建築系ラジオ: 検索結果

「中田千彦」と一致するもの

収録日時:2014年4月19日
収録場所:カフェアリエ/新宿ホワイトハウス
収録時間:34分1秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:15.9MB PLAY 出演者:南泰裕+中田千彦+樫原徹+松田達+近藤洋輔+井口夏実+五十嵐太郎+柴田直美+星裕之+高橋堅

『ようこそ建築学科へ!―建築的・学生生活のススメ』(学芸出版社)の執筆関係者や学生が集まり、この本にまつわる話から学生時代のエピソード、また学生からの真摯な質問と充実した議論が行われました。場所は、磯崎新の幻の処女作「新宿ホワイトハウス(現カフェアリエ)」。カフェとして蘇った空間が心地よい収録のムードをつくりました。ここでは前の収録とはメンバーががらりと変わり、南泰裕さんのMCにより既に建築学科を卒業した大人の建築関係者を中心に収録が進められました。どのようにこの本を読むのか、批判的にも読めるのではないかという話題で盛り上がりました。建築の先輩たち自身の生々しい体験からこの本の意義が語られ、建築学生にとってこの本の捉え方への参考になるのではないでしょうか。(桂川大)
収録日時:2014年4月19日
収録場所:カフェアリエ/新宿ホワイトハウス
収録時間:64分21秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:30.9MB PLAY 出演者:倉方俊輔+井口夏実+北川啓介+中田千彦+磯達雄+桂川大+近藤洋輔+末冨亮+王晶+樫原徹+大谷芳之+服部絵里佳

『ようこそ建築学科へ!―建築的・学生生活のススメ』(学芸出版社)の執筆関係者や学生が集まり、この本にまつわる話から学生時代のエピソード、また学生からの真摯な質問と充実した議論が行われました。場所は、磯崎新の幻の処女作「新宿ホワイトハウス(現カフェアリエ)」。カフェとして蘇った空間が心地よい収録のムードをつくりました。第1回のMCは倉方俊輔さんです。昔の学生と今の学生、東京の学生と地方の学生に違いはあるのか?軽快な進行で『ようこそ建築学科へ!』出版記念トークイベントがスタートします。(近藤洋輔)

・関連項目
『ようこそ建築学科へ!』(学芸出版社)[増刷決定!]
「ようこそ建築学科へ!──公開オリエンテーション」(PDFファイル)
「カフェアリエ」ホームページ
収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:26分49秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.9MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+植松千明+小野寺佑美+彦坂尚嘉+南泰裕+松田達

「建築系文学フリマ」の最終回です。今回は、大学や学生団体から自費出版の刊行物が増えている中、学生達はどのように時間を充てながら作業をしているのか、今後の展開などがそれぞれの視点で語られていきます。そして、商業誌と自費出版との境目とはどこなのか。また、彦坂尚嘉さんによる紙媒体とブログとの比較と展開していきます。最後には、今後展開される媒体のマーケットがどのようになっていくかについて議論されます。これから、大学や学生団体などで自費出版の刊行物を制作しよう考えている方にぜひおすすめしたい内容になっています。(百田圭廣)

・出演者プロフィール
植松千明(うえまつ・ちあき)
1987年神奈川生まれ。信州大学坂牛研究室卒業。現在、日比野設計 幼児の城勤務。幼稚園、保育園の設計を専門に行う事務所にて、念願のこどもの施設に携わる仕事をしています。

小野寺佑美(おのでら・ゆみ)
日本女子大学 家政学部住居学科建築デザイン専攻 3年。

彦坂尚嘉(ひこさか・なおよし)
建築系ラジオパートナー。

磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:27分33秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.7MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

「建築系文学フリマ」第2部の2回目です。今回はそれぞれの雑誌の編集やデザインはどういうメンバーで分担をしているか、制作の裏側について迫ります。また、建築ジャーナリストの磯達雄さんからのコメントでは、雑誌を作るだけでは終わらせず、その先に現れる雑誌ならではの醍醐味とは一体何なのかを聞くことができます。目的は何であれ、雑誌を作ってみたい、雑誌づくりに興味があるという人には必聴の内容です。(正木哲)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:26分04秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.2MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

今回から「建築系文学フリマ」の第2部(後半討議)の配信になります。大学や学生団体から自主出版の刊行物が増えている現代とはどのような時代なのでしょうか。また、ブログやTwitterといった手軽な情報交換が可能な時代に、あえて出版する目的とはどのようなものなのでしょうか。そして、これらの現象から何が言えるのかについて議論は展開していきます。さまざま葛藤から生まれたそれぞれの刊行物を、実際に手にとって読みたくなる内容になっています。(近藤洋輔)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:20分20秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.8MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

建築系文学フリマと題して行われた全体討議。建築の同人誌を実際に編集、発行している方々に集まって頂き、話をして頂きました。南洋堂書店にて行った収録を全6回にわけてお送りします。その第3回目となる今回は、どうして同人誌発行へ踏み出したのか、発行した同人誌をどのように広めるかについてそれぞれ視点から語られます。(松岡舞)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:17分23秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.5MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

「建築系文学フリマ」をテーマとした討議の第2回目。東日本大震災の前日に行われたこの収録では、実は偶然にも仙台発のメディアが多く紹介された。宮城大学から積極的に情報発信している『DECADE』、東北大学建築学報であるタブロイド版の『トンチク』、若手の書き手を集めた『ねもは』など。それらに加え、東京芸術大学の石川里見さんが編集する一風変わった雑誌『アーキテキタ』などが紹介される。あらためて、東北発の情報に耳を傾けてほしい。(編集部)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月10日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:20分06秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:14.5MB PLAY 出演者:磯達雄+菅原麻衣子+佐藤絢香+吉田菜未+吉田彩花+上園宗也+石川里美+飯田将平+市川紘司+加藤拓郎+平野晴香+南泰裕+松田達

「建築系文学フリマ」をテーマとした討議を行った。学生による自費出版、そしてそれに類する新しい紙メディアが増え始めている。今回の建築系ラジオでは、それらの紙メディアを実際に編集している学生らに全国から来てもらい、建築ジャーナリストの磯達雄さんをコメンテーターとして、南洋堂書店を舞台に、新時代のメディアをめぐって討議を行った。第一回目では、せんだいスクール・オブ・デザインの五十嵐スタジオにて生まれた『S-meme』、そして京都大学の学生が発刊したばかりの『super nova』が話題にあがります。(編集部)

・出演者プロフィール
磯達雄(いそ・たつお)
建築ジャーナリスト。1963年埼玉県生まれ。1988年名古屋大学工学部建築学科卒業。1988〜1999年『日経アーキテクチュア』編集部勤務。2000年に独立。2002年から編集事務所フリックスタジオを共同主宰。桑沢デザイン研究所および武蔵野美術大学非常勤講師。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

佐藤絢香(さとう・あやか)
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース4年中田千彦研究室。機関誌DECADE+4編集。

吉田菜未(よしだ・なみ)
1989年生まれ。宮城大学デザイン情報学科空間デザインコース佐久間研究室4年。

吉田彩花(よしだ・あやか)
1989年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間コース佐久間研究室4年。DECADE+3、4編集。

上園宗也(うえぞの・かずや)
2011年京都大学工学部建築学科卒業。2008年度京都建築学生之会 代表。super nova編集。現在、高松伸建築設計事務所勤務。

石川里美(いしかわ・さとみ)
デザイナー(乃村工藝社所属)。2011年東京藝術大学卒業。フリーペーパーArchitekita編集。

飯田将平(いいだ・しょうへい)
デザイナー。1988生。雑誌NEWTRALのディレクションを中心に、グラフィックから企画まで、場所に関わるデザインを行う。

市川紘司(いちかわ・こうじ)
1985年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻。2011年6月12日に開催される第十二回文学フリマ(@蒲田)にて『ねもは02特集*建築プレゼンテーションの素晴らしい世界』を頒布します。当日ご来場ご購入いただいた方には、おまけがつきます。

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 五十嵐太郎研究室所属。

平野晴香(ひらの・はるか)
1987年静岡県生まれ。芝浦工業大学卒。東北大学五十嵐太郎研究室所属。卒業設計「残柱のアリア」第19回JIA出展予定。企画、編集関係の仕事を目指しています。

収録日時:2011年3月6日
収録場所:せんだいメディアテーク
収録時間:19分08秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.0MB PLAY 出演者:高橋堅+堀井義博+福屋粧子+松田達+橋本雅好+谷村仰仕+菅原麻衣子+齋藤和哉+中木亨+加藤拓郎+伊藤寿幸+貝沼泉実+今泉絵里花+千葉大生

せんだいデザインリーグ2011卒業設計日本一決定戦、ファイナル審査直前収録です。三回目となる今回は、ファイナル審査の対象には選ばれなかったものの印象に残った作品、イチオシの作品について討議がなされていきます。討議参加者のそれぞれの心にとまった作品のコンセプト、空間の作り方などの持ち味、そしてさらなる向上のための課題などが順に述べられていきます。どの作品もプレゼンを聞いてそこに込められた想いや考えに触れてみたくなります。(関口達也)

・出演者プロフィール
高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」「姫宮の住宅」など。

堀井義博(ほりい・よしひろ)
1967年生まれ。建築家。1992年京都工芸繊維大学修士課程修了。同年株式会社UPM入社。2000年ETHZにて客員研究員。2002年0110110 architects 設立。2005年慶応大学理工学部特別演習講師。2006~2008年慶応大学非常勤講師。2005年より東海大学非常勤講師。

福屋粧子(ふくや・しょうこ)
1971年東京都生まれ。1994年東京大学工学部化学生命系卒業。1996年東京大学工学部建築学科卒業。1998年東京大学大学院建築学専攻 修士課程修了。1999-2004 年SANAA事務所。2005年より福屋粧子建築設計事務所主宰。2010年より東北工業大学講師。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。

橋本雅好(はしもと・まさよし)
1973年群馬県生まれ。椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科准教授。博士(工学)。2001年 東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。専門:環境心理学、建築計画、感性デザイン。日本建築学会奨励賞/2003、第4回雪のデザイン賞佳作 /2007などを受賞。共著に「設計に活かす建築計画」/学芸出版社 /2010など。

