+高間英里+佐藤亜衣+土井沙央里+鈴木美有+菅井美帆+柘植彩加

韓国建築ツアー最終日、ヘイリの芸術村にて行われた南泰裕さんと椙山女学園大学の学生達による収録です。ツアー道中で体験してきたモノ・コトを元にしながら、韓国における建築・都市の分析を各々の言葉で語っていきます。国土の特徴に基づく建築の形態やそれに伴う構造形式、歴史・文化的な背景。街中景観における色遣いの存在等、韓国での様々な発見を、ツアー参加者はどのように感じ、理解し、分析を行っていくのでしょうか。(平郡竜志)
 
・出演者プロフィール
白木理紗(しらき・りさ)
椙山女学園大学

高間英里(たかま・えり)
椙山女学園大学

唐木美紀子(からき・みきこ)
椙山女学園大学

佐藤亜衣(さとう・あい)
椙山女学園大学

土井沙央里(どい・さおり)
椙山女学園大学

鈴木美有(すずき・みゆ)
椙山女学園大学

菅井美帆(すがい・みほ)
椙山女学園大学

柘植彩加(つげ・あやか)
椙山女学園大学

松田達展[3/3]

収録日時:2010年7月14日
収録場所:深川いっぷく/江東区
収録時間:18分36秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 8.9MB
PLAY 出演者:白濱雅也+高橋堅+星裕之+小寺亮+栃原比比奈+天内大樹+彦坂尚嘉+松田達

松田達展その3。前回配信分までに寄せられた質問に松田さんが答えます。模型の規模については人体がきちんと入っている点、「都市でも建築でもない都市建築」というアイディアと中庭というテーマについてなど。アルド・ロッシの名も初めて出てきました。白濱雅也さんは松田さんの「引き裂かれ」を指摘しながら、アンビルトのままで提案や発表を重ねながら建築家として名を上げていくレム・コールハース、ダニエル・リベスキント、ザハ・ハディドのような例が日本にあるかどうかを問います。松田さんはその答えから美術と都市の関係に言及。松田さんの観念的な面を指摘する高橋堅さん。建築系美術ラジオ第5回収録です。(天内大樹)

・出演者プロフィール
白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所・フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

星裕之(ほし・ひろゆき)
1969年生まれ。93年宇都宮大学卒業後、阿世建築設計室、各種建築構造設計監理を経て98年STUDIO POH設立。宇都宮大学非常勤講師、東北大学大学院五十嵐研究室博士課程後期在籍。

小寺亮(こでら・りょう)
2010年室蘭工業大学大学院修了。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

松田達展[2/3]

収録日時:2010年7月14日
収録場所:深川いっぷく/江東区
収録時間:14分42秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 6.9MB
PLAY 出演者:磯達雄+星裕之+高橋堅+小寺亮+栃原比比奈+天内大樹+彦坂尚嘉+松田達

松田達展その2。前回の配信で様々に挙がった疑問、特に規模をめぐる磯さんの質問から松田さんが答えます。星裕之さんは構造だけを示している「下田・皇居美術館」計画の模型に対し、現実社会に着地する建築かどうかを問い、実際に松田さんが現実の中で建てていった場合の構想の変化などに期待します。小寺さんは展示場所「深川ラボ」に好感、美術家の栃原さんは松田さんを「こっち寄り」の「アーティスト」と位置づけます。模型の示す規模について話が集中。これらに対する松田さんの答えは、次回配信をお楽しみに。建築系美術ラジオ第5回収録です。(天内大樹)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所・フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

星裕之(ほし・ひろゆき)
1969年生まれ。93年宇都宮大学卒業後、近藤春司建築事務所や構造設計事務所を経て98年STUDIO POH設立。コンシューマー誌への作品発表の他、専門誌への技術的寄稿多数。著書に『建築学生の「就活」完全マニュアル』他。宇都宮大学非常勤講師、東北大学大学博士課程後期在籍。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

小寺亮(こでら・りょう)

1985年北海道生まれ。2010年室蘭工業大学大学院修了。

栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。
出演者:武智仁志

電子的に管理できる移動手段って、觔斗雲がいいです(笑)。閉じたチョキを口の前でヒュヒュヒュヒュッヒュッってやると、空からギュイーンってくるんですよね。邪魔にならないし、月々980円で乗り放題!ただし、快晴の日は使えません(笑)。
 乗り換えの部分が重要とおっしゃっていましたので、建築系はここのところに手を出すとおいしいですね。でも、特定の電車のための何々ではなくて、Aの乗り物からBやCの乗り物に乗り換えできる場所ですよね。現在の駅の概念とは、また違った発想かあ。でないと何も変わらないですもんね。

ホント、もったいないなぁ〜って思ってたんです。移動空間。
早朝まで飲んだ帰りに道を歩くと、店を出る前まで人がたくさんいたのに、気が付けば誰もいない・・・。(え〜っと、東京ではありえないっすか?)ただの空き地になってるんです。そのことに気付いた瞬間、道路の真ん中で大の字に寝ても、スキップしても、何しても自由にできるんですよね(笑)。屋外空間の魅力ってそういうところにありますよね。

住宅の廊下も移動空間だと思うのですが、各空間をつなげる装置であると同時に、空間までの前座というか演出があるとウキウキしますよね。屋外の移動空間ですと、目的地までつなげるという機能は充実しているのですが、前座の役割とか、色気って皆無です・・・。目的地の可能性が多すぎて演出しきれないのかもしれませんけど。ちなみに、僕が車で近道をすると、かならず行き止まりになります。「道はつながってるから道というんだ」と言われるのですが・・・。

最近つくられる道路では、歩行者空間が広々と確保されているものが多くなっていますが、古い道路ですと、んな狭いとこ歩けるか!といいたくなるような、か細い歩行者空間があります。しかも、車を尊重しているので、歩行者空間の道路はデコボコしていて歩きづらい・・・。車を尊重しているということは、「さっさと移動してください」と言っているようなものですし、プイっと軽く足首を傾けるだけで前進できる車に、なんで友好的な道路をつくるのかズッと不思議でした。(ちなみに車は持ってます。)ゆっくり走らざるを得ない道路、駐車したくなる道路って戦略的につくれないものでしょうか。

