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テーマ討議

『建築思想図鑑』出版記念公開レクチャー@喫茶ランドリー(6/6)
第4部:討議「『建築思想図鑑』とその意義をめぐって」(五十嵐太郎ほか)

収録日時:2023年11月24日
収録場所:喫茶ランドリー本店(東京・森下)
収録時間:21分24秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:36.9MB
PLAY 出演者:五十嵐太郎+横手義洋+戸田穣+天内大樹+松田達+横山魁度+半田洋久

『建築思想図鑑』(学芸出版社)の出版記念イベントが、東京・森下の喫茶ランドリー本店で行われた。この本はイラストと分かりやすいテキストで、建築思想を読み解く書籍であり、古代から現代までの63の項目で構成されている。建築系ラジオのコアメンバーも編者や執筆者として関わった。イベントは多面的な視点で本書の成立や特色を明らかにしていくと同時に、公開レクチャーというかたちで、学生や一般の方にも向けて、あらためて著者らが分かりやすく各項目に触れていく。

第4部では、五十嵐太郎さんから批評を頂きました。最近の図解本の流行との関係からの本書の位置付け、「建築」はそもそもが物象化した「思想図鑑」ではないかという指摘、また本書に古典主義系が多く中世やゴシックが少ないのは何故かという問いかけなど、複数の視点から本書を分析していただいた。特に最後の問いかけに関して、横手義洋さん、戸田穣さんが加わり、建築史家の視点からこのことの意味が議論される。最後に二人の学生から質問を受ける。横山魁度さんからは、いまの建築学科が思想的なことをあまり取り扱わないことへの問い、半田洋久さんからは、過去の『10+1』のような学生の言説も取り扱うメディアが現在ないことへの疑義が挙がり、登壇者側からも応答がなされる。


・出演者プロフィール

横⼿義洋(よこて・よしひろ) 
1970年鹿児島県生まれ。建築史家、東京電機大学未来科学部建築学科教授。専門:西洋建築史、近代建築史。2001年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学助教、イェール大学研究員を経て現職。著書に『イタリア建築の中世主義』(単著、中央公論美術出版、建築史学会賞受賞)、『近代建築史』(共著、市ヶ谷出版)、『日本建築思想史』(共著、太田出版)など。

⼾⽥穣(とだ・じょう)
1976年大阪府生まれ。昭和女子大学環境デザイン学部環境デザイン学科専任講師、専門:建築史。

横山魁度(よこやま・かいと)
1999年山形市生まれ。クリエイター/建築デザイナー。アルゴリズム/ツールデザインとその運用。けんちく学園主宰、BureauAtlasGenesis(BAG)代表。早稲田大学院建築学専攻修士1年を休学中。

半田洋久(はんだ・ひろひさ) 
2002年生まれ。芝浦工業大学 建築学部 在学中。WebマガジンCURIOATE(キュリオエイト)編集部。数々のコンペに参加しながら、風景、コモンズ、アーカイブの3つのキーワードをもとに、横断的に建築を記述することを模索している。

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年パリ生まれ。建築系ラジオコアメンバー。東北大学大学院教授

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。静岡文化芸術大学准教授。

天内大樹(あまない・だいき)
1980年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。青山学院大学准教授。

テーマ討議

『建築思想図鑑』出版記念公開レクチャー@喫茶ランドリー(5/6)
第3部後半:執筆者による公開レクチャー(砂⼭太⼀+⾼橋堅+中村航+クマタイチ)

収録日時:2023年11月24日
収録場所:喫茶ランドリー本店(東京・森下)
収録時間:23分48秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:40.9MB
PLAY 出演者:砂⼭太⼀+⾼橋堅+中村航+クマタイチ+松田達

『建築思想図鑑』(学芸出版社)の出版記念イベントが、東京・森下の喫茶ランドリー本店で行われた。この本はイラストと分かりやすいテキストで、建築思想を読み解く書籍であり、古代から現代までの63の項目で構成されている。建築系ラジオのコアメンバーも編者や執筆者として関わった。イベントは多面的な視点で本書の成立や特色を明らかにしていくと同時に、公開レクチャーというかたちで、学生や一般の方にも向けて、あらためて著者らが分かりやすく各項目に触れていく。