谷村仰仕(たにむら・たかし)
1975年生まれ。広島国際大学建築学科講師。博士(学術)。2000年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科造形工学博士前期課程終了。2003年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科機能科学専攻博士課程後期課程修了。2003年より、広島国際大学社会環境科学部建築創造学科助手。2007年から現職。建築数人会、社宅研(社宅街研究会)メンバー。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

齋藤和哉(さいとう・かずや)
東北工業大学 建築学科卒 齋藤和哉建築設計事務所。

古川文郁(ふるかわ・あやか)
東北芸術工科大学卒 みかんぐみ後、現在東北芸術工科大学副手(アシスタント)

阿部真理子(あべ・まりこ)
1986年福島県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2010年ロンドンメトロポリタン大学修士課程修了。現在、ロンドンを拠点に活動中。

中木亨(なかぎ・りょう)
1984年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース千葉政継研究室2007年卒業 (株)岡田新一設計事務所2010年退職。8to8 office(中田千彦アトリエ)所属

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院 五十嵐太郎研究室所属

伊藤寿幸(いとう・としゆき)
東北工業大学4年。来年度より同大学の福屋研究室の修士。日本一決定戦 前年度代表/colors所属

貝沼泉実(かいぬま・いずみ)
宮城大学事業構想学部中田千彦研究室 研究生

今泉絵里花(いまいずみ・えりか)
東北大学3年

千葉大生(ちば・だいせい)
宮城大学2年生

・関連項目
せんだいデザインリーグ2011卒業設計日本一決定戦
収録日時:2011年3月6日
収録場所:せんだいメディアテーク
収録時間:19分38秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:9.2MB PLAY 出演者:高橋堅+堀井義博+福屋粧子+松田達+橋本雅好+谷村仰仕+齋藤和哉+古川文郁+菅原麻衣子+中木亨+加藤拓郎+伊藤寿幸+貝沼泉実+千葉大生+今泉絵里花

せんだいデザインリーグ2011卒業設計日本一決定戦、ファイナル審査直前収録の第二回目です。二回目となる今回は、セミファイナルでの評価方法や基準、過去のせんだいデザインリーグ(SDL)についてお話しいただきました。卒業設計の日本一を決めるSDLは、建築教育・議論の場としての役割も担うようです。過去のファイナル審査を振り返ることで、建築学生への大きな影響力をもつイベントとしての期待や難しさのようなものを感じる収録となっています。(尾崎龍一)

・出演者プロフィール
高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」「姫宮の住宅」など。

堀井義博(ほりい・よしひろ)
1967年生まれ。建築家。1992年京都工芸繊維大学修士課程修了。同年株式会社UPM入社。2000年ETHZにて客員研究員。2002年0110110 architects 設立。2005年慶応大学理工学部特別演習講師。2006~2008年慶応大学非常勤講師。2005年より東海大学非常勤講師。

福屋粧子(ふくや・しょうこ)
1971年東京都生まれ。1994年東京大学工学部化学生命系卒業。1996年東京大学工学部建築学科卒業。1998年東京大学大学院建築学専攻 修士課程修了。1999-2004 年SANAA事務所。2005年より福屋粧子建築設計事務所主宰。2010年より東北工業大学講師。

橋本雅好(はしもと・まさよし)
1973年群馬県生まれ。椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科准教授。博士(工学)。2001年 東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。専門:環境心理学、建築計画、感性デザイン。日本建築学会奨励賞/2003、第4回雪のデザイン賞佳作 /2007などを受賞。共著に「設計に活かす建築計画」/学芸出版社 /2010など。

谷村仰仕(たにむら・たかし)
1975年生まれ。広島国際大学建築学科講師。博士(学術)。2000年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科造形工学博士前期課程終了。2003年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科機能科学専攻博士課程後期課程修了。2003年より、広島国際大学社会環境科学部建築創造学科助手。2007年から現職。建築数人会、社宅研(社宅街研究会)メンバー。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

齋藤和哉(さいとう・かずや)
東北工業大学 建築学科卒 齋藤和哉建築設計事務所。

古川文郁(ふるかわ・あやか)
東北芸術工科大学卒 みかんぐみ後、現在東北芸術工科大学副手(アシスタント)

阿部真理子(あべ・まりこ)
1986年福島県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2010年ロンドンメトロポリタン大学修士課程修了。現在、ロンドンを拠点に活動中。

中木亨(なかぎ・りょう)
1984年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース千葉政継研究室2007年卒業 (株)岡田新一設計事務所2010年退職。8to8 office(中田千彦アトリエ)所属

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院 五十嵐太郎研究室所属

伊藤寿幸(いとう・としゆき)
東北工業大学4年。来年度より同大学の福屋研究室の修士。日本一決定戦 前年度代表/colors所属

貝沼泉実(かいぬま・いずみ)
宮城大学事業構想学部中田千彦研究室 研究生

今泉絵里花(いまいずみ・えりか)
東北大学3年

千葉大生(ちば・たいせい)
宮城大学2年生

・関連項目
せんだいデザインリーグ2011卒業設計日本一決定戦
収録日時:2011年3月6日
収録場所:せんだいメディアテーク
収録時間:22分26秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.5MB PLAY 出演者:高橋堅+堀井義博+福屋粧子+松田達+橋本雅好+谷村仰仕+菅原麻衣子+齋藤和哉+中木亨+加藤拓郎+伊藤寿幸+貝沼泉実+今泉絵里花+千葉大生

せんだいデザインリーグ2011卒業設計日本一決定戦と同時並行する形で行われた、建築系ラジオの公開収録を配信します。ファイナル審査を直前に控えて、東北で活躍している社会人・学生の方々がセミファイナルを通して感じた感想や、ファイナル審査に残った作品について感じたことを述べていきます。一回目となる今回は、どのような特徴を持つ作品がファイナルに残ってきたのか、各人が推す作品について感じた部分が述べられていきます。多くの作品を時間の制約がある中で審査するとき印象に残ってくるものとは何か、という議論はとても興味深いものでした。(関口達也)

・出演者プロフィール
高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」「姫宮の住宅」など。

堀井義博(ほりい・よしひろ)
1967年生まれ。建築家。1992年京都工芸繊維大学修士課程修了。同年株式会社UPM入社。2000年ETHZにて客員研究員。2002年0110110 architects 設立。2005年慶応大学理工学部特別演習講師。2006~2008年慶応大学非常勤講師。2005年より東海大学非常勤講師。

福屋粧子(ふくや・しょうこ)
1971年東京都生まれ。1994年東京大学工学部化学生命系卒業。1996年東京大学工学部建築学科卒業。1998年東京大学大学院建築学専攻 修士課程修了。1999-2004 年SANAA事務所。2005年より福屋粧子建築設計事務所主宰。2010年より東北工業大学講師。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。

橋本雅好(はしもと・まさよし)
1973年群馬県生まれ。椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科准教授。博士(工学)。2001年 東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。専門:環境心理学、建築計画、感性デザイン。日本建築学会奨励賞/2003、第4回雪のデザイン賞佳作 /2007などを受賞。共著に「設計に活かす建築計画」/学芸出版社 /2010など。

谷村仰仕(たにむら・たかし)
1975年生まれ。広島国際大学建築学科講師。博士(学術)。2000年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科造形工学博士前期課程終了。2003年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科機能科学専攻博士課程後期課程修了。2003年より、広島国際大学社会環境科学部建築創造学科助手。2007年から現職。建築数人会、社宅研(社宅街研究会)メンバー。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

齋藤和哉(さいとう・かずや)
東北工業大学 建築学科卒 齋藤和哉建築設計事務所。

古川文郁(ふるかわ・あやか)
東北芸術工科大学卒 みかんぐみ後、現在東北芸術工科大学副手(アシスタント)

阿部真理子(あべ・まりこ)
1986年福島県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2010年ロンドンメトロポリタン大学修士課程修了。現在、ロンドンを拠点に活動中。

中木亨(なかぎ・りょう)
1984年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース千葉政継研究室2007年卒業 (株)岡田新一設計事務所2010年退職。8to8 office(中田千彦アトリエ)所属

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院 五十嵐太郎研究室所属

伊藤寿幸(いとう・としゆき)
東北工業大学4年。来年度より同大学の福屋研究室の修士。日本一決定戦 前年度代表/colors所属

貝沼泉実(かいぬま・いずみ)
宮城大学事業構想学部中田千彦研究室 研究生

今泉絵里花(いまいずみ・えりか)
東北大学3年

千葉大生(ちば・だいせい)
宮城大学2年生

・関連項目
せんだいデザインリーグ2011卒業設計日本一決定戦
収録日時:2011年3月6日
収録場所:仙台某所
収録時間:23分20秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.7MB
PLAY 出演者:高橋堅+堀井義博+福屋粧子+松田達+橋本雅好+谷村仰仕+齋藤和哉+古川文郁+菅原麻衣子+中木亨+加藤拓郎+伊藤寿幸+貝沼泉実+千葉大生+今泉絵里花

せんだいデザインリーグ2011 日本一決定戦では、せんだいメディアテーク会場にて、本戦とほぼ同時並行して建築系ラジオ公開収録が行われました。本戦終了直後に、ファイナルの審査をめぐって、高橋堅さん、堀井義博さん、福屋粧子さん、谷村仰仕さん、橋本雅好さん、東北で活躍する社会人から学生までの様々な方々が、多様な視点から語り合います。今回のSDL2011とその審査結果は、どう受け取られたのでしょうか? 建築系ラジオが、独自の切り口から読み解いていきます。受賞作品を褒めるだけではない、辛口トークも必聴です。(編集部)

・出演者プロフィール
高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」「姫宮の住宅」など。

堀井義博(ほりい・よしひろ)
1967年生まれ。建築家。1992年京都工芸繊維大学修士課程修了。同年株式会社UPM入社。2000年ETHZにて客員研究員。2002年0110110 architects 設立。2005年慶応大学理工学部特別演習講師。2006~2008年慶応大学非常勤講師。2005年より東海大学非常勤講師。