羽藤さんがおっしゃっていましたね。「より遅い交通をどう導入していくか」と。車で移動すると、まったく気が付かなかった建築や店なんかが、自転車で通ると、おやっ?こんなとこにあったっけと発見できたりします。さらに徒歩になると、もっとまわりの景色が目に飛び込んできますね。そうなんです。探さないと見つからないというのではなくて、目に飛び込んでくるんです。地元をにぎわせたいのなら、遅い交通を演出するべきですね。A地点からB地点に行きたかったけど、途中のA'が気になると思わせる交通ですか。松山市内も、車の乗り入れを課金制にして、安心して歩ける街にすれば観光しやすいのですけどね。歩く方が休憩する頻度も高くなるのでより長くとどまってくれると思います。現在は河川敷に公園をつくるパターンなのですが、車が減ったタイミングで既存の道路をゆっくり公園化してはどうでしょうか。遅い移動空間が近隣住民のコミュニティスペースとして機能したり、観光客の休憩スペースになったり、歩き遍路にもなる可能性の方が、目先の利便性より将来性があるような気がします。

松山市の道後のお話もありました。道後温泉前を快適な景色にしていただいたのは羽藤さんだったのですねっ!しかも、ついこの間まで松山におられたなんて。現在の道路に変わる前は、県道六軒屋石手線を車でビュイーンっと上ると、その脇に道後温泉がありました。道を挟んだ向かい側の商店街に渡るには、信号機のない横断歩道を頼るしかありませんでした。風呂上がりで車にひかれる可能性がある温泉だったのです・・・。当時はがっかりしました。あまりにも街の雰囲気が合っていない。突然、道後温泉があるんです。行った当時、道路に演出性があればと思いました。

「制約条件と思っている事をつき崩す」というお話。羽藤さんが強調しておられる「一人の頭にいれて何をやるべきかを考えるべき」という行為が、あらゆる境界を超えて、こうでないといけない部分を超えられるということですね。最後は、人間の脳の処理能力に期待できるということですか。シミュレーションのデータに期待するのではなくて、データで議論のスタート地点を高めておいてから、あらゆる専門家とコミュニケーションをすることで新しい発見ができると。アルゴリズミック・デザインの手法を取り入れる場合でも同じことが言えそうですね。負担が低減できた分、経済的な効率によって生まれた分業で手を抜く事ができた領域に踏み込み、互いが当たり前だと思っていた部分に新しい発想が生まれるかもしれませんね。觔斗雲も幻ではなくなると(笑)。

ラウンドテーブルをどうやって設定していくのかが問題というお話がありました。議論をする場ではなくて、いきなり設計してしまうというのはどうでしょう。議論の場は建築系ラジオの全体討議で済ましておくということで。プログラミングの世界のオープンソースという仕組みを取り入れて、同じ組織に属しない不特定多数の人達が、ある公共建築を設計してみるという試みをすると面白いのではないかなと思います。クライアントを待つのではなくて、街に出て動いていない土地(価値を見いだせない場所、中古物件)を見つけ出し、全国にクラウド化している建築系、ランドスケープ系、土木系、都市系の専門家がネットを介して設計をするというものです。誰がつくった建築かということに視点が向かわないので、新しい価値観・可能性を持った面白い建築ができないでしょうか。もちろんまとめ役が必要ですね。オープンソースのソフトみたいに、ソフトそのものが直接お金を生むのではなくて、その図面をつかった成果物でお金になると。空間のアイデアがオープンになってしまいますが、それにより日本の建築がどんどん高まればいいじゃんという気持ちで。建築系ラジオのスタッフの皆さんでやってみると面白いかも。特定の組織力と対抗しうる手法にならないですかね・・・。ソフトのこの手法は、なぜまとまるんだろう・・。ソフトを分節して、その領域の中を各自が設計しているのでしょうか。

どの業界でも今後求められそうな「専門性を渡り歩く人」。それは、かつての建築家と呼ばれる人が持っていた能力を、再び現代に呼び戻すことが可能な人材かもしれませんね。
・・・誰だろう?
それは、建築系ラジオを聞いている、あなたかもしれないっ!(笑)

・関連項目
交通から都市と建築を考える(第5回カルチベートトーク)[1/4] 
― レクチャー前半:〈移動〉から見た都市
交通から都市と建築を考える(第5回カルチベートトーク)[2/4] 
― レクチャー後半:移動空間の再生

交通から都市と建築を考える(第5回カルチベートトーク)[3/4]
 ― 討議前半:モビリティ・クラウドをめぐって

交通から都市と建築を考える(第5回カルチベートトーク)[4/4] 
― 討議後半:モビリティによるこれからの都市

羽藤英二先生が考えるモビリティとは?
収録日時:2010年8月8日
収録場所:福岡県福岡市中央区
収録時間:14分40秒
PLAY 出演者:末廣香織+山下保博+松岡恭子+倉方俊輔

福岡の近現代建築をめぐるイベントであるMATfukuokaが8月6日から8日に開催され、終了後の打ち上げの様子が収録されました。ツアーのスポットであった磯崎新氏の西日本シティ銀行や黒川紀章氏の福岡銀行ホールについて、山下保博氏、末廣香織氏から、熱く語られます。また、松岡恭子氏によるイベントにまつわるとても興味深いエピソードなどイベントの盛り上がりや熱い思いが、多くのリスナーの皆様に届くことでしょう。 最後の博多一本締めなど、MATfukuokaの盛り上がりや雰囲気を感じられる内容となっています。(宮内美紀)    

・出演者プロフィール
松岡恭子(まつおか・きょうこ)
福岡市生まれ。建築家。九州大学工学部建築学科卒業、東京都立大学大学院修士課程修了、コロンビア大学大学院修士課程修了。1992年NYにマツオカ・ワン・アーキテクツを設立、アメリカ、日本、台湾で活動。2000年より福岡を拠点とし、2002年スピングラス・アーキテクツに改称。2007年より東京電機大学未来科学部建築学科准教授。

