建築系ラジオ: 2010年9月アーカイブ

2010年9月

収録日時:2010年9月18日
収録場所:川村記念美術館内レストラン
収録時間:15分08秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.1MB
PLAY 出演者:栃原比比奈+江藤靖子+彦坂尚嘉+天内大樹

川村記念美術館での「バーネット・ニューマン展」(開催中~10.12.12まで)の批評の続きです。引き続き、彦坂さんから、一見、ニューマンの作品はピエト・モンドリアンの作品に見られる、厳密な面分割のといったデザイン的要素があるようで、実際に鑑賞してみると実はデザイン的要素や画面の構築性といったものは見られないとの感想が。これについては、戦後アメリカ美術、特に、抽象表現主義というのは、同時代のマーク・ロスコにも見られるように、戦前のヨーロッパの抽象美術を通俗化を図ったもので、バーネット・ニューマンの作品も漏れなく当てはまっているという解説をして頂きます。また、話題は作品の「大きさ」へと再び戻りますが、作品の巨大化には、プロパガンダの要素がとても大きいという背景があり、明治以降に誕生した西洋画に対する日本画にも共通して作品が巨大化する傾向があったのでした。(編集部)

・出演者プロフィール
栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

江藤靖子(えとう・やすこ)
東北芸術工科大学美術科日本画コース4年。

・関連項目
川村記念美術館バーネット・ニューマン展
出演者:武智仁志

気の小さい僕が聞くと、爆弾発言の雨あられのようなコンテンツです(笑)!前半のコンテンツに続いて、梅林さんの声色が冴え渡ります(笑)。

梅林さんが酔っている(?)とはいえ(建築家たるもの、酒は飲んでも飲まれてはいないはず)、自分の師匠との過去をハッキリとお話されているのは、本当に、お互いに信頼関係があるからではないかと思います。仲が良い程ケンカするっていいますから。

もちろん、ケンカしてホヤホヤの時は本当に大変な時を過ごされたのでしょうけれど、ほら、よくケンカして決着がなかなかつかなくて、最後に「なかなかやるじゃねーか。」「おう、お前もなっ」と互いに認め合っているシーンってあるでしょう?。事が終わると仲良しになってるという状態を勝手に想像しています。そのあと、ゼイゼイ言いながら、土手の草っぱらの上に並んで青空を眺めているシーンです(笑)。
あっでも、この配信で一番の被害者(?)なのは、コバヤシさんですか。
かなりのイメージダウンです(笑)。

山田さんが、ただのインタビュアーでないのは、自分も暴露するところです!梅林さんだけを悪者にしない。自分も毒を吐いて一緒に悪者になるテクニックで、トークの相手に共感を抱かせて、より面白い話につなげていますよね。自分も本当に同じ経験をしてきたということもあるのですが、自分も告白することで「そんな騒ぐ程の内容じゃないよ。大丈夫、大丈夫。」と言っているように思います。大丈夫ということにしておいて配信可能なコンテンツにしています(笑)。お二人共、肝っ玉が座っていて、そして、師匠との信頼関係があるんだろうなと思います。(それとも、本当にただ酔っぱらっているだけでしょうか・・・。)

いや〜、聞いていて熱いんですよ。
僕の身の回りには、熱い人間があまりいません。住んでいる地域の文化的な面もあると思いますが、冷めた考えというか、すねている人が多いような気がします。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、好きなことを仕事として生きていると、やっぱり自然と熱くなれるんでしょうね。好きなことをして挫折を味わうと反動が大きいでしょうけど、熱くいられると、ダメージが少なくて済みますね。

お二人共、一度に十数件以上の仕事をまとめられてきた経験がおありになるんですね。僕なんかは学校の課題を少しずつしかこなせていません。机上だけでなく、現場でも動かないといけないので、本当にすごいパワーだと思います。このモチベーションは、やっぱり建築が好きだからですか?好きだけでは食っていけないと思いますが、苦労話も楽しそうに話されているのを聞いていると、やっぱり、ユーモアが大切だなあと思いました。どんなことも楽しく話せる能力があれば、苦労も笑いのネタに変えてしまえるんですね。面白くて実力もあれば、そりゃー近い人間は、ついて行きたくなりますよ。

「建築が好き」という想いがまずあって、そして、つらい経験をこなしてきたお二人が言うからこそ説得力がある言葉「耐える」ですね。確かに、今時の子は自分も含めて打たれ弱いです。これも、文化が進んで人間の欲望がより多く身の回りに実現してきた結果かなとも思っています。結果だけを見てしまうんです。人生経験が浅い2歳の子供も、自分の願いが叶わないと泣きますから、社会に出た時に、世の中が分業しすぎていると、「他人が耐えてくれたから自分の欲望が実現している」という事実に気づきにくくなっています。「耐える」という経験ができなくなって来ていますよね。すぐ、なにか他のせいにしてしまいがちです。

楽になることを夢見ているんですけど、その前に耐えなくちゃならないことに耐えられない。楽して何々したいっていう欲望の持ち方が多いと思います。携帯電話でもなんでも必要以上に機能を付けたがるんですよね。使いこなせないんですけどね。

ユーザーが求めるままに答えて来た結果、洗濯機からイオンが出て来た(笑)。おかげで、洗濯機が長持ちしません。5年前に買ったばかりなのに、もう買い替えです。洗濯板にしようかな(笑)。えーっと、話が脱線しました・・・。

このコンテンツで梅林さんの声色を聞いていると、高松さんはやっぱり恐い人なんだなあと結論がでました(笑)。僕も多分、鉛筆を削って待ってます(ブルルッ)。


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ラヂオは友の
「でしゃばり目次」
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46C: 伝説のトーク「梅林克 x 山田幸司」(後半) 
〜建築家がいかに建築家になったか〜


00:00〜「やめるいきさつを」
08:02〜「俺だけ・・・」
08:33〜「なんにもない」
08:53〜「分派!?」
09:20〜「山田さんのビリビリ速達」
09:43〜「ぜんぜんいいよ〜」
10:32〜「デビュー作の裏話」
12:13〜「今のポジション」
13:20〜「山田さんと重なる話」
14:28〜「梅林さんの得意技」
14:40〜「山田さんのこの時代」
15:53〜「山田さんのいきさつを」
17:45〜「帰っていいよ」
18:00〜「建築家とは?」
18:53〜「質問です」
19:07〜「う〜ん」
21:23〜「補足です」
22:54〜「耐えられるか」
23:57〜「このコンビはすごい!」
24:12〜「らぁって言うな」

(全 25:44)
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収録日時:2010年9月18日
収録場所:川村記念美術館内レストラン
収録時間:15分50秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.4MB
PLAY 出演者:栃原比比奈+江藤靖子+彦坂尚嘉+天内大樹

川村記念美術館での「バーネット・ニューマン展」(開催中~10.12.12まで)の批評です。作品を鑑賞後、それぞれの感想を述べてる中で、彦坂さんからは絵画作品の大きさについて言及がありました。それは絵画作品が大きくなるに従い、美術作品としての芸術性を維持することの困難さについてであり、建築についても同様の指摘がなされているように、作品の大きさは大きければ大きいほど良いというものではない、というものが、絵画作品にも該当しうるということでした。また、歴史的にも絵画は建築との一体化して壁画として巨大な作品を残していますが、やはり芸術性の高いものを見出すのは難しいという、美術家ならではの厳しい指摘が続々と展開します。(編集部)

・出演者プロフィール
栃原比比奈(とちはら・ひいな)
1977年生まれ。2001年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。2000年より中野区の知的障害者施設のスタッフとして、ダウン症や自閉症、重度の知的障害者などが絵を描くプロセスと作品を研究。2001年よりサンエックス(株)勤務、2004年退社。2010年彦坂尚嘉アトリエ(気体分子アトリエ展)、ギャラリー山口にて個展。

江藤靖子(えとう・やすこ)
東北芸術工科大学美術科日本画コース4年。

・関連項目
川村記念美術館バーネット・ニューマン展
収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:20分44秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.7MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

浅草橋にある画廊マキイマサルファインアーツで開催中の彦坂尚嘉さんの個展『HISTORY LESSONS/皇居美術館』に併せ、暮沢剛巳さんと五十嵐太郎さんをお呼びして「世界の新しい美術館と皇居美術館」というディスカッションを収録しました。ヴェネツィアでの石上純也さん、妹島和世さん、篠原一男さんの話題から始まりましたが、途中で機器のトラブルにより一部お聞きいただけない箇所があります。(憲法にせよ芸術にせよ)歴史的な蓄積を参照すること、特に日本の美術界が(より世界的に成功しているように見える)日本の建築界を参照することの重要さが強調されています。質疑応答のあたりは少し音量を上げていただけると幸いです。(天内大樹)

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。

・関連項目
ヴェネツィア・ビエンナーレ(英語)
収録日時:2010年8月28日
収録場所:南研究室
収録時間:25分51秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB
PLAY 出演者:南泰裕+松本雅伸+堀上明達

レビュー作品:《ルネヴィレッジ成城》 柳澤潤
新建築2010年8月号は集合住宅特集です。「家は購入するべきかそれとも賃貸か。」と一概には判断できない問題に悩んでいる人は少なくないでしょう。時代ともに変化する人々の住宅というモノへの価値観そして多様化する生活様式に応えるべく、ユニークな様々な提案を持つ集合住宅が登場します。(友常由貴子)

・出演者プロフィール
松本雅伸(まつもと・まさのぶ)
1988年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
 趣味...建築・つぶやき・人間観察

堀上明達(ほりかみ・めいたつ)
1988年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
趣味...音楽,自転車