福屋粧子(ふくや・しょうこ)
1971年東京都生まれ。1994年東京大学工学部化学生命系卒業。1996年東京大学工 学部建築学科卒業。1998年東京大学大学院建築学専攻 修士課程修了。1999-2004 年SANAA事務所。2005年より福屋粧子建築設計事務所主宰。2010年より東北工業 大学講師。

松田達(まつだ・たつ)
建築系ラジオコアメンバー。

橋本雅好(はしもと・まさよし)
1973年群馬県生まれ。椙山女学園大学生活科学部生活環境デザイン学科准教授。 博士(工学)。2001年 東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。専門: 環境心理学、建築計画、感性デザイン。日本建築学会奨励賞/2003、第4回雪のデ ザイン賞佳作 /2007などを受賞。共著に「設計に活かす建築計画」/学芸出版社 /2010など。

谷村仰仕(たにむら・たかし)
1975年生まれ。広島国際大学建築学科講師。博士(学術)。2000年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科造形工学博士前期課程終了。2003年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科機能科学専攻博士課程後期課程修了。2003年より、広島国際大学社会環境科学部建築創造学科助手。2007年から現職。建築数人会、社宅研(社宅街研究会)メンバー。

齋藤和哉(さいとう・かずや)
東北工業大学 建築学科卒 齋藤和哉建築設計事務所。

菅原麻衣子(すがわら・まいこ)
1979年仙台市生まれ。東海大学工学部建築学科卒業。宮城大学事業構想学研究科空間デザイン領域修了。宮城大学デザイン情報学科演習助手を経て、現在、東北大学工学部工学研究科都市・建築デザイン学技術職員。

古川文郁(ふるかわ・あやか)
東北芸術工科大学卒 みかんぐみ後、現在東北芸術工科大学副手(アシスタント)

中木亨(なかぎ・りょう)
1984年生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科空間デザインコース千葉政継研究室2007年卒業 (株)岡田新一設計事務所2010年退職。8to8 office(中田千彦アトリエ)所属

加藤拓郎(かとう・たくろう)
1986年青森県生まれ。東北大学大学院 五十嵐太郎研究室所属

伊藤寿幸(いとう・としゆき)
東北工業大学4年。来年度より同大学の福屋研究室の修士。日本一決定戦 前年度代表/colors所属

貝沼泉実(かいぬま・いずみ)
宮城大学事業構想学部中田千彦研究室 研究生

千葉大生(ちば・だいせい)
宮城大学2年生

今泉絵里花(いまいずみ・えりか)
東北大学3年

・関連項目
せんだいデザインリーグ2011卒業設計日本一決定戦
収録日時:2011年1月10日
収録場所:京都造形芸術大学瓜生山キャンパス
収録時間:27分44秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:13.0MB
PLAY 出演者:植南草一郎+小杉宰子+岸川謙介+中田千彦+横内敏人+望月公紀+小野暁彦+坂本和子+西川博美+松岡聡+中西ひろむ+高橋堅+松田達

今回のインタビューでは、芸術系大学として日本で初めて通信教育部を設置した、京都造形芸術大学に迫ります。その中の建築デザインコースは、通信教育として初めて一級建築士の受験資格取得も認められたコースです。前半となるこの配信では、教員の皆さんから、通信というスタイルがもつ特徴や、授業カリキュラムの内容などについて、様々な視点からお話頂いています。通信で建築を学ぶ具体的なイメージをつかんで頂けるのではないかと思います。通信教育では幅広い年代の学生が集まるという点も重要です。直接講義を受けるスクーリングという通学授業もありますが、そこでは異なる世代の学生の皆さんが、互いに刺激をしながら学んでいます。今回の内容は、例えばいま仕事をしているけれども建築を学びたいと考えている方々、以前に建築を学んでいてもう一度勉強したいと考えている方々など、建築を学びたいと考えるあらゆる人たちに、聴いて頂ければと思います。(平野晴香+松田達)

・出演者プロフィール
植南草一郎(うえなみ・そういちろう)
京都造形芸術大学 通信教育部 建築デザインコース 教授。京都大学工学部建築学科卒業。1994年 同大学院博士課程在学中に、河井敏明・中村潔・馬場徹らと共に「建築少年」設立。1998年 京都造形芸術大学通信教育部建築デザインコース開設に携わる。1999年「建築少年」解散後、田岡佳江子と共に「ケンチクイロハ」設立、現在に至る。

小杉宰子(こすぎ・さいこ)
京都造形芸術大学 通信教育部 建築デザインコース 准教授。京都府出身。東京芸術大学美術学部建築科卒業。1994年-2002年安藤忠雄建築研究所。2003年より京都造形芸術大学。2006年小杉宰子建築計画事務所設立。

岸川謙介(きしかわ・けんすけ)
1971年長崎県生まれ。1997年京都大学大学院修士課程修了後、渡英。1999年AA school Diploma(hons), London 修了。2005年までforeign office architects, Londonに勤務。現在、akk architectsを共同主宰。自然とテクノロジーが融合し生成される新たな場所性とマテリアリティを、建築が獲得することの可能性を日々探究しています。

中田千彦(なかた・せんひこ)
1965年東京都生まれ。1990年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1993年コロンビア大学建築・都市・歴史保存大学院建築修士課程修了。1997-2003年京都造形芸術大学環境デザイン学科助教授。2003-2006年『新建築』『a+u』副編集長。2006年よりrengo DMSに参画、宮城大学事業構想学部准教授。

横内敏人(よこうち・としひと)
1954年山梨県生まれ。東京芸術大学美術学部建築科卒業、マサチューセッツ工科大学大学院修了。1987年より京都芸術短期大学インテリアデザインコース講師、その後京都造形芸術大学に移籍し、現在環境デザイン学科教授、2005年度から副学長、芸術教育研究センター所長、瓜生通信編集長を兼任。建築家。

望月公紀(もちづき・きみのり)
京都造形芸術大学 通信教育部 建築デザインコース専任講師。静岡県出身。2005年東京芸術大学大学院建築科修了後、2005-2007年乾久美子建築設計事務所。現在、建築築事務所を共同主宰。建築築するとは何かを日々模索中。

小野暁彦(おの・あきひこ)
1965年岡山県生まれ。1989年京都大学工学部建築学科卒業後、1989〜91年篠原一男アトリエ、1994〜95年芦原太郎+丹羽英喜設計共同体、1995〜99年NYの荒川修作+マドリン・ギンズ事務所を経て、2000年小野暁彦建築設計事務所設立。現在、京都造形芸術大学准教授。一級建築士。

坂本和子(さかもと・かずこ)
武蔵野美術大学造形学部建築学科、コロンビア大学建築学部修士課程修了。(株)磯崎新アトリエ、(株)プラネットワークスに勤務の後、2002年より個人の設計活動を開始。2008年よりE.N.N.一級建築士事務所に所属。2005年より武蔵野美術大学および京都造形芸術大学非常勤講師。

西川博美(にしかわ・ひろみ)
1995 大阪工業大学工学部建築学科卒業。1995〜2002 塚口明洋建築研究室勤務。2001 AAスクール留学。2002 WR一級建築事務所を設立。2002〜2006 京都芸術デザイン専門学校専任教員。2006〜 京都造形芸術大学非常勤講師。2009〜 京都女子大学非常勤講師。2009〜 京都工芸繊維大学博士後期課程在学。

松岡聡(まつおか・さとし)
2000年東京大学大学院修士修了。MVRDV, SANNA勤務を経て、2005年松岡聡田村裕希設立。2007年から京都造形芸術大学専任講師。2008年から独立行政法人建築研究所研究員。

中西ひろむ(なかにし・ひろむ)
1980年生まれ。大阪府出身。2002年京都大学工学部建築学科卒業。2004年 同大学院修了。2004年 建築商会(-2006年)。中西ひろむ建築設計事務所主宰。京都造形芸術大学京都精華大学大阪市立大学非常勤講師。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

中村勇大(なかむら・ゆうだい)
1959年 京都市生まれ。1982年 近畿大学工学部建築学科卒業。1988年 北村陸夫+ズーム計画工房。1990年 中村勇大アトリエ設立。1993〜1999年 京都芸術短期大学専任講師。1996〜2000年 京都府立大学非常勤講師。2000〜2003年 京都造形芸術大学助教授。2009年〜京都市立芸術大学非常勤講師。現在,京都造形芸術大学教授。1991・94年 SD Review入選。2001年日本建築家協会新人賞受賞。2004年吉岡賞受賞。その他受賞多数。

渡辺企弥子(わたなべ・きみこ)
1978年 鹿児島県生まれ。2003年 立命館大学 大学院文学研究科 日本文学専攻 修了。現在は、京都造形芸術大学 通信教育部にて建築デザインコース研究室の事務スタッフとして勤務。

・関連項目
京都造形芸術大学
京都造形芸術大学 通信教育部 建築デザインコース
出演者:武智仁志

僕は、使えない新番組の提案を何度かさせていただいたことがあります。中田千彦さんは、いとも簡単に企画を通してしまいました。それもそのはず、ご提案の「しりとり」は、誰でも、簡単に、建築系ラジオメンバーが活き活きとする飲み会の席でも楽しめる遊びだからです。

山崎泰寛さんのインタビュー(「建築外からのモチベーション 保健室から建築へ」)でも、建築の教育について語っておられましたが、このしりとりは教育に使えるんではないでしょうか。

大人には、知識のバロメーターとして使えるし、子供でも楽しめますね。よく、テレビであるじゃないですか、小学生なのに日本全国の鉄道の路線を順番に言える子。または、世界の国旗や首都を全て言い当てる子。大人も感心する程の知識量ですよね。

ただ、問題は、子供が建築に興味を持てるか?です。ちなみに平凡なうちの子は、某テレビ局のリフォーム番組の破壊シーンは大好きなのですが、奇麗になったお家には興味がないようです(笑)。興味がないと言っても現実の体験として、冷やかし(?)で内覧会にいっしょに行くとすごく喜ぶんです。体験を伴わない映像で見るとつまらないようです。

かっこいいお家か、かわいいお家なら、映像だけでも子供心にズキューン!と響くはず。どんなお家が好きでしょう。そういうお家って、多分、分かりやすいフォームを持っているんでしょうね。ロボットみたいとか、ハートマークみたいとか。

