コメント:「中山英之インタヴュー 絵に描いた空間」の感想です -[r4]- - 建築系ラジオ
出演者:武智仁志

 建築系ラジオは、会社の昼休みに半分寝ながら聞いていました。ですので、本当に記憶に残っていない配信もあって、これでは勿体ないと思い、小遣いはたいて「ipodShuffle」を購入しました!自転車通勤中に聞いてます。

 今時のウォークマンはスゴイですね!曲名の日本語を僕よりも流暢に語りかけてくれます。人名はさすがに苦手のようで、五十嵐淳さんを「いがらしあつし」、磯崎新さんを「いそざきしん」と読んでいました。「?」は、語尾を上げて読みます。感動。山本理顕さんはきちんと読んでいました。さすが、建築家2.0の方ですね。機械もシャッキ!とします(笑)。
 今度、宮脇壇さんと武智仁志を読ませてみようと思います。はたして、「まゆみ」と読めるか!(僕は読めませんでした。)、武智は建築家2.0になれるか!?(苦笑)

さて、中山英之さんのインタヴューの感想です。
建築家が建築の計画を決定しているようで、実は、他の条件などが建築の誕生に影響しているというお話でしょうか?建築家が「決定」することにより、新しい何かへのリンクを「切断」してしまうのではなく、柔軟に水を受け入れる海岸線のように臨機応変さが必要ということでしょうか。積極的に他の作用力を利用することで、自分の能力を引き出してくれたり、補助してくれる力になるという話だと理解しました。

 このお話の一部と関連しそうな本を書店で見つけました。(コアメンバーの方は何でもご存知ですが、僕には発見です(笑)。)『環境ノイズを読み、風景をつくる。』(宮本佳明 編著)です。古墳の配置と活断層の形が実は関係があるという発見など、目に見えない過去の力、土地が持つ歴史が現在に与えている影響をまとめた本です。宮本さんがこの「環境ノイズエレメント」と名付けたものを扱う活動とほぼ同時期に、中谷礼仁さんが古墳の影響で街が形づくられているという大阪を発見し、「確かにそこに居るものの存在」を感じてつくられた「歴史工学」という学問も、中山さんがいう「建築家以外が決定すること」の要素の一部に影響がありそうだと思いました。

 中山さんがお話されるのは、環境的なものばかりでなく、施主の意見はもちろん、施主がその住居で過ごす生活の仕方や施工者の意見、出来てから気づいた事も含めて建築の設計作業に組み込む方が良いということでしょうか。生活を豊かにする為のスタート地点が竣工の時で、竣工で建築が完成した訳ではないと。形式上は完成しているが、実際は未完成であって成長する建築が良い建築ということでしょうか・・・。

 ふと、その場の成り行きに任せて図面レスで建築をつくるという試みをイメージしました。それと、藤森照信さんが扱う、素材を活かした建築が、全てをコントロールできないという点で見ると、中山さんがおっしゃっている「決定」の比重を大きく変える原因となり、藤森ワールドをつくりあげているという事も考えました。

文章にしていくと、だんだん解らなくなってきました・・・。感覚だけで考えているせいですね。

 こうして建築系ラジオの皆さんに向けて自分が考えた事を文章にしていくと、頭で解ったつもりでいたのが、よく理解していないことに気づきます。正解を求めずに模索しつづけることが大事なのだと言い聞かせて、月日が経った時に、「そういうことか!」と気がつける人間になりたいと思います(笑)。日本の伝統的な文化は、基本練習といって同じ動作を反復する文化があります。ipodで反復すれば、少しは咀嚼できてくると思います。良い意味で、頭をスポンジ状にしなければいけませんね。(笑)

(思ひ出のコメントー初出:2009.3.28)

・関連項目
中山英之インタヴュー
絵に描いた空間(前半)

中山英之インタヴュー
絵に描いた空間(後半)

(2010年7月24日公開)

連載紹介

建築系ラジオのリスナーによる感想コーナーです。 気になってるけど、まだ聞いていないコンテンツの概要を知りたい場合に参考でどうぞ。感想文のリクエストがあれば、お答えいたします(笑)。
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