末廣香織(すえひろ・かおる)
1961年大分県生まれ。建築家。有限会社エヌ・ケイ・エス・アーキテクツ主宰。1986年九州大学大学院建築学専攻修士課程修了。1986-90年SKM設計計画事務所勤務。1990-91年EAT一級建築士事務所代表。1991-94年ベルラーヘ・インスティテュート建築学大学院在学。1993年ヘルマン・ヘルツベルハー建築設計事務所勤務。1994-98年九州大学工学部建築学科助手。1998年NKSアーキテクツ共同主宰。2005年より九州大学大学院人間環境学研究院准教授。

山下保博(やました・やすひろ)
1960年鹿児島県奄美大島に生まれ。建築家。 1986年芝浦工業大学大学院修士課程修了。 いくつかの設計事務所を経て、1991年山下海建築研究所を設立。1995年一級建築士事務所アトリエ・天工人(テクト)に改称。1999-2007年芝浦工業大学非常勤講師。 2007-10年東京大学大学院非常勤講師。2008-10年東京理科大学非常勤講師。2009年よりarcprospect(USA)評議員。2010年より慶應義塾大学大学院非常勤講師。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
建築系ラジオコアメンバー。

・関連項目

松田達展[1/3]

収録日時:2010年7月14日
収録場所:深川いっぷく/江東区
収録時間:17分35秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 8.1MB
PLAY 出演者:白濱雅也+高橋堅+磯達雄+天内大樹+彦坂尚嘉+松田達

建築系美術ラジオはこれまで美術展を中心に見てきましたが、松田達展を外すわけにはいきません。「都市建築」をめぐる深夜の五十嵐太郎さんたちとの対話も配信された後、改めて訪れました。白濱雅也さんが運営する「深川ラボ」で展示が開かれるに至った経緯(『皇居美術館・空想』とタマダプロジェクトでの展示、模型への視点とアンビルトの面白さ)。彦坂さんはリスボン建築トリエンナーレ帰国展(OZONE)での松田さんの印象から語り始めます。展示への費用のかけ方、細部への意識。高橋堅さんはやはり宣言文「都市建築へ」から下田皇居美術館計画の規模に言及。通りがかった磯達雄さんをつかまえたら、60年代フランスの建築家のアプローチとの関連についてお話がいただけました。建築系美術ラジオ第5回収録です。(天内大樹)

・出演者プロフィール

白濱雅也(しらはま・まさや)
1961年生まれ。1988年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1990年頃より制作を始め、ネオポップやイラスト系具象絵画の先駆けとなる。その後既存の童話のイメージをリミックスしネガティブに変節する絵画や立体作品を制作。主な個展にギャラリーNWハウス、ギャラリー那由他、アートフォーラム谷中、マキイマサルファインアーツ、ギャラリー二葉奥の院、Caelum Gallery他。現在実験的スペース「深川ラボ」運営。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所・フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

・関連項目
リスボン建築トリエンナーレ帰国展(mosakiさんによる記事、松田さんの会場構成が解ります)
収録日時:2010年6月16日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:26分34秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.2MB
PLAY 出演者:南泰裕+福原一真+佐藤仁哉

レビュー作品:《フロリダ通りの家》セルガスカーノ
a+u2010年6月号は『内と外をつなぐ家』特集です。今回、取り上げたセルガスカーノの作品はマドリードの森の中に建つ住宅で、既存の木々の隙間を縫うようにして建てられています。人が森の中に寝そべり、隠れているかのような形態は、内と外を限りなく曖昧にし、収まりをあえて剥き出しにすることで自然の荒々しさを表現した作品となっています。また後半は建築学生が最も気になっている就職活動の現状について南先生と就職を控えた学生が話をしています。(佐藤仁哉)

・出演者プロフィール
福原一真(ふくはら・かずま)
1987年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学研究科専攻
 趣味...釣り,潮の流れを読むこと

佐藤仁哉(さとう・じんや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学研究科専攻 
趣味...仮面ライダー(平成),仮面ライダーグッズ収集 


・関連項目

新建築社

収録日時:2010年8月6日
収録場所:ソウル、梨泰院(イテウォン)のホテル
収録時間:22分13秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.2MB
PLAY 出演者:北川啓介+松田達+天内大樹+米澤隆+山村文香+白木理紗+森本悠義

北川啓介さんの提案で、韓国の文化から、韓国の建築を考えるという収録を行ないました。韓国食文化やお酒、ハングル、韓国人の気質など、時に日本と比較しながら、それらが韓国の建築にどう関係したり影響を与えたりしているのか、また韓国文化の特徴そのものについても含めて、それぞれの視点から見た意見を交わしていきました。韓国での様々な体験を、ツアー参加者はどのように理解し、分析していくのでしょうか。韓国文化のいくつかの特質が浮かび上がってきます。(編集部)
収録日時:2010年1月12日
収録場所:某居酒屋
収録時間:22分12秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.4MB
PLAY 出演者:中田千彦+込山絵美+菅原麻衣子+鈴木早苗+師小愛+遠藤貴弘+南泰裕+松田達

遠藤──今、日本中にある建築の学生団体で、スポーツ交流会とかあったら楽しいんじゃないかと思ってます。今年は仙台が幹事で、次は福岡だ、京都だ、北海道だというふうに集まって交流できたらいいなと思います。
松田──僕なりに翻訳すると、建築界のサッカー大会Aカップというものがありますが、Aカップは高年齢化しているわけですけど、それに対して、学生でもやりたいということですよね。彼がいろんな都市の学生に向けて言いたいのは、スポーツ大会を通して建築学生の交流を図りたい、促進をしたいということですね? それは、卒業設計日本一決定戦の会場でみんなに呼びかけて一緒に作っていくのがといい思います。
──仙台デザインリーグはイベント自体がメディアだと思うんです。「DECADE」は紙媒体のメディアで形式としては古典的で正統なメディアですが、僕たちがやっている建築系ラジオはオーディオとしてのメディアなわけですが、メディアというのは微分化して、多面化して多面体になっていて、仙台という場所は多面体としてのメディアが栽培されて育っているなと感じています。話を戻しますが、中田先生を前に、あえていいますが、先生方が一生懸命頑張っているんだと思います...