うーん、考えてみると、ロボットはロボットだし、ハートマークは、ハートだし、電車も電車だし、他の何かに例えて表現する必要はない存在ですね。お家も、いわゆる家型であれば、何かに例えて表現する必要もないですが、そうではない場合は、何かを参照して語りたくなります。「何々みたい〜」って。

建築らしいフォームってありますかね。
だれでも、ピンっ!とくるフォームがある方が良いのか、そうではないのか・・・。今、定着している家型が、定着する前って、やっぱりアイコン的な姿として認識されていたのでしょうか。自動車は機能美であの形が定着しているし、バイクもしかり。雨を凌ぐ形として、家型は合理的ですよね。自動車もバイクも使う人と「一緒に移動する」という感情を持たせますね。ガンダムの人気も、人型であるので「手足を機能的に強化したような」感覚があって感情移入しやすいのではないかと思います。自分の分身のような。モビルスーツって言いますもんね。対して今の建築は、建築の内部を移動しているので、他者的な感覚が強くて、自分の体の一部のような感覚が少ないですね。

他人のような感覚を住まいに抱いてしまうのは、住む人がどれだけ建築をつくる時に関われたかが影響ある気がします。頭だけで考えた行動とくらべると、自分の手から得た情報を元に行動した方が感覚を総動員しやすく、思い入れが深くなりますよね。

住宅の言葉のイメージと「建築」という言葉へのイメージって、なんだか違うような気がします。住宅や住居というと、一般的にも身近な存在として意識しやすいのですが、建築という言葉だと遠い世界の存在とか、気難しい存在というイメージを僕は漠然と持っていました。建築と住宅は違うと言う方もいますが、集合体として見ると建築なのでしょうか。集合体でみると「都市」という呼び方になりますか?もし、自分がコントロールできる許容範囲の大きさや周辺に与える影響度が基準であれば、住宅も十分建築と言えると思います。個体で見ずに集合体で見ると意識が違ってきますかね。新築にしても様々な部品を組み立てて全体ができていますから、住宅も地域や都市の部品でしょうか。

建築への関心と、ロボットや車への興味度合いが違うのは、世の中に浸透したコレクター魂をくすぐるフォームが思い浮かぶかどうかに左右されているように思います。この辺の感覚が、建築に対する一般的な興味との関連性があるような気がします。

だいぶ脱線してしまいました。
子供達がもし、コルビュジェだの、篠原一男だのと、しりとり遊びを始めたら、すごいですよ、多分。決勝戦ともなると、テニスのウィンブルドン選手権のように、周りの大人達は、一斉に左の子を見たり、右の子を見たりで、激しいリターンの応酬が展開されそうですね(笑)。こうして建築界は、安泰だあ!

・関連項目
44A: 宮城「建築系しりとり」選手権

今回でこのアンケート企画は最終回になります。実に50人近くの方からのご回答をいただくことができました。皆様の回答が、2010年の建築系ラジオを振り返ることにも、これから建築系ラジオを聴き始めるリスナーの方へのおすすめコンテンツの紹介にもつながっていく、有意義な企画に出来たと思います。最終回の今回もまた、回答者それぞれの視点から多様な回答が挙げられています。(関口達也)

<質問>
(a):2010年に建築系ラジオのコンテンツとして配信された音声ファイル(ポータルサイト、Labr4)やツアー、イベントなどから、最も印象に残ったものを、ベスト5(もしくはベスト10)として挙げて下さい。
(b):上記に関連する文章を自由に記述して下さい。

<回答者一覧>(その3)

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後藤連平木崎美帆山崎泰寛平郡竜志尾崎龍一留目知明伊藤史哉針貝傑史片田江由佳渡辺秀哉田中元子谷村仰仕(順不同)
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後藤連平(architecturephoto.net 編集者/発行者)


第1位 藤村龍至の批判的工学主義を問う!(藤村龍至vs松田達)(全体討議・全5回)

第2位 書物の現在と未来(全体討議・全7回)

メディア的な活動をしている者としては、どのタイミングでコンテンツが発信されるかという点が気になります。同じ内容でも、それが一カ月はやくても、または、一か月遅くても、視聴者にとっての受け取られ方は変わるはずです。以下に挙げさせていただいた、二つのコンテンツは、まさにベストなタイミングで企画され、発信されたという点で(内容はもちろんですが)印象に残っています。


後藤連平(ごとう・れんぺい)
architecturephoto.net編集者/発行者。architecturephoto.netはひと月の訪問者数約17万の建築・デザイン・アートの新しいメディアです。

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木崎美帆(建築系ラジオスタッフ)


第1位 建築系フォーラム2010「地方建築家のロールモデルを考える」(全2回)
ある意味、地方都市のような場所に大学があるのも手伝い、このテーマはとても興味をそそられたものの一つです。海外ではメトロポリタンシティが必ずしも建築家にとって有利な土地とは限らないということ、東京もある種の地方都市と言えるのではないかという発想の転換。地方都市に実際に拠点を置いている建築家の生の声。どれもが新鮮で、ハッとさせられる内容でした。東京に縛られていた私に、新しい選択肢を教えてくれました。

第2位 Archi-TV2010 総括──26時間を振り返って(全3回)
田町の建築会館で行われたArchi-TV2010の打ち上げでの収録です。これは私が初めて参加した学校外のworkshopなのですが、当日その場に行かなくても、twitterやUstreamを通して、リアルタイムに参加できるという、新しい構成をとっています。従来のworkshopとは違い、様々なメディアを使って行っていて、このような形で建築に関わることができるのかと、とても衝撃を受けました。現代社会に対応した、新たな可能性を秘めているのではないでしょうか。建築系ラジオも、ネットを媒体とするメディアです。ぜひ、いろんな方に聴いて欲しい内容です。

第3位 東京理科大学TUSAインタビュー(全2回)
私が実際に参加していたTUSAへのインタビューです。東京理科大学理工学部建築学科という肩書をもつ学生の「らしさ」とはなにか、参加者が熱く語っています。理科大生「らしさ」、さらには自分「らしさ」について、改めて考えさせられた内容です。客観的に自分を見つめるいい機会になりました。

第4位 東京理科大学建築教育論(全3回)
今まであまり疑問を持たなかった教育について、初めて真っ向から意識したきっかけとなりました。与えられたものをただこなすのではなく、常に疑問を持ち、いかにそれを改善するのか、そして現状を批判するだけで終わらず、そこからいかに新たな可能性を見出すのか。しっかり考えなければいけないな、と感じさせられました。

第5位 50C: 建築女子ガールズトーク「おしゃれと建築」(Lab
建築学科の学生の女の子がどのような生活をしているのか、前から気になっていたので、リアルな声が聞けてよかったです。「井の中の蛙大海を知らず」ならぬ「大海を埋め尽くせ」という橋本さんの発言が斬新でおもしろかったです。ぜひ今度は全国の建築女子を巻き込んでのガールズトークを聴いてみたいです。


木崎美帆(きざき・みほ)
1991年千葉県生まれ。9〜12歳をイギリス南部で過ごす。9年間女子校。東京理科大学理工学部建築学科1年。趣味:音楽鑑賞、ライブ、読書。なんでも知りたい。なんでもやりたい。いろんな人と話したい。ちょっとずつ実現に向けて邁進中。

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山崎泰寛(建築ジャーナル編集部)


第1位 コメント:「山崎泰寛インタヴュー 建築外からのモチベーション 保健室から建築へ」の感想です -[r4]-
それほど熱心なリスナーではないので、回を挙げることは難しいのですが、ひとつ、ぜひ書き記しておきたいことがあります。それは、私の収録回に対する感想を、コメントとしていただいたことで、2010年10月14日に公開されたものです。自分が話したことについて文字で感想が残される。情報には受け手が存在するということをはっきり感じさせてくれた、とてもうれしい出来事でした。Twitter的な即時性は追わずに、配信から時間差があるのも面白いと思います。そもそもラジオというメディアは受容するのに時間が必要で、かつ音が脳に直接飛び込んでくるメディアだという意味で個人的経験です。
コメントが、誰もがいつでも読める状態で残されていることは、出演者はもちろん、建築系ラジオというメディアにまだ親しんでいない(=未来の)リスナーにとっても、何らかの手がかりになるのではないかと思いました。


山崎泰寛(やまさき・やすひろ)
1975年生まれ。編集者。横浜国立大学大学院教育学研究科、京都大学大学院教育学研究科修士課程修了。SferaExhibition/Archiveを経て、建築ジャーナル編集部勤務。ROUNDABOUT JOURNAL共同主宰。論考に「都市は学校でつくられる」(10+1 No.29、INAX出版、藤村龍至と共著、2002)、「『つくる世代』の叫びを聞け」(『建築都市ブックガイド21世紀』、彰国社、五十嵐太郎編、2010)など

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平郡竜志(建築系ラジオスタッフ)


第1位 テン年代の建築を考える(全体討議・全7回)

第2位 伊藤豊雄「消費の海に浸らずして新しい建築はない(1989)」を読む(全2回)

第3位 西村浩×山崎亮「自走力のデザインメソッド」(全4回)


平郡竜志(へぐり・たつし)
1988年生まれ。国立明石工業高等専門学校建築学科卒。立命館大学理工学部環境都市系所属。2級建築士。趣味、バイク、ハンドボール。

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尾崎龍一(建築系ラジオスタッフ)


第1位 伝説のトーク「梅林克×山田幸司」(全2回・Lab

第2位 テン年代の建築を考える(全体討議・全7回)

第3位 都市建築へ(中庭をめぐって)(全3回)

第4位 「失敗」をめぐって(全3回)

第5位 藤原徹平×西村浩「下関市川棚温泉交流センターのプロセスから」(全5回)


尾崎龍一(おざき・りゅういち)
1988年愛知生まれ、埼玉育ち。多摩美術大学環境デザイン学科所属。性格、肯定しがち

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留目知明(建築系フリーター)


第1位 「Japanese Junction 2010」展レヴュー(全5回)

第2位 豊田高専SD研究部インタビュー──高専ってどんなところ?

