収録場所:台湾のレストラン
収録時間:22分39秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:10.6MB PLAY 出演者:謝宗哲+Little People Architects+南泰裕+五十嵐太郎
台湾の建築家である謝宗哲さんに2011年3月26日から6月12日まで開催された「台湾建築展」について語っていただきました。謝さんは今回のキュレーターを担当されました。現在の台湾の建築事情を分析し、その先を考える「Little People Architects」の作品を中心に住宅建築の展示が行われました。出演者のみなさんには建築に対するそれぞれの視点を語っていただきました。海外の建築家の考えを聞く事の出来る内容になっています。また、「横浜トリエンナーレ特別連携プログラム--新港村」の建築系ラジオブースにて、リトルピープルアーキテクツによる展覧会が開催されます。台湾建築の近未来進行形を示すこの展覧会は9月26日(月)から10月1日(土)までとなります。こちらへもぜひお越しください。(近藤洋輔)
・出演者プロフィール
謝宗哲(しゃ・そうてつ)
2000年台湾成功大学建築学修士課程終了。2003年台湾東海大学大学院建築設計専攻修士課程単位取得退学。2007年東京大学大学院建築学専攻博士課程修了。2010年LPA(Little People Architects)建築創作連盟を結成。現在、台湾 亜洲大学創意設計学院助教授、交通大学、東海大学などで勤務。著書に『Pioneer Forever 建築家伊東豊雄』、『Lost Paradise 失落的威尼斯紙上建築提案』(五十嵐太郎氏と共同編著)、『現代建築的16章−時間、空間、世界』(五十嵐太郎氏原著、謝宗哲訳)、『台湾集合住宅の未来予想図』(共著)など。
リトル・ピープル・アーキテクツ(Little People Architects)
2010年ヴェネチア建築ビエンナーレの台湾館代表権を狙うため、謝宗哲の呼びかけによって、台湾東海大学建築研究所出身の5組の30代若手建築家が「リトル・ピープル・アーキテクツ(Little People Architects,LPA)」という台湾初の若手建築家グループを結成した。名前はご存知のように、村上春樹氏の小説『1Q84』に登場する「リトル・ピープル」にインスパイアされたものである。 「Little People」は「小人物/無名の/非主流」などを意味するが、略語の「LP」はうまい具合に台湾語の「GUTS/度胸」の発音と一致している。つまり、我々は建築に対する勇気や情熱をもつ「リトル・ピープル・アーキテクツ」として、停滞している台湾建築の現状を打破したいという願望が込められている。
五十嵐太郎(いがらし・たろう)
建築系ラジオコアメンバー。
南泰裕(みなみ・やすひろ)
建築系ラジオコアメンバー。
・関連項目
BankART LifeIII "新・港村" Little People Architects : 住宅建築的寓言/預言(展覧会概要その2:中国語)