・出演者プロフィール
中田千彦(なかた・せんひこ)
1965年東京都生まれ。1990年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1993年コロンビア大学建築・都市・歴史保存大学院建築修士課程修了。1997-2003年京都造形芸術大学環境デザイン学科助教授。2003-2006年『新建築』『a+u』副編集長。2006年よりrengo DMS に参画、宮城大学事業構想学部准教授。

込山絵美(こみやま・えみ)
宮城大学中田千彦研究室修士2年(収録当時)。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
宮城大学教育補助(収録当時)。

鈴木早苗(すずき・さなえ)
宮城大学中田千彦研究室学部4年(収録当時)。

師小愛(もろ・さえ)
宮城大学中田千彦研究室学部4年(収録当時)。

遠藤貴弘(えんどう・たかひろ)
宮城大学中田千彦研究室学部3年、仙台建築都市学生会議2009年度代表(収録当時)。

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。

収録日時:2010年5月21日
収録場所:代々木公園
収録時間:39分51秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:18.7MB
PLAY 出演者:松田達+大美賀均+門澤泰+坂本春妃+末広圭+鈴木智仁+高崎亮+永井健太+永森亮太+野田なお+野元あゆみ+長谷川めい

松田──今日見た建築の中で、一番官能的(センシュアル)だと思った建築はなんでしょうか? あるいは官能的だと思った空間体験がどこであったでしょうか? 官能的な空間ということを感じられたものがあったら、それについて順番に訊きたいと思います。

松田達が講師をつとめる、桑沢デザイン研究所の学生たちとの収録です。「都市・建築概論」の授業で見て回った表参道の建築から「空間の官能性」について、それぞれの学生が考え、自由に語りました。さて、建築や空間における官能性は、建築を学び始めたばかりの学生から、どのように捉えられ、語られるのでしょうか?(平田りか)

註:収録中、セクシュアリティsexuality(性的特質、性的関心)という言葉が出てきますが、こちらはセンシュアリティsensuality(官能性)と言おうとして間違って出た言葉ですので、置き換えて受け取って頂ければ幸いです。

・出演者プロフィール
大美賀均(おおみか・ひとし)
1988年10月14日生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味は将棋

門澤泰(かどさわ・たい)
1989年生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味はおかわり

坂本春妃(さかもと・はるひ)
1990年生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味は食べること

末広圭(すえひろ・けい)
1987年生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味は旅行、音楽。鳥の生態に興味がある。

鈴木智仁(すずき・ともひと)
1989年生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。暑い日に飲むビール•一日をだらけきって過ごした後に飲むビールが好き。趣味は映画、音楽など多趣味。

高崎亮(たかさき・りょう)
1988年3月31日生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味は食べること。

永井健太(ながい・けんた)
1984年東京生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味は楽器、自転車。

永森亮太(ながもり・りょうた)
1990年11月25日生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味は散歩

野田奈央(のだ・なお)
1991年3月22日生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味は映画鑑賞

野元あゆみ(のもと・あゆみ)
1990年5月26日生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味はおいしいものを食べにいくこと

長谷川萌衣(はせがわ・めい)
1990年4月28日生まれ。桑沢デザイン研究所総合学科SD科所属。趣味は音楽を聞くこと(HipHop, Soul, Funkなど)
収録日時:2009年10月16日
収録場所:せんだいメディアテーク
収録時間:19分20秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.9MB
PLAY 出演者:槻橋修+有志団体colorsメンバー+山田幸司+松田達

東北工業大学建築学科の有志で構成されたcolors。今回で14回目となるcolors workshopのプレイベントにて、せんだいメディアテークでのcolorsの活動に関してお話して頂きました。今回は夏休みから計画を立て始め、先輩が後輩のサポートをするなど、バランスの良いチームワークで活動を行っています。 (編集部)

・出演者プロフィール
槻橋修(つきはし・おさむ)
1968年生まれ。建築家、神戸大学大学院工学研究科・准教授。02年ティーハウス建築設計事務所を設立。03年東北工業大学工学部建築学科講師を経て、09年現職に。

有志団体colors
1996年、集まった仲間達で様々なことをやっていこうと有志団体 "colors"を 結成。東北工業大学建築学科、デザイン工学科の1年生から大学院2年生までの多様な個性の集まりとしてスタート。現在のメンバーは58名。全国から学生や有名建築家を招待しての大学祭でのイベント"ワークショップ"を中心に、建築見学会、展覧会の運営、学内のパンフレットや フライヤーのデザインなども手がけている。

・関連項目
「colors workshop 2010」開催予告
内容としては、建築家の方々とのディスカッションや2日間泊まりがけでのグループワーク、さらに仙台でのフィールドワークを行う予定です。他大学の学生や建築家の方々との意見交換や、都市に対する新しい見方の発見など、ご参加いただいた方々が楽しめる内容を企画しております。また、ご参加いただいた方にはworkshopの活動記録を記載したブックレット差し上げます。ご興味ある方はぜひご参加ください。詳しくはe-mailまたはwebまで。

「colors workshop 2010」
会期 : 2010年10月16~17 日(土・日)
場所 : 東北工業大学八木山キャンパス (宮城県仙台市太白区八木山香澄町35番1号)
参加費 : 2500円 (ブックレット代を含む)
応募方法 : 名前/所属(大学名)/学年/連絡先 を明記の上、下記のアドレスへご送信ください。
募集期間 :2010年10月6 日迄 (予定)
問い合わせ : 東北工業大学工学部建築学科有志団体colors 担当 千葉
e-mail : colors833@yahoo.co.jp
web : http://www.colors-web.org
出演者:武智仁志

美術家 糸崎さんの視点には、共感できますし、面白いと思いました。日常の現実を普通の視点ではなく、違った視点で見ることで、「発見!」があり、この「発見」がアートをつくる人間にも、それを鑑賞する人間にも楽しさとして価値感を共有できるものにしていると思います。
 街中の昆虫を主体とした写真は、鑑賞する人にとって、自分の身近な場所で体験できるかもしれない、今までと変らない場所が違って見えるかもしれないという期待を持たせます。人間がつくった街中でコントロールできない昆虫が主体として扱われている。面白いですね!都市や街中は、常にある意図のもとに道や建築がつくられていて皆、知らず知らずのうちにコントロールされていますから。人間側の意図とは違う目的で昆虫の世界が営まれている・・・。
 対して現代アートでよく表現される想像の世界は、自己完結して、閉じられた世界なので、自閉的と感じるのかもしれません。鑑賞の場と生活の場と、世界が2分されています。この感じは、美術館に展示しているアート作品という環境にも通じます。
 発見のあるアートは、「現実」を通して鑑賞している世界の外側と関係を保っているように思います。拡張性があるという感じです。