・関連項目

新建築社

出演者:武智仁志

いや〜、面白かったです(笑)。「r4」の中では、くだけた雰囲気なので「r4」を敬遠しているリスナーの入門的なコンテンツになるのではないでしょうか。

杉浦さんと中山さんには、笑いの神が降りてきていますね。電波が通じないハプニングを武器に、杉浦さんのつなぎの途中でやっと電波が通じた挙げ句に、「スースースーです」。
もう、最高でした(笑)。

本当にラジオ向けの内容ですね。通勤でチャリをこぎながら聞いているので上り坂の辛さを共感できました。これからは、「ん〜」とか「シャー」を言いながら起伏の体感を意識化できるようになります。

時間と空間を表すということでしたので、基準を決めるのはどうでしょうか。例えば、外径26インチ、タイヤ幅が1インチで、空気圧は4気圧のタイヤで、一漕ぎが1テンポ。このテンポに合わせて、ドラム役の音を刻みます。この基準があれば、起伏に対応する身体感覚をリズム(上りはゆっくりのテンポ)でもキャッチできて、より感覚の共有化が図れるかもしれません。ただ、再生時間は長くなりますが・・・。

オノマトペ音楽(仮称)の作曲者は実体験から仮想体験(音と絵による楽譜化)へという降順で、リスナーは仮想体験から実体験へという昇順という、順序が逆の体験をするので、同じ空間でも感じ方が違ってきます。大きく分けて2つの感覚を合わせて編曲するとどうなるのでしょう・・。互いが見落とした感覚を補え合えることができて、より完璧に近い感覚マップができますか・・・。

起伏は表現しているので、横への広がりは、ステレオのPANで左右への移動が表現できるかもしれませんね。

楽器に置き換えない、擬声語によるアナログな感じが良いと思います。おっしゃるとおり、アップダウンの状況を聞くとタイムリーに映像化できます。風景を知っていたら一緒にサイクリングしている絵も想像できたかもしれません。

土地と経験との関係を探れる可能性を秘めた感覚マップ。抽象化でTAB譜のような読みやすいノーテーションができるかも・・・。
面白いです。おそるべし、ガールズトークっ!

(思ひ出のコメントー初出:2009.9.14)

・関連項目
全体討議 東京論──新しい地形としての東京3
東京を漕ぐ──チャリーディング・ノーテーション
収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:15分55秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.5MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

浅草橋の画廊マキイマサルファインアーツでの彦坂尚嘉さんの個展『HISTORY LESSONS/皇居美術館』に併せた「世界の新しい美術館と皇居美術館」という暮沢剛巳さんと五十嵐太郎さんとのディスカッションです。バーゼルという小都市にある現代建築の豊かさと比べた、日本における建築家という存在の耐えられない軽さ。ディコンストラクションの席捲がバブル期と重なってしまったために、バブル期とともに切り捨てられてしまった東京と、今でもディコンストラクションが息づくメルボルン。ザハ・ハディド、レム・コールハース、アルヴァロ・シザの「造形」に対する彦坂さんの理解も聞くことができます。(天内大樹)

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。

・関連項目
ジャン・ティンゲリー美術館(バーゼル)
수록일시: 2010년8월9일
수록장소: 공간사옥
수록시간: 19분12초
파일형식: MP3형식
파일사이즈: 9.0MB
PLAY 出演者:출연자: 이경택+타로 이가라시+허정은

건축계 라디오투어의 삼일 째는 한국 최초의 건축잡지 [공간]을 창간한 김수근씨가, 자신이 설계한 (공간사옥)을 방문. 사원 이경택씨로 부터 설명을 들으며 사옥 내부를 견학한 것을 수록한 것입니다. 김수근(공간사옥) 에 관한 설명을 중심으로 다음과 같은 이야기가 전개됩니다. 통역을 해주신 분은 토호쿠대학 대학원 소속의 허정은씨 입니다. (류이치 오자키)

・출연자 프로필
이경택
홍익대학교졸업. VMSPACE편집자.

허정은
토호쿠 대학 대학원 이가라시 타로 연구실.

収録日時:2010年9月22日
収録場所:新宿御苑近辺某所
収録時間:17分12秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:8.3MB
PLAY 出演者:本江正茂+五十嵐太郎+松田達+天内大樹+柴田直美

2010年11月1日に開講される「せんだいスクール・オブ・デザイン」についての質問を、専任教員である本江正茂氏にお答えいただきました。他大学院と比較してのせんだいスクール・オブ・デザインの特色とは? また、スタジオの掛け持ちの限度、社会人や院生の受講の負荷やレクチャーのペースなど、前配信回よりさらに具体的に語られており、FAQが解決できる回となっています。注目のせんだいスクール・オブ・デザインのエントリーは10月12日までと締め切り間近です。どうぞお見逃しなく。

■せんだいスクール・オブ・デザイン

http://sendaischoolofdesign.jp/
願書受付期間は、2010年9月24日~10月12日(必着)となります。

・出演者プロフィール
本江正茂(もとえ・まさしげ)
PBLスタジオ:コミュニケーション軸、国際軸担当。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻准教授。1993 年東京大学大学院工学系研究科博士課程退学、博士(環境学)。建築・IT コミュニケーションデザイン。http://www.motoelab.com/

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
PBLスタジオ:メディア軸担当。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻教授 2000 年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。建築デザイン理論。http://www.archi.tohoku.ac.jp/labs-pages/design/at/

柴田直美(しばた・なおみ)
SSD広報・編集担当。1999年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。現在、フリーランスの編集者、デザイナーとして活動。

天内大樹(あまない・だいき)
建築系ラジオパートナー。
収録日時:2010年9月22日
収録場所:新宿御苑近辺某所
収録時間:15分17秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.2MB
PLAY 出演者:本江正茂+五十嵐太郎+松田達

2010年11月1日、せんだいスクール・オブ・デザインが開講されます。今回は専任教員である本江正茂氏と、専任教員で建築ラジオコアメンバーである五十嵐太郎氏に、その概要についてお話を聞きました。せんだいスクール・オブ・デザインは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)のプログラム「地域再生人材創出拠点の形成」の一環として開講されます。その目的は、地域の活性化を図りうる人材として、コラボレイティブなクリエイターを養成することであり、地域の社会人クリエイターと建築デザイン系大学院生がプロジェクトに共同で参画し、実践的なプロジェクト駆動型デザイン教育が実施されます。また石上純也氏、平田晃久氏をはじめとする多彩なクリエイターが講師に迎えられます。そして、なんと受講料は無料。建築関係者ならずとも注目のせんだいスクール・オブ・デザインのエントリーは10月12日までと締め切り間近です。どうぞお見逃し無く。

■せんだいスクール・オブ・デザイン

http://sendaischoolofdesign.jp/
願書受付期間は、2010年9月24日〜10月12日(必着)となります。

・出演者プロフィール
本江正茂(もとえ・まさしげ)
PBLスタジオ:コミュニケーション軸、国際軸担当。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻准教授。1993年東京大学大学院工学系研究科博士課程退学、博士(環境学)。建築・ITコミュニケーションデザイン。
http://www.motoelab.com/

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
PBLスタジオ:メディア軸担当。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻教授 2000年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)。建築デザイン理論。
収録日時:2010年9月21日
収録場所:松田達建築設計事務所
収録時間:25分13秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.1MB
PLAY 出演者:久保祐輔+山田織部+中原健太郎+小杉亜依+峯村祐貴+松田達

「失敗」をめぐるインターンシップ・オープンデスクの学生とのトーク。模型を壊したことをめぐって、一人の学生が大きな失敗をしたとひどく気にしていたが、壊れた模型の修復を手伝った他の学生たちは、そのことをまったく気にしていない。「失敗」は誰にでも起こりうることなので、大げさにとらえる必要はない。その「失敗」を抱え込むことなく自分のものとして消化するには、どうしたらよいのだろうか。インターンシップ・オープンデスクを振り返る失敗談をもとに、「失敗」の後、次へ進むための方法が語られていきます。(編集部)

久保祐輔(くぼ・ゆうすけ)
金沢工業大学環境建築学部建築学科3年。

山田織部(やまだ・おりべ)
琉球大学工学部環境建設工学科建築コース2年。

中原健太郎(なかはら・けんたろう)
大分大学福祉環境工学科建築コース3年。

小杉亜依(こすぎ・あい)
武蔵野美術大学建築学科2年。

峯村祐貴(みねむら・ゆうき)
武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻建築コース修士1年。
収録日時:2010年9月21日
収録場所:松田達建築設計事務所
収録時間:24分15秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.6MB
PLAY 出演者:久保祐輔+山田織部+中原健太郎+小杉亜依+峯村祐貴+松田達

「失敗」をめぐるインターンシップ・オープンデスクの学生とのトーク。誰もが「失敗」をしてしまったという経験を持っている。特に研修という段階では、「失敗」の連続を経験してもおかしくない。ただ「失敗」は誰にでも起こりうることだけれども、大事なのは「失敗」した後にそれをどう取り扱っていくかというところではないか。その時に自意識やプライドとの付き合い方も問題となる。「失敗」をめぐる3つのモデルとは何か? そして「失敗」したときに、ではどうすればよいのか? 多くの失敗談をもとに、「失敗」をポジティブに捉えるための方法が語られていきます。(編集部)

久保祐輔(くぼ・ゆうすけ)
金沢工業大学環境建築学部建築学科3年。

山田織部(やまだ・おりべ)
琉球大学工学部環境建設工学科建築コース2年。

中原健太郎(なかはら・けんたろう)
大分大学福祉環境工学科建築コース3年。

小杉亜依(こすぎ・あい)
武蔵野美術大学建築学科2年。

峯村祐貴(みねむら・ゆうき)
武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻建築コース修士1年。
収録日時:2010年9月21日
収録場所:松田達建築設計事務所
収録時間:24分15秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.6MB
PLAY 出演者:久保祐輔+山田織部+中原健太郎+小杉亜依+峯村祐貴+松田達