第3位 建築系フォーラム2010「海外経験は地方活動とどう関係しているのか?」(全2回)

第4位 せんだいスクール・オブ・デザイン04──第1期受講生が語る、SSDに期待すること

第5位  Interview with an architecture student from Norway

私が建築系ラジオをフォローし始めるきっかけとなった、「「Japanese Junction 2010」展レヴュー」は、想い入れ深いコンテンツとして第1位に挙げたい。建築系ラジオ配信を聞きながら、毎回の出演者プロフィールを拝見することが私の密かな楽しみだ。「よくこんなにも、いろいろな地域から、いろいろな経歴の方々が出演/サポートしているものだ」、と。そんな状況で配信される各コンテンツは、同様の枠には収まりきらない、活動ごとの即興的スピード感でもって、「新鮮」の一言である。と同時に、建築系ラジオならではのラフさや、ユーモアを交えた会話は、建築の話だけにとどまらない、"建築周辺"の話が聞ける機会として貴重だろう。そんな中心性のなさが、現代的メディアとして楽しめるところでもある。「豊田高専SD研究部インタヴュー──高専ってどんなところ?」はそんな"建築周辺"のトピックとして、これまで考えてもみなかった事なだけに、興味深い。「建築系フォーラム2010「海外経験は地方活動とどう関係しているのか?」」、「せんだいスクール・オブ・デザイン」シリーズにみられる、"地域"性とその領域拡張的な視点/議論は、私自身の体験(地方出身、海外留学経験)に照らし合わせながら、実感を持って考えさせられたコンテンツであった。特に、「建築系フォーラム2010」での、アイコン建築と地域性の議論は、2つの異なる(と思っていた)議論が不意に連結し、刺激的であったと記憶している。そして、これらのコンテンツが日本国外の方々にとっても楽しめると想像するだけに、「Interview with an architecture student from Norway」のような、海外向けコンテンツの展開に今後期待したい。


留目知明(とどめ・ともあき)
1984年岩手県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2009年イーストロンドン大学修士課程(University of East London, MArch)修了。Japanese Junction展キュレーター、現在、ロンドンを拠点に活動中。

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伊藤史哉(名古屋建築学生団体ゼロワン元代表)


第1位 スタッフ討議──大学間の差異と共通点

第2位 twitterの現在をめぐって(建築系twitterオフ会)(全体討議・全6回)

第3位 インターンシップ・オープンデスクで考えたこと、感じたこと(全2回)

第4位 ダンボール茶室から考える建築とアートの可能性──一周忌を期に、初代コアメンバー山田幸司さんを振り返る

第5位 書物の現在と未来(全体討議・第6回)

第6位 建築系大学3年生のための合同設計展「でらa展」を終えて──名古屋建築学生団体1/0(ゼロワン)インタビュー(全体討議・第6回)

第7位 Archi-TV2010総括──26時間を振り返って(全3回)

第8位 建築系フォーラム2010「地方建築家のロールモデルを考える」(全2回)

第9位 東京のイメージ──ぼくたちの東京論

第10位 『伊勢神宮 魅惑の日本建築』レビュー

今回僕が建築系ラジオのコンテンツベスト10を決めるにあたり「学生」「地方」「媒体」の3つの語を軸に選定させて頂きました。

「地方」
建築学生においての「地方」そして対極におかれている「東京」。尽きる事の無いこの議論は、多くの建築学生と同じく地方で学び、東京に対してある種の感情を抱いている僕にとっても関心の高い論題です。それらを主とし議論展開を行う「地方建築家のロールモデルを考える」「僕たちの東京論」を選出。その中での「僕たちの東京論」は、キャッチーなコンテンツ名、東京に対する直接的な意見に共感する点はもとより、多様な視点を通して新しい東京像を観る事が出来ました。

「学生」
そして「大学間の差異と共通点」「インターンシップ・オープンデスクで考えたこと、感じたこと」の2つのコンテンツは学生活動を中心とした議論であり、普段は感じたり意識したりする事が出来ない他大学の雰囲気や建築活動、個人の思想において表面的な事では無く本音を語るその内容は「地方」に住む僕に多くの影響を与えてくれました。

「媒体」
そして地方学生にとって重要であろう情報の発信を行う「媒体」。ここ数年、大きく変遷しつつあるこの分野を語る「書物の現在と未来」「twitterの現在をめぐって」。上記2つの議論は大変興味深く拝聴しました。数千年にも及び、記録媒体として台頭してきた紙の優位性が電子媒体の出現によって大きく崩れる中、これらの取り巻く環境をいくつかのカテゴリーに分けて討論されることで、媒体の新しい可能性について考えさせられました。特にtwitterに関しては僕自身も建築クラスタとの共有ツールとして活用しており、Twitter使用以前と以後では、身を持って建築環境の変化を体感しています。ラジオでも触れられているように、情報や交流の面において劣る地方学生には無くてはならない存在ではないでしょうか。
その他のコンテンツは、私が所属する学生団体主催の設計展「建築系大学3年生のための合同設計展「でらa展」を終えて」や、恩師である故山田幸司氏の遺作「段ボール茶室から考える建築とアートの可能性」。私の出身、三重県にある伊勢神宮を取り上げた「伊勢神宮魅惑の日本建築」と、個人的に所縁のあるコンテンツを選出しました。

「建築系ラジオの魅力」
是非聞いて頂きたい点と、僕の拙い文章ではコンテンツの内容を伝えきれない点から漠然とした文章となっていますが参考にして頂ければ幸いです。生まれながら不況世代の僕たちは莫大な情報に飲み込まれ、どこかリアリズムを好み、閉塞感漂うこの国に息苦しさも感じつつも、突出するのを避け集団主義に走る傾向みられます。テレビや新聞等のメディアも偏見や思想が色濃く現れ、それらを批判するネット社会でも虚偽や中傷が蔓延しています。ゆとり世代と揶揄され、不合理や矛盾に苛まれる中、建築系ラジオの僕たちに向けられた問いかけはリアルで身近な媒体として、指針となるべく存在感があるのではないでしょうか。それは編集されてない収録そのままの出演者の声が、造られたモノでは無く「生まれきた」モノであるからこそであり、僕はこの建築系ラジオの普遍的な暖かさに魅力を感じています。
これからどのような議論が生まれ成熟していくか、様々な可能性を秘めた建築系ラジオをこれからも聞き続けたいと思います。


伊藤史哉(いとう・ふみや)
1988年三重県生まれ。大同大学工学部建築学科4年中島貴光研究室所属。名古屋建築学生団体ゼロワン元代表。3年生のための合同設計展「でらa展」実行委員長。今年度より中国、北京の設計事務所に勤務。twitterアカウント @fumiya3

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針貝傑史(Archi-TV2010代表)


第1位 藤原徹平×西村浩「下関市川棚温泉交流センターのプロセスから」(全5回)
藤原さん独特の語り口で建築と環境の擦りあわせ方が語られています。学生時代の仮設建築の経験が「リアリティの身体化」につながっていることはとても新鮮なお話でした。共有するために積み重ねていく事とジャンプする事のバランス、そこで必要な瞬発力。海外でのプロジェクトで培われた論理的な構築力によって、ネガティブチェックから推進力へと変容する学問の有効性。それらは現代における建築家の職能だと感じました。それにしても、建築って面白そう。そう素直に思える放送です。

第2位 高橋堅インタヴュー 円環するパースペクティヴr4
ロンシャンの礼拝堂を高橋堅さんがジャケットを着て訪れたときの体験と「弦巻の住宅」についての共通項を〈パースペクティヴ〉〈構成〉という言葉で語られています。難解なテーマですが、なかなか気付くことのない建築と人の複雑な関係にふと気付かせてくれます。建築の見方を大きく変えてくれるようなお話です。

第3位 世界の新しい美術館と皇居美術館(全5回)


第4位 高橋堅さんと装飾を語る
高橋さんが設計されたBRASS CLINICについて階調をキーワードに語られています。装飾でない階調とは如何なるものか。「わいせつ」のように、判断が難解である装飾という言葉から話は始まり、ガウディの建築、スカルパの建築、そして日本建築へと話は「階調」をテーマに展開していきます。否定的に捉えられがちな装飾ですが、これを機に皆さんも考えてみてはいかがでしょうか。

第5位 寳神尚史、原田麻魚インタビューArchi-TV2010「銀茶会ワークショップ」
学校の設計課題と実際的に建築することの間に存在する大きなギャップ。設計者の人数、クライアントの存在、検討事項の内容といった、様々な事柄が普段とは異なるワークショップを通じて、建築家の職能、そして建築をつくるということはどういうことなのかを目の当たりにし、衝撃を受けました。ここでは実際に使用することを目的とした野点空間を制作するにあたり、男性班と女性班の2チーム編成で行われたワークショップの様子が描かれています。性別で分けられるという禁欲的な状況下において、果たしてどのようなクリエーションが生まれているのか。講師である寳神尚史さんと原田麻魚さんが合意形成の方法、個人の行動、決定案に至るまでのプロセスといった様々な視点で性差を分析されています。


針貝傑史(はりかい・たけし)
1988年生まれ。東京理科大学大学院修士過程小嶋一浩研究室所属。TUSA2008代表、Archi-TV2010代表。ポスター、家具など色々とモノづくりが好き。twitterアカウント @t_harikai

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片田江由佳(建築系ラジオスタッフ)


第1位 北川啓介のもうひとつの建築設計資料集成!円山町ラブホテルデート編

第2位 カリスマガールと建築デート(シリーズ)

第3位 交通から都市と建築を考える(第5回カルチベートトーク)(全4回)

第4位 瀬戸内国際芸術祭2010・総括(全2回)

第5位 藤原徹平×西村浩「下関市川棚温泉交流センターのプロセスから」(全5回)




片田江由佳(かたたえ・ゆか)
1986年福岡生まれ。福岡大学卒。東京理科大学大学院 伊藤香織研究室所属。福岡の都市戦略を研究中。地方都市と市民と建築に斬りこむ研究職を目指しています。

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渡辺秀哉(建築系ラジオスタッフ)


興味の赴くままに順位を選んでいて、ふと思ったのが、どうやら自分の興味の対象は、建築の周囲にある事象や状況、人の考え方に興味が向いているようです。その興味の対象で順位を選んでみました。