第3部後半では、砂⼭太⼀さん、⾼橋堅さん、中村航さん、クマタイチさんから、それぞれミニレクチャーをして頂く。砂山さんからは「複製技術時代の芸術作品」(本書35)について、ベンヤミンにおける「アウラ」に対する「気散じ」という概念を中心に、チュミや青木淳さんの接続可能性も示唆しながら説明いただいた。高橋さんからは「テクトニック」(58)について、コロンビア大学でフランプトンに直接教わった経験をもとに、ゼムパーの「建築芸術の四要素」、ステレオトミックとテクトニックの組み合わせ、批判的地域主義との関係などについて言及いただいた。中村さんからは「負ける建築」(61)について、隈さんが著書ではケインズに遡り概念が生まれる背景を説明していたことをはじめ、隈さんの新国立競技場や東京国立近代美術館の展覧会(東京計画2020 ネコちゃん建築の5656原則展)など現在の仕事につながる流れでお話いただいた。クマさんからは「デジタルファブリケーション」(63)について、東大在籍時のデジタルティーハウスのこと、シュトゥットガルト大学の研究所(ICD)での生物のスキャンから建築をつくろうとしていた経験、その源流である自然の構造から建築をつくろうとしていたフライ・オット―の考え方などお話いただいた。


・出演者プロフィール

砂山太一(すなやま・たいち) 
1980年京都府生まれ。アーティスト/デザイナー。SUNAKI Inc. 共同代表。京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科芸術学研究室准教授。 

⾼橋堅(たかはし・けん) 
1969年東京都生まれ。建築家。1997年青木淳建築計画事務所入所。2000年高橋堅建築設計事務所設立。東京理科大学、日本大学、関東学院大学非常勤講師。専門:建築設計、建築論。

中村航(なかむら・こう) 
1978年東京都生まれ。建築家、博士(建築学)、MOSAIC DESIGN Inc.代表。2002年日本大学理工学部建築学科卒業、2005年早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修了、同大学博士課程・助手等を経て2010〜16年東京大学建築学科隈研究室助教。著書に『POP URBANISM / 屋台・マーケットのつくる都市』(学芸出版社、2023)など。

クマタイチ
建築家。TAILAND主宰。1985年東京都生まれ。東京大学博士課程修了。建築におけるソフトとハードの融合をコンセプトに、自らが設計から運営を行うシェアハウスや素材のやわらかさを利用した実験的な建築をつくっている。

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。静岡文化芸術大学准教授。

テーマ討議

『建築思想図鑑』出版記念公開レクチャー@喫茶ランドリー(4/6)
第3部前半:執筆者による公開レクチャー(⼾⽥穣+倉⽅俊輔+本⽥晃⼦+天内⼤樹)

収録日時:2023年11月24日
収録場所:喫茶ランドリー本店(東京・森下)
収録時間:26分04秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:44.4MB
PLAY 出演者:⼾⽥穣+倉方俊輔+本田晃子+天内大樹+松田達

『建築思想図鑑』(学芸出版社)の出版記念イベントが、東京・森下の喫茶ランドリー本店で行われた。この本はイラストと分かりやすいテキストで、建築思想を読み解く書籍であり、古代から現代までの63の項目で構成されている。建築系ラジオのコアメンバーも編者や執筆者として関わった。イベントは多面的な視点で本書の成立や特色を明らかにしていくと同時に、公開レクチャーというかたちで、学生や一般の方にも向けて、あらためて著者らが分かりやすく各項目に触れていく。

第3部前半では、戸田穣さん、倉方俊輔さん、本⽥晃⼦さん、天内⼤樹さんから、それぞれミニレクチャーをして頂く。戸田さんからは「類型論」(本書08)の項目について、『建築設計資料修正』とも比較しながら説明いただいた。倉方さんからは、「建築進化論」(18)については触れずに、注目されている1977年から1981年までの時代について語りつつ、「様相論」(55)や「テクトニック」(58)にも言及いただいた。本田さんからは、1917年の10月革命後のロシアの建築状況を、ギンズブルグの共同住宅を中心に、ヴェスニン兄弟、レオニドフ、社会主義都市(都市派と非都市派)、スターリニズムなどを一気に解説頂く。本書のロシア・アヴァンギャルド(25)を補完する内容。天内さんからは、かつて関わった『最新 日本言論知図』(2011)との類似性を挙げつつ、「分離派建築会」(26)(=芸術)と主流の「構造派」(=非芸術)との対立を、井奥陽子さんの『近代美学入門』(2023)にも触れつつ説明いただいた。