建築でも同じ事が言えそうで、敷地や周辺環境が隠し持っている特徴の魅力を普段と違う視点で上手く捉えられたら、その発見を他者と共有でき、説得力があって楽しい建築ができるのでしょう。

糸崎さんのコメントで、都市を形づくっている有名でない建築の集まりは、コントロールできないだけに奇妙な造形が形作られてるというものがありましたが、「コントロールしきれない」要素が、なんだか大切な気がします。街並を建築家だけで考えると、どうしてもテーマパークっぽいものになったり、素直に納得できないものになりそうですが、「隙」を与えることで、なにかが成長するのを期待するのも良い方法かもしれません。似た手法としては、住宅で言えば、部屋の用途を曖昧にして、住む人に委ねるというものがありますね。住む人の生活によって部屋が変るというものです。やりすぎるとつくる側としては面白くないですが。

「隙」は、壁や天井、床という既存の概念を壊せるかもしれません。(言い過ぎですか・・)現在の若手建築家が思考している建築は、外と内の境界線をなんとかして今までと違う方法で接続しようという方向性があると思います。しかし、空調などの問題から、どうしても「面」で境界線を捉えようとしています。「面」を、例えば植物などの人間の意思が伝わりきらない「隙」と置き換えたなら、とか、点状のものと置き換えたら、など最近考えます。その辺が、僕が廃墟に関心を持つ理由なのかもしれません。 あー、でも、思いっきり石上純也さんの影響ですね・・・。

全て新しいものでつくるとどうしても意図が入ってきますから、隙が出来にくくなります。別のアプローチとして、村上心さんが言う「再生」が生きてきそうな気がします。既存の建築を壊して、また自閉した新建築を建てるとあまり変わりばえしない気がします。既存の、ある建築とまったく無関係だった別の建築が、なにかの媒体によって関連付けられた新しい空間がつくれるのがリノベーションやコンバーションにある可能性です。自閉的な一個体である建築同士を新たに接続しなおすことで新たな関係性を持った街並がつくれそうです。特に狭小地が多い都市で有効ではないでしょうか。既に存在している要素ですので、完全にコントロールできない発見的な空間ができそうな気がします。実際にどうするかは・・・色々考えるとヨダレが出そうですね。

(余談ですが、村上さんは、山田さんの兄貴というだけあって喋る雰囲気がとても似ているような気がします。)

また、次の配信も楽しみにしています!ありがとうございました。

(思ひ出のコメントー初出:2009.5.13)

・関連項目
28A: 美術系ラジオ第5回「アートフェアにこの作品が並ぶ理由」
村上心インタヴュー
「再生」教育の重要性/ストックの活用

収録日時:2010年8月5日
収録場所:ソウル、梨泰院(イテウォン)のホテル
収録時間:21分58秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.1MB
PLAY 出演者:伊藤豊(日通旅行)+大嶋浩+入江徹+米澤隆+高間英里+天内大樹+北川啓介+松田達

韓国建築ツアー二日目の夜のトーク後半です。今回はこの旅行の添乗員をして頂いた日通旅行の伊藤豊さんから、旅行のプロとしての感想もいただきました。建築で特に話題となったのは、ザハ・ハディドの東大門デザインプラザ&パーク、そしてチャン・ユンギュのKring、清渓川復元事業などです。そして、最後は北川さんからの提案で、韓国の近代建築と現代建築、そしてポストモダンについても話題は展開していきます。(編集部)
収録日時:2010年6月 7日
収録場所:建築会館会議室
収録時間:29分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.5MB
PLAY 出演者:羽藤英二+阿部大輔+武田重昭+松田達

松田──今日いろいろな重要なキーワードが出てきたのですが、その中でモビリティ・クラウドという言葉が特に気になっていまして、この概念はおそらく羽藤先生がつくられた言葉だと思うのですけど、もう少し具体的なモビリティ・クラウドの行きつく先みたいなものが、つまり交通一般で、ここから向こうに行きたいときにパッとモビリティが現れて向こうに行くという考えが理想的なものでしょうか。
羽藤──今は高齢化という話が進んでいるので、要するに一人が一台持ってまわしていくのが難しいので、過疎地においても都市部においてもモビリティが使えるときに使って共同利用して、ドライバー・乗せられる人・乗る人が一体となって最適化された都市施設として21世紀には進化すべきだろう...

私たちはモビリティを所有している。共同利用して、最適化したらどうか。羽藤英二氏が言うモビリティ・クラウドとは何なのか?カルチベートトーク最終話!交通工学を中心に都市計画のこれからをディスカッション。都市計画の原点を振り返る。(南谷江美)

・出演者プロフィール
羽藤英二(はとう・えいじ)
1967年愛媛生まれ。東京大学准教授。専門は交通工学、ネットワーク行動学。MIT客員研究員、UCサンタバーバラ客員教授を経て現職。愛媛大学客員准教授、ネパール工科大学客員教授を兼任。世界交通学会賞などを受賞。代表的な取り組みにプローブパーソン技術の実装や市国風景づくりの会がある。磯崎新、内藤廣らとマカオ-珠海の都市コンペに参加、未来都市東京2050として都市戦略を提示するなど、建築、都市分野における多彩な実践活動も行う、注目の若手研究者。

阿部大輔(あべ・だいすけ)
1975年米国ハワイ州生まれ。都市計画家。東京大学都市持続再生研究センター助教。早稲田大学理工学部土木工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、同博士課程修了。 2003-2006年カタルーニャ工科大学バルセロナ建築高等研究院(ETSAB)博士課程に留学(この間、スペイン政府給費奨学生)。博士論文提出資格(DEA)取得。博士(工学)。専攻は都市計画・都市デザイン。政策研究大学院大学研究助手を経て2009年より東京大学都市持続再生研究センター特任助教。博士論文「スペインの歴史的市街地における保全再生戦略」により、2006年度日本都市計画学会論文奨励賞ならびに日本不動産学会湯浅賞(研究奨励賞)を受賞。