第1位 建築家をあきらめろ!建築学科卒、だけど仕事は建築以外。 (全体討議・全6回)
「建築家という職能の定義の仕方が重要となる。建築家という枠は外れていないこと」
という言葉に打たれる。建築を継続する、あるいは辞めても、自分の考え方の根底に建築学をおこうと思うようになった。

第2位 書物の現在と未来(全体討議・全7回)
「リアルな書店のへ、生身の人間を呼んで、人をひきつける(グラビアや読書会etc..)」
これが今後の各々のリアル書店の個別化、差異化へつながるのかと。

第3位 テン年代の建築を考える(全体討議・全7回)
「本当の魂の部分ってのは、なかなか手に入らないんですよ。それをこれからのテン年代の人たちにはやってもらいたい」
ぼくは、そんなに強い人間ではありません。そのような魂を持った'強い'建築家が生まれていくのを見守っていこうと思います。いずれにせよ、テン年代に期待を込めて。

第4位 twitterの現在をめぐって(建築系twitterオフ会)(全体討議・全6回)
「建築に関わっている人の職能って出会いをコーディネートするのがすごく上手なんですよ。」
twitterでの関わり方をもっともっと真剣に考えようと思います。素敵な人と素敵な人が出会うのは、素敵です。。

第5位 建築系ラジオへの質問(全2回)
「活字離れを背景に.../建築系ラジオを経由して、また書籍に戻って欲しい。本とか雑誌を応援したいなっていう理由でやってる。」
なるほど!共感します。ネット配信型ラジオによって、知識が全国フラットに共有できるところが建築系ラジオの魅力の様に思います。


渡辺秀哉(わたなべ・しゅうや)
1983年北海道生まれ。2006年日本大学理工学部海洋建築工学科 卒業。2008年日本大学大学院理工学研究科海洋建築工学専攻修了。フリーで活動後、2009年~office toyodaに勤務。

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田中元子(ライター/クリエイティブファシリテーター)


建築系ラジオに関わったことも、聴いたこともほとんどない。そんな立場からこのアンケートに答えるのは抵抗があるけれど「建築系ラジオ」の存在に敬意を表す意味で、無理矢理にでも何か書こうと思います。だからといって全部聴く時間はないし、これからも多分あまり聴かない。理由はいくつかあるけど、実は私はパソコンを音声再生にはほとんど使っていないんです。大好きな音楽だって、パソコンやiPhoneは全く入れていない。つまり好きだとか嫌いだとか以前の問題が、聴けていない理由です。
そんなわけでリスナーではないので誠に僭越ですが、とても真面目に熱心に、マメに、そして正直に配信を続けている姿勢は、少しは見知っているつもりで、頭が下がる思いです。加えて、ラジオの存在からさまざま なコミュニケーションが派生していること、いろんな人の(特に松田くんの!)モチベーションが高まるという意味でも、貴重な存在と思います。そこで、今回は2010年4月から現在までのアーカイブだけざっと眺めて「あ、これは聴いてみたいな」と思えた求心力コンテンツ、ベスト5を挙げてみようと思います。スキャンダラスな回に票を入れることを期待されていたとしたら、全く空気を読んでいないリストかも知れません、ごめんなさいね。いやしかし改めて、すごいメンツですねえ。刺激的ですねえ。みんな仲良さそうだなあ笑。こりゃ作っている人は相当楽しいだろうなと思います。楽しんで作るって大事なことですよね。

交通から都市と建築を考える(第5回カルチベートトーク) (全体討議・第4回)
建築学生諸君は将来そういうものを作る機会がなかろう=教えたり伝えたりしなくてもよかろう、という流れには異議を持っています。いまだにイラつかない駅や道路は少ないのが現状です。しかも時代によって絶えず変化が求められるものであるはずです。IT社会になろうが人口が減ろうが、人がどこかへ移動することは永遠に続くし、そこがもっと素敵になるために尽力してもいい。それは、設計に参加することだけでなく、どうあるべきか、どんな可能性があるかを考えたり読み解いたりすることから始まると思うから。

・緊急討議 レム・コールハースの現在(r4・全7回)[1][2][3][4][5][6][7]
どんな分野にも、伝説化されて語られるような人物がいます。私はコールハースも建築界において、そのひとりだと思っています。だからこそ聴いてみたいなーと思ったけど、メンバーを見るとあくまで予備知識を豊富に携えたうえであくまでコールハースの「現在」を語る内容になっていそうですよね。書籍だけでなく、他の情報も調べてからじゃないと難しいかなあと、敷居の高さも感じます。

せんだいスクール・オブ・デザイン06──小野田泰明先生インタビュー「都市のコンベンション機能」シリーズ
小野田さんの活動にとても興味があるから。

西村浩×山崎亮「自走力のデザインメソッド」
西村さん、山崎さんの活動にとても興味があるから。

宮城大学事業構想学部中田千彦研究室活動インタビュー(全2回)
中田さんの研究室にとても興味があるから。

ってものすごい月並みなコメントで申し訳ないんですが、本当です。どなたも、建築と何かが混ざる領域で活動されていること、そしてちっぽけな個人、愚衆と見過ごされそうないわゆる大衆ひとりひとりの能動性を信じて引き出しているように見受けられます。私はそういうことにとても関心を持っています。


田中元子(たなか・もとこ)
1975年、茨城県生まれ。2004年、mosaki共同設立。執筆及びディレクションを中心に活動。2007~2008年、co-labクリエイティブファシリテーター。2009年~ 日本建築学会文化事業委員。主な連載に『mosakiのイベント巡礼』(2005~2008|日経アーキテクチュア)、『妻・娘から見た建築家の実験住宅』(2009~|ミセス・文化出版局)。

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谷村仰仕(広島国際大学 建築学科講師)

建築系ラジオの魅力をあえて一言で括るならば、どの言葉が似合うだろうか。私は、エロティシズムという言葉を贈りたい。その心は、妄想を喚起する力が極めて高いからです。エロティシズムは、開きつつ閉じるとか、見せつつ隠すとか、相反する要素が同時に共存した瞬間に宿ると考えます。マルチメディアが当たり前になった時代に、音声のみのメディアを追求するというのは、まさにエロティシズムです。しかし、だからといってこの言葉を贈りたいわけのではありません。最初は、作業をしながら気楽に聞き始めたはずなのに、いつの間にか聞き耳を立て、感情移入したり、一喜一憂したりしている内に、手が止まっている自分に気付きます。そんなとき、建築系ラジオのエロの力にまたしてもやられたと思うわけです。
建築系ラジオのさらなる飛躍を願って、2010年に私が拝聴した中で、特にエロいなーとついつい聞き耳をたててしまったモノを選んでみました。今年も期待しております!

第1位 倉方俊輔、出会い系を大いに語る!
本当に流して大丈夫なのか!?収録していることを忘れているのではないか!?と、聞き手の方が心配してしまうのも建築系ラジオの醍醐味のひとつでしょう。躍動感あふれるトークは、主観(本音トーク)と客観(批評)が交差し、振動するによって生み出されるのだと、真面目に聞き入ってしまいました。また、自白すると、私も出会い系カフェを案内して頂きました。見る側と見られる側の空間の非対称性に衝撃を受けました。ただ、昼間の訪問だったために、語られているようなアクティビティを確認することはできませんでした。

第2位 北川啓介の「無批判的行動主義」の誕生
何かが誕生する瞬間は、とてもエロティックです。語り部は若山滋先生です。クラシックのような明晰な語り口。それとは裏腹に、ロックのような何か新しい概念が最後にポロっと生み出されてしまったところに惹かれます。そして、その誕生の瞬間に立ち会えた!ことに高揚感を覚えました。

第3位 信州大学 鍋田莉江さんと東京カテドラルでデート
建築を学んでいると、建築に開眼する瞬間があります。東京カテドラルを見学する回を聴きながら、やはり開眼する契機として、圧倒的なモノとの出会いは欠かせないなと耽っていました。建築デートは、男/女、教員/学生といった対岸にあるものが、建築に関するトークや共通の体験を介してその距離を徐々に溶かしていく様子に毎回ドキドキワクワクしてしまいます。

第4位 藤村龍至の批判的工学主義を問う!(藤村龍至vs松田達)(全体討議・全5回)
まず、この企画が実現したことに敬意を称します。そして、一連の議論を通じて、建築系ラジオは愛で満ちあふれているなと大変感動しました。初めて、批判的工学主義のレクチャーを拝聴した際は、菊竹さんがいうところの「か、かた、かたち」の各項目に該当する話は極めて明快だけれども、それらがどうつながるのか、といった話になると、ドロンと煙に巻かれた感がありました。その霧が晴れるのか!?と期待してこの回を聴講したところ、残念ながらスカッと晴れる!とまでには至りませんでした。最後の永山祐子さんのコメントは必聴です。

第5位 テン年代の建築を考える(全体討議・全7回)
昼ドラのように、議論は平行線。どこまでいっても噛み合わない。そもそも両者にその気がない。けれども、真剣に想いを言葉に乗せ、ぶつけ合うことで互いの論旨が洗練されていき、新たな境地が生み出されていきます。収録中の出来事が懸け橋となって、他者としての理解が芽生えていく様子がとてもドラマティックでした。議論ってこのためにするのかとその意味がわかったような気がしました。


谷村仰仕(たにむら・たかし)
1975年生まれ。広島国際大学建築学科講師。博士(学術)。2000年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科造形工学博士前期課程終了。2003年 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科機能科学専攻博士課程後期課程修了。2003年より、広島国際大学社会環境科学部建築創造学科助手。2007年から現職。建築数人会、社宅研(社宅街研究会)メンバー。

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<回答者一覧>(その3)

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後藤連平木崎美帆山崎泰寛平郡竜志尾崎龍一留目知明伊藤史哉針貝傑史片田江由佳渡辺秀哉田中元子谷村仰仕(順不同)
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今回で最終回の、「みんなの選んだ建築系ラジオ2010」。こんなにたくさんの人に回答していただけるとは思っていませんでした。この場を借りて、アンケートにご協力していただいた皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。ただのアンケートで終わらせるのではなく、建築系ラジオを振り返って見直すことで、また新たな視点やアイデアを作ることのできる、良い企画にできたと思います。スタッフも増え、更に多様性を増した2011年の建築系ラジオにご期待ください。(大木翔太)