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本田晃子氏スライド一式(クリックするとPDFファイルが開きます)


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天内大樹氏スライドより「分離派建築会メンバーの写真」

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天内大樹氏スライドより「滝澤真弓による建築模型」


・出演者プロフィール

⼾⽥穣(とだ・じょう)
1976年大阪府生まれ。昭和女子大学環境デザイン学部環境デザイン学科専任講師、専門:建築史。

本⽥晃⼦(ほんだ・あきこ) 
専門はソ連建築史・表象文化論。岡山大学社会文化科学研究科准教授。『天体建築論:レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』(東京大学出版会、2014年)、『都市を上映せよ ソ連映画が築いたスターリニズムの建築空間』(東京大学出版会、2022年)、『革命と住宅』(ゲンロン、2023年)など。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
1971年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。大阪公立大学教授

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。静岡文化芸術大学准教授。

天内大樹(あまない・だいき)
1980年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。青山学院大学准教授。

テーマ討議

『建築思想図鑑』出版記念公開レクチャー@喫茶ランドリー(3/6)
第2部後半:編者が読み解く各章の仕組み(4〜5章、年表, 表紙の絵解きなど)

収録日時:2023年11月24日
収録場所:喫茶ランドリー本店(東京・森下)
収録時間:19分40秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:33.2MB
PLAY 出演者:倉方俊輔+松田達+寺田晶子+神⾕彬⼤+⼾⽥穣

『建築思想図鑑』(学芸出版社)の出版記念イベントが、東京・森下の喫茶ランドリー本店で行われた。この本はイラストと分かりやすいテキストで、建築思想を読み解く書籍であり、古代から現代までの63の項目で構成されている。建築系ラジオのコアメンバーも編者や執筆者として関わった。イベントは多面的な視点で本書の成立や特色を明らかにしていくと同時に、公開レクチャーというかたちで、学生や一般の方にも向けて、あらためて著者らが分かりやすく各項目に触れていく。

第2部後半では、第4章、第5章を担当した松田から、企画当初240項目のマトリックスの仕組み、建築思想関連年表がつくられた経緯等が説明され、寺田晶子さんからは、表紙に隠されたウィトルウィウスも本書に巻き込む仕掛けが明らかにされる。また表紙の人物紹介も。さらに編集の神谷彬⼤さんから編集上の裏話が明かされる。戸田穣さんからは、寺田さんの仕掛けに専門的見地からのコメントや年表への提案が。そして倉方さんの一言が、3刷での修正点にも繋がる?


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松田スライドより「企画スタート時の240項目マトリックスと刊行版との関係」

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松田スライドより「各章における項目の地域」

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松田スライドより「建築思想関連年表初期スケッチ」

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寺田晶子氏スライドより「『建築思想図鑑』の裏表紙と表紙」

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寺田晶子氏スライドより「ウィトルウィウス『建築十書』のクロード・ペローによる1673年のフランス語訳版における第一書冒頭の挿絵」(この絵を本書表紙とあわせて見られたい

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寺田晶子氏スライドより「『建築思想図鑑』表紙の人物解説図」


・出演者プロフィール

神⾕彬⼤(かみや・あきひろ) 
1989年群馬県生まれ。編集者。2015年学芸出版社に入社し、『建築思想図鑑』ほか建築・都市関係の書籍編集を行う。これまでの担当書籍に『色彩の手帳』『開放系の建築環境デザイン』『ウォーカブルシティ入門』など。

寺田晶子(てらた・しょうこ) 
イラストレーター。早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修了。広告、書籍、雑誌、壁画制作、企業・店舗のVIなど、イラスト、デザインを手がける。過去に、東急ハンズ(現ハンズ)、UR都市機構、鹿島建設、JR東日本、京都水族館の広告など。

⼾⽥穣(とだ・じょう)
1976年大阪府生まれ。昭和女子大学環境デザイン学部環境デザイン学科専任講師、専門:建築史。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
1971年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。大阪公立大学教授