誰もが「失敗」の経験を持っている。と同時に、多くの人は「失敗」を隠したがる傾向があるだろう。けれども「失敗」をすること自体は、悪いことではない。本当の「成功」は多くの「失敗」の積み重ねの上に生まれるものであるから。設計事務所においても「失敗」は日々日常に潜んでおり、決して珍しいことではない。今回、3人のインターンシップ・オープンデスクの学生のお別れ会があり、その機会に「失敗」をテーマに各自の経験も交えながら話をしました。「失敗」を、世界が終わってしまうことのように重く捉える人、軽く笑い話で受け流す人、それぞれによって捉え方はまったく違います。2、3週間の体験の中で、彼らは「失敗」について、どういう風に受け取っていったのでしょうか。「失敗」を特集のテーマにしたことがある『wonderland』(ヨーロッパの建築雑誌『a10』の付録的な冊子)というある冊子の企画をきっかけに、話は始まりました。(編集部)

久保祐輔(くぼ・ゆうすけ)
金沢工業大学環境建築学部建築学科3年。

山田織部(やまだ・おりべ)
琉球大学工学部環境建設工学科建築コース2年。

中原健太郎(なかはら・けんたろう)
大分大学福祉環境工学科建築コース3年。

小杉亜依(こすぎ・あい)
武蔵野美術大学建築学科2年。

峯村祐貴(みねむら・ゆうき)
武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻建築コース修士1年。
「建築系ラジオ 瀬戸内国際芸術祭ツアー」のご案内

<日程>
2010年10月22日(金)~10月24日(日)

<行程>
2010年10月22日(金)
09:45 JR岡山駅集合
10:00 JR岡山駅発
 (公営バス)
10:45 宝伝港着
11:00 宝伝港発
 (チャーター船)
11:30 犬島 着
 『犬島のアート作品を自由見学(徒歩)』
 近代産業遺産である精錬所の煙突がそびえ立つ島。
 懐かしい空気が流れる集落を歩きながら、作品と風景を同時に楽しめる
 犬島「家プロジェクト」が新たに展開されます。
 《犬島のアート作品》
 ・犬島「家プロジェクト」:F邸、S邸、I邸、中の谷東屋(柳幸典/妹島和世/長谷川祐子)
 ・犬島アートプロジェクト「精錬所」(柳幸典/三分一博志)
  昼食込
13:30 犬島 発
 (チャーター船)
14:30 直島(宮浦) 着
 『直島のアート作品を自由見学(徒歩 or 公営バス or タクシー)』
 ベネッセハウスミュージアム、家プロジェクト、地中美術館により、
 現代アートの聖地として一躍有名になった直島。
 芸術祭では新しい美術館を含め、7作品(施設)が加わる。
 《直島のアート作品》
 ・直島銭湯(大竹伸朗/graf)
 ・直島「家プロジェクト」
  石橋/空の庭/ザ・フォールズ(千住博)
  碁会所/椿(須田悦弘)
  角屋/Sea of Time 98(時の海98)
  はいしゃ/舌上夢/ボッコン覗(大竹伸朗)
  護王神社/アポロプリエイトプロモーション(杉本博司)
  南寺/バックサイド・オブ・ザ・ムーン(ジェームズ・タレル)
  きんざ/このことを(内藤礼)
  向島プロジェクト「島から島を作る」(川俣正)
  ブラインド・ブルー・ランドスケープ(テレジータ・フェルナンデス)
  光の棺/苔の観念(杉本博司)
  李禹煥美術館(李禹煥/安藤忠雄)
 ・「地中美術館」
  地中美術館(安藤忠雄)
  睡蓮―草の茂み(クロード・モネ)
  オープンフィールド/アフラム(ペール・ブルー)
  タイム/タイムレス/ノー・タイム(ウォルター・デ・マリア)
 ・「ベネッセハウスミュージアム」
  雑草(須田悦弘)
  100生きて死ね(ブルーズ・ナウマン)
18:00 直島(本村港)発
18:10 向島着
 夕食 込
 夕食後は懇親会(飲食費は別途)
 宿泊(向島)
2010年10月23日(土)
07:00 起床
 朝食 込
08:00 向島発
08:05 直島(本村港)着
08:15   直島(本村港)発
 (チャーター船)
 昼食(おにぎりとお茶)込
09:00 女木島 着
 『女木島のアート作品を自由見学(徒歩 or 公営バス)』
 冬の強風に備える石垣「オオテ」に守られた島。
 路地のある集落をめぐり、鬼ヶ島大洞窟のある山頂を目指そう。
 《女木島のアート作品》
 ・ファスナーの船(鈴木康広)
 ・20世紀的回想(禿鷹墳上)
 ・愛知芸大・瀬戸内アートプロジェクト(愛知県立芸術大学アートプロジェクトチーム)
 ・不在の存在(レアンドロ・エルリッヒ)
 ・福武ハウス2010(世界のギャラリーとスペシャルプロジェクト)
 ・均衡(行武治美)
 ・カモメの駐車場(木村崇人)
 ・緑の音楽(ロルフ・ユリアス)
 ・鬼合戦、あるいは裸の桃の勝利(サンジャ・サソ)
11:00 女木島 発
 (チャーター船)
11:30 男木島 着
 『男木島のアート作品を自由見学(徒歩)』
 平地の少ない急傾斜の島。
 斜面を覆う集落には、迷路のような路地があり、宝物のように作品が点在する。
 《男木島のアート作品》
 ・男木島の魂(ジャウメ・プレンサ)
 ・大岩島(大岩オスカール)
 ・カラクリン(井村隆)
 ・音の風景(瀬戸内編)(松本秋則)
 ・想い出玉が集まる家(川島猛とドリームフレンズ)
 ・SEA VINE(高橋治希)
 ・誕生―産殿―性―生―死―墓―男木島伝説(仮)
 ・漆の家(漆の家プロジェクト)
 ・オンバ・ファクトリー(オンバ・ファクトリー)
 ・うちわの骨の家(西郷隆志)
 ・ウォールワーク5(ジェームズ・ダーリング&レスリー・フォーウッド)
 ・雨の路地(谷山恭子)
 ・海と空と石垣の街(中西中井)
 ・オルガン(谷口智子)
 ・島こころ椅子(島こころ椅子プロジェクトグループ5)
 ・男木島 路地壁画プロジェクト(眞壁陸二)
13:30 男木島 発
 (チャーター船)
14:00 豊島(家浦) 着
 『豊島(家浦・硯・唐櫃・甲生)のアート作品を自由見学(徒歩 or 公営バス or タクシー)』
 縄文時代の遺跡が点在する、棚田が広がる豊かな島。
 海山の幸に恵まれた場所で、食に関わるプロジェクトも始まった。
 《豊島(家浦)のアート作品》
 ・101歳の沈黙/100歳の手ほか(木下晋)
 ・あなたが愛するものは、あなたを泣かせもする
  (日本フランチャイズバージョン)(トビアス・レーベルガー)
 ・Aurora/宇宙的狂気愛/紫の胎動ほか(横尾忠則)
 《豊島(硯)のアート作品》
 ・トムナフーリ(森万里子)
 《豊島(唐櫃)のアート作品》
 ・空の粒子/唐櫃(青木野枝)
 ・ビューティー(オラファー・エリアソン)
 ・島キッチン(安部良)
 ・こんにちは藤島八十郎(藤浩志)
 ・ストーム・ハウス(ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー)
 ・Teshima sense<豊島の気配>(戸高千世子)
 ・豊島美術館(内藤礼/西沢立衛)
 ・ノリとたゆたう。(大阪芸術大学豊島アートラボ)
 ・心臓音のアーカイブ(クリスチャン・ボルタンスキー)
 《豊島(甲生)のアート作品》
 ・遠い記憶(塩田千春)
 ・潜在意識下の海の唄(キャメロン・ロビンス)
 ・残り物には福がある。(クレア・ヒーリー&ショーン・コーデイロ)
 ・ハーモニカ(スー・ペドレー)
17:30 豊島(家浦) 発
 (チャーター船)
18:00 小豆島(土庄港) 着
 夕食 込
 夕食後は懇親会(飲食費は別途)
 宿泊(小豆島)
2010年10月24日(日)
08:00 起床
 朝食 込
09:00 小豆島発
 『小豆島のアート作品を自由見学(貸切バス or 徒歩)』
 海と山、2つの視点から島の魅力を満喫できる豊かな場所に、
 アジアの作家たちの作品が融け合う。美しい海と田園風景を目に焼きつけよう。
 《小豆島(土淵海峡)のアート作品》
 ・宝船(豊福亮)
 ・Net-Work(スゥ・ドーホー)
 《小豆島(肥土山・中山)のアート作品》
 ・心の巨人(河口龍夫)
 ・土と生命の図書館(栗田宏一)
 ・島―人が島を夢想するとき「森」「径」「泉」(安岐理加)
 ・海を繋ぐもの(丹治嘉彦)
 ・わらアート(武蔵野美術大学わらアートチーム)
 ・小豆島の家(王文志)
 ・声なき人々の声(ダダン・クリスタント)
 ・つぎつぎきんつぎ(岸本真之)
 ・小豆島を輝かせる(センス・アート・スタジオ)
 昼食(おにぎりとお茶)込
13:30 小豆島発
 (フェリー)
14:30 高松港発
 (貸切バス)
15:30  丸亀市内着
 『MIMOCA(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(入館料各自支払い)』見学
16:30  丸亀市内発
 (貸切バス)
16:45    坂出市内着
 『坂出人口土地』見学
17:30    坂出市内発
 (貸切バス)
18:10   JR岡山駅 着
18:20   JR岡山駅 解散
<参加費> 39,800円 (行程内の宿泊費と交通費、瀬戸内国際芸術祭作品鑑賞パスポート、  食事代(朝食×2回、昼食×3回、夕食×2回)、保険代、など) <建築系ラジオからの参加者> コアメンバー/五十嵐太郎、北川啓介、松田達(予定) パートナー/彦坂尚嘉 スタッフ/全国から参加します <参加申込み> 2010年10月10日(日)までに、ツアー幹事の北川啓介(kitagawa@kitalab.jp)まで、 氏名、所属、電話番号、メールアドレスを明記の上、お申し込み下さい。 <定員> 約30名 <主催> 建築系ラジオ http://www.architectural-radio.net/ <問い合わせ先> info@architectural-radio.net
収録日時:2010年8月30日
収録場所:南研究室
収録時間:26分24秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.1MB
PLAY 出演者:南泰裕+柊章夫+大日向幸治