収録日時:2010年9月18日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:25分20秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.2MB
PLAY 出演者:Japanese Junction展参加学生+中田千彦+高橋堅+豊田啓介+坂本和子+河野裕+松田達

南洋堂4階N+ギャラリーにて、2010年9月13日から18日まで開かれた、5カ国、10大学の日本人建築留学生による「Japanese Junction2010」展、最終日に行われたレビューの様子を5回に分けてお送りします。最後となる第5回目では、ダイアグラムを使わないなど、国ごとのタブーのようなものはあるのか。ディスカッションの方法は? など、深く内容を掘り下げつつ、日本人建築留学生が集まって見えたものとは何か。彼らは国外で何を見つけ、何を感じてきたのか。留学の面白さとは何か。といった総論に入ります。留学という特権を手にした彼らは、これからどういった展開をしていくのでしょうか。(大木翔太)

・出演者プロフィール
中田千彦(なかた・せんひこ)
1965年東京都生まれ。1990年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1993年コロンビア大学建築・都市・歴史保存大学院建築修士課程修了。1997-2003年京都造形芸術大学環境デザイン学科助教授。2003-2006年『新建築』『a+u』副編集長。2006年よりrengo DMS に参画、宮城大学事業構想学部准教授。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

豊田啓介(とよだ・けいすけ)
1972年、千葉県出身 1996年、東京大学工学部建築学科卒業 1996-00年、安藤忠雄建築研究所 2002年コロンビア大学建築学部修士課程(AAD)修了 2002-06 年、SHoP Architects (New York) 2007年より東京と台北をベースに、蔡佳萱と共同でnoiz / architecture, design & planningを主宰 現在、noizパートナー、台湾国立交通大学建築研究所助理教授。

坂本和子(さかもと・かずこ)
1991年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。1994年コロンビア大学建築学部修士課程修了。1995-96年(株)磯崎新アトリエに勤務後、 1996-97年(株)プラネットワークスに勤務。2002年より設計活動を個人で開始、2005年より武蔵野美術大学および京都造形芸術大学非常勤講師。

河野裕(こうの・ひろし)
1966年 北海道札幌市生まれ 1990年 東京工業大学工学部建築学科卒業 1990-98年 日建設計東京本社設計部 1999-2000年 三菱総合研究所(社会基盤部)嘱託研究員、K's Architects(大阪)などを経て 2001-03年 (オランダ)the Berlage Institute 特別研究員 2003年 同大学院修了(建築学/M.Arch.Excellence)。2004年 河野裕建築設計事務所開設 現在、同事務所代表、日本工業大学建築学科非常勤講師(2005年-)

留目知明(とどめ・ともあき)
1984年岩手県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2009年イーストロンドン大学修士課程(University of East London, MArch)修了。Japanese Junction展キュレーター、現在、ロンドンを拠点に活動中。

・関連項目
日本人建築留学生による建築展"Japanese Junction"のプレビュー(architecturephoto.net)
(その他の作品の詳細はこちらに掲載されています。)
収録日時:2010年9月18日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:26分37秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:12.2MB
PLAY 出演者:Japanese Junction展参加学生+中田千彦+高橋堅+豊田啓介+坂本和子+河野裕+松田達

南洋堂4階N+ギャラリーにて、2010年9月13日から18日まで開かれた「Japanese Junction2010」展、最終日におけるレビューの4回目です。4回目はイギリスから参加の3名、University of East Londonの留目知明さん、山口暁さん、London Metropolitan Universityの阿部真理子さんのプレゼンが行われます。出展者プレゼンテーションより、イギリス建築教育のプラクティカルな傾向があらわれ、表現方法と建築・建築理論をめぐり議論が大きく展開します。(尾崎龍一)

・出演者プロフィール
中田千彦(なかた・せんひこ)
1965年東京都生まれ。1990年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1993年コロンビア大学建築・都市・歴史保存大学院建築修士課程修了。1997-2003年京都造形芸術大学環境デザイン学科助教授。2003-2006年『新建築』『a+u』副編集長。2006年よりrengo DMS に参画、宮城大学事業構想学部准教授。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

豊田啓介(とよだ・けいすけ)
1972年、千葉県出身 1996年、東京大学工学部建築学科卒業 1996-00年、安藤忠雄建築研究所 2002年コロンビア大学建築学部修士課程(AAD)修了 2002-06 年、SHoP Architects (New York) 2007年より東京と台北をベースに、蔡佳萱と共同でnoiz / architecture, design & planningを主宰 現在、noizパートナー、台湾国立交通大学建築研究所助理教授。

坂本和子(さかもと・かずこ)
1991年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。1994年コロンビア大学建築学部修士課程修了。1995-96年(株)磯崎新アトリエに勤務後、 1996-97年(株)プラネットワークスに勤務。2002年より設計活動を個人で開始、2005年より武蔵野美術大学および京都造形芸術大学非常勤講師。

河野裕(こうの・ひろし)
1966年 北海道札幌市生まれ 1990年 東京工業大学工学部建築学科卒業 1990-98年 日建設計東京本社設計部 1999-2000年 三菱総合研究所(社会基盤部)嘱託研究員、K's Architects(大阪)などを経て 2001-03年 (オランダ)the Berlage Institute 特別研究員 2003年 同大学院修了(建築学/M.Arch.Excellence)。2004年 河野裕建築設計事務所開設 現在、同事務所代表、日本工業大学建築学科非常勤講師(2005年-)

留目知明(とどめ・ともあき)
1984年岩手県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2009年イーストロンドン大学修士課程(University of East London, MArch)修了。Japanese Junction展キュレーター、現在、ロンドンを拠点に活動中。

阿部真理子(あべ・まりこ)
1986年福島県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2010年ロンドンメトロポリタン大学修士課程修了。現在、ロンドンを拠点に活動中。

山口暁(やまぐち・あきら)
1982年愛媛県生まれ。2007年大分大学大学院福祉環境工学修士前期課程修了。2010年イーストロンドン大学ディプロマコース修了。現在、ロンドンを拠点に活動中。

なお、その他の「Japanese Junction 2010」展参加学生のプロフィール(ただし、ここでは当レヴュー収録時における発言者のプロフィールのみ掲載しています)については「Japanese Junction 2010」展レヴュー [1/5]を御覧ください。
(作品の詳細はこちらに掲載されています。)
収録日時:2010年9月18日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:25分39秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.7MB
PLAY 出演者:Japanese Junction展参加学生+中田千彦+高橋堅+豊田啓介+坂本和子+河野裕+松田達

南洋堂4階N+ギャラリーにて、2010年9月13日から18日まで開かれた「Japanese Junction2010」展、最終日におけるレビューの3回目です。第3回ではスイスから参加の4名、ETH Zurichの川岸昇さん、杉山幸一郎さん、Academy of Architecture of Mendrisioの伊藤達信さん、伊与田卓身さんのプレゼンが行われます。スイスの建築学校におけるスタジオでのプロジェクトの進み方などから、スイス建築教育の流れについてのお話をお聞きしています。(尾崎龍一)

・出演者プロフィール
中田千彦(なかた・せんひこ)
1965年東京都生まれ。1990年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1993年コロンビア大学建築・都市・歴史保存大学院建築修士課程修了。1997-2003年京都造形芸術大学環境デザイン学科助教授。2003-2006年『新建築』『a+u』副編集長。2006年よりrengo DMS に参画、宮城大学事業構想学部准教授。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

豊田啓介(とよだ・けいすけ)
1972年、千葉県出身 1996年、東京大学工学部建築学科卒業 1996-00年、安藤忠雄建築研究所 2002年コロンビア大学建築学部修士課程(AAD)修了 2002-06 年、SHoP Architects (New York) 2007年より東京と台北をベースに、蔡佳萱と共同でnoiz / architecture, design & planningを主宰 現在、noizパートナー、台湾国立交通大学建築研究所助理教授。

坂本和子(さかもと・かずこ)
1991年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。1994年コロンビア大学建築学部修士課程修了。1995-96年(株)磯崎新アトリエに勤務後、 1996-97年(株)プラネットワークスに勤務。2002年より設計活動を個人で開始、2005年より武蔵野美術大学および京都造形芸術大学非常勤講師。

河野裕(こうの・ひろし)
1966年 北海道札幌市生まれ 1990年 東京工業大学工学部建築学科卒業 1990-98年 日建設計東京本社設計部 1999-2000年 三菱総合研究所(社会基盤部)嘱託研究員、K's Architects(大阪)などを経て 2001-03年 (オランダ)the Berlage Institute 特別研究員 2003年 同大学院修了(建築学/M.Arch.Excellence)。2004年 河野裕建築設計事務所開設 現在、同事務所代表、日本工業大学建築学科非常勤講師(2005年-) 

留目知明(とどめ・ともあき)
1984年岩手県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2009年イーストロンドン大学修士課程(University of East London, MArch)修了。Japanese Junction展キュレーター、現在、ロンドンを拠点に活動中。

川岸昇(かわぎし・のぼる)
1981年石川県生まれ。2006年新潟大学大学院博士前期課程修了。2007年スイス連邦工科大学チューリッヒ校修士課程修了。現在、チューリッヒのKCAP Architects & Planners勤務。

杉山幸一郎(すぎやま・こういちろう)
1984年静岡県生まれ。2007年日本大学理工学部建築学科卒業。2008年より東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻在籍する傍ら、2009年スイス連邦工科大学チューリッヒ校へ留学、現在Bosshard Vaquer Architektenにて研修中。

伊藤達信(いとう・たつのぶ)
1982年岐阜県生まれ。2008年メンドリシオ建築アカデミー学士課程卒業。2008年よりMiller&Maranta Architektenにて研修、現在、日本を拠点に活動中。

伊与田卓身(いよだ・たくみ)
1982年静岡県生まれ。2005年東洋大学工学部建築学科卒業。2005年から2006年伊丹潤建築研究所勤務。2007年メンドリシオ建築アカデミー卒業。2008年よりEM2N ARCHITEKTENにて研修、現在、日本を拠点に活動中。

