アフリカ現代都市から都市論を考える(小野悠インタビュー) - 建築系ラジオ
収録日時:2010年6月7日
収録場所:田町某居酒屋
収録時間:34分05秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:16.0MB
PLAY 出演者:小野悠+阿部大輔+武田重昭+松田達+羽藤英二

阿部──おそらく都市工学科でも初めてアフリカの都市を対象に、現地に入りながら研究をされている小野さんに、なかなか想像できないアフリカの都市について話を聞ければと思っています。いかがでしょうか武田さん?
武田──日本の都市計画は、イギリスとかドイツとかアングロサクソン系の都市計画しか導入してこなかったことに対し、(ラテン系など)今まで日本に導入されて来なかった都市計画理論を、どのようにして導入していくのか。そこに人間的な都市計画の新しいヒントがあるんじゃないかという話を感じています。アフリカにも日本の都市計画に役立つところあるんじゃないか...

第5回カルチベートトーク後の懇親会における収録。ザンビアのルサカを中心にアフリカを15~20カ国まわられたという東京大学M1の小野悠さんが感じたアフリカの現状から、阿部大輔氏ら都市計画系の人たちが、既存の都市計画に対するアフリカの都市の可能性について展開します。(尾崎龍一)

・出演者プロフィール
小野悠(おの・はるか)
東京大学国際都市計画・地域計画研究室 大西・城所研究室所属。

阿部大輔(あべ・だいすけ)
1975年米国ハワイ州生まれ。都市計画家。東京大学都市持続再生研究センター助教。早稲田大学理工学部土木工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、同博士課程修了。 2003~2006年カタルーニャ工科大学バルセロナ建築高等研究院(ETSAB)博士課程に留学(この間、スペイン政府給費奨学生)。博士論文提出資格(DEA)取得。博士(工学)。専攻は都市計画・都市デザイン。政策研究大学院大学研究助手を経て2009年より京大学都市持続再生研究センター特任助教。博士論文「スペインの歴史的市街地における保全再生戦略」により、2006年度日本都市計画学会論文奨励賞ならびに日本不動産学会湯浅賞(研究奨励賞)を受賞。

武田重昭(たけだ・しげあき)
1975 年神戸市生まれ。ランドスケープ・プランナー/兵庫県立人と自然の博物館。2000年大阪府立大学大学院修了。2001年よりUR都市機構にて都市再生における環境・景観施策のコーディネートや団地再生における屋外空間の計画・設計に携わる。2009年より現職。屋外空間のマネジメントやコミュニティデザインについて研究を行う。共著に「シビックプライド−都市のコミュニケーションをデザインする」(宣伝会議,2008)ほか。NPO法人パブリックスタイル研究所理事。兵庫県立大学政策科学研究所研究員。

羽藤英二(はとう・えいじ)
東京大学准教授。専門は交通工学、ネットワーク行動学。MIT 客員研究員、UC サンタバーバラ客員教授を経て現職。愛媛大学客員准教授、ネパール工科大学客員教授を兼任。世界交通学会賞などを受賞。代表的な取り組みにプローブパーソン技術の実装や四国風景づくりの会がある。磯崎新、内藤廣らとマカオ-珠海の都市コンペに参加、未来都市東京2050として都市戦略を提示するなど、建築、都市分野における多彩な実践活動も行う、注目の若手研究者。
(2010年7月25日公開)

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