せんだいスクール・オブ・デザイン14──学内成果発表会|社会軸「コンベンション機能から見た創造都市仙台の可能性」 - 建築系ラジオ
収録日時:2011年2月4日
収録場所:東北大学
収録時間:19分8秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.0MB PLAY 出演者:小野田泰明+SSD2010年度秋学期社会軸受講生

世界の都市人口は、1950年には30%に過ぎなかったが、21世紀初頭には50%を超え、その半ばには約75%になると予測されている。このような状況下では、もはや100万都市は珍しいものではなく、様々な戦略を駆使しなければ、世界の富はその上を通り過ぎ、その持続的再生すらおぼつかない状況となって来た。一方で、国内の状況を見ても、人口減少、超高齢化に真っ先に突入する東北地方において、その拠点都市である仙台が首都圏に対し高い自律性を維持し、国際都市として独自の発展を目指すのは、エリア全体の活性化からも必須と言える。このように競争がグローバルに展開する中で、都市が自律する施策のひとつとして注目されているのが、国際的な交流人口を増やす方策であり、観光と並んでその吸引力となるのが、コンベンションビジネスとされている。本スタジオではコンベンション・シティとして成功している世界の都市を題材として、そこにおける核施設(コンベンション・センター)のあり様、既存都市資源との関係、そしてそれらを成立させているビジネスモデルの検証などを行う。最終的には、それらを通して、仙台の現状の都市資源を勘案すると、どのようなコンベンション施策が考えられるかを、実践的にシミュレーションする。21世紀の仙台の活性化、既存資源の保存、また国際都市としての発展のために、何が必要なのか、参加者独自のアプローチが期待される。(小野田泰明)

・出演者プロフィール
小野田泰明(おのだ・やすあき)
1963年金沢市生まれ。1986年東北大学工学部・建築学科卒業。東北大学大学院工学研究科教授。建築計画者。

(2011年2月20日公開)

連載紹介

2010年11月1日に開講される「せんだいスクール・オブ・デザイン」について、建築系ラジオが音声での紹介をいたします。地域の社会人クリエイタと建築デザイン系大学院生が共同で参画する、仙台の新しい学校にご注目下さい。
せんだいスクール・オブ・デザイン

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