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。静岡文化芸術大学准教授。

テーマ討議

『建築思想図鑑』出版記念公開レクチャー@喫茶ランドリー(2/6)
第2部前半:編者が読み解く各章の仕組み(1〜3章)

収録日時:2023年11月24日
収録場所:喫茶ランドリー本店(東京・森下)
収録時間:26分28秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:45.3MB
PLAY 出演者:横⼿義洋+林要次+川勝真⼀+倉方俊輔+松田達

『建築思想図鑑』(学芸出版社)の出版記念イベントが、東京・森下の喫茶ランドリー本店で行われた。この本はイラストと分かりやすいテキストで、建築思想を読み解く書籍であり、古代から現代までの63の項目で構成されている。建築系ラジオのコアメンバーも編者や執筆者として関わった。イベントは多面的な視点で本書の成立や特色を明らかにしていくと同時に、公開レクチャーというかたちで、学生や一般の方にも向けて、あらためて著者らが分かりやすく各項目に触れていく。

第2部前半では、本書の編者が、本書に関わり始めたきっかけに触れつつ、各章の仕組み、本書全体の仕組みなどを明らかにしていく。本書のもとになった『哲学用語図鑑』をはじめ、参考になった書籍についても言及される。特に林要次さんから、本書の企画当初にあった240のキーワードから、120に、最終的に63と項目が絞られていった経緯が紹介される。第1章は横手義洋、第2章は林要次、第3章は川勝真一の各氏が担当した。

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林要次氏スライドより「企画スタート時の用語(上は120選、下は企画当初の240の項目)」


・出演者プロフィール

横⼿義洋(よこて・よしひろ) 
1970年鹿児島県生まれ。建築史家、東京電機大学未来科学部建築学科教授。専門:西洋建築史、近代建築史。2001年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学助教、イェール大学研究員を経て現職。著書に『イタリア建築の中世主義』(単著、中央公論美術出版、建築史学会賞受賞)、『近代建築史』(共著、市ヶ谷出版)、『日本建築思想史』(共著、太田出版)など。

林要次(はやし・ようじ)
1975年神奈川県生まれ。建築家・建築学者、芝浦工業大学特任研究員、センブンノイチ株式会社共同代表。専門:設計意匠、建築理論、建築教育。芝浦工業大学卒業。横浜国立大学大学院修了。パリ第8大学D.E.A.(建築・都市設計)課程修了後、日仏で建築・都市設計修行。近代日本のフランス建築理論と教育手法の受容の研究で博士(工学)取得。訳書にル・コルビュジエ著『パリの運命』(彰国社、共訳者:松本晴子)。

川勝真⼀(かわかつ・しんいち) 
1983年兵庫県生まれ。建築リサーチャー、キュレーター。一般社団法人建築文化代表理事。2008年京都工芸繊維大学大学院建築設計学専攻修了。2008~2023年RADディレクター。建築展覧会キュレーション、市民参加型ワークショップの企画・運営、都市やまちづくりのためのリサーチなどの実践を通じ、建築と社会の関わり方を探っている。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
1971年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。大阪公立大学教授

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。静岡文化芸術大学准教授。

テーマ討議

『建築思想図鑑』出版記念公開レクチャー@喫茶ランドリー(1/6)
第1部:著者らが語る『建築思想図鑑』(関係者らが本書について一言ずつ触れていく)

収録日時:2023年11月24日
収録場所:喫茶ランドリー本店(東京・森下)
収録時間:20分55秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:36.2MB
PLAY 出演者:松田達+神⾕彬⼤+⽥中元⼦+横⼿義洋+林要次+川勝真⼀+寺田晶子+倉方俊輔+⾼橋堅+⼾⽥穣+中村航+本⽥晃⼦+五十嵐太郎

『建築思想図鑑』(学芸出版社)の出版記念イベントが、東京・森下の喫茶ランドリー本店で行われた。この本はイラストと分かりやすいテキストで、建築思想を読み解く書籍であり、古代から現代までの63の項目で構成されている。建築系ラジオのコアメンバーも編者や執筆者として関わった。イベントは多面的な視点で本書の成立や特色を明らかにしていくと同時に、公開レクチャーというかたちで、学生や一般の方にも向けて、あらためて著者らが分かりやすく各項目に触れていく。