レビュー作品:《新たなモンテローザの山小屋》 スイス連邦工科大学
山に張り付いている鉱石の様なアルミのパネルで覆われた外観がものすごいインパクトを放つ、8月号の表紙を飾った建築についてのレヴューです。悠然とした大自然の中に、外観はギンギラでとても人工的なのに内部は木でできていて筋交いなども見えている、最大120人を収容できる、そんな建築についてです。南先生の「くやしい!」お聞き逃しなく。学生も関わっていたプロジェクトということで南研究室での8月の太宰府ワークショップのお話もありました。そちらの配信もよろしくお願いします。(田畠あゆみ)

・出演者プロフィール
大日方幸治(おびなた・こうじ)
1982年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
 趣味...音楽,広く浅く時々深く

柊章夫(ひいらぎ・あきお)
1987年生まれ。国士舘大学工学部建築デザイン学科
趣味...スポーツ


収録日時:2010年9月16日
収録場所:日本大学理工学部5号館製図室
収録時間:20分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.9MB
PLAY 出演者:寳神尚史+原田麻魚+針貝傑史+赤瀬玲央奈+松田達

Archi-TV 2010の事前企画として「銀茶会×学生×建築家」サマープログラムが行われています。講師は、建築家の寳神尚史さんと原田麻魚さん。学生は男性チームと女性チームに分かれ、それぞれ「学生+建築家」により野点空間を制作します。そのワークショップの最中に寳神さん、原田さん、実行委員会の皆さんにお話を伺いました。興味深いことに、男女のチームの進み方はすでに完全に対照的。それをめぐる寳神さん、原田さんの分析は? そして出てくるものはいかに? 建築の制作プロセスを通して男女の性差の違いも考えるこの企画は、ArchiTV当日の大きなテーマへと接続していくことになります。(編集部)

Archi-TV 2010「Archi-TV開局!! ケンチク学生の主成分」

あなたのアイデンティティをさがすための26時間
■会期
2010年10月2日(土)13:00 ~ 3日(日)15:00
■ワークショップ会場
建築会館(東京都港区芝5丁目26番20号) ⇒MAPはこちら
■Web会場
http://architv2010.nobody.jp/
■主催
日本建築学会
■企画・運営
建築文化週間 Archi-TV 2010実行委員会
■Twitterハッシュタグ

* 会話中、2010年9月22日の中間報告会にて丹下憲孝氏、銀茶会の方々が来られると話されていますが、実際にお越しし頂くのは19日のことです。22日の中間報告会は、寶神氏、原田氏と各チーム参加者で行う形になります。

・出演者プロフィール
寳神尚史(ほうじん・ひさし)
1975年神奈川県生まれ。一級建築士。明治大学兼任講師。京都造形芸術大学非常勤講師。1999年 明治大学大学院理工学部建築修士課程修了。1999~2005年青木淳建築計画事務所勤務。05年日吉坂事務所設立。受賞=東京建築士会住宅建築賞(2010年)他多数。

原田麻魚(はらだ・まお)
1976年神奈川県生まれ。1999年 芝浦工業大学工学部建築学科卒業。1999年 原尚建築設計事務所。2000年 建築都市ワークショップ所属。2002年 アート・アドミニストレーション・グループ「unpac」共同設立。2003年 原田真宏と共に「Mt.Fuji Architects Studio」設立。

針貝傑史(はりかい・たけし)
1988年生まれ。東京理科大学理工学研究科建築学専攻。Archi-TV 2010代表。
twitterアカウント @t_harikai

赤瀬玲央奈(あかせ・れおな)
1988年生まれ。日本大学理工学部建築学科。Archi-TV 2010副代表。
twitterアカウント @reona_akase
収録日時:2010年9月16日
収録場所:日本大学理工学部5号館製図室
収録時間:27分44秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.7MB
PLAY 出演者:針貝傑史(代表)+赤瀬玲央奈(副代表)+松田達

建築文化週間の学生ワークショップArchi-TV2010の開催が、いよいよ10月2日、3日に迫っています。そこで実行委員会代表の針貝傑史さんと副代表の赤瀬玲央奈さんから、その概要について詳細にお話頂きました。26時間の全貌を紹介する決定版ファイルとなっていますので、ぜひ当日までにお聴き下さい。地方都市の学生が、どのようにしてこのイベントに参加できるのかも話されています。今年のArchi-TVは、全国の建築学生の情報のプラットフォームとなるべく、本物の『インターネットTV局』として開局することを目指しているそうです。テーマは「ケンチク学生の主成分」、建築学生の2010年像を〈地域・学年・学校・性別・分野〉による「差異と共通性」から考えるそうです。銀茶会とのコラボによる野点空間のライブ制作、講演会、パーティ、即日設計、大規模アンケート、大討論会、リアルタイム・レビューといった、盛りだくさんの企画が進行します。建築学生の皆さん、ぜひ、ご注目下さい!(編集部)

Archi-TV 2010「Archi-TV開局!! ケンチク学生の主成分」

あなたのアイデンティティをさがすための26時間
■会期
2010年10月2日(土)13:00 ~ 3日(日)15:00
■ワークショップ会場
建築会館(東京都港区芝5丁目26番20号) ⇒MAPはこちら
■Web会場
http://architv2010.nobody.jp/
■主催
日本建築学会
■企画・運営
建築文化週間 Archi-TV 2010実行委員会
■Twitterハッシュタグ

・出演者プロフィール
針貝傑史(はりかい・たけし)
1988年生まれ。東京理科大学理工学研究科建築学専攻。Archi-TV 2010代表。
twitterアカウント @t_harikai

赤瀬玲央奈(あかせ・れおな)
1988年生まれ。日本大学理工学部建築学科。Archi-TV 2010副代表。
twitterアカウント @reona_akase
収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:25分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.8MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

彦坂さんが「皇居美術館・空想」の背景を語ります。今回の収録の前に西部邁氏や峯村敏明氏とお話しになったことが前提になっています。現代が出版革命にも比すべき「識字革命」であり、産業構造が大きく転換しており、その余波は美術館にも「指定管理者制度」として襲いかかっているにもかかわらず、報道はそのことに触れず、一般にも広く気付かれていないことへの危機意識から、誰でも気付く変革の象徴として構想された皇居美術館。歴史や国家の表象として建築を考え、その中身として「誰も見ていない」という日本の美術の蓄積を揃える、という「空想」です。世界経済、中国経済の話は「鳥の巣 北京のヘルツォーク&ド・ムーロン」(北京国家体育場の設計と建設を描いた映画)の話に流れ、「ベスト・キッド」(原題:The Karate Kid)の話題が五十嵐さんから出ます。椹木野衣氏のような「リセット」、タブラ・ラサ(磨かれた石版)への白紙還元を批判しつつ、日本の何を蓄積として保存するのか、何を維持するのかという問題に触れます。

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。

収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:24分43秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.6MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉+五十嵐太郎

五十嵐さんのお話はフランク・ゲーリーによるグッゲンハイム美術館・ビルバオから始まります。「アイコン建築」という評判とは裏腹の、ビルバオの街並みの蓄積と呼応した形態の選択。ダニエル・リベスキントのデンバー美術館増築、ザハ・ハディドのローマ国立21世紀美術館などと重ねて背景を解説。グローバル都市が世界的な建築家の設計作品そのものをコレクションしているのではないか、という現況から、東京よりも元気なソウルのLeeumとソウル大学美術館を紹介し、東京大学福武ホールと比較。アジアに関連して、北京の大山子798芸術区、22院芸術区と張永和の今日美術館、Image Base、上海の莫干山路M50、また閉鎖された北京草場地芸術区などを列挙。ザハによるパフォーミング・アーツ・センター周辺にはゲーリー(グッゲンハイム・アブダビ)、安藤(海洋博物館)、ヌーヴェル(ルーヴル・アブダビ)が集結。ソウル慶煕宮前の広場でプラダが行ったトランスフォーマー展の、クレーンで吊って地面を転がす驚きの仮設建築。(天内大樹)

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。


・関連項目
グッゲンハイム・ビルバオ
Leeumサムソン美術館(設計:マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーヴェル、レム・コールハース、運営:サムスン文化財団)
ソウル大学美術館(設計:レム・コールハース)
東京大学福武ホール(設計:安藤忠雄)

