建築系ラジオの効能 -[ひとりごと(思ひ出のコメント:2008.12.13)]- - 建築系ラジオ
出演者:武智仁志

 以前、映像がないということが、かえって「声」に集中できるということを書きました。最近、建築系ラジオを聞いていて感じるのは、コアメンバーは、講師や教授というプレゼンのプロであるということもありますが、回を重ねる毎にトークの切れが増してきたように思います。
そして、なによりもアーキソフィアに出演している学生のトークがしっかりしてきました。すばらしい!その場で聞いた情報の感想を、その場で発言するという行為が参加学生のプレゼン能力を向上しているような気がします。
 建築設計は、現場で得た情報をどう処理するかで得られる解法が変ってくると思いますが、プレゼン能力の向上は、情報処理能力向上による建築設計能力アップにも繋がってくるように思いました。
 グループインタビューを聞いていると、男性よりも女性の方がしっかりした発言ができているように感じます。女性の方がおしゃべりで鍛えられているからでしょうか・・。それとも、いまだに社会的地位の差別感が残っている日本で、建築家を目指す女性は普段からの覚悟が違うのでしょうか。
 人どうしのコミュニケーション不足が指摘されている現代において、瞬時に「言葉」として変換する能力はデジタル化によるコミュニケーション手法のアナログ的回帰に役立ち、もしかすると、大げさかもしれませんが、秋葉原の事件の例のような無差別殺人をなくせることに繋がるかもしれません・・・。
映像としての文字をネットで見たことが事件の動機になっているようですが、声がもつ力というか、音で一瞬覆われる空間は、諭す空間、許す空間、やさしい空間など、映像だけでは伝えられないものを持っている気がします。映像としての文字だけを見る事で勘違いや思い込みを誘発しているように思います。
・・・今思ったのですが、文字という最小限の情報から広げられる真意というものを読み取る能力も欠けてきているのでしょうか。俳句を読んで頭に景色が広がるような情報処理能力の欠如です。
 なんでもそうですが、小さな部分の集まりが全体をつくっていますから、声にだしてコミュニケーションするという小さな事が無差別殺人をなくすという発想は、あながち的外れではないような気がしています。建築系ラジオが日本を救う!?

 それでは、また感想を書かせていただきます。今後ますます、建築系ラジオのファンになりそうです。

2008年12月13日
未来に希望を持つ学生 武智仁志
(2010年5月19日公開)

連載紹介

建築系ラジオのリスナーによる感想コーナーです。 気になってるけど、まだ聞いていないコンテンツの概要を知りたい場合に参考でどうぞ。感想文のリクエストがあれば、お答えいたします(笑)。
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