第1部では、本書の概要や位置付けを明らかにするとともに、『ようこそ建築学科へ!』との関係、本書がいかに困難な過程を経て成立したのかなど、本書に関わった著者・編集者・イラストレーターらが、それぞれの視点から一言ずつ触れていく。本書ができるまでに、いったい何があったのか?各著者らの視点が少しずつ明らかになっていく。

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・出演者プロフィール

神⾕彬⼤(かみや・あきひろ) 
1989年群馬県生まれ。編集者。2015年学芸出版社に入社し、『建築思想図鑑』ほか建築・都市関係の書籍編集を行う。これまでの担当書籍に『色彩の手帳』『開放系の建築環境デザイン』『ウォーカブルシティ入門』など。

⽥中元⼦(たなか・もとこ) 
ライター・建築コミュニケーター。株式会社グランドレベル 代表取締役社⻑。

横⼿義洋(よこて・よしひろ) 
1970年鹿児島県生まれ。建築史家、東京電機大学未来科学部建築学科教授。専門:西洋建築史、近代建築史。2001年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学助教、イェール大学研究員を経て現職。著書に『イタリア建築の中世主義』(単著、中央公論美術出版、建築史学会賞受賞)、『近代建築史』(共著、市ヶ谷出版)、『日本建築思想史』(共著、太田出版)など。

林要次(はやし・ようじ)
1975年神奈川県生まれ。建築家・建築学者、芝浦工業大学特任研究員、センブンノイチ株式会社共同代表。専門:設計意匠、建築理論、建築教育。芝浦工業大学卒業。横浜国立大学大学院修了。パリ第8大学D.E.A.(建築・都市設計)課程修了後、日仏で建築・都市設計修行。近代日本のフランス建築理論と教育手法の受容の研究で博士(工学)取得。訳書にル・コルビュジエ著『パリの運命』(彰国社、共訳者:松本晴子)。

川勝真⼀(かわかつ・しんいち) 
1983年兵庫県生まれ。建築リサーチャー、キュレーター。一般社団法人建築文化代表理事。2008年京都工芸繊維大学大学院建築設計学専攻修了。2008~2023年RADディレクター。建築展覧会キュレーション、市民参加型ワークショップの企画・運営、都市やまちづくりのためのリサーチなどの実践を通じ、建築と社会の関わり方を探っている。

寺田晶子(てらた・しょうこ) 
イラストレーター。早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修了。広告、書籍、雑誌、壁画制作、企業・店舗のVIなど、イラスト、デザインを手がける。過去に、東急ハンズ(現ハンズ)、UR都市機構、鹿島建設、JR東日本、京都水族館の広告など。

⾼橋堅(たかはし・けん) 
1969年東京都生まれ。建築家。1997年青木淳建築計画事務所入所。2000年高橋堅建築設計事務所設立。東京理科大学、日本大学、関東学院大学非常勤講師。専門:建築設計、建築論。

⼾⽥穣(とだ・じょう)
1976年大阪府生まれ。昭和女子大学環境デザイン学部環境デザイン学科専任講師、専門:建築史。

中村航(なかむら・こう) 
1978年東京都生まれ。建築家、博士(建築学)、MOSAIC DESIGN Inc.代表。2002年日本大学理工学部建築学科卒業、2005年早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修了、同大学博士課程・助手等を経て2010〜16年東京大学建築学科隈研究室助教。著書に『POP URBANISM / 屋台・マーケットのつくる都市』(学芸出版社、2023)など。

本⽥晃⼦(ほんだ・あきこ) 
専門はソ連建築史・表象文化論。岡山大学社会文化科学研究科准教授。『天体建築論:レオニドフとソ連邦の紙上建築時代』(東京大学出版会、2014年)、『都市を上映せよ ソ連映画が築いたスターリニズムの建築空間』(東京大学出版会、2022年)、『革命と住宅』(ゲンロン、2023年)など。

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年パリ生まれ。建築系ラジオコアメンバー。東北大学大学院教授

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
1971年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。大阪公立大学教授

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。静岡文化芸術大学准教授。

天内大樹(あまない・だいき)
1980年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。青山学院大学准教授。