武田重昭(たけだ・しげあき)
1975 年神戸市生まれ。ランドスケープ・プランナー/兵庫県立人と自然の博物館。2000年大阪府立大学大学院修了。2001年よりUR都市機構にて都市再生における環境・景観施策のコーディネートや団地再生における屋外空間の計画・設計に携わる。2009年より現職。屋外空間のマネジメントやコミュニティデザインについて研究を行う。共著に「シビックプライド−都市のコミュニケーションをデザインする」(宣伝会議、2008)ほか。NPO法人パブリックスタイル研究所理事。兵庫県立大学政策科学研究所研究員。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。
収録日時:2010年5月13日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:14分42秒
PLAY 出演者:南泰裕+堀上明達+長門亮

レビュー作品:《41 Cooper Square》モーフォシス
『a+u』2010年5月号は『ニューヨーク』特集です。今回取り上げた、モーフォシス設計のクーパー・スクエアーは、クーパー・ユニオンという建築学校の校舎です。スキップストップという幅6mの大階段が地上レベルから4層までを貫き、建物を貫通する校舎内の広場的空間が特徴の建築です。また、日本ではあまり触れる機会が少ない、海外独特の脱構築のこの建築が、大学としてどう社会に開いているのか。さらに、日本の大学との違いなどについて学生が意見を述べています。(長門亮)

・出演者プロフィール
堀上明達(ほりかみ・めいたつ)
1988年生まれ。国士舘大学大学理工学部理工学科建築学系専攻
 趣味...音楽・自転車

長門亮(ながと・りょう)
1989年生まれ。国士舘大学大学理工学部理工学科建築学系専攻 
趣味...人間観察・ガラクタ集め 


・関連項目

新建築社

収録日時:2010年8月5日
収録場所:ソウル、梨泰院(イテウォン)のホテル
収録時間:22分42秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.4MB
PLAY 出演者:村上心+大嶋浩+入江徹+森本悠義+白木理紗+五十嵐太郎+南泰裕+北川啓介+松田達

韓国建築ツアーの二日目の夜、この日見学したソウルの建築と都市について、ツアー参加者が自由に語りました。マリオ・ボッタの江南キョボタワーの目の前に並ぶ列柱状のデジタル・サイネージ、ツアー参加者全員が驚いたチャン・ユンギュのKring、ダニエル・リベスキンドのI-Parkタワー、タワーパレスというソウルの超高級集合住宅、外国人建築家の作品が立ち並ぶソウル郊外にある安養(アニャン)芸術村など、ソウルの最新建築都市状況も分かるトークです。(編集部)

・出演者プロフィール
村上心(むらかみ・しん)
1960年生まれ。椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科教授。博士(工学)。1985年東京大学工学部建築学科卒業。1992年同大学工学系研究科博士課程満了。1997年蘭・デルフト工科大学OBOM研究所客員研究員。

大嶋浩(おおしま・ひろし)
1960年愛知県名古屋市生まれ。明治大学工学部建築学科卒業。2,3設計事務所を経て、平成2年Open it ! 一級建築士事務所開設。TVチャンピオンを初めテレビ、ラジオに多数出演。賞歴有り。椙山女学園大学非常勤講師、(社)インテリア産業協会登録講師。

入江徹(いりえ・とおる)
1974年生まれ。建築家。琉球大学工学部環境建設工学科建築コース准教授。横浜国立大学大学院修了。専門は、建築設計・現代建築理論。
収録日時:2010年1月12日
収録場所:某居酒屋
収録時間:27分55秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.8MB
PLAY 出演者:中田千彦+込山絵美+菅原麻衣子+鈴木早苗+師小愛+遠藤貴弘+南泰裕+松田達

松田――今日は宮城大学の中田千彦先生と宮城大学の学生の皆様に来て頂き、宮城大学の様々な活動について、どういうことをしているのかお聞きしたいと思います。宮城大学では雑誌「DECADE」を作成しているお聞きしました。どういう雑誌か、また、どのような活動を行っているのかをお聞きしたいのですが。
菅原――「DECADE」は、宮城大学の10周年記念の際に、10年分の出来事をまとめたものを発行しましょうということで発行されたもので、好評だったことから、「DECADE」に携わる空間デザインコースの先生方から毎年発行したら良いのではないかということになりました。当然10周年記念のものに比べると、ページ数は減りましたが、毎年宮城大学で行っている活動のアーカイブとして少しずつ残しています。また、「DECADE」では色々な先生や建築家の方のインタビューを行っていますが、地方ではデザインを学ぶとてもいい機会となっています。...


・出演者プロフィール
中田千彦(なかた・せんひこ)
1965年東京都生まれ。1990年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1993年コロンビア大学建築・都市・歴史保存大学院建築修士課程修了。1997-2003年京都造形芸術大学環境デザイン学科助教授。2003-2006年『新建築』『a+u』副編集長。2006年よりrengo DMS に参画、宮城大学事業構想学部准教授。

込山絵美(こみやま・えみ)
宮城大学中田千彦研究室修士2年(収録当時)。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
宮城大学教育補助(収録当時)。

鈴木早苗(すずき・さなえ)
宮城大学中田千彦研究室学部4年(収録当時)。

師小愛(もろ・さえ)
宮城大学中田千彦研究室学部4年(収録当時)。

遠藤貴弘(えんどう・たかひろ)
宮城大学中田千彦研究室学部3年、仙台建築都市学生会議2009年度代表(収録当時)。

南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。

収録日時:2010年8月4日
収録場所:ソウル、南大門近くの屋台
収録時間:20分31秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.4MB
PLAY 出演者:五十嵐太郎+南泰裕+倉方俊輔+北川啓介+松田達+入江徹+天内大樹+米澤隆+森本悠義+山村文香