出演者:武智仁志

■『ユリイカ』への感想

 ラジオという「声」を媒体としたメディアの特徴でしょうか。テレビよりも、本よりも、『ユリイカ』内でコアメンバーの方々の文章を見つけると、親近感をもって読めました。まず、コアメンバーの方々の文章を読んでから全体を読みました。DVDも欲しいのですが、建築本が2、3冊購入できる値段ですので、躊躇しています。レンタルは、しないんですかね・・・。

『ユリイカ』の本についてですが、内容と比べて値段が安いと思います。建築系の本は2千円超えが当たり前のようになっていますが、コールハース関連図書で千円ちょっとというのは、かなりお得感があります。南洋堂さんで2009年5、6月売上の連続1位になっていることから、コールハースに興味を持っている人は結構多くて、建築系ラジオの影響も少なからずあると思います。しかし、「リスナーから見た建築系ラジオ」の配信によると、「レム・コールハースの現在」の配信は、ダウンロード数が伸びていないということですので、建築系ラジオを知らない人が購入しているのでしょうか。それとも難しすぎて聞いてくれないのでしょうか。


■「レム・コールハースの現在」の配信についての全体的な感想

 今までの配信でも難しい内容のものはありましたが、「緊急討議 レム・コールハースの現在」の配信は、本当に難しかったです。僕レベルの人間には、なにが難しいかといいますと、レムさんの建築の空間構成の討論は既にいろいろなところでなされているからという理由で、そして、リスナーが理解していることを前提として、何々主義の衝突を表現しているとか、建築の批評性の分析が語られているところです。レム・コールハースの「レ」から説明があるとリスナーは食いつきやすかったというところはあります。ただ、まあ、建築を勉強しているんだからそのくらいは自力で分析してよ、という考えはあるとは思いますが・・・。誰かに教えてもらおうという気持ちがあると、安藤忠雄さんのような存在には絶対になれないでしょうね(笑)。


■レムさんのヴォイドについての仮説

 ヴォイド部分には、実は成果として現実界に表出していないプログラムが組まれた空間が設計過程には存在していて、そのプログラム(物質)に対する鏡像対称性を維持する反物質として残された存在が、「ヴォイド」である、という見方はどうでしょうか?物質と反物質の対生成による現代の建築に対する批評性がヴォイドとして表現されている・・・。3次元CADでいうブーリアン演算の「差」のような手法です。もはや、ジェネリック・シティで差異を生み出すには反物質しかないと・・・。
 この説明でいけば、アイコニックな建築に無意味だと思われるヴォイドがあったとしても、物欲を刺激する資本主義に対する批評性を表現しているという説明がつかないでしょうか。だから、現在でもレムさんの建築には批評性がある・・・。あー、でも、皆さんがおっしゃっていることと同じような気がします・・・。僕のアイデンティティが失われている(笑)。僕レベルは、まず、物質(空間)を分析するべきですね。基本、基本。

 空間を分析して元になる物質が存在していたという痕跡を提示できたら説得力があってカッコいいとは思うのですが、思いつきですので、失笑してください(笑)。もう、難しすぎてクンセイニシンのニオイしかしません。



■僕の根本的な内容での理解不足のところ

 ぶっちゃけ、はずかしいですが、レムさんの建築に表現されているという「批評性」が、そもそもなぜ必要なのか?という疑問(僕の知識、意識不足・・?)があります。
 ユリイカのレム特集号で、難波和彦さんと岩本真明さんの『「ヴォイドの戦略」の可能性』内で「ジェネリック・シティ」が分かりやすくまとめられています。

「雑多な差異が競い合うことによって、逆説的に個性を持たない都市が生まれたことを指摘する。(中略)差異を呑み込み、結局は無個性となる20世紀の振興都市をコールハースはジェネリック・シティと呼ぶ。」(P70)

 この文章で、「森」を想起しました。森は、多様な樹木や草で構成されていて、個別によく見れば姿カタチだけみても差異があります。専門家はこの木は何々、この草は食べられるなどの情報を持って興味深く森をみることができますが、一般人からみると、森は森です。森に対して興味が薄いと、なおさら森にしか見えません。
 建築の話に戻しますと、森が都市にあたるわけですが、元祖ジェネリックな存在である「自然」でさえも差異はよく見ないと失われます。これは、自然なこと(無理していない)ではないでしょうか?資本主義が元となってつくられた都市の結果も自然な事象であると。よって、建築それ自体に批評性が必要かどうかという疑問に結びつくわけです。

 建築に批評性があるかどうかは関係なく、抽象的な言葉ですが、単に気持ちが良い建築をつくる。それが、建築を利用する人に伝わって価値感が伝播していくという構図ではうまくいかないものなのでしょうか。

 批評性があっても、それを追いかけることに必死になりすぎると、
 彦坂さんがおっしゃっていたように感動しない建築と言われてしまうだけのような気がしました。いくら専門家にウケがよくても、説得力が一般の人達(都市の中の根本的な存在)に伝わらないのでは意味がないのではないかと思います。ただ、実際にレム・コールハースさんの建築を体感したことがないので、請け売りのような意見ですが・・・。

 もっと色々ラジオで討論されていた資本主義の中に共産主義が貫入している話とか、欲望の垂直・水平性の話に対する感想も書きたいのですが、文章がさらに長く、まとまらなくなりそうですし、僕の実力も怪しいので、建築がもつ批評性に対する感想でとどめておきたいと思います(笑)。

これからも、多様性のある配信を宜しくお願いします。

(思ひ出のコメントー初出:2009.8.16)


・関連項目
緊急討議 レム・コールハースの現在1
『ユリイカ』レム・コールハース特集について

緊急討議 レム・コールハースの現在2
レム・コールハースの空間図式│柄沢祐輔

緊急討議 レム・コールハースの現在3
批評からスクリプトへ│勝矢武之

緊急討議 レム・コールハースの現在4
シチュアシオニストを編集するレム・コールハース 南後由和(前編)

緊急討議 レム・コールハースの現在5
シチュアシオニストを編集するレム・コールハース 南後由和(後編)

緊急討議 レム・コールハースの現在6
Spectacles of Koolhaas and others 坂牛卓(前編)

緊急討議 レム・コールハースの現在7
Spectacles of Koolhaas and others 坂牛卓(後編)

収録日時:2010年9月5日
収録場所:マキイマサルファインアーツ/東京都台東区浅草橋
収録時間:23分25秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.0MB
PLAY 出演者:暮沢剛巳+天内大樹+彦坂尚嘉

浅草橋にある画廊マキイマサルファインアーツで開催中の彦坂尚嘉さんの個展『HISTORY LESSONS/皇居美術館』に併せ、暮沢剛巳さんと五十嵐太郎さんをお呼びして「世界の新しい美術館と皇居美術館」というディスカッションを収録しました。初回は暮沢さんのお話です。"Chefs-d'œuvre?"展のカタログを見せながら、ポンピドゥーセンター・メス(設計:坂茂+ジャン・ドゥ・ガスティーヌ)の客の入り、展覧会の規模や出品作品について。ストラスブールを挟んで同じくらいの距離にあるスイス・バーゼルの近代美術館拡張(設計:レンゾ・ピアノ)とカールスルーエのZKMの映像センター増設、バーゼルに戻ってシャウラガー(設計:ヘルツォーク&デ・ムーロン)、ストラスブール近現代美術館、リヨンのコンフリュアンス(設計:コープ・ヒンメルブラウ)について。(天内大樹)

・出演者プロフィール
暮沢剛巳(くれさわ・たけみ)
1966年、青森県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。東京工科大学デザイン学部准教授。美術、建築、デザインに関する執筆活動を行っている。著書に『美術館はどこへ――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、『現代美術を知るクリティカルワーズ』(編著、フィルムアート社)、『風景という虚構』(ブリュッケ)、訳書に『実践カルチュラル・スタディーズ』(大修館書店)、『ドゥルーズの哲学』『パステルカラーの罠――ジェンダーのデザイン史』(共訳、法政大学出版局)など。
収録日時:2010年9月3日
収録場所:南洋堂書店
収録時間:24分56秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.9MB
PLAY 出演者:幅允孝+阪根正行+中沢雅子+荒田哲史+天内大樹+建築系ラジオコアメンバー

いよいよ建築系ラジオ全体討議「書物の現在と未来──選書家、書店員とともに建築本を考える」の最終章、第7部です。阪根正行さんから円城塔さんの紹介があり、言葉を「書く」こととプログラミング言語を「書く」ことの境界が薄れ、ゲームクリエイターも小説家も同列に並ぶという地平があることが提示されます。しかし、そこへの疑問から議論はヒートアップ。話は電子書籍が「書籍」というフレームに閉じ込められているのではないかと展開。中沢雅子さんからは紙媒体と電子書籍が補いあう可能性が、そして南洋堂書店店主の荒田哲史さんからは、リアルな書店であるからこそ出来るある可能性が提示され、最後に建築を学ぶ学生へのメッセージも収録されています。(香野あゆみ)

・出演者プロフィール
幅允孝(はば・よしたか)
BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。青山ブックセンター六本木店、建築・デザイン書のバイヤーを経て、ジェイ・アイ入社。石川次郎氏に編集を学ぶ。その後独立。国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や、東急ハンズ銀座店の「HANDS BOOKS」などのショップにおける本のディレクションを行っているほか、編集、執筆、企画、ディストリビューションなど、本をツールに幅広い分野で活動中。

阪根正行(さかね・まさゆき)
学生時代、建築を学ぶ。渡辺明設計事務所勤務を経て、現在、ジュンク堂書店新宿店員 (人文書担当)。

中沢雅子(なかざわ・まさこ)
青山ブックセンター勤務(デザイン書・建築書仕入れ担当)を経て、現在、南洋堂書店員。

荒田哲史(あらた・てつし)
1961年生まれ。南洋堂書店店主。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+松田達
収録日時:2010年7月22日
収録場所:製図室
収録時間:15分45秒
PLAY 出演者:南泰裕+菅澤彩花+田畠あゆみ