全体討議

建築系ラジオ再開!「新型コロナウイルスが変える建築状況をめぐって」(3/3)
新型コロナウイルス状況下における都市と建築

収録日時:2020年4月25日
収録場所:オンライン収録
収録時間:41分11秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:54.3MB
PLAY 出演者:山口晋作+今村謙人+五十嵐太郎+倉方俊輔+北川啓介+松田達+天内大樹

建築系ラジオ初のオンライン収録を行った。2019年に行われた第1回山田幸司賞を受賞した山口晋作さん、山田幸司賞特別賞を受賞した今村謙人さんを迎えて、久々に建築系ラジオコアメンバーらが集まった。建築系ラジオらしく、オンライン飲み会を行いながらの収録である。
第3部では、新型コロナウイルス状況下における建築が具体的に語られる。ほとんどすべての仕事が止まったけれども、発注なしに屋台をつくる今村謙人さんと、逆にコロナの影響をほとんど受けずにいまも多くの仕事が動いている山口晋作さん、対照的な二人の話が語られます。北川啓介さんからは、新しい仕組みに寄る建築空間構築の準備について、松田は集団免疫後にもとに戻る世界と小さな自粛の繰り返しによる2つの未来と空間の変容について、倉方俊輔さんは、フランク・ロイド・ライトのDensity vs. Dispersal(密集か分散か)というMoMAの展覧会を挙げつつ、密集と分散という対極的な都市の理想像について、天内大樹さんは、ペストの衝撃と「死の舞踏」との関係をメタファーから、制度に支えられた美術と表現意欲の先立つ美術のうち後者への注目を、それぞれ語る。さらに、卒業設計の変化、秋学期入学の可能性、急速なIT化・オンライン化、学生はいつ授業を聞くべきか?など複数の問題が並列的に議論されていく。


・出演者プロフィール

山口晋作(やまぐち・しんさく)
1975年岡山県生まれ。1996年高松高専土木工学科卒業。2002年豊橋技術科学大学大学院修了。同年「倉敷建築工房 楢村徹設計室」入社。2009年に独立し「倉敷建築工房 山口晋作設計室」として活動中。2015年一般社団法人クリエイターズラウンジ理事。2019年建築系ラジオ「第1回 山田幸司賞」受賞。

今村謙人(いまむら・けんと)
建築家。1985年静岡県生まれ。2011年大阪市立大学大学院修士課程修了。2011年株式会社オープン・エー、2012年一級建築士事務所八百光設計部、2012-2014年株式会社ビデオインフォメーションセンター、2017年カモメ・ラボ設立。受賞=山田幸司賞・特別賞受賞(2019年)

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年パリ生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
1971年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
1974年愛知県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

天内大樹(あまない・だいき)
1980年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

全体討議

建築系ラジオ再開!「新型コロナウイルスが変える建築状況をめぐって」(2/3)
オンライン化が変える大学と建築教育

収録日時:2020年4月25日
収録場所:オンライン収録
収録時間:36分22秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:47.9MB
PLAY 出演者:山口晋作+今村謙人+五十嵐太郎+倉方俊輔+北川啓介+松田達+天内大樹

建築系ラジオ初のオンライン収録を行った。2019年に行われた第1回山田幸司賞を受賞した山口晋作さん、山田幸司賞特別賞を受賞した今村謙人さんを迎えて、久々に建築系ラジオコアメンバーらが集まった。建築系ラジオらしく、オンライン飲み会を行いながらの収録である。
第2部では、コロナウイルスにより今季は遠隔授業が標準となった大学において、今後の建築教育をどのように考えていくべきなのか、様々な観点から語られる。座学・ゼミ・CAD・設計製図・卒業設計など、それぞれの授業はどうなっていくのか?出席の考え方はどうなる?友達はつくれるのか?など、コロナウイルス状況下における大学建築教育について、議論が進む。


・出演者プロフィール

山口晋作(やまぐち・しんさく)
1975年岡山県生まれ。1996年高松高専土木工学科卒業。2002年豊橋技術科学大学大学院修了。同年「倉敷建築工房 楢村徹設計室」入社。2009年に独立し「倉敷建築工房 山口晋作設計室」として活動中。2015年一般社団法人クリエイターズラウンジ理事。2019年建築系ラジオ「第1回 山田幸司賞」受賞。