韓国建築ツアーの初日の夜の収録です。景福宮、清渓川文化センター、京東教会(金寿根)→Leeum美術館(OMA、ジャン・ヌーヴェル、マリオ・ボッタ)を経て、南大門近くの屋台へと移動してきました。ソウルの都市と建築を、建築系ラジオ韓国ツアー参加メンバーはどう見たのか?日本と似ているようで違う韓国から考えること、得られること、学ぶべきことなどを語りました。まずは率直な韓国での体験の感想です。メンバーの多くはtwitterを使っていますが、韓国からはtwitterでつぶやくのも簡単ではないため、ソウルから早速、初日の収録を配信します!(編集部)

関連項目
収録日時:2010年6月7日
収録場所:田町某居酒屋
収録時間:29分39秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.50MB
PLAY 出演者:羽藤英二+阿部大輔+武田重昭+松田達

武田―都市工学みたいなものをどうされたいと思っているのか知りたいです。
羽藤―都市工学をどうしたいか・・・。今日もかなり議論になっていたんだけど、トータリティとか相対とかね、あるいは都市は有機体みたいなものだとかいろんな表現があって、結局すごく難しいって話になっちゃうんだよね。やっぱり都市をどう扱うかってそうは言いながらも20世紀的な文脈で捉えていくと、自分の専門が移動っていうのもありますけど、車をいかにして都市の中に外装していくかってことで、いろんな出てくる問題...

羽藤先生の考える都市工学、モビリティの究極に迫る。また、都市工学的観点から見た建築とは何か。第5回カルチベートトーク、懇親会では話し足りなかったことを飲み会で語り合う。(上條美里・香野あゆみ)

・出演者プロフィール
羽藤英二(はとう・えいじ)
1967年愛媛生まれ。東京大学准教授。専門は交通工学、ネットワーク行動学。MIT 客員研究員、UC サンタバーバラ客員教授を経て現職。愛媛大学客員准教授、ネパール工科大学客員教授を兼任。世界交通学会賞などを受賞。代表的な取り組みにプローブパーソン技術の実装や四国風景づくりの会がある。磯崎新、内藤廣らとマカオ-珠海の都市コンペに参加、未来都市東京2050として都市戦略を提示するなど、建築、都市分野における多彩な実践活動も行う、注目の若手研究者。

阿部大輔(あべ・だいすけ)
1975年米国ハワイ州生まれ。都市計画家。東京大学都市持続再生研究センター助教。早稲田大学理工学部土木工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、同博士課程修了。 2003~2006年カタルーニャ工科大学バルセロナ建築高等研究院(ETSAB)博士課程に留学(この間、スペイン政府給費奨学生)。博士論文提出資格(DEA)取得。博士(工学)。専攻は都市計画・都市デザイン。政策研究大学院大学研究助手を経て2009年より京大学都市持続再生研究センター特任助教。博士論文「スペインの歴史的市街地における保全再生戦略」により、2006年度日本都市計画学会論文奨励賞ならびに日本不動産学会湯浅賞(研究奨励賞)を受賞。

武田重昭(たけだ・しげあき)
1975 年神戸市生まれ。ランドスケープ・プランナー/兵庫県立人と自然の博物館。2000年大阪府立大学大学院修了。2001年よりUR都市機構にて都市再生における環境・景観施策のコーディネートや団地再生における屋外空間の計画・設計に携わる。2009年より現職。屋外空間のマネジメントやコミュニティデザインについて研究を行う。共著に「シビックプライド−都市のコミュニケーションをデザインする」(宣伝会議,2008)ほか。NPO法人パブリックスタイル研究所理事。兵庫県立大学政策科学研究所研究員。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。


出演者:武智仁志

いつも興味深い話題をありがとうございます。

彦坂さんが建築を抜きにして美術は語れないとおっしゃっていますが、そのお話と関連しそうな講演会が今月19日に愛媛でありました。

講師は東海大学名誉教授の上松佑二氏です。ルドルフ・シュタイナー建築研究家の第一人者で、『新しい建築様式への道』と題して講演されました。上松さんもシュタイナーも知らなかったのですが、ネットで調べると上松さんの著作は高額古書扱いではありませんか!(こういう残りわずか!とか、今は手に入らない!と言われると欲しくなる性分でして・・・消費者の鏡ですね。)高額古書を書ける人物の講演ならばぜひ聞かねばと参加した次第です。

上松さんは、最近(?)は建築をメインにはしていない様子でして、シュタイナーが創始した人智学(アントロポゾフィー)を広めようと、そちらの方に力を入れているようです。ですから、建築に関する講演は年に1度程度と、講演会の企画者から紹介されていました。年に1度なんて言われると、ますます欲が出て来ます。そこで、建築からの視点ではなくて、美術系ラジオの視点でインタビューしていただけるようリクエストします。なぜなら、現代建築への批判的態度が読み取れるので、美術系の知識が豊富な彦坂さんと建築と美術について対談をしていただけたらと思います。

講演の内容を紹介しますと、現代では上松さんが考える「新しい建築」を生み出すのは難しく、理由は、背景になる世界観が無いので多様性を失い、中心が持てなくなって新しい様式が生まれないからとおっしゃっていました。あらゆる分野で行き詰まっていると。現代の美術館についても語られて、建築の入れ物の中に芸術作品を飾るのではなく、総合建築として建築と芸術が融合するべきだと。例として、シュタイナーが設計した「ヨハネス・バウ」、後に「第一ゲーテアヌム」と呼ばれる建築を説明していました。木を積層して、彫刻家達が彫ってつくりあげた建築です。この写真が載っている古書が3冊も会場にありましたが売っていませんでした。ちなみにこの演劇場の最後の仕上げをした彫刻家についての本を2009年の夏に出版予定らしいです。

新しい建築様式の結論として、人間としてふさわしいことは何か?を考えることが新しい建築であると、おっしゃっていて、フォルム(形態)と色彩という本質を追求するべきと訴えていました。フォルムに精神を宿すには、手作りでしか方法がないとも言っていました。また、フォルムが次のフォルムへと形が変化する、植物の変容のように有機的なものである必要があると。有機的なものは、生成と発展があるからのようです。

僕には、有機的なフォルムの連続体によって建築そのものを構成することが、美術と建築が融合した究極の形態かどうかは分かりません。でも、ついつい触りたくなるフォルムというのは、機械にプログラミングされたものがつくりだす素材と空間の境界線では出来ないのではないかとなんとなく思うところはあります。上松さんが、海と空が存在することで自然につくられる境界線を「原形絵画」※の例として挙げていました。関係がつくりだす二次的な境界線でしょうか。確かに、サイズの大きい丸太でできている柱だと触りたくなります。