レビュー作品:《上海万博 英国館》 ヘザーウィック・スタジオ
a+u2010年7月号は、上海万博特集です。その中から今回は、巻頭にもなっている英国館を取り上げます。一見ハリネズミのようなこの建築は、ひと際インパクトのある作品となっています。光学ファイバーがつくり出す外観と内観は、普遍性をもったインスタレーションのような作品となっています。(長門亮)

・出演者プロフィール
菅澤彩花(すがさわ・あやか)
1988年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
 趣味...旅行、料理

田畠あゆみ(たばたけ・あゆみ)
1988年生まれ。国士舘大学理工学部理工学科建築学専攻
趣味...ばいく、ちびっ子ライダー


・関連項目

新建築社

収録日時:2010年9月3日
収録場所:南洋堂書店
収録時間:19分57秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.4MB
PLAY 出演者:幅允孝+阪根正行+中沢雅子+建築系ラジオコアメンバー

建築系ラジオ全体討議「書物の現在と未来──選書家、書店員とともに建築本を考える」の第6部は、電子書籍をめぐって。そして電子書籍と紙の書籍が並ぶかもしれない未来の書店について。紙の書物を読む際の本の重さの感覚や、指先で前のページに戻る独自の身体感覚など、電子書籍との違いは多くあります。書籍に先駆けて電子化されたと言える電子辞書の問題、電子書籍リーダーについて、iPadについて、そして文字や書物に対する愛についてなど、書店員として、また書物に対する著者としての視点も交えながら、議論は展開します。(香野あゆみ・上條美里)

・出演者プロフィール
幅允孝(はば・よしたか)
BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。青山ブックセンター六本木店、建築・デザイン書のバイヤーを経て、ジェイ・アイ入社。石川次郎氏に編集を学ぶ。その後独立。国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や、東急ハンズ銀座店の「HANDS BOOKS」などのショップにおける本のディレクションを行っているほか、編集、執筆、企画、ディストリビューションなど、本をツールに幅広い分野で活動中。

阪根正行(さかね・まさゆき)
学生時代、建築を学ぶ。渡辺明設計事務所勤務を経て、現在、ジュンク堂書店新宿店員 (人文書担当)。

中沢雅子(なかざわ・まさこ)
青山ブックセンター勤務(デザイン書・建築書仕入れ担当)を経て、現在、南洋堂書店員。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+松田達
収録日時:2010年9月3日
収録場所:南洋堂書店
収録時間:19分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.0MB
PLAY 出演者:幅允孝+阪根正行+中沢雅子+建築系ラジオコアメンバー

建築系ラジオ全体討議「書物の現在と未来──選書家、書店員とともに建築本を考える」の第5部です。第5部は、BACH(バッハ)代表でブックディレクターの幅允孝さんによる、自身の活動についてのお話です。普段本を開かない人でも、自発的に本を開いたり読みたくなるような機会を届けたいことを幅さんは提唱。TSUTAYA六本木ヒルズや246カフェなどの実例を交え、書店における企画棚の役割といった経営的なお話から、脳卒中患者のリハビリ病院での本の選び方といった、本にまつわる身体的・精神的なお話まで広範囲に語って頂きました。また空間は重要と言われる幅さんから、中村拓志さんをはじめとした、建築家との協働プロジェクトの進め方についてもお話を伺っています。(天内大樹+上條美里)

・出演者プロフィール
幅允孝(はば・よしたか)
BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。青山ブックセンター六本木店、建築・デザイン書のバイヤーを経て、ジェイ・アイ入社。石川次郎氏に編集を学ぶ。その後独立。国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や、東急ハンズ銀座店の「HANDS BOOKS」などのショップにおける本のディレクションを行っているほか、編集、執筆、企画、ディストリビューションなど、本をツールに幅広い分野で活動中。

阪根正行(さかね・まさゆき)
学生時代、建築を学ぶ。渡辺明設計事務所勤務を経て、現在、ジュンク堂書店新宿店員 (人文書担当)。

中沢雅子(なかざわ・まさこ)
青山ブックセンター勤務(デザイン書・建築書仕入れ担当)を経て、現在、南洋堂書店員。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+松田達
収録日時:2010年9月3日
収録場所:南洋堂書店
収録時間:24分35秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.5MB
PLAY 出演者:幅允孝+阪根正行+中沢雅子+建築系ラジオコアメンバー

建築系ラジオ全体討議「書物の現在と未来──選書家、書店員とともに建築本を考える」の第4部は、南洋堂書店の中沢雅子さんによる、専門書店の状況についてのお話です。一般書店である青山ブックセンターから専門書店の南洋堂書店に移って来て感じられたこと、古本のもつ稀少性を販売することの強み、サロンとしての書店空間が持つ可能性など、リアルな書店とその空間がもつ可能性が、様々な観点から取り上げられます。幅允孝さんは外部記憶の保存装置としての「本棚」の強さを提示。五十嵐太郎さんはデジカメの例を挙げて、情報がデジタル化されることの意味を解読し、阪根正行さんは齊藤倫さんの詩集におけるグラデーション印刷の例を挙げて、紙媒体の可能性を紹介します。それらを受け、中沢さんは南洋堂書店が2007年に菊池宏さんによって改装されたことに触れつつ、ネットにおける「検索」では到達できない書店空間の魅力を語ります。(天内大樹+伊東一馬)

・出演者プロフィール
幅允孝(はば・よしたか)
BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。青山ブックセンター六本木店、建築・デザイン書のバイヤーを経て、ジェイ・アイ入社。石川次郎氏に編集を学ぶ。その後独立。国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や、東急ハンズ銀座店の「HANDS BOOKS」などのショップにおける本のディレクションを行っているほか、編集、執筆、企画、ディストリビューションなど、本をツールに幅広い分野で活動中。

阪根正行(さかね・まさゆき)
学生時代、建築を学ぶ。渡辺明設計事務所勤務を経て、現在、ジュンク堂書店新宿店員 (人文書担当)。

中沢雅子(なかざわ・まさこ)
青山ブックセンター勤務(デザイン書・建築書仕入れ担当)を経て、現在、南洋堂書店員。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+松田達
収録日時:2010年9月3日
収録場所:南洋堂書店
収録時間:15分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.3MB
PLAY 出演者:幅允孝+阪根正行+中沢雅子+建築系ラジオコアメンバー

建築系ラジオ全体討議「書物の現在と未来──選書家、書店員とともに建築本を考える」の第3部です。第2部で阪根さんに紹介して頂いた『.review』『PLANETS』『界遊』などのミニコミ誌の動きを詳しく掘り下げます。相次いで休刊となった『批評空間』や『10+1』などの大御所的批評雑誌との関係は? 採算の取り方や戦略、活動のモチベーションなど、詳しく解説して頂いています。また電子書籍が一般的になるかもしれない今後、書店の看板を掛け続けることの向かう先とは? 東浩紀さんによる新生『思想地図』としてのコンテクスチュアズ友の会会報「しそちず!」の話題も飛び出しました。(天内大樹+平山善雄)

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阪根正行氏が持って来られた多くのミニコミ誌や関連書籍など
 
・出演者プロフィール
幅允孝(はば・よしたか)
BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。青山ブックセンター六本木店、建築・デザイン書のバイヤーを経て、ジェイ・アイ入社。石川次郎氏に編集を学ぶ。その後独立。国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や、東急ハンズ銀座店の「HANDS BOOKS」などのショップにおける本のディレクションを行っているほか、編集、執筆、企画、ディストリビューションなど、本をツールに幅広い分野で活動中。

阪根正行(さかね・まさゆき)
学生時代、建築を学ぶ。渡辺明設計事務所勤務を経て、現在、ジュンク堂書店新宿店員 (人文書担当)。

中沢雅子(なかざわ・まさこ)
青山ブックセンター勤務(デザイン書・建築書仕入れ担当)を経て、現在、南洋堂書店員。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+松田達
出演者:武智仁志

本を買いました。
『アルゴリズミック・デザイン』日本建築学会編と、『10+1 アルゴリズム的思考と建築』の2冊です。購買意欲が貪欲で困ります。そういえば、独身時代は車を衝動買いした経験があります・・。

ラジオでの議論を聞いて、関連する図書を読んで、またラジオを聞き直すと理解が深まって行く気がします。(気がしますというのは、僕の理解力の問題があるので・・・。)

どうも、アルゴリズミック・デザインによって導きだされた形態は、僕の好みのようです。『アルゴリズミック・デザイン』で例示されているものは、現在の所、線状の構造体が連続しているものが多いですが、僕の心をわしづかみです(笑)。ハッキリとした面状の境界線ではなくて、物質の延長線上の仮想的な面がいいです。僕は、建築中の建物に、なぜか惹かれる傾向があります。実は、工場オタクかもしれません。山田さんの「笹田学園田町校舎」のコンバージョンは、カッコいいと思います。

本とラジオの内容と照らし合わせてみると、アルゴリズミック・デザインの手法は、ある種の生命体をつくろうとしているのではないかと思います。ラジオで「種」と呼ばれている情報入力源は、いわばDNAの源です。現実界において、例えば人の例をみると、赤ちゃんは両親の性質を生まれながらに持っています。赤ちゃんは、現実的な外界で経験を積んでいないにもかかわらずです。(似なくて良いところが似るんですよね〜・・。)様々な経験を積んで人は成長するものですが、この経験は逐次DNAに組み込まれていくものなのでしょうか?経験を積んでデータベース化し、取捨択一していって最良と思われる結果を得る「量から質へ」のプロセスは、生命体と共通するものがあります。でも、最初のDNAの源によって、この生命体が一体何者なのかが決まってきますね。最初の種は誰が決めたのでしょう・・。