なお、その他の「Japanese Junction 2010」展参加学生のプロフィール(ただし、ここでは当レヴュー収録時における発言者のプロフィールのみ掲載しています)については「Japanese Junction 2010」展レヴュー [1/5]を御覧ください。
(作品の詳細はこちらに掲載されています。)
収録日時:2010年9月18日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:16分35秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:7.6MB
PLAY 出演者:Japanese Junction展参加学生+中田千彦+高橋堅+豊田啓介+坂本和子+河野裕+松田達

南洋堂4階N+ギャラリーにて、2010年9月13日から18日まで開かれた「Japanese Junction2010」展、最終日におけるレビューの第2回目です。アメリカの4名の講評の続きで、パラメトリックに形をつくっていくことがいかに構築の新しい地平を開くことができるか、議論が展開されます。議論が盛り上がったところで、進行の仕方について松田達さんからの指摘があり、改めて会場の展示概要の説明がなされました。(赤松勝之)

・出演者プロフィール
中田千彦(なかた・せんひこ)
1965年東京都生まれ。1990年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1993年コロンビア大学建築・都市・歴史保存大学院建築修士課程修了。1997-2003年京都造形芸術大学環境デザイン学科助教授。2003-2006年『新建築』『a+u』副編集長。2006年よりrengo DMS に参画、宮城大学事業構想学部准教授。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

豊田啓介(とよだ・けいすけ)
1972年、千葉県出身 1996年、東京大学工学部建築学科卒業 1996-00年、安藤忠雄建築研究所 2002年コロンビア大学建築学部修士課程(AAD)修了 2002-06 年、SHoP Architects (New York) 2007年より東京と台北をベースに、蔡佳萱と共同でnoiz / architecture, design & planningを主宰 現在、noizパートナー、台湾国立交通大学建築研究所助理教授。

坂本和子(さかもと・かずこ)
1991年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。1994年コロンビア大学建築学部修士課程修了。1995-96年(株)磯崎新アトリエに勤務後、 1996-97年(株)プラネットワークスに勤務。2002年より設計活動を個人で開始、2005年より武蔵野美術大学および京都造形芸術大学非常勤講師。

河野裕(こうの・ひろし)
1966年 北海道札幌市生まれ 1990年 東京工業大学工学部建築学科卒業 1990-98年 日建設計東京本社設計部 1999-2000年 三菱総合研究所(社会基盤部)嘱託研究員、K's Architects(大阪)などを経て 2001-03年 (オランダ)the Berlage Institute 特別研究員 2003年 同大学院修了(建築学/M.Arch.Excellence)。2004年 河野裕建築設計事務所開設 現在、同事務所代表、日本工業大学建築学科非常勤講師(2005年-) 

留目知明(とどめ・ともあき)
1984年岩手県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2009年イーストロンドン大学修士課程(University of East London, MArch)修了。Japanese Junction展キュレーター。現在、ロンドンを拠点に活動中。

藤吉弘樹(ふじよし・ひろき)
1984年愛知県生まれ。2007年名古屋工業大学大学院工学研究科在籍の傍ら、2009年プラットインスティチュートへ留学。現在、名古屋工業大学大学院へ戻り活動を再開。

坂入達也(さかいり・たつや)
大阪府生まれ。1997年大阪工業技術専門学校建築学部卒業。2005年プラットインスティテュートインテリアデザイン学部修士課程修了。アメリカにて複数の設計事務所勤務、教職活動の後、2009年ニューヨークにてSubsider Studio共同設立、現在、ニューヨークを拠点に活動中。2010年同大学建築学部修士課程修了。

中谷泰子(なかたに・ひろこ)
1981年東京都生まれ。2004年成城大学文学部英文学科卒業。2006年-2008年荒川修作+マデリン・ ギンズ事務所勤務。2009年よりプラットインスティチュートへ在籍中。

篠元貴之(しのもと・たかゆき)
1985年愛知県生まれ。2004年から2007年にFLATに参加。2008年名城大学理工学部建築学科卒業。2009年よりイリノイ大学修士課程に在籍中。

なお、その他の「Japanese Junction 2010」展参加学生のプロフィール(ただし、ここでは当レヴュー収録時における発言者のプロフィールのみ掲載しています)については「Japanese Junction 2010」展レヴュー [1/5]を御覧ください。
(作品の詳細はこちらに掲載されています。)
収録日時:2010年9月18日
収録場所:南洋堂書店4階N+ギャラリー
収録時間:24分52秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:11.4MB
PLAY 出演者:Japanese Junction展参加学生+中田千彦+高橋堅+豊田啓介+坂本和子+河野裕+松田達

南洋堂4階N+ギャラリーにて、2010年9月13日から18日まで開かれた、5カ国、10大学の日本人建築留学生による「Japanese Junction2010」展、最終日に行われたレビューの様子を5回に分けてお送りします。1回目はアメリカから参加の4名、Pratt Instituteの藤吉弘樹さん、坂入達也さん、中谷泰子さん、University of Illinois at Chicagoの篠元貴之さんが作品をプレゼンしたのち、ゲスト講評者がコメントします。デジタル技術から生まれる可能性やコンセプトを重視するアメリカの建築教育の特徴について、興味深い指摘がなされます。海外からのスカイプを通した音声録音のため一部聞きづらい箇所がありますこと、どうかご了承下さい。(赤松勝之)

・出演者プロフィール
中田千彦(なかた・せんひこ)
1965年東京都生まれ。1990年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1993年コロンビア大学建築・都市・歴史保存大学院建築修士課程修了。1997-2003年京都造形芸術大学環境デザイン学科助教授。2003-2006年『新建築』『a+u』副編集長。2006年よりrengo DMS に参画、宮城大学事業構想学部准教授。

高橋堅(たかはし・けん)
1969年生まれ。1995年東京理科大学大学院、96年コロンビア大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て2000年より高橋堅建築設計事務所主宰。東京理科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。主な作品に「鵠沼の長屋」「鵠沼の二世帯住宅」「東京理科大学コミュニケーション棟」「弦巻の住宅」など。

豊田啓介(とよだ・けいすけ)
1972年、千葉県出身 1996年、東京大学工学部建築学科卒業 1996-00年、安藤忠雄建築研究所 2002年コロンビア大学建築学部修士課程(AAD)修了 2002-06 年、SHoP Architects (New York) 2007年より東京と台北をベースに、蔡佳萱と共同でnoiz / architecture, design & planningを主宰 現在、noizパートナー、台湾国立交通大学建築研究所助理教授。

坂本和子(さかもと・かずこ)
1991年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。1994年コロンビア大学建築学部修士課程修了。1995-96年(株)磯崎新アトリエに勤務後、 1996-97年(株)プラネットワークスに勤務。2002年より設計活動を個人で開始、2005年より武蔵野美術大学および京都造形芸術大学非常勤講師。

河野裕(こうの・ひろし)
1966年 北海道札幌市生まれ 1990年 東京工業大学工学部建築学科卒業 1990-98年 日建設計東京本社設計部 1999-2000年 三菱総合研究所(社会基盤部)嘱託研究員、K's Architects(大阪)などを経て 2001-03年 (オランダ)the Berlage Institute 特別研究員 2003年 同大学院修了(建築学/M.Arch.Excellence)。2004年 河野裕建築設計事務所開設 現在、同事務所代表、日本工業大学建築学科非常勤講師(2005年-)

留目知明(とどめ・ともあき)
1984年岩手県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2009年イーストロンドン大学修士課程(University of East London, MArch)修了。Japanese Junction展キュレーター。現在、ロンドンを拠点に活動中。

藤吉弘樹(ふじよし・ひろき)
1984年愛知県生まれ。2007年名古屋工業大学大学院工学研究科在籍の傍ら、2009年プラットインスティチュートへ留学。現在、名古屋工業大学大学院へ戻り活動を再開。

坂入達也(さかいり・たつや)
大阪府生まれ。1997年大阪工業技術専門学校建築学部卒業。2005年プラットインスティテュートインテリアデザイン学部修士課程修了。アメリカにて複数の設計事務所勤務、教職活動の後、2009年ニューヨークにてSubsider Studio共同設立、現在、ニューヨークを拠点に活動中。2010年同大学建築学部修士課程修了。

中谷泰子(なかたに・ひろこ)
1981年東京都生まれ。2004年成城大学文学部英文学科卒業。2006年-2008年荒川修作+マデリン・ ギンズ事務所勤務。2009年よりプラットインスティチュートへ在籍中。

篠元貴之(しのもと・たかゆき)
1985年愛知県生まれ。2004年から2007年にFLATに参加。2008年名城大学理工学部建築学科卒業。2009年よりイリノイ大学修士課程に在籍中。

川岸昇(かわぎし・のぼる)
1981年石川県生まれ。2006年新潟大学大学院博士前期課程修了。2007年スイス連邦工科大学チューリッヒ校修士課程修了。現在、チューリッヒのKCAP Architects & Planners勤務。

杉山幸一郎(すぎやま・こういちろう)
1984年静岡県生まれ。2007年日本大学理工学部建築学科卒業。2008年より東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻在籍する傍ら、2009年スイス連邦工科大学チューリッヒ校へ留学、現在Bosshard Vaquer Architektenにて研修中。

伊藤達信(いとう・たつのぶ)
1982年岐阜県生まれ。2008年メンドリシオ建築アカデミー学士課程卒業。2008年よりMiller&Maranta Architektenにて研修、現在、日本を拠点に活動中。

伊与田卓身(いよだ・たくみ)
1982年静岡県生まれ。2005年東洋大学工学部建築学科卒業。2005年から2006年伊丹潤建築研究所勤務。2007年メンドリシオ建築アカデミー卒業。2008年よりEM2N ARCHITEKTENにて研修、現在、日本を拠点に活動中。

阿部真理子(あべ・まりこ)
1986年福島県生まれ。2007年宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。2010年ロンドンメトロポリタン大学修士課程修了。現在、ロンドンを拠点に活動中。

山口暁(やまぐち・あきら)
1982年愛媛県生まれ。2007年大分大学大学院福祉環境工学修士前期課程修了。2010年イーストロンドン大学ディプロマコース修了。現在、ロンドンを拠点に活動中。

・関連項目
日本人建築留学生による建築展"Japanese Junction"のプレビュー(architecturephoto.net)
(会場の様子はこちらに掲載されています。)
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