今村謙人(いまむら・けんと)
建築家。1985年静岡県生まれ。2011年大阪市立大学大学院修士課程修了。2011年株式会社オープン・エー、2012年一級建築士事務所八百光設計部、2012-2014年株式会社ビデオインフォメーションセンター、2017年カモメ・ラボ設立。受賞=山田幸司賞・特別賞受賞(2019年)

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年パリ生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
1971年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
1974年愛知県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

天内大樹(あまない・だいき)
1980年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。



全体討議

建築系ラジオ再開!「新型コロナウイルスが変える建築状況をめぐって」(1/3)
自宅待機のいまこそ聞こう、建築系ラジオのおすすめコンテンツ

収録日時:2020年4月25日
収録場所:オンライン収録
収録時間:34分28秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:44.5MB
PLAY 出演者:山口晋作+今村謙人+五十嵐太郎+倉方俊輔+北川啓介+松田達+天内大樹

建築系ラジオ初のオンライン収録を行った。2019年に行われた第1回山田幸司賞を受賞した山口晋作さん、山田幸司賞特別賞を受賞した今村謙人さんを迎えて、久々に建築系ラジオコアメンバーらが集まった。建築系ラジオらしく、オンライン飲み会を行いながらの収録である。
新型コロナウイルス感染拡大状況下において、いまこそ建築系ラジオのオンラインコンテンツが、自宅待機をしている建築学生にも役に立つのではないかということから、第1部では、受賞者二人の紹介の後に、それぞれの建築系ラジオのお勧めコンテンツが紹介される。各メンバーの近況も語られ、建築系ラジオって何?という方にも、ぜひ聞いていただきたい内容。

・出演者プロフィール

山口晋作(やまぐち・しんさく)
1975年岡山県生まれ。1996年高松高専土木工学科卒業。2002年豊橋技術科学大学大学院修了。同年「倉敷建築工房 楢村徹設計室」入社。2009年に独立し「倉敷建築工房 山口晋作設計室」として活動中。2015年一般社団法人クリエイターズラウンジ理事。2019年建築系ラジオ「第1回 山田幸司賞」受賞。

今村謙人(いまむら・けんと)
建築家。1985年静岡県生まれ。2011年大阪市立大学大学院修士課程修了。2011年株式会社オープン・エー、2012年一級建築士事務所八百光設計部、2012-2014年株式会社ビデオインフォメーションセンター、2017年カモメ・ラボ設立。受賞=山田幸司賞・特別賞受賞(2019年)

五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年パリ生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

倉方俊輔(くらかた・しゅんすけ)
1971年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

北川啓介(きたがわ・けいすけ)
1974年愛知県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

松田達(まつだ・たつ)
1975年石川県生まれ。建築系ラジオコアメンバー。

天内大樹(あまない・だいき)
1980年東京都生まれ。建築系ラジオコアメンバー。


東北大五十嵐研ゼミ番外編

シネマアーキテクチャー第二十七夜
2019年映画総括

収録日時:2020年3月11日
収録場所:東北大学
収録時間:87分26秒
ファイル形式:MP3形式
ファイルサイズ:31.5MB
出演者:吉川彰布+佐久間雄基+白鳥大樹+Mirzadelya Devanastya
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久々のシネマアーキテクチャ。今回は2019年の映画総括です。前半は参加者それぞれの私的ベストからアカデミー賞などの話をからめた2019年の傾向について語りました。そして、今回はゲストとしてインドネシア出身のミルザさんにご出演いただき、最近注目のインドネシア映画界の動向についても、お話しいただきました。後半につれ、映画雑談のようになってしまいましたが、否応なしに家にいる時間が増えてきている昨今、のんびりとお聴きいただければと思います。 (白鳥大樹) 

・出演者プロフィール
吉川彰布(よしかわ・あきのぶ)
東北大学大学院五十嵐研究室OB。

佐久間雄基(さくま・ゆうき)
東北大学大学院五十嵐研究室OB。

白鳥大樹(しらとり・だいき)
東北大学大学院五十嵐研究室OB。

Mirzadelya Devanastya(ミルザデリャ・デバナスティア)
東北大学大学院五十嵐研究室博士課程。

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