現実界の生命体を見てみると、ほぼ例外なく男と女、雌雄が存在し、互いに影響しあって進化しています。良くないプログラムは自然淘汰されています(人間に関しては医療技術によって良くないプログラムも選択されますが、あっ、でも美人薄命ともいいますから、僕としては助かってます。)。アルゴリズミック・デザインも、もしかすると2つ以上の視点の違う入力源を掛け合わせると、誰それがつくったものという概念が薄れて、作為的な形態が緩和されるかもしれませんね。

将来的には、医療技術がアルゴリズミック・デザインの技術に応用されて取り込まれる可能性もありそうです。構造体も参考になりますね。DNAをデータ化して外部化できると、鈴木光司さんの小説『リング』、『らせん』、『ループ』シリーズのような事件が本当に起こりうると思います。『アルゴリズミック・デザイン』内で紹介されている「マルチエージェントシステム(MAS)」なんて、本当に『ループ』の世界のようです。

建築素材に関しては、コンピュータ内で形態を発生させるようなイメージで、実空間内でも、素材の分子の隙間にICチップを埋め込んで、チップに組み込まれたDNA情報に沿って生成・修復を自発的にできるのではないかと思います。有機的な素材であれば、無毒化したウイルスや、ガン細胞を利用して自発性を高められそうですね。


■「今後の建築家の存在意義」

アルゴリズミック・デザインが当たり前になった後の建築家像を考えてみますと、どんな建築家を目指せば良いでしょうか。

なんでもかんでもプログラムに任せられるようになると、現在の建築家としての振る舞いは、利用価値が薄れてくるように感じます。「AMO」のようなリサーチ能力が大前提となりそうです。良質な種が良質な結果を得る条件になりますから。最初の種もプログラムで探索するようになると、建築家という職業が危うくなる可能性もあります。(困りましたね・・・。考え過ぎですか。)

設計プロセスは以下のようなイメージでしょうか。

1.目的と環境と、そこから発見した最初の視点を情報源として入力する。所員のそれぞれの視点を片っ端から入力する。(もしかして、所員が不要に?)
2.プログラムが目的に近い解答を出すまで、建築家は他の視点を模索する。
3.新しい視点が発見できれば、追加入力する。
4.やっぱり最後は人の手で選びたい。

・・・。
設計として楽しくなさそうです・・・。

特に学生コンペの審査員をされている方は、コンペ案を出した人物の将来を楽しみにしているから、審査するわけで、コンピュータにそこまで何かを感情を込めて期待できるかどうか。だから、ただ結果を選ぶだけの作業は飽きると思います。

考えられる課題は、

1.形態、構成が納得できるものへと成長するまでに時間がかかる
  ようになる。(プログラムは、妥協できないだけに厄介。)
  情報処理のスピードがハード的に追いつくか・・・。現在のC
  ADでさえ、新しいバージョンはドンドン処理が重くなってい
  る現状があります。
2.視点からの結果が似たようなものになり、作業を繰り返しても
  なかなか納得できるものを得られない。最初の視点探索をプロ
  グラムに頼りたくなる。そして、人間は考えなくなる・・・。
3.考えなくなった建築家、エスキス経験を積んでいない建築家が
  そもそも良質な情報を最初の種として入力できるかどうか。現
  在は、まだきちんと頭と手と足で考えているから、斬新で発見
  的なアイデアを生む建築家が沢山いますが、考えなくなったら、
  新しい視点に気づかなくなるような気がします。

考えられる対策は、

1.設計補助的なものとしてアルゴリズミック・デザインを導入す
  る。(頑に・・・。)極端な話、戦争、災害でコンピュータが
  役に立たない環境だと、プログラムに頼り切っていた建築家は
  何もできなくなる。最後はグレン・マーカットさんだけが建築
  家として生きられる(笑)。情報の内部化も大切ですね。
2.プログラムそのものに建築家自ら手を加えて他の軌道をリアル
  タイムに試す。(違うプロセス。)

プログラムを自ら組めるということは、プログラムの内部処理を整理できていて、理解しているということですから、プロセスがブラックボックス化されていないということになります。プログラムの中身を知らなくても、誰でも良質な結果を得られるという発想は、組み込まれたプロセスの中での良質な結果ということであり、「井の中の蛙」ということになりかねないと思います。

やっぱり、プログラムが組めて、歌って踊れる建築家でないと生き残れないのでしょうね(笑)。

(思ひ出のコメントー初出:2009.7.4)

・関連項目
テーマ討議 アルゴリズミック・デザインをめぐって2
アルゴリズム、方法論の多様性と対立性
収録日時:2010年9月3日
収録場所:南洋堂書店
収録時間:31分43秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.9MB
PLAY 出演者:幅允孝+阪根正行+中沢雅子+建築系ラジオコアメンバー

建築系ラジオ全体討議「書物の現在と未来──選書家、書店員とともに建築本を考える」の第2部です。大型書店で、そのハブ的性質に着目して働きながら、個人としても活動を行うカリスマ店員である阪根正行さんが、まず電子書籍の出現について問題提起を行い、『ユリイカ』2010年8月号における堀江貴文さんへのインタビュー、以前と今年の電子書籍の特徴、セレクトショップ型書店の状況などを議題に挙げます。一方、中沢雅子さんや幅允孝さんからは、青山ブックセンター六本木店などの客層から感じられたことや、六本木Think Zone、パルコブックセンター、千駄木往来堂、松岡正剛さんによる松丸本舗など、いくつかの注目すべき書店の状況などが紹介され、電子書籍が書店空間にどう影響してくるのか、近年の状況を踏まえつつ、多面的な議論が展開されていきます。(天内大樹+大木翔太)

・出演者プロフィール
幅允孝(はば・よしたか)
BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。青山ブックセンター六本木店、建築・デザイン書のバイヤーを経て、ジェイ・アイ入社。石川次郎氏に編集を学ぶ。その後独立。国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や、東急ハンズ銀座店の「HANDS BOOKS」などのショップにおける本のディレクションを行っているほか、編集、執筆、企画、ディストリビューションなど、本をツールに幅広い分野で活動中。

阪根正行(さかね・まさゆき)
学生時代、建築を学ぶ。渡辺明設計事務所勤務を経て、現在、ジュンク堂書店新宿店員 (人文書担当)。

中沢雅子(なかざわ・まさこ)
青山ブックセンター勤務(デザイン書・建築書仕入れ担当)を経て、現在、南洋堂書店員。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+松田達
収録日時:2010年9月3日
収録場所:南洋堂書店
収録時間:20分09秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.5MB
PLAY 出演者:幅允孝+阪根正行+中沢雅子+建築系ラジオコアメンバー

2010年9月3日、南洋堂書店のN+ギャラリーにて、建築系ラジオ全体討議「書物の現在と未来──選書家、書店員とともに建築本を考える」が行われました。ゲストとして、幅允孝さん(BACH)、阪根正行さん(ジュンク堂書店新宿店人文書担当)、中沢雅子さん(南洋堂書店)をお招きし、討議をしました。最初のパートでは、ゲストの自己紹介とそれぞれの立場が説明されます。幅さんと中沢さんの過去の知られざる関係や、人文書担当をつとめる阪根さんが建築学科出身であったこと、そしてコアメンバーとの関係などが紹介され、この討議のバックグラウンドが明らかにされていきます。幅さんと若手建築家との交流や、阪根さんが学生時代に参加した「建築等学会」のことなど、興味深い多くの話題が飛び出すトークが、早速展開されます。(天内大樹+大木翔太)

・出演者プロフィール
幅允孝(はば・よしたか)
BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。青山ブックセンター六本木店、建築・デザイン書のバイヤーを経て、ジェイ・アイ入社。石川次郎氏に編集を学ぶ。その後独立。国立新美術館ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や、東急ハンズ銀座店の「HANDS BOOKS」などのショップにおける本のディレクションを行っているほか、編集、執筆、企画、ディストリビューションなど、本をツールに幅広い分野で活動中。

阪根正行(さかね・まさゆき)
学生時代、建築を学ぶ。渡辺明設計事務所勤務を経て、現在、ジュンク堂書店新宿店員 (人文書担当)。

中沢雅子(なかざわ・まさこ)
青山ブックセンター勤務(デザイン書・建築書仕入れ担当)を経て、現在、南洋堂書店員。

建築系ラジオコアメンバー
五十嵐太郎+南泰裕+松田達
収録日時:2010年8月28日
収録場所:松田達建築設計事務所
収録時間:20分30秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.8MB
PLAY 出演者:松田達+入江徹+山田織部+品田悠希+吉田衣里+鈴木京平+小杉亜衣

松田達さんの事務所にインターンやオープンデスクで来られた学生の皆さんに、お話を伺った収録の後編です。後編では更に深く、オープンデスクで考えたこと、感じたこととして、自分の学校と他の学校との違いや、そこから何を思ったか、ということをお話していただきました。そして最後は入江徹先生と松田達さんから、オープンデスクで繫がる人の重要さについても、お話していただいています。学生の皆さんのオープンデスクの感想を聞いていると、とても充実した、素晴らしい時間を送られたのだなと思います。(大木翔太)

・出演者プロフィール
入江徹(いりえ・とおる)
1974年生まれ。建築家。琉球大学工学部環境建設工学科建築コース准教授。横浜国立大学大学院修了。専門は、建築設計・現代建築理論。

山田織部(やまだ・おりべ)
琉球大学工学部環境建設工学科建築コース2年

品田悠希(しなだ・ゆうき)
金沢工業大学環境建築学部建築学科3年

吉田衣里(よしだ・えり)
芝浦工業大学システム工学部環境システム学科3年

鈴木京平(すずき・きょうへい)
豊田工業高等専門学校4年

小杉亜依(こすぎ・あい)
武蔵野美術大学建築学科2年

収録日時:2010年8月28日
収録場所:松田達建築設計事務所
収録時間:23分14秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:21MB
PLAY 出演者:松田達+入江徹+山田織部+品田悠希+吉田衣里+鈴木京平+小杉亜衣

この夏、松田達さんの事務所に様々な学校から学生がインターンやオープンデスクに来られています。なぜ、インターンやオープンデスクに行こうと思ったのか、どんなことをしたのか、他の学校の学生と話してどう思ったのか、実際にインターンやオープンデスクを受けてみて、皆さんは何を考え、何を感じたのでしょうか。今回はその前編をお送りします。どうやら皆さん、建築のこと以外にも色々と得たものがあったみたいです。(大木翔太)

・出演者プロフィール
入江徹(いりえ・とおる)
1974年生まれ。建築家。琉球大学工学部環境建設工学科建築コース准教授。横浜国立大学大学院修了。専門は、建築設計・現代建築理論。

山田織部(やまだ・おりべ)
琉球大学工学部環境建設工学科建築コース2年

品田悠希(しなだ・ゆうき)
金沢工業大学環境建築学部建築学科3年

吉田衣里(よしだ・えり)
芝浦工業大学システム工学部環境システム学科3年

鈴木京平(すずき・きょうへい)
豊田工業高等専門学校4年

小杉亜依(こすぎ・あい)
武蔵野美術大学建築学科2年

収録日時:2010年8月9日
収録場所:空間社屋
収録時間:19分12秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.0MB
PLAY 出演者:イ・ギョンテク+五十嵐太郎+ホ・ジョンウン

建築系ラジオ韓国ツアーの三日目は、韓国初の建築雑誌『空間』を創刊した金壽根(キム・スグン)氏が、自身で設計した《空間社屋》を訪問。社員のイ・ギョンテクさんに解説していただきながら、社屋内部を見学させていただいた様子を収録したものです。《空間社屋》、金壽根に関する話題を中心に、次々とお話が展開されます。通訳をして下さったのは東北大学大学院のホさんです。(尾崎龍一)

・出演者プロフィール
イ・ギョンテク(이경택)
弘益大学卒業。VMSPACE編集者。

ホ・ジョンウン(허정은)
東北大学大学院五十嵐太郎研究室。

収録日時:2010年8月19日
収録場所:池袋某居酒屋
収録時間:11分24秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.4MB
PLAY 出演者:松田達+尾崎龍一+齊藤らいら+近藤洋輔+吉田民瞳

ラジオスタッフからの建築系ラジオへの質問に松田達さんが答える収録、その後編です。今回は「建築系ラジオでの情報配信とリアルな空間・建築作りは結びつくのか?」という問いに始まリます。この問いに関する松田さんの答えには考えさせられます。後半では、学生の活字離れや本・雑誌の衰退を背景に置いて、建築系ラジオ開始のきっかけ、音声メディアとしてのこれからのあり方を議論します。建築系ラジオの多様な可能性を感じられる二日間の収録、お楽しみいただけましたでしょうか。(関口達也)

・出演者プロフィール
尾崎龍一(おざき・りゅういち)
多摩美術大学環境デザイン学科。建築系ラジオスタッフ。

齊藤らいら(さいとう・らいら)
ウェブ雑誌OPENERS編集者兼フリーライター。建築系ラジオスタッフ。

近藤洋輔(こんどう・ようすけ)
静岡文化芸術大学空間造形学科。建築系ラジオスタッフ。

吉田民瞳(よしだ・みんと)
東京工業大学第6類建築学科。建築系ラジオスタッフ。


出演者:武智仁志

そうなんですよね、インターネットと比べると本を読む方が好きで、インターネットを見ていると時間を損したような感覚になります。
気が付いたら時間が結構経っていて、結局は頭に何も入っていないような気がするし、したかったことが何も進んでいないという思いに支配されています。インターネットの情報って、他人の家を覗いているような感覚があって、物質的な感触が無いせいなのか、その世界に入り込みにくいような気がします。

一方、本を手にしている時は、この本を買ったという行為にも原因があるのかもしれませんが、所有している満足感があり、自分が書いた本ではないのに、自分の本として、自分の知識に成り得る存在として、頼もしいものとなっています。iPhoneやiPadを触ったことがないのですが(生きた化石?)、また違った感覚なのでしょうか。想像するに、無機質な物質を介して得られる情報に色気は感じないような気がしてます。こんなこと言ってたら取り残されますね(笑)。

インターネットの情報は、タダであるという事への意識から、いつでも見れるという思いとなって、その知識を自分の内部に取込む意識が薄れるのでしょうかね。携帯電話などで気軽に持ち運びできますからね。身近な例を挙げてみても、パソコンに頼った生活をしているためか、歳のせいなのか、漢字が出てこないですね・・・。薔薇なんて絶対書けないし、覚える気力がないので、こういったネタの話の度に、書けない漢字として登場してきます(笑)。

パブリック的な感覚のインターネットと、プライベート的な感覚の本。
そうか、空間的な原因もあるのかもしれませんね。パソコンという機械を介して世界中に接続しているのだけれども、体感的に情報と同じ空間に存在していない自分を感じます。セカンドライフのように、たとえ自分の分身がネットの世界にいても、情報と同じ空間にいるという感覚が薄れていそうです。そして、自分以外の他者の存在がありますね。

反対に、本を手に取り、文字の羅列から自分の頭の中に浮かんで来た映像のような世界に意識が入り込んだ時は、情報と自分の精神や肉体までもが同じ空間に存在しているような感覚になります。特に、小説のような物語性がある文字情報は、それが強いと思います。著者の世界に、特別に招待されたような感覚でしょうか。

同じ仮想空間ですが、入り口を開く手段やその先の世界によって、得られる感覚が違うのかもしれませんね。本の歴史はインターネットよりも古いので、自分のDNAに本を開く行為に対する慣れた感覚が刻まれているのかも。

インターネットは内容が薄いという指摘がありましたが、インターネットに向かう制作者の気軽さと、本に向かう制作者の真剣さが違う気がします。

つまり、お金?
気軽さには執念がなく、売らなければならない!という感覚が不要だと。そう、「執念」がないですね。もちろん、皆がそうというわけではないのですが、「見返り」があると人は頑張りやすいのでしょう。なにかと引き換えに、何かをするという生活に慣れていますから。それが、書き物の内容に影響してますね。伝えたい事が先にあるのか、それともお金が目的なのかで、制作者の生き様がブログに表れるのでしょう・・・。(えっ、僕?はっはっは〜)

お金を排除することは不可能でしょうけど、つくったものが直接お金を生むのではなく、間接的にお金を生むような事態になれば、そのメディアは次の段階へとたどり着けるのかもしれません。結果的にタダではないのがポイントで、かつメディアそれ自体に何のしがらみもなくなれば。

でも、北川さんのコメントがごもっともで、「読み方」ですね。本当にそうだと思いました。与えられた情報をどうしたいか、どうするべきかを情報を得た本人が考える。そして行動をするんですね。動ける人間になれるかどうかは非常に大きいです。僕が言うのもなんですが。

こうして考えると、建築系ラジオはうまくできていて、パソコンから他者がつくったインターネットの世界に一旦入るのですが、その世界で得られた情報は、自分の耳を介して、自分の頭の中で映像化されます。ほんの少しのタイムラグで他者の世界と自分の世界を行き来しているんですね。両者の垣根を突き崩す兆しを感じます。しかも、ダウンロードをしてしまうと、所有感も得られます。ダウンロードができるということもポイントですね。そして、収録自体がリスナーを行動させています。2つの仮想世界と現実世界、そして日本以外にも接続していこうとしている建築系ラジオ。うわ〜、建築系ラジオから新しいプロジェクトや建築が生まれる日も近いかも!?複雑な構造を持っているメディアに変容できそうな予感というか、期待があるのですが、まだまだ可能性がありそうです。皆さんも、メディアを変える当事者ですよっ!

・関連項目
メディア環境の変容について
収録日時:2010年8月19日
収録場所:池袋某居酒屋
収録時間:21分16秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:19.6MB
PLAY 出演者:松田達+尾崎龍一+齊藤らいら+近藤洋輔+吉田民瞳

ラジオスタッフからの建築系ラジオに対する質問に松田達さんが答えていきます。今回はその前半部分をお送りします。音声による情報発信、文字による情報発信といかに異なるか?建築系ラジオならではの情報の伝え方、反応とは?寄せられるリアクションに建築系ラジオはどう向き合っていくべきか?上記のようなやりとりを通して、話はTwitterやFacebookなどの「現代情報メディア」と関わりつつある建築系ラジオのこれからのあり方へと進んでいきます。(関口達也)

・出演者プロフィール
尾崎龍一(おざき・りゅういち)
多摩美術大学環境デザイン学科。建築系ラジオスタッフ。

斉藤らいら(さいとう・らいら)
建築系ラジオ新スタッフ。

近藤洋輔(こんどう・ようすけ)
静岡文化芸術大学空間造形学科。建築系ラジオスタッフ。

吉田民瞳(よしだ・みんと)
東京工業大学第6類建築学科。建築系ラジオスタッフ。


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