上松さんとは、建築と美術の関係のあり方について対談していただきたいです。アールヌーボーやアーツ・アンド・クラフツ運動とはどう違うのか、荒川修作さんの建築は美術と融合しているのか、などのお話もどうでしょうか。質疑応答時に、現代で全て手作りの建築は難しいのでは?という質問もしてみましたが、どの作家も悩んでいるという解答にとどまりました。建築が向かう方向性の一つとしてシュタイナーの思想も面白いかと思いました。

※原形絵画:上松さんが独自に表現しているもの。色彩が源となり、
      例えば、ライオンを見てライオンを描くのではない絵画。
      抽象絵画とも違うらしいです。

また、長くなりました。すみません。
今後もよろしくお願いいたします。

(思ひ出のコメントー初出:2009.4.26)
収録日時:2010年06月20日
収録場所:居酒屋/東京都墨田区
収録時間:18分08秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.5MB
PLAY 出演者:鈴木淳平+北川啓介+倉方俊輔+五十嵐太郎+藤村龍至

建築人の思わぬ一発芸お披露目!第1回目にふさわしいハイレベルすぎる一発芸の登場です。東工大大学院在籍中でヨーヨー初代アジアチャンピオンという輝かしい経歴を持つ鈴木淳平さんが、宴会芸にしておくにはもったいないフリースタイルで居酒屋のボルテージを一気に上げます。
なかなか聞けないヨーヨーの歴史や状況も語っていただいています。建築との接点を想像しながら聞くのもおすすめです。(平山善雄)


・出演者プロフィール
鈴木淳平(すずき・じゅんぺい)
1986年名古屋市生まれ。2005年愛知県立明和高校卒業。2005年名古屋工業大学工学部建築・デザイン工学科入学。入学当初に制作した建築の短編映画は伝説的な秘蔵作品となっている。2008-2009年国際交換留学制度でスペインのバレンシア芸術大学に留学。2010年名古屋工業大学工学部建築・デザイン工学科卒業。同年より東京工業大学大学院総合理工学研究科在籍。小学生の頃からヨーヨーの腕を磨き、中学生にしてヨーヨー初代アジアチャンピオンに輝く。以来、テレビ出演も多数。「鈴木淳平 ヨーヨー」で動画検索すると多くの名シーンがヒット。第5回街並みの美学トラベルスカラシップ受賞、dipcolle2010第二位、日本建築家協会東海支部卒業設計コンクール2010銀賞、など、受賞多数。

高橋堅さんと装飾を語る

収録日時:2010年7月14日
収録場所:某喫茶店/千葉県浦安市
収録時間:21分07秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 10.1MB
PLAY 出演者:高橋堅+天内大樹+彦坂尚嘉

高橋堅さんと装飾的な壁紙の張られた浦安駅前の喫茶店に移動し、高橋さんがモノクローム写真を撮りながら考えていらっしゃる「階調」についてお聞きしました。モダニズム建築やその流れの上にある現代建築を人類史的な視点から「反/非建築」と評価する彦坂さん。ミースとル・コルビュジエの「遡行性」に基づく比較、「崩壊建築」としてのタワーマンション。対して高橋さんは建築家の立場から、コルビュジエの評価ほかいくつかの点に異論を唱えます。「装飾」に悩む天内に彦坂さんは「言語判定法」を提案。カンディンスキーとクプカ、モンドリアンの違い。建築系美術ラジオ第5回収録、またも装飾について語ります。(天内大樹)

・出演者プロフィール
高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。
収録日時:2010年5月18日
収録場所:国士舘大学南研究室
収録時間:21分36秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.89MB
PLAY 出演者:南泰裕+石川知弘+佐藤仁哉

レビュー作品:《道の駅 よしおか温泉》宮崎 浩
新建築2010年5月号の特集は『中国2010年上海万博』です。その中で今回レビューしていくのは、既存施設を改修・利用を行った宮崎浩さんの道の駅 よしおか温泉。目覚しい成長を見せる建設ラッシュの中国と真逆の様相を見せる日本の建設業界において今後のテーマとなるであろう「リノベーション」のついて深く語り合ってきます。建築に止まることなく、「リノベーション」の持つ元来の意味にまで言及し人生哲学へと展開して行く南先生の学生に向けたオコトバに注目です。(友常由貴子)

・出演者プロフィール
石川知弘(いしかわ・ともひろ)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学研究科専攻
 趣味...バスケ,潮干狩り

佐藤仁哉(さとう・じんや)
1986年生まれ。国士舘大学大学院工学研究科建設工学研究科専攻 
趣味...仮面ライダー(平成),仮面ライダーグッズ収集 

・関連項目
新建築社

収録日時:2010年7月14日
収録場所:落合クリニック/千葉県浦安市
収録時間:21分07秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ: 10.1MB
PLAY 出演者:高橋堅+天内大樹+彦坂尚嘉

『新建築』2010年3月号「リノヴェーション」特集に掲載された「BRASS CLINIC」を設計者の高橋堅さんにご案内いただきました。真鍮と漆喰塗りの壁、12mm厚のガラス板とモルタルの床で構成された病院です。彦坂さんは高橋さんと出会ったときの建築と美術の関係についての会話を「鑑賞構造」をキーワードに再現、鈴木了二さんやリチャード・セラに言及。長い時間見つめられる=鑑賞に堪える性質のことです。しかし高橋さんはこの真鍮という素材の選択が合理の追求であるとも主張。一方、真鍮の輝きを抑制する工夫には手造りの側面も。病院という与件から設計を強く束縛する計画学を踏まえながら、計画学の専制を避けた設計です。最後にはガラススクリーンと、床とのとり合いで壁を浮かせるということとの連関、つまり収まりについて。建築系美術ラジオ第5回収録、ついに建築そのものに踏み込みます。(天内大樹)

・出演者プロフィール
高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

・関連項目
『新建築』2010.3
松田達さんによるレビュー(artscape、09